黒い冷凍庫(冷凍品=文芸社、栗田工業、幻冬舎R等、クンちゃんブログ自費出版関連記事!クリタ創業者野崎貞雄氏発禁本全文)

旧文芸社=日本文学館、幻冬舎R等自費出版(費用著者負担エディション)よろず相談室 クンちゃんのエディタールームの過去記事

これが文芸社削除要求の記事だ!⑦地下応接室の怪(通算No69)

2011年08月11日 22時44分40秒 | 非公開措置15記事のコピー版

栗田工業ちかん裁判関連、野崎貞雄著『大恩・忘恩・報恩』』(文芸社発禁)の全文は、
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これが文芸社削除要求の記事かい! ⑦
“なつ記事”(懐かしのあの記事)⑦  通算No12・2011/5/2UPのリニューアル 


文芸社が削除要求をG00ブログにつきつけ、2011年8月11日にクンちゃんに到達した削除要求にかかる、あの記事、この記事を、ばっちり再録いたします。
クンちゃんの正当な抗弁もむなーしく、間もなく削除されるでしょうから、あなたのファイルに是非収録しておいてください、記念のために。




      
              下駄箱の隅に置き忘れてしまった球根がすっかり芽を出しているのを発見。
              3月下旬にあわてて土に戻しておいたら、この二、三日、遅ればせながらの花!




      
小野寺専務言行録Ⅱ


 小野寺ボクちゃん専務の業務遂行状況について、さらにリポートを続けよう。
 神奈川県厚木市に「心と体のヒーリングセンター」(法人名は別)を開設したボクちゃんこと小野寺専務は、本業などほっぽらかして自分の事業の展開に邁進したが、そうそう顧客層が膨らむということにはならなかったのだろう。時間がたつにしたがって、新宿一丁目、新宿御苑大木戸門北側の文芸社ビル地下にある著者サロンでの医療まがい行為(これはもちろん有料)が頻繁におこなわれるようになっていった。

 ところで、この地下サロンというのは、刊行書籍がずらっと展示されているのが目立つが、明るい雰囲気の喫茶店という感じで、コーヒー・紅茶など各種飲み物類なども出せるような設備とスタッフを配している。この版元はいったいどんな会社なのだろうと訪れる出版希望者には大変良い印象を与えるような造作になっており、前述の契約担当者の商談や編集制作中の著者と担当編集者の打合せなどに使われている。ゆったりしたソファや、いくつもの小テーブルが一定の間隔で並んでいる。

 ボクちゃんのつ「治療室」は、この地下サロの最も奥まったところにある三畳ばかりの小部屋で、ドアでサロンのフロアとは仕切られている。このサロンに人が入るには、外階段から直接入ることは出来ず、すべて一階の受付を経てくるしかない。したがって、治療室に来る患者というのか、顧客といいうのか、仮にクライアントとでもいっておくが、そのご当人たち、ほとんど女性であるが、その方々も文芸社の受付を通ってくるのだから、この治療室は「文芸社附属医療まがい行為室」というような格好で認識されていたとしても不思議ではない。

 そのうちに、またぞろ良からぬ話がクンちゃんの耳に入ってくるようになった。今度はなんだい? 小野寺はもう簡易ベッドはごろごろ転がしてねえだろうよってなわけで話を聞くと、これがまたまた困った話! ある理由のため、この小野寺ボクちゃん治療室に近い席をみんなが敬遠しているという。しかし、著者やお客さんで込み合ってどうしても治療室近くの席しか空いてない場合もある。そんな不運なめぐりあわせの日には、じっと手を見ながらお客と応対するというが、いつそれが聞こえるか気が気じゃなくて得意のセールストークにも身が入らんというのだ。契約第一の会社としては、大変に由々しき問題である。

 苦情を総合すると、要するに「なんか妙な声が治療室のドアから漏れいずる」のだという。
 これはいま、あなたが想像した種類のものとは少々趣を異にするので、ちょいと説明を要する。
 ボクちゃんの治療というのは、見たことも受けたこともないので、よくわからんが、ベッドを使うのだから、クライアントは横になったり、縦になったりするのだろう。このクライアントに対して、ボクちゃんはワイシャツの腕まくりもりりしく、手かざしかなんかをしちゃうのだろうが、中国整体も絡んでいるのだから、おそらく体の経絡というかツボというか、そんなところを押したり、さすったりするようなこともあるはずである。
 そうすると、そのときにどうしてもある種の声を発してしまうのが人間の特質。
 そう、たとえて言えば、これはどこの家庭でもそうであるが、「ああ、きょうは疲れた。おーい、ちょっと肩もんでくれ」なんてことを言って、5回に1回はうまい具合に女房に肩なんぞもんでもらうことに成功する。そのときに、「うふーん」とか「アァッアー」「ムヒー」「うっうっうー」などといううめき声というのかよがり声というのか、思わずそんな類の声を出してしまうのは誰でもよくあることだ。おそらく、それと同じような声が漏れてくるのであろう。

 しかし、それが著者との打合せやこれから契約をいただこうという商談の真っ最中に、閉じられたドアの向こうから聞こえてきたとしたら、どうだい。えっらい、まっずいわな!

  著者「それで、だいたいいつごろ、そのゲラというやつがあがってくるんですか」
     「アァッアー」 
  編集「なるべく早くお出しして、よく読んでいただいたほうがいいので、そんな日程を」
     「うっうっ、うー」 
  著者「どこか、別の席はあいてないんですか、ここはちょっと、なんか、変だねえ…」
     「うふーん」 
  編集「すんまへん、きょうはご覧のとおりの込みようでして…コーヒーのお代わ…」
     「アッはーん」 

 こんな具合になってしまうのだ。

 しかも、しかもだよ、担当者は冷や汗たらたら、お客はそわそわで落ち着かず、何を話しているかわからないうちに、やがて医療まがい行為は終わるのだ。すると、なにやら上気した表情で女性クライアントとボクちゃんが連れだってドアを出てくるのですゾ! 額の汗かなんか拭きながら…ね。これじゃあ、うまくいく話もうまくいかんわなあ。ホンマに瓜谷社長がこんなんのを、「ご承認」してたんやろかねえ!

 編集者と著者の打合せは既に契約済みの方々が相手だから、なんとかかんとか言い逃れることもできよう。
 しかし、深刻な被害者は、契約担当者のほうである。
 実際に、お客さんが怒って帰ってしまった例だってクンちゃんにちゃんと報告されているのだ。そりゃそうだろうよ、気分を害して帰るよ、フツーは。

 「契約、契約、契約!」「数字、数字、数字!」とほざいている一方で、大切な著者候補を怒らせてどうするんじゃい!とその契約担当者はボクちゃんの度し難い無神経ぶりに怒り狂っていた。

 これはいかにもまずい、てんで、クンちゃんは首輪もせずに総務部へすっ飛んで行って、「地下サロのあの声をなんとかしろってボクちゃんに言ってくれ」と頼んだが、「そんなことは言えまっせん!」と素っ気ない。
 このときは、やむなく千場取締役のところへも行って、「小野寺ボクちゃんにはさんざん言いたくないことを言い続けてきた。今度はそっちでなんとかしろ」と強く迫ったつもりだが、「それは困ったなあ」というだけだったとの記憶である。また、監査役にもわざわざクンちゃん執務室へ来てもらって話をしたが、残念ながらこれといった変化はあらわれなかった。
 つまり、そうとう長い間、この「アァッアアー」だの「ヒィー」だのといった声ある声は、地下サロの悪しき「名物」として多くの従業員と客筋の顰蹙をかっていたことになる。

 その顰蹙の中、センターは厚木を撤退することになり、名目上の所在地はあるものの、実際には文芸社8階執務室と地下サロを仕事場としてしのいでいた。当然、地下サロの状況はそのままである。というより、さらにクライアントの来訪は多くなるのだから、状況は悪化したといえる。もう、どっちが本業なんやら??? クンちゃんもさすがに呆れ果てて、ボクちゃん本人に何か言う気にはなれなかった。

 そのうち、会社の裏手、といっても前報の「Shin Gyoen」の方ではなく、花園小学校の裏手、ルネなんとかいう高層マンションに事務所を借りたというので、ようやく地下サロでのクライアント治療はほぼ姿を消し、名物も聞かれぬこととなった。

 これでひと安心と思いきや、しばらくすると、それは昨年のあの暑い夏のさなかであったが、またまたとんでもない話がボクちゃんからクンちゃんに打ち明けられることになる。そうして、そのことからクンちゃんは、この版元ともボクちゃんとも、もはやサヨナラするほかはない、という気持ちになっていくのであった。                                      
                                                       (この項つづく)

 

  小野寺ボクちゃんのお教えをいただきたい方は、
  このなんとかヒーリングセンターに行くとよい。現在は下記にあると同社HPにある。その所在地をよくよく記憶してたもれ。          
 


心と体のヒーリングセンター
〒160-0022 東京都新宿区新宿5-3-15
レシピ新宿ビル 4F
電話番号:03-6380-4778

<交通>
東京メトロ丸の内線「新宿御苑前」駅 徒歩8分
都営新宿線「新宿三丁目」駅 徒歩8分
地図はこちら
※地図によりましては、旧名称であるNAOビルと記載されています。


 



掲載予定記事の一例 
  (予告。掲載順ではありません。体調不良と老齢のため、不定期のアップになります。ご了承をお願いします。内容は変更される場合があります。)

◆ノルマ達成には、契約書も偽造してしまうほどのプレッシャー!其の七   本日号はこれ!
(契約現場のありさま。圧力をかける側、小野寺専務や千場取締役ら高級(高給)幹部はいったい何をやっているのか。)
文芸社地下サロで有料治療行為も。社長承認ならアキレタボーイズ!

◆ノルマ達成には、契約書も偽造してしまうほどのプレッシャー!其の八
(契約現場のありさま。圧力をかける側、小野寺専務や千場取締役ら高級(高給)幹部はいったい何をやっているのか。)
【東京都に摘発されたMMSを文芸社内でも堂々販売、甲府・七沢研究所、ロゴストロン研究所とのかかわりほか】
●新風舎と碧天舎の倒産前後
■自費出版図書館はどうなっちゃったか。あの人が何故?
●特定商取引法改正と自費出版業界(あのカネが戻ってくれば…そんな方必読) 
■鬼蜘蛛おばさんこと「北の論客」松田まゆみさんの主張 (其の壱・調査活動の顚末)
(其の弐・まゆみさんが詐欺罪で文芸社を告発。小野寺専務らに代わって東京地検に何度も呼び出されたクンちゃんの泣き笑い)
●鬼蜘蛛おばさんこと「北の論客」松田まゆみさんの主張(其の参・まゆみさん告発で、東京地検捜査をどうすりぬけたか、その真相)

◆文芸社が東京経済・渡邊勝利氏を名誉棄損で訴えた裁判(いわゆる渡邊裁判の顚末) 
◆渡邊裁判敗訴後の渡邊勝利氏とその末路(あの威風堂々の男が…カネには勝てんのか!?)
●祝 この春、新宿旧NAOビルに一族郎党揃い踏み、ゲェッ!あれが4階に! するってえと、日本文学館ってのは?
◆現在、係争中の裁判リポート(「300冊配本はウソ」とがなりたてるアホにてこずるボケ、ほか)

(上掲写真説明=クエン酸・青瓶とMMS・緑瓶=左側2本をコピーして計3本に合成しています。)

これが文芸社削除要求の記事だ!⑥医療まがい行為(通算No68)

2011年08月11日 22時39分46秒 | 非公開措置15記事のコピー版

栗田工業ちかん裁判関連、野崎貞雄著『大恩・忘恩・報恩』』(文芸社発禁)の全文は、
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これが文芸社削除要求の記事だっぺ! ⑥
“なつ記事”(懐かしのあの記事)⑥   通算No11・2011/4/30UPのリニューアル


 文芸社が削除要求をG00ブログにつきつけ、2011年8月11日にクンちゃんに到達した削除要求にかかる、あの記事、この記事を、ばっちり再録いたします。
クンちゃんの正当な抗弁もむなーしく、間もなく削除されるでしょうから、あなたのファイルに是非収録しておいてください、記念のために。


 
  
  


 小野寺潤専務言行録Ⅰ

 ちょっと何日か、パソコンの前を留守にしておりまして、大変、お待たせいたしました。
 持ち歩きでき、かつ環境にかかわらず発信できるタイプのものを導入したい、とは思っていますが、まだ先のようです。
 さて、さっそく本題に入ります。


 「契約!契約!」と毎日、毎日、圧力をかけられる人びとの行き着く先の話を続けてきたが、今回、次回は逆サイド、圧力をかけるほうの方々がどんなに大変な思いをして連日精励しているか、はたまたその難行苦行はいかほどか、について考察してみることにする。

 既に何度も述べたように、7階のクンちゃん執務室にはすべての部署から人がやってきて、余談としていろんなことを言っていく。
 そのすべてが真実というわけではないだろうが、かなりの確率でこれは事実だろう、というネタもしばしば飛び込んでくる。
 そのネタの中には、やはりどうしても本人に一言いっておかねばならないというものがある。
 言いたくないが、言わねばならぬ、というやつである。クンちゃんはこれまでにいったい何度、この小野寺専務に苦言を呈してきたことだろうか。
 到底、通常人では口に出来ぬような内容も多々あった。

 そのうち、最も言いにくかったのは、「会社営業日の夜は会社近くの宿泊施設を女性同伴で使わないように」ということだった。
 これは、男女複数の人間が、別々のときにクンちゃんのところにやってきて、会社裏のガソリンスタンド隣、ぴかぴかの反射ガラスビル(これは是非知っておいてほしいが、このガラスは外からは中が見えぬが、中からは外が全部見えているのだ!)の向こう側にある、たしか「Shin Gyoen」とかいう一種のホテル(念のため、どのような外観の施設であるか、当時視察した)に入っていく二人連れを見た、そのひとりは小野寺ボクちゃんであり、もうひとりはなんとか課の**だというのである。まあ、ボクちゃんがどこのホテルを使おうと、おまえの知ったこっちゃないだろうと軽くいなそうとするが、相手もかなり頭に来ていて簡単には引っ込まない。曰く、「こっちはカネも出ない残業で疲れて、やっとこさ始末をつけて、ちょっと一杯ひっかけてけえろうかと外に出りゃ、このありさま、まったく、いい気なもんだぜ!」「間違いなく、あのふたりよ!」と息巻くばかり。
 しょうがないので、総務部に行って、「ボクちゃんに、遠くの施設を利用するように言ってくれ」と頼んだが、「そんなことは言えまっせん!」と素っ気ない。

 しょうがないついでに、小野寺氏の8階執務室へ行って、「とにかく、近場はやめて、不便でも遠くのほうでやってくれ」「苦情がこっちに来て、大弱りだ」というような話をした。ご本人は、絶対そんなことはあり得ない、そんなところは使ったことがない、と完全否定しているのだった。真偽は未だ明らかになっていないが、本人が否定しているからにはなんかの間違いに違いない。ただし普通の感覚では、いくらなんでも、ということに落ち着くはずのものが、このお方の場合は少々異なるから、多少ややこしくなる。なにせ、狭くて狭くて著者の来客時のやりくりに頭を悩ませる会社裏駐車場に、もう何年もの間、自分の車を昼夜を問わず自前の駐車場代わりとして常時停めっぱなしにしていて、なに憚らぬご仁なのだから…というのはホンの一例。それにしても、駐車場ぐらい借りてくださいよ、ボクちゃんの報酬なら借りられますよ!

 さて、この小野寺ボクちゃん、いわゆるスピリチュアリティ系というのかなんなのか知らぬが、中国整体もどきのなんたらいうやつに相当以前から凝っていて(本人談)、はじめは川越の帯津良一博士のところをうろちょろしている程度だったが、その後、神奈川県厚木市で「心と体のヒーリングセンター」というのを開業するに至る。従業員には就業規則で副業を懲戒処分の対象にしていて、最高幹部はこのありさまである。それから、もう3年ぐらいが経過している。

 http://www.healing-center.jp/index.html

 厚木のセンターにしばしば出かけるから、当然留守がちになる。何か用があっても本人がいない。ボクちゃんがどこに行って、何をしているかは、知らない者などひとりもいない。せかせか契約、契約と追いまわされている人間だらけの中で、最高幹部がこんなことをやっている。部下がどう思うかなんていうことは気にもならないのである。
 
 そうこうしているうちに、今度は妙な話が立て続けに入ってきた。ボクちゃんが、なんだか車輪付きの大きなモノを持ち運んで、連日、会社内をうろついている、というものだった。
 調べてみると、そのなんとかセンターの客というのか患者というのか、厚木まで行かずに新宿のほうが都合がいいという人に対して、会社内で有料で医療まがいの療法を施しているというのだ。持ち運んでいる大モノというのは、どうも簡易ベッドのようである。それに覆いをかけて押して歩いているのだ。どうやら、その医療まがい行為をおこなうために、その日あいている2階応接室か地下サロン奥の小部屋に問題の簡易ベッドを、わざわざ8階からエレベーターで運んでいく姿が多くの子羊たちに目撃されていたのである。
 さっそく、クンちゃんは総務部へ行って、「あのボクちゃんのベッド、なんとかするよう言ってくれ」と頼んだが、「そんなことは言えまっせん!」と素っ気ない。

 しょうがないので、しぶしぶ8階執務室へ行ってみると、ありゃりゃ、いつの間にか、壁やデスクになんだか方位を図示したようなもの、お札のようなものがあちこちに貼り付けてあって、麻原のオウム信徒がかぶっていた電磁波ヘルメットに角が生えたようなへんちくりんなものも鎮座ましましている。おまけに新宿ドンキホーテに自転車で行って、35円だかで仕入れたペットボトル入りの水が積んであったりして、なんたる雑然さ(この35円だか40円の水を、センターの独特の機械にかけると、すんばらしいものに変質して、たちまち売値3500円だか4000円だかに早変わりする、ボクちゃんはこのようにのたまいたもうたのである)。

 クンちゃんも自分の7階執務室がどのような惨状にあるかは百も承知なので、さすがにボクちゃん執務室の余分なモノたちには言及できなかったが、必要最小限のことは言ってきた。

 ク ン「小野寺さん、なんか最近、ベッドのような大荷物をごろごろ運んでるっていう話ですね。
     社外の人間も社内を歩いているんだから、みっともないことはやめてもらいたいですね!」
 ボ ク (ひと呼吸おいて)
    「いや、これは会社として近々立ちあげようとしている新規事業の関連なんですよ、
     瓜谷社長からもご承認いただいているんです」
 ク ン「それなら、それで正規の仕事なんだから、他の誰かに指示して運ばせればいいじゃないですか。
     いやしくも現場の最高責任者が、そんなもんをてめえでうろうろ運んでちゃ、まずい!
     いろんな人が見ていて、あきれけえってまっせ。みっともないことこのうえない」
 ボ ク (ひと呼吸おいて)
    「いや、まだ正式決定とはまでは行かないんで、誰かに運ばせるってのも、むづかしいんですう」
 ク ン (しばし絶句ののち)
    「んじゃ、しょうがないから、使う場所は2階なら2階、地下なら地下と場所を決めて、
     簡易ベッドをあちこちごろごろと持ち歩かないようにしてもらいたいですね」
 ボ ク (ひと呼吸おいて)
    「ああ、そうですね、それなら目立たないから」

 こんなやりとりのあと何日かたって、ボクちゃんの「治療所」は、地下サロン奥の小部屋と定まったのである。 
以下、センターの新宿移転の経過などは次回。
   
   
  (この項つづく、2回では終わらず、3回になる見通しです。 第2回はあした1日中にアップ!


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 ◆ノルマ達成には、契約書も偽造してしまうほどのプレッシャー!其の六  Up!Tonight
    小野寺専務は文芸社地下サロで有料治療行為
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 ◆ノルマ達成には、契約書も偽造してしまうほどのプレッシャー!其の七
 (契約現場のありさま。圧力をかける側、小野寺専務や千場取締役ら高級(高給)幹部はいったい何をやっているのか。)
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 ●新風舎と碧天舎の倒産前後
 ■自費出版図書館はどうなっちゃったか。あの人が何故?
 ●特定商取引法改正と自費出版業界(あのカネを取り戻せたら…そんな方は必読) 
 ■鬼蜘蛛おばさんこと「北の論客」松田まゆみさんの主張 (其の壱・調査活動の顚末)
 (其の弐・まゆみさんが詐欺罪で文芸社を告発。小野寺専務らに代わって東京地検に何度も呼び出されたクンちゃんの泣き笑い)
 ●鬼蜘蛛おばさんこと「北の論客」松田まゆみさんの主張(其の参・まゆみさん告発で、東京地検捜査をどうすりぬけたか、その真相)

 ◆文芸社が東京経済・渡邊勝利氏を名誉棄損で訴えた裁判(いわゆる渡邊裁判の顚末) 
 ◆渡邊裁判敗訴後の渡邊勝利氏とその末路(あの威風堂々の男が…金には勝てんのか!?)
 ●祝 この春、新宿旧Naoビルに一族郎党揃い踏み、ぐぇぇ!あれも4階に! えっ、じゃ日本文学館ってどういう会社なん?(旧厚生年金会館ホール西側左入る)
 ◆現在、係争中の裁判リポート(「300冊配本はウソ」とがなる古沢裁判に、クンちゃん文芸社敵性証人として出廷を検討、ほか)

   
  (上掲写真説明=クエン酸・青瓶とMMA・緑瓶=左側2本をコピーして計3本に合成しています。)  

これが文芸社削除要求の記事だ!⑤詐欺(通算No67)

2011年08月11日 22時24分53秒 | 非公開措置15記事のコピー版

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これが文芸社削除要求の記事なんだよ! ⑤
“なつ記事”(懐かしのあの記事)⑤  通算No10・2011/4/24UPのリニューアル

 

文芸社が削除要求をG00ブログにつきつけ、2011年8月11日にクンちゃんに到達した削除要求にかかる、あの記事、この記事を、ばっちり再録いたします。
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          きのうは終日強い風雨で、夕方、ちょっと陽がさしました。
     

  クンちゃんのWeblog「本屋に並ぶ[私家版]その光と影 其の四」でちょっと書きかけた三陸の「騙し人」について、書かなければならない順番が来た。気が重い。
 この詐欺事件を単なる個人的、例外的犯罪であると片付けたい向きもあるだろう。確かにそういう要素を否定することはできない。しかし、その経緯を調べていくと、この版元の契約担当部署の悪しき土壌、ノルマ第一主義という悪しき土壌に咲いた仇花であることが明らかになるのである。

 この人、仮に阿川くんと呼んでおくが、或る時、競馬の的中する予想といううさんくさい応募原稿を没にするにあたり、社内で競馬のプロとかいう異名をとる彼を呼んで、話を聞いた。まったく弁舌さわやか、ぼそぼそしゃべるクンちゃんとは大違いの好青年だったが、今になって思えば、あれこそが根っからの詐欺師の素養なんだな、とも思える。

 そんなきっかけで、阿川くんはしばしばクンちゃんの部屋に来るようになって、いろんな話をしていった。
「パチンコで大損しているやつがいっぱいいるが、大バカ者である。だいいち時間がもったいない。自分がやっているように負けが込まない形で少額の競馬投資をすれば悠々やっていけるのだ!」とかいう持論で、まあ小バカ者のひとりには列してしまうクンちゃんとしては、ハハアと拝聴したものである。「いっぺん、場外(馬券売り場)にお連れして、ご指南いたしましょう」とかいう誘いに乗っていたら、今ごろは新宿御苑の新宿門あたりで寝泊まりするはめに陥っていたことだろう。
 阿川くんの事件が発覚して、その真相が明らかになると、その言葉とは裏腹に阿川くんは競馬で大損こいていて消費者金融などに多額の債務があり、会社でも社内の人間から寸借詐欺的に何十万円ずつかの借金を重ねていたことがわかった。

 阿川くんの詐欺がバレたのは、被害者である著者から担当編集者に入った一本の電話からである。

「阿川さんが、私の本は内容が素晴らしいから、大きめの新聞広告を出したら必ず売れるからって勧めるのよ。それで、そうしようって気になったの。なんか自分の知り合いの広告代理店枠ならふつうよりすごい安いからって言うので、阿川さんの預金口座にお金を振り込んだわ。
 だけど、いつまで待っても、その広告が載らないのよぉ。こっちとしても、本人の口座に振り込めってのがなんとなくおかしい話でしょ、で、ずっと黙ってたんだけど…。
 きょう、もう我慢できないから消費者センターに行くって阿川さんに電話したら、急に大きな声出して、お前も共犯なんだぞ、消費者センターでも葬祭センターでも、どこでも好きなとこへ行きゃあいいだろう!って怒鳴って、電話を叩き切ったのよぉ。お宅の会社って、いったいなんなのよぉ!」――。
 こんな調子の電話に驚いた編集者の通報で、ただちに調査が開始された。

 まず、クンちゃんと手前川社長室長のふたりで謝りに行った。風月堂の、なんだったか、お菓子を持って、目白のほうの高級高層住宅に住む著者の老婦人を訪ねた。かなり怒っている。だが、自分にも落ち度があるんじゃないかと思っているらしく、ある節度を保っている。平謝りにお詫びして、すぐお金をお返しするということで許してもらった。

 このあとの阿川本人に対する調べはもっぱら社長室長らが担当したが、連日、出るは出るは、の報告で唖然とした。しかも、はなからお金を騙し取る意図がはっきりしていて、広告など載せる気はまったくなかったというのだ。本人としても、「そのうちバレるだろうけど、しようがない」と、破たんするのは時間の問題だということを承知之介の行為だったと述べている。

 結局、被害者の数は何十人かにのぼる、結構な広告詐欺事件になったような記憶だ(前回、お断りしたように「クンちゃん事件簿」が出てこないので、数字は書けません。ご了解ください)。たとえば大手新聞一面下に「さんやつ」(天地3段、左右8分の1)など大きな広告を載せるという約束で、比較的小さな額である十数万円から何十万円かの金額を自分の口座に振り込ませる手口がメインだった。

 消費者金融などへの借金返済がピンチになった1年半ぐらいの間に、自分が契約を担当した著者に相手構わず詐欺話を持ちかけていたような勢いにはびっくりしたが、それよりも不思議なのは、なぜバレるまでに相当の時間がかかったのか、という点。

 これは、騙し取った金額が比較的小さかったこと、「安いキャンセル枠だから、時間が必要」というもっともな言い訳でごまかしてきたこと、社会的な常識に反して会社口座ではなく阿川個人の口座に振り込んだ著者の多少後ろめたい気持ち、などがその要因と考えられる。中には、販売部が独自の判断で載せる広告として、阿川くんがすでにカモった著者の作品が偶然に掲載された例もあり、その著者は自分の費用で掲載されたものとして満足していたという例もあった。

 会社は被害著者に対し、支払い済みのお金イコール騙し取られたお金を全額返金し、阿川くんが著者に約束したとおりの大きさで、約束どおりの媒体に広告を会社の費用で掲載してお詫びした。これらの費用はもちろん、阿川くんにすべて求償されることになる。先に書いた、クンちゃんが阿川くんちを訪れたのは、総額1600万円以上にふくれあがったこの版元の債権、阿川くん側にとっての債務を、三陸の町の公証人役場で公正証書にするためだったのである。

 この詐欺事件の時も、小野寺専務や他のだれかが管理責任を問われるということはなかった。少なくとも、こんな部下を出したら、自分も会社にいられなくなるぞ、という抑止力になるような処分は一切なかった。みんながみんな、「知らなかった」で済ませてしまったのである。

 実は、この阿川くん、ノルマなど全然気にならぬ、契約高第1位のトッププレイヤーだったのである。ノルマ第一主義の世界では、トッププレイヤーは強い。いつまでも広告が出ないことに業を煮やした著者から問合せが入ることもあっただろうし、不穏当なやりとりを耳にする上司だっていたはずである。しかし、トッププレイヤーはわがもの顔で、ありもしない詐欺話を、公然と自分のデスクでしていたのである。管理責任、監督責任がないなどと決して言えないケースだったはずである。
 
                                                   (この項続く)
 


掲載予定記事の一例   
 (予告。掲載順ではありません。体調不良と老齢のため、不定期のアップになります。ご了承をお願いします。内容は変更される場合があります。)

 ◆ノルマ達成には、契約書も偽造してしまうほどのプレッシャー!其の伍 Up!Today  
 (契約現場のありさま。新聞広告料金詐取など別タイプの犯罪に手を染めてしまう人びと)
 ◆ノルマ達成には、契約書も偽造してしまうほどのプレッシャー!其の六
 (契約現場のありさま。圧力をかける側、小野寺専務や千場取締役ら高級(高給)幹部はいったい何をやっているのか。)
  【東京都に摘発されたMMSを文芸社内でも堂々販売、甲府・七沢研究所、ロゴストロン研究所とのかかわり、ほか】
    
 ◆ノルマ達成には、契約書も偽造してしまうほどのプレッシャー!其の七  
 (契約現場のありさま。圧力をかける側、小野寺専務や千場取締役ら高給(高級)幹部は何をやっているか。)
  【文芸社地下サロで有料治療行為も。社長承認ならアキレタボーイズ!】
 
 ●新風舎と碧天舎の倒産前後
 ■自費出版図書館はどうなっちゃったか。あの人が何故?
 ●特定商取引法改正と自費出版業界(あの出版費用を取り返せれば…)
 ■鬼蜘蛛おばさんこと「北の論客」松田まゆみさんの主張 (其の壱・調査活動の顚末)
 (其の弐・まゆみさんが詐欺罪で文芸社を告発。小野寺専務らに代わって東京地検に何度も呼び出されたクンちゃんの泣き笑い)
 ■鬼蜘蛛おばさんこと「北の論客」松田まゆみさんの主張(其の参・まゆみさん告発で、東京地検捜査をどうすりぬけたか、その真相)

 ◆文芸社が東京経済・渡邊勝利氏を名誉棄損で訴えた裁判(いわゆる渡邊裁判の顚末) 
 ◆渡邊裁判敗訴後の渡邊勝利氏とその末路(あの威風堂々の男が…金には勝てんのか!?)
 ●日本文学館ってどういう会社?幻冬舎は?
 ◆現在、係争中の裁判リポート -->

これが文芸社削除要求の記事だ!④印鑑偽造(通算No66)

2011年08月11日 22時14分38秒 | 非公開措置15記事のコピー版

栗田工業ちかん裁判関連、野崎貞雄著『大恩・忘恩・報恩』』(文芸社発禁)の全文は、
当ブログ通算No43にて好評掲載中! 最大画面でご覧ください。便乗お知らせでした。

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これが文芸社削除要求の記事でござる! ④
“なつ記事”(懐かしのあの記事)④  通算No9・2011/4/22UPのリニューアル


文芸社が削除要求をG00ブログにつきつけ、2011年8月11日にクンちゃんに到達した削除要求にかかる、あの記事、この記事を、ばっちり再録いたします。
クンちゃんの正当な抗弁もむなーしく、間もなく削除されるでしょうから、あなたのファイルに是非収録しておいてください、記念のために。
 


   
        フンフン、そりゃあハンコ屋さんなら簡単だなあ! 



 今回の掲載予告のコピーが、「実家がハンコ屋」「とんでもない」というような趣旨になっているので、実家がハンコ屋だろうがワンコ屋だろうが、それがどうしたッ、といぶかる向きもおありと思う。

 ふつーはまさにそのとおり。
 犬屋さんでもワンコ蕎麦屋さんでも、一向にかまわないのだが、今回はちょっこし珍しすぎるお話!

 実は、No8掲載のちなみ写真の部屋から大慌てで撤収してきたので、「クンちゃん事件簿」のメモ書きノートがどの段ボール箱に押し込められているのか、未だにわからない。どの箱もどの箱もぐちゃぐちゃで、探す気になれないのだ。それで、細部の数字や日にちについてはクンちゃんの記憶だけが頼り。事実とは多少違うかもしれない。この点をまずお断りしておきたい。人名はおおむね仮の名前にしてある。

 今となってみればもう4年、あるいは5年も前のことじゃないかとの記憶。大学館という大どころの版元にいたというふれこみで川口サンという人が編集部に入ってきた。公募だったと思う。その川口サンは勤続1年ちょっとぐらいで、役員ではないが、当時の編集本部・本部長となり、その一方で会社など法人に対する出版勧誘を専門とする部署の責任をも担うこととなった。なかなか良い成績で推移していたような印象が残っている。
 この人はクンちゃんとは同じようないわゆる全共闘世代で、この世代の編集者や新聞記者出身の人間にありがちな、まったくいい加減な性格であることもよく似ていたような気がする。しかし、何年やってても居るというだけで、忘年会ひとつ開催できない若林編集部長と異なり、川口サンが本部長だったその年末だけは、編集部門の忘年会があったことを覚えている。

 さて、その川口サンの部下に富狩(とがり)くんというのがいて、どちらかというとむっつりねっちりタイプの男だったが、この人もそこそこの成績をあげ、ときどきは名の知れた会社の契約なんかも取ってきていた。ところが、彼の契約はしばらくたつと妙なことに話が立ち消えになることが多く、困ったもんだと言っているうちに、会社にまったく姿をあらわさなくなってしまった。上司の厚木くんや有田くんたちが連絡してもさっぱりラチがあかない。

 これはおかしい、ということで、富狩くんの会社デスクを衆人環視の中で検証すると、えらいものが出てきた。出版契約の相手方契約者(会社)の部分を切ったり貼ったりして工作真っ最中の契約書が出てきたのである。このとき、川口サンは社内におらず、この偽造契約書の発見も、ここから発して調べが進んでいくことも、しばし知り得なかったという記憶がある。

 富狩くん担当の、途中で立ち消えになったり、まったくストップしたままの六つ、七つの案件を追跡していくと、いずれも相手方から第1回の払込金、数十万から百何十万円というお金は支払われている。いずれも富狩クンが現金で預かってきたという、まったく珍しいパターン。そして、そのままむにゃむにゃになっている。
 契約書には、相手方会社の社名スタンプ、角印、代表印だってきちんきちんと押されている。うーん、まったく不思議なことがあるもんよ、各相手方からはそのお金の返還請求さえ来ていない。クンちゃんの常識では解析不能。やむなく契約書に表示されている電話番号をダイヤルしてみると……、これがきちんとつながるのだ。
 それで、広報に回してもらい(いずれもちゃんと広報部門があるような会社である)、こちらがこれこれと名乗って経緯を話しかけても、相手の担当者はちんぷんかんぷんの答え、あわてて電話を切る。
 
 これはいったいどういうことなのか。
 
 結局、いろいろ事情を調べていくと、富狩くんは何か月か全然契約が取れず、このままではノルマが達成できない。会社を辞めなければならない。家族に対する面目丸つぶれといった状態を回避するために、架空の契約をでっちあげることを思いついた。それで、本来なら営業をかけるのにふさわしいと思われる会社を物色し、その会社の代表者名などを調査したうえ、ニセ契約書を事もあろうに自分のデスクでこつこつつくっていたというわけだ。

 おまけに預かってきたという第1回払込金は自分の懐から出しており、合計で600万円を超えていたと思う。個人の出版契約よりも契約総額が高い法人契約では、契約報奨金も個人よりは高いが、こんな多額のお金を自分で出していては到底ゼニ勘定が合わない。しかし、富狩くんの自宅へ出向いた有田くんらの話では、富狩くんの実家は横浜郊外の富裕な土地持ちであって、この程度の出費より自分の見栄のほうが大切なのかもしれんね、ということだった。この版元の過剰なノルマ押しつけが生んだ悲しい喜劇である。
 
 それにしても、シロウト探偵たちに残された疑問がひとつあった。あの社判や代表印、横判などはどっかで作ってもらったんだろうけど、1か所のハンコ屋にちょいちょい同じ人間が、それも別の会社のハンコを作ってくれと頼みに行くわけにはいくまい。怪しまれちゃうからな。きっと、あっち、こっちと歩き回って作ったんだな、とちょっこし気の毒がっていた。

 ところが、ところが、その後に判明したことを聞いて口をアングリ! 川口サンの実家は、なっなんと「ハンコ屋さん」だったのである。つまり会社幹部たる川口サンぐるみの犯行(印鑑偽造、有印私文書偽造・同行使、報奨金詐欺)であって、探偵小説ならまさに「禁じ手」に該当するのである。おまけに、川口サンはそれらのハンコ代まできちんと富狩くんから受け取っていたというから、呆れてモノが言えない。

 このときも、川口サン、富狩くんは会社を去ったが、あとはなんにもなし、たったそれだけなのである。しかも、この川口サンはその後少なくとも2年間は「顧問」として捨て扶持を頂戴していたのだ。地位相応に知り得た、いろんなダーティな部分をあっちこっちで言いふらしたり、インターネットのブログなんかで公開してもらっちゃ困るんだよ。まあ、「顧問」というのは便宜そのもので、なんの「顧問」なんだかっ!てことだけどね。この会社では一定の高い地位にのぼると間もなくいなくなる、いつのまにか消えているってことが多いんだけど、不祥事で辞めても、みんな要らんことを知りつくしている連中なので、捨て扶持で口を封じておかなくてはならんというわけだ。

 とにかく、「監督責任」「管理責任」という言葉はこの版元の用字用語マニュアルには、ない。
 小野寺専務(当時は平取)なんかは何回首を差し出しても足りないような重大責任があったにもかかわらず、いつでもなんにもなし。何があっても必ず生き残る不死身の男。
 この土壌こそが、この度の新聞広告掲載契約書偽造や次回述べる詐欺事件の温床になっているのではないか。
 もちろん、最終的には瓜谷社長に重大な責任があることは言うまでもない。
                                                                (この項つづく) 


 掲載予定記事の一例  
 
 (予告。掲載順ではありません。体調不良と老齢のため、不定期のアップになります。ご了承をお願いします。内容は変更される場合があります。)

 ◆ノルマ達成には、契約書も偽造してしまうほどのプレッシャー!其の四 Up!Today 
 (契約現場のありさま。圧力をかけられる人びと。偽造は前からの伝統! 実家がハンコ屋だったという、とんでもない話)

 ◆ノルマ達成には、契約書も偽造してしまうほどのプレッシャー!其の伍
 (契約現場のありさま。新聞広告料金詐取など別タイプの犯罪に手を染めてしまう人びと)
 ◆ノルマ達成には、契約書も偽造してしまうほどのプレッシャー!其の六
 (契約現場のありさま。圧力をかける側、寺野専務や千場取締役ら高級(高給)幹部はいったい何をやっているのか。)
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 ◆ノルマ達成には、契約書も偽造してしまうほどのプレッシャー!其の七
  
 (契約現場のありさま。圧力をかける側、小野寺専務や千場取締役ら高給(高級)幹部は何をやっているか。)
  文芸社地下サロで有料治療行為も社長承認ならアキレタボーイズ!】
 
 ●新風舎と碧天舎の倒産前後
 ■自費出版図書館はどうなっちゃったか。あの人が何故?
 ●特定商取引法改正と自費出版業界(あの出版費用を取り返せれば…)
 ■鬼蜘蛛おばさんこと「北の論客」松田まゆみさんの主張 (其の壱・調査活動の顚末)
 (其の弐・まゆみさんが詐欺罪で文芸社を告発。寺野専務らに代わって東京地検に何度も呼び出されたクンちゃんの泣き笑い)
 ■鬼蜘蛛おばさんこと「北の論客」松田まゆみさんの主張(其の参・まゆみさん告発で、東京地検捜査をどうすりぬけたか、その真相)

 ◆文芸社が東京経済・渡邊勝利氏を名誉棄損で訴えた裁判(いわゆる渡邊裁判の顚末) 
 ◆渡邊裁判敗訴後の渡邊勝利氏とその末路(あの威風堂々の男が…金には勝てんのか!?)
 ●日本文学館ってどういう会社?幻冬舎は?
 ◆現在、係争中の裁判リポート



これが文芸社削除要求の記事だ!③刷新の萌芽(通算No65)

2011年08月11日 22時07分25秒 | 非公開措置15記事のコピー版

栗田工業ちかん裁判関連、野崎貞雄著『大恩・忘恩・報恩』』(文芸社発禁)の全文は、
当ブログ通算No43 http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/04149ed191fec7a752b99d69db0b4ade にて好評掲載中!
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これが文芸社削除要求の記事やんけ! ③
“なつ記事”(懐かしのあの記事)③   通算No8・2011/4/21UPのリニューアル


 文芸社が削除要求をG00ブログにつきつけ、2011年8月11日にクンちゃんに到達した削除要求にかかる、あの記事、この記事を、ばっちり再録いたします。
クンちゃんの正当な抗弁もむなーしく、間もなく削除されるでしょうから、あなたのファイルに是非収録しておいてください、記念のために。




 

 関沢くんが偽造を認めたことで、退職日が目前に迫っているにもかかわらず、クンちゃんとしてはなんとか格好を整えて会社に報告せねばなるまい。
 有給休暇消化なんで知らぬ、というわけにもいかず、連日、周辺の人間から事情を聴き始めた。

 すると、ノルマを達成するための便法として新聞広告契約をゲットするということは、契約担当職場ではもはや当たり前田のくらっかー、てなもんやということがわかった。
 大半を超える案件が著者側から解除され、あるいは広告代金未納により解除せざるを得ないという状況の中でも、数字を達成するためには無駄を承知で、広告契約取りに相当のエネルギーを費やすのだという。
 もちろん、著者がいったんはちゃんと署名・押印した覚書が作成されているとすれば、その大部分がやがて破棄されるにしても、それは違法でもなんでもない。しかし、なんの委任もなく、著者に成り代わってというか、成りすましてというか、契約担当者が自分で署名・押印してしまうのはれっきとした犯罪に該当する。この点は、事情を聴いたすべての人間が、関沢くんも含めて認識していた。越えてはならぬ一線があることはわかっているようだった。

 
 そして、目先の改善策としては、なんだかさっぱりわからない報奨金制度をただちに改めること、長期的にはノルマ設定を常識的なラインに置く必要があること、この2点が聴取した全員から等しく述べられた。ただし、後者については、「簡単に達成できるノルマなら、釈迦力にやるってとこまではゆかないかもしれんというのが人情やん」という経営サイドが言いそうなことを先取りする発言も目立った。

 一連の事情聴取の中で、関沢くん以外にも同様の「偽造=身代わり作成」に手を染めている人間はおらんかねえ、と水を向けると、二、三の名前が挙がった。
 そのうち、「有力」なのは、本山くんと松原くんのふたりだった(いずれも特に名を秘す)。
 特に本山くんは、ここ2年ぐらいの間に、千葉のほうのおばあさん著者から各種合わせて10件にものぼる契約を取り付けるという非常識ぶりで、うち確か7件はお金が入らないので解除扱いにしたことがすでに知られていた。
 うーん、どうしたもんかね、波紋が広がっていきそうな気配で…。面倒ではあるが、放っぽらかしてもおけないし…。

 この段階で、まったく不思議だったのは、契約部署のふたつの部の長を兼ねる大林部長にまで事情聴取を終えているのに、契約部署の、というより会社全体を実質的に統括する寺野専務からクンちゃんに何の問合せも入ってこないということだった。
 社内廊下等で、すでに聴取を終えた人間に行き会った際に、クンちゃん聴取を小野寺専務に報告したか尋ねると、「いや、あれがこの問題の張本人だから、言ってない」「もう、朝から 自分の会社のことに夢中で、この会社のことなんかなーんも考えていないんだから、言ったってしょうがなかんべい」という具合で、寺野専務の行状についてもはや全社に悪評が蔓延していることがわかった。こんな重要な話を、誰ひとりとしてご注進に及ばないほどの浮きあがりぶりだ。(寺野専務の行状記は、追ってアップ。予告をご覧くだされ。)
 そこで、クンちゃんは小野寺専務にメールを打った。社内事情がまったくわかってねえんじゃないか、と質したが、返ってきたのは「ご忠告ありがとうございます」というもので、こりゃだめだわい、の感を強くした。

 そうこうしているうちに、2011年2月28日月曜日となった。
 もう退職まで何日もない。なんでもかんでも雑多な問題が放り込まれ、書類のごみ溜め然としたクンちゃんの執務室(写真)も大急ぎで片付けて、明け渡さねばならない。足取りも重く出社すると、この日の朝、契約担当部署がおこなう管理職の朝ミーティングで、この版元としては前代未聞、空前絶後の異変が起こったという。

 中間管理職の高地くんが、関沢くんの行為について大林部長(通称辰ちゃん)らの面前で弾劾し、関沢くん以外にも、本山、松原両名などおかしいスタッフが点在するから、ただちに実態を糾明すべしと主張したのだ。

 クンちゃんは感激した。この版元に、たったひとりではあったが、「自浄力」が残っていたのである!

 高地くんは、前の週の金曜日にクンちゃんから聴取を受けていた。知っていることはすべて話してくれたが、それらを自分の名前で公表することには二の足を踏んだ。
 クンちゃんが、「それはそうだよなあ。辰ちゃんが知ってて放っておくどころの話じゃなくて、逆に奨励しているっていうじゃないの。辰ちゃん本人も、自分が奨励している、指示していると[誤解]されてもしょうがないと言ってるけどね。だけど、みんながみんな黙ってちゃあ、この会社は変わらんぞ。今度もせいぜい関沢くんを切って終わりじゃないか」と言うのを、深刻な顔をして聞いていた。
 それが、土日の間に、彼の心に何が起きたのか、月曜朝イチで前述の爆弾発言である。

 高地発言を受けて、急遽、会社サイドから初めて事情を聞かれた関沢くんだったが、やはりすべてを認めて、3月15日で自主退職することになった。役員会が、賞罰委員会を開かずに退職勧奨した結果だった。

 話は前後するが、3月上旬には関沢くん問題の処理と併せて、契約部署全員に対する聴き取り等の調査がおこなわれ、同様行為をしているとの見方が強かった二人のうち、本山くんは事実を認め、関沢くん同様、正規の手続きを経ない格好で退職していったという(クンちゃんは3月8日に撤収して直接の経緯を知らない)。本山くんの特異な点は、若い人なのに非常に字がうまい人であるということは知っていたが、著者が出版契約書などに実際に署名した筆跡と寸分たがわぬ筆跡で覚書などの偽造書面に署名していた。したがって、関沢くんのように一見して別人の署名であることがわからず、聴取は手間取ったことだろう。松原くんは頑として認めなかったというのだから、濡れ衣だったのだろう。

 で、本人たち以外の管理職、役員は少なくとも管理責任を問われたはずだが、どの程度の処分があったのかは寡聞にして現在まで知り得ていない。さらに、うがった見方をすれば、寺野専務らは自らの責任をうやむやにするため、賞罰委員会を開きもせず、一刻も早い収拾に走ったのであろう。

 クンちゃんとしては、高地くんは今後大いに用いられ、出世すべき人材と思っているが、会社サイドが今後彼をどう扱うのか、大きな関心をもって注目していきたい。

    
                                                                         (この項つづく)
 

 掲載予定記事の一例  
(予告。掲載順ではありません。体調不良と老齢のため、不定期のアップになります。ご了承をお願いします。内容は変更される場合があります。)
 
◆ノルマ達 成には、契約書も偽造してしまうほどのプレッシャー!其の四
 (契約現場のありさま。圧力をかけられる人びと。偽造は前からの伝統! 実家がハンコ屋だったという、とんでもない話)
 ◆ノルマ達成には、契約書も偽造してしまうほどのプレッシャー!其の伍
 (契約現場のありさま。新聞広告料金詐取など別タイプの犯罪に手を染めてしまう人びと)
 ◆ノルマ達成には、契約書も偽造してしまうほどのプレッシャー!其の六
 (契約現場のありさま。圧力をかける側、小野寺専務や千場取締役ら高級(高給)幹部はいったい何をやっているのか。)
  【東京都に摘発されたMMSを社内でも堂々販売、ほか】 
 ◆ノルマ達成には、契約書も偽造してしまうほどのプレッシャー!其の七
  (契約現場のありさま。圧力をかける側、小野寺専務や千場取締役ら高給(級)幹部は何をやっているか。)
  【地下サロで有料治療行為も。社長承認ならアキレタボーイズ!】
 
 ●新風舎と碧天舎の倒産前後
 ■自費出版図書館はどうなっちゃったか。あの人が何故?
 ●特定商取引法改正と自費出版業界(あの出版費用を取り返せれば…)
 ■鬼蜘蛛おばさんこと「北の論客」松田まゆみさんの主張 (其の壱・調査活動の顚末)
 (其の弐・まゆみさんが詐欺罪で文芸社を告発。寺野専務らに代わって東京地検に何度も呼び出されたクンちゃんの泣き笑い)
 ■鬼蜘蛛おばさんこと「北の論客」松田まゆみさんの主張(其の参・まゆみさん告発で、東京地検捜査をどうすりぬけたか、その真相)

 ◆文芸社が東京経済・渡邊勝利氏を名誉棄損で訴えた裁判(いわゆる渡邊裁判の顚末) 
 ◆渡邊裁判敗訴後の渡邊勝利氏とその末路(あの威風堂々の男が…金には勝てんのか!?)
 ●日本文学館ってどういう会社?幻冬舎は?
 ◆現在 、係争中の裁判リポート

これが文芸社削除要求の記事だ!②契約書偽造(通算No64)

2011年08月11日 22時00分47秒 | 非公開措置15記事のコピー版

栗田工業ちかん裁判関連、野崎貞雄著『大恩・忘恩・報恩』』(文芸社発禁)の全文は、
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これが文芸社削除要求の記事なんじゃよ! ②
“なつ記事”(懐かしのあの記事)②  通算No7・2011/4/20UPのリニューアル


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 きのう申述書の写真版を参考のためアップしますと書いたんで、なんとか撮影しようとしたが、横着して三脚も使わず、ライトもなし、しかも手前というか横っちょというか、真上から構えていないため、ゆがんだひどい状態になってしまった。が、ともあれ一応ご覧くだされ。これが、関沢くん(特に名を秘す)の申述書の原本を少々加工したものである。
なお、前回(No6)記事中に、申述書の複写文面を掲載しているので、ご参照ください。

 昨年の秋だったという記憶だが、ある著者から「頼んでもいない新聞広告の請求が来た。文句を言ったら、なんかの手続き上の間違いという説明を受けたが、納得できない」という激しいクレームが来た。さっそく調べにかかったが、どうにも進捗しない。そこで、「よく調べますから、少々お待ちを」とペンディングにしておいたところ、宛先リストの手違いで、この著者に私の年賀状が届いてしまった。そこに「間もなく退職云々」の添え書きがあったため、「長らく待たせておいて、しかとで退職とは、ふざけんな!」ってことになってしまった。
 それで、ここ3年ばかりの、契約の本体である出版契約書と、その他の契約書類の著者(おおむね契約者である場合が多い)の筆跡照合をやってもらったら、明らかに異なる筆跡のものが20通ばかり出てきた。家族の筆跡と判明したものなどを除いて絞り込むと5通が残り、いずれも関沢くんが契約を担当していた。
 その5通(出版契約書1通、新聞広告の覚書4通)の著者に直接あたると、いずれも異口同音に「そんな契約はしてまっせん。署名などするわけなかと、ハンコも押しとりゃせんとよ」との回答。これは困った。厄介な事態になってしまった。では、しょうがないから話を聞いてみるか、なんかの間違いかもしれんし、と関沢くんを呼んだ。



 そうしたところ、用件をぶつけて10秒たつかたたないうちに、関沢くんは「すべて私のやったこと」と全面的に偽造を認めるに至り、クンちゃんの希望的観測は打ち砕かれてしまった。



 この版元の出版契約には、毎日新聞に連合広告(その月の新刊本を20冊とか抱き合わせにして掲載する広告)を掲載することが含まれている。そのほかにオプションであれば、どの新聞にも有料で広告を掲載することができる(当たり前って言えば当たり前)。この度の関沢くんの「犯行」は、この各紙へ新聞広告を掲載するという契約を成立させたというニセの覚書を作成し、報奨金を取得する。そして、会社から著者に請求が行く前に、なんやかんやと理由をつけて著者側の都合で契約解除になってしまった、ということにする手口だった。

 この偽造事件の動機は、ひとつには値段の張る大手紙への広告出稿契約を取って、当月のノルマ(売上金額による目標)達成に寄与すること。もうひとつは、契約成立による報奨金(インセンティブ)の取得だ。その動機づけの背景には、強力なプレッシャーがある。

 関沢くんは、毎月おこなわれる契約担当部署の宴会がひどく苦痛だったと述懐していた。ノルマが達成できた月はどうってことはないが、未達成の月は社長が出席するこの宴がたまらなく恨めしかったという。ノルマが達成できないのが何か月も続くともはやこの会社にいられないよ、という確認を毎度毎度おこなうのがこの宴の設定趣旨なんじゃないかとも言う。ははーん、なるほどねえ、そういう趣旨ならクンちゃんたちの編集部門では毎月どころか何年も宴なんてものはありゃせんわ、という実情に納得がゆくのであった。

 そんなプレッシャーの中で、月末の締め切りが近づくと、契約が難しい出版契約本体よりも、比較的話が簡単な既契約著者に対する新聞等広告契約の勧誘に力点を置くのだという。その勧誘方法の中には、
「孝行したいときには親はなし、ではありませんが、本が出て、いざ新聞広告を打ってみようかという時には広告の枠がない、ということがあります。その対策として、あらかじめ広告枠を確保するため、契約しといてください。なあに、広告が出る時分になって、広告する気がなくなればやめるのは簡単ですから、別に違約金もありません」
というのがあるのだという。広告枠確保のためだけの契約だと印象づけるのだ。
 これだと、著者は、いやなら解除して掲載をやめればいいし、契約担当者は目先は成績としてカウントされるので、双方ニッコリということだそうだが、これではノルマを設定しても意味がないわな! 実際、相当の著者が「やっぱ、やめるワ」と通知してきたり、広告代金を支払い日までに払ってこない。そういうものは、すべて解除扱いにするんだという。どういうやり方なのか摩訶不思議。目先の数字合わせの道具だね。しかし、上司筋は、「仮に1000万円の見かけ上の契約があって、700万解除になったって、300万は残るじゃんか」とか言って、月末近くになるとあたりを憚ることなくはっぱをかけているという。

 で、肝心の契約報奨金はどうなるか。解除になれば支払われずにマイナス計上されるが、ここにまったく妙な制度がある。
 まず、或る月に、出版契約などで仮に10万円の報奨金があるとする。しかし、この月は解除、解除が相次いで、取り消される報奨金が12万円だとする。そうすると、この月はマイナス2万円ということになるが、このマイナスは翌月には持ち越されないでチャラになるんだという。さらに、プラス分の報奨金とマイナス分の報奨金とでは締切日が異なるために、プラス分だけが支給されてしまうこともあるというのだ。クンちゃんのような部外者には説明をよく聞いてもよくわからないことだらけである。だが、だいたいそういうことのようだ。つまり、制度上からも、とにかく新聞広告を取って、目先のノルマを達成し、あとから解除のかたちにすればいいじゃんか、と言っているようなものだというのである。

 こういうシステムでは、どうせ解除するんだから、著者に働きかけて了解を取ったり、新聞広告覚書を手間暇かけて作成する必要なんかないじゃないか、オレがちょちょっと代わりに書いておけばいいじゃねえかよお、という関沢くんのような人間が出てきても不思議じゃないかもしれない。どうせ、解除されて無用になる覚書だからね!

 案の定、こういう輩は関沢くんひとりではなかったことが判明する。


                                                                  (この項つづく)
 

 掲載予定記事の一例 

 (予告。掲載順ではありません。体調不良と老齢のため、不定期のアップになります。ご了承をお願いします。内容は変更される場合があります。)
 
 ◆ノルマ達成には、契約書も偽造してしまうほどのプレッシャー!其の参
 (契約現場のありさま。圧力をかけられる人びと。実家がハンコ屋だったという、とんでもない話)
 ◆ノルマ達成には、契約書も偽造してしまうほどのプレッシャー!其の四
 (契約現場のありさま。圧力をかける側、小野寺専務や千場取締役ら高級(高給)幹部はいったい何をやっているのか。)
  【東京都に摘発されたMMSを社内でも堂々販売、ほか】 
 ◆ノルマ達成には、契約書も偽造してしまうほどのプレッシャー!其の伍
  (契約現場のありさま。圧力をかける側、小野寺専務や千場取締役ら高級幹部は何をやっているか。)
  【地下サロンで有料治療行為も。社長が承認しているならアキレタボーイズ!】
 ◆ノルマ達成には、契約書も偽造してしまうほどのプレッシャー!其の六
 (契約現場のありさま。新聞広告料金詐取など別タイプの犯罪に手を染めてしまう人びと)
 ●新風舎と碧天舎の倒産前後
 ■自費出版図書館はどうなっちゃったか。あの人が何故?
 ●特定商取引法改正と自費出版業界(あの出版費用があれば…)
 ■鬼蜘蛛おばさんこと「北の論客」松田まゆみさんの主張(其の壱・調査活動の丈ア末)
 ■鬼蜘蛛おばさんこと「北の論客」松田まゆみさんの主張
 (其の弐・まゆみさんが詐欺罪で文芸社を告発。寺野専務らに代わって東京地検に何度も呼び出されたクンちゃんの泣き笑い)
 ■鬼蜘蛛おばさんこと「北の論客」松田まゆみさんの主張(其の参・まゆみさん告発で、東京地検捜査をどうすりぬけたか、その真相)

 ◆文芸社が東京経済・渡邊勝利氏を名誉棄損で訴えた裁判(いわゆる渡邊裁判の丈ア末) 
 ◆渡邊裁判敗訴後の渡邊勝利氏とその末路(あの威風堂々の男が…金には勝てんのか!?)
 ●日本文学館ってどういう会社?幻冬舎は?




これが文芸社削除要求の記事だ!①契約書偽造(通算No63)

2011年08月11日 21時52分36秒 | 非公開措置15記事のコピー版

栗田工業ちかん裁判関連、野崎貞雄著『大恩・忘恩・報恩』』(文芸社発禁)の全文は、
当ブログ通算No43 http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/04149ed191fec7a752b99d69db0b4ade にて好評掲載中!
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これが文芸社削除要求の記事である! ①
“なつ記事”(懐かしのあの記事)① 通算No6・2011/4/19UPのリニューアル


文芸社が削除要求をG00ブログにつきつけ、2011年8月11日にクンちゃんに到達した削除要求にかかる、あの記事、この記事を、ばっちり再録いたします。
クンちゃんの正当な抗弁もむなーしく、間もなく削除されるでしょうから、あなたのファイルに是非収録しておいてください、記念のために。



《やっぱ、偽造はあかんなあ》



 前回までの5回にわたって、「費用著者持ち&書店配本あり出版」(クンちゃんはきのうから、これを「自由出版」と勝手に呼ぶことにした)の影の部分に焦点を合わせて報告してきた。しかし、光の部分がないかと言えば、ないどころか新聞・テレビ・ラジオ・商業雑誌・商業出版の手の届かないところをカバーするという意味合いで、大きな意義がある出版形態であることもまた強調してきた。クンちゃんの実感である。

 それでは、なにゆえかくも華々しく、かつ騒々しく、自費出版業界が刊行済み著者たちの不興をかってこなければならなかったのか。(はっきり言って、この点で文芸社は、新風舎などとは大きく異なり、現存する或いは消え去った他の版元との比較で言えば、もっともまともであったと思う。それゆえ残った、とも言えるのではないか!?)

 著者の不満足、クレームについて、クンちゃんの見方を言おう。
 まず、これは憶測だが、出来上がってきた自分の本を見て、我ながらこんなものに大枚はたいて、まったく意味ないよなあという後悔が湧いてくる、多分そういう本だったのだと思う。そういう内容の本は、担当編集者としてもやりがいがないから、どうしても必要最低限の本づくりになる。こう言ったら、編集現場からお叱りを受けるだろうが、私はそう思う。
 したがって、まったくどうでもいい本が世に出ることになる。
 一見してそれに気付き、愕然とした著者は、なんとしても自分の責任は回避したくなる。本を出そうと決断して契約書にハンコを押したのはほかならぬ自分なのに、「こんな本が売れると言いやがったあの契約担当者が悪い」と、責任転嫁してなんとか自分を納得させようとする。クンちゃんはそう思うんだが、どうだろうか。
 こういう事態を招かぬためには、なんでもかんでも出版しなさいと勧める版元の方針を転換する必要がある。これが実現できれば、刊行されても意味がない本は原稿のまま留まることになって、大変好ましい成り行きとなる。それには、著者をその気にさせるセールストークをなんとかやめねばならぬ。

 非常識極まりないセールストークが姿を消せば、おおかたの不明朗、不健康な問題点は消滅するのではないか。そうなれば、「売れることは稀であること」を、著者はあらかじめ承知することになり、売れるかどうか(たーくさん売れるかどうかという意味です)という要素以外に出版すべき理由があるものだけが刊行されることになる。かくして、双方にとってなんの問題もおきようがない状態となる。
 ただし、そうなると現在の版元の業容が縮小されることは必至であるから、過渡期の版元においては、雇用の縮小をどうするかという問題に直面せざるを得ないし、従業員にとっても大きな問題ではある。
 現実問題として、最盛期に準じた雇用を維持している版元はかなりシビアなありさまになっており、とりわけ契約を取る部署はさまざまなプレッシャーに直撃される。

 その結果、出版契約、新聞広告等に関する各種書面を偽造する者まで、出てきてしまう。有印私文書偽造、同行使、契約報奨金を受け取っていれば詐欺もくっついてくる、れっきとした犯罪であるにもかかわらず…。

 クンちゃんがこの2月中旬、退職を目前に、暗く重い気持ちで作成した偽造男の申述書をご覧いただきたい。
 このような書面をどのようにしてブログに掲載できるのかわからないので、とりあえず単に複写したものを転載し、その写真版は判読できる水準にはないが、参考のためあした20日にもアップしておきたい。


                                   
申 述 書

 私こと****は、株式会社******、クンちゃんのお尋ねに対し、以下のとおり、任意申し述べました。
 私は株式会社****(以下、「会社」と申します)****部に所属し、会社の主要な業務である著者が出版費用を負担する形態の書籍刊行にかかる出版契約および新聞広告等の勧誘から受注、契約締結等を担当しています。現在、勤続およそ**年です。
 クンちゃんからお尋ねを受けたのは、これまでに出版契約を締結した著者等の方々の名義を私が勝手に用いて、新聞広告の契約成立を証する「覚書」などの契約書に類似する有印の書面を偽造したことはないかどうかです。また、出版契約書そのものについても契約相手方に代筆等を委任された事実がないにもかかわらず、私が勝手に相手方名義の有印出版契約書を偽造したことはないかどうか、およびこれらに関係する内容についてもお尋ねを受けました。

 実は、覚書、出版契約書のいずれについても、お尋ねの形態、すなわち契約相手方の委任や了解をいただくことなく、私が勝手に相手方名義の書面を偽造した事実がありますので、その内容につき、申し述べます。

 第一 新聞広告にかかる覚書ほか、出版契約書などの偽造書面について
 全国紙等に有償の書籍広告を掲載することを会社が請け負うとの契約を内容とする「覚書」や「出版契約書」を、私こと****が勝手に作成した件について、現在、私が記憶している次の計5件について、種別ごとに、偽造時期が早いものより個別に説明いたします。①乃至④の覚書の場合、正規の手続きでは、覚書の雛型2通に必要事項を記入、当社側の代表印を上長が2通とも押捺したうえで著者側に送付します。送達を受けた著者は、自ら署名・押印等を施した2通のうち1通を手許に保管し、残り1通を会社に返送してきます。
 ところが、私の偽造覚書の場合は、事情を知らない著者に送付することなどできませんので、実際に必要なのは会社に提出する1通だけですが、そのような例外はありませんから、便宜上2通を作成します。また、前述のとおり著者に郵送等はできませんから、社内処理としては著者・契約者と面談した際に調印したように装って、1通は破棄し、1通のみに虚偽の署名押印等を施して会社に提出していました。

★平成22年*月*日付で、日本国某地方*******丁目番号所在の著者****様名義覚書2通(請負金額***万円)を作成しました。うち1通には著者側の住所・署名等の手書き記載が必要ですので、自分で書き込み、押捺印鑑の「**」は百円ショップで購入して押しました。****様の出版契約本体(契約書番号10********)は、平成**年*月**日付の総額***万円にのぼる著作 『*****』にかかるものであり、同書は平成**年**月15日奥付で会社より刊行されています。この覚書による広告受注について、私は所定の付加金(インセンティブ)を得る目的で当該支給を申請しておりますが、実際に支払いを受けたかどうかは、只今ただちにはわからない状態です。
 なお、私がこの偽造覚書1通を会社に提出しましたので、やがて会社から請負金額の支払い請求が**様宛に発せられる段取りになりますが、請求書が発行される前に私から会社に対し同請負契約が解除された旨の手続きをとりましたので、著者側はご自分名義の書面が作成されたことを知る由もなかった、ということになります。(もう1通は先に申し上げたとおり、作成後に破棄しました。)

★平成22年*月**日付で、日本国某地方丁目番号所在の著者****様名義覚書2通(請負金額***万円)を作成しました。うち1通には著者側の住所・署名等の手書き記載が必要ですので、私が筆跡を真似て自分で書き、押捺印鑑の「**」は百円ショップで購入して押しました。****様の出版契約本体(契約書番号101*****)は、平成22年*月*日付の総額***万円にのぼる筆名******様の著作『*****』にかかるものであり、同書は平成**年**月15日奥付で会社より刊行されています。この覚書による広告受注に関する付加金(インセンティブ)の関係については第①と同様であります。
 なお、私はこの偽造覚書1通を会社に提出しましたので、やがて会社から請負金額の支払い請求が**様宛に発せられることになりますが、その前に私から会社に対し同請負契約が解除された旨の手続きをとりましたので、著者側はご自分名義の書面が作成されたことを知る由もなかった、ということになります。(覚書のもう1通は破棄。)

★平成22年*月**付で、日本国某地方丁目番号所在の著者****様名義覚書2通(請 求金額***万円)を作成しました。うち1通には著者側の住所・署名等の手書き記載が必要ですので、自分で書き込み、押捺印鑑の「**」は百円ショップで購入して押しました。**様の出版契約本体は、平成22年*月**日付の総額***万円にのぼる著作『*********』にかかるものであり、同書は平成**年**月15日奥付で会社より刊行されています。この覚書による広告受注に関する付加金(インセンティブ)の関係については第①と同様です。
 なお、私がこの偽造覚書1通を会社に提出しましたので、平成22年*月**日付で請負金額***万円を同年*月*日までに支払っていただきたい旨記載された請求文書が現実に**様宛発せられました。当然ながら、**様側から問い合わせや苦情が会社に寄せられることとなり、私が休暇中だったために、**様はもとより会社編集部等にも迷惑をかけてしまいました。
 この事態となりましたのは私が当該偽造覚書について解約手続きを失念してしまったために、支払い請求や督促をおこなう社内部署が真正の覚書として取り扱って請求をおこなったからです。私は旅先で**様からの問合せ状況を知り大変困惑しましたが、その後、会社の手続き上の誤りであると**様側に言い訳してお詫びし、一応納得していただいたので、このとき覚書偽造は発覚しませんでした。(もう1通の覚書は破棄。)

★平成22年*月**日付で、日本国某地方丁目番号所在の契約者****様名義覚書2通(請負金額***万円)を作成しました。うち1通には契約者側の住所・署名等の手書き記載が必要ですので自分で工夫して書き、押捺印鑑の「**」は百円ショップで購入して押しました。****様の出版契約本体は、平成22年*月**日付の総額***万円にのぼる故****様著『******』にかかるものであり、同書は平成**年*月**日奥付で会社より刊行されています。この覚書による広告受注に関する付加金(インセンティブ)の関係については第①と同様です。
 なお、私がこの偽造覚書1通を会社に提出しましたので、やがて会社から請負金額の支払い請求が**様宛に発せられることになりますが、その前に私から会社に対し同請負契約が解除された旨の手続きをとりましたので、**様側はご自分名義の書面が作成されたことを知る由もなかった、ということになります。(もう1通は作成後、破棄しました。)

★平成22年*月**日付で日本国山岳地方丁目番号所在の著者・契約者****様名義の出版契約書2通(契約金額***万円)およびクレジット申込書1通を作成しました。いずれの書面についても、住所・署名等の手書き記載は、私が自分自身の手で書き、押捺印鑑の「**」は百円ショップで購入して使いました。
 その後、この出版契約は申込みに際する少額の金員の支払いがないためストップしたままで、クレジット申込書も会社に保存されているだけで、実際にはクレジット会社に渡っておりません.
 この出版契約書による出版受注に関する付加金(インセンティブ)の関係については前記の各覚書と同様、付加金を得る目的で支給申請をおこなっていますが、実際に付加金を受給したかどうかは判然としません。

第二 他に同様の偽造文書があるかどうか(余罪について)
       (記載はあるが、追って掲載予定)
第三 なぜ、これらの覚書等を偽造したのか(偽造に至る動機づけについて)
       (記載あり。追って掲載予定)
第四 会社幹部、直接の上司、同僚等の動向について(共犯ないし教唆犯等の存否、類似の犯罪の存否等)
       (追って掲載予定)

 以上の当申述書記載につき、クンちゃんが全文を読み上げて私に聞かせ、私もその後に実際にこの申述書を手にとって読み、内容に誤りなきことを確認しましたので、署名および日付・住所等を手書きし、指印をいたしました。

  平成23年2月  日
 
  住所          東 京 都
  氏名・指印       *****


 上述の当申述書記載内容につき、申述者本人に対し全文を読み上げて聞かせたうえ、申述者本人が申述書を手にとって読み、誤りなきことを確認したので、署名および日付・住所等を手書きし、指印することを求めた。

  平成23年2月  日

  会社所在地       日 本 国 東 京 都
  職名・氏名・押印    見張り番・クンちゃん

 
  (この項つづく) 

 掲載予定記事の一例

(予告。掲載順ではありません。体調不良のため、不定期のアップになります。ご了承をお願いします。内容は変更される場合があります。)
 
 ◆ノルマ達成には、契約書も偽造してしまうほどのプレッシャー!其の壱
 (契約現場のありさま。圧力をかけられる人びと。実家がハンコ屋だったという、とんでもない話)
 ◆ノルマ達成には、契約書も偽造してしまうほどのプレッシャー!其の弐
 (契約現場のありさま。圧力をかける側、小野寺専務や千場取締役ら高級(高給)幹部はいったい何をやっているのか。)
  【東京都に摘発されたMMSを社内でも堂々販売、ほか】 
 ◆ノルマ達成には、契約書も偽造してしまうほどのプレッシャー!其の参
  (契約現場のありさま。圧力をかける側、小野寺専務や千場取締役ら高級幹部は何をやっているか。)
  【地下サロンで有料の医療まがい行為も。社長が承認しているならアキレタボーイズ!】
 ◆ノルマ達成には、契約書も偽造してしまうほどのプレッシャー!其の四
 (契約現場のありさま。新聞広告料金詐取など別タイプの犯罪に手を染めてしまう人びと)
 ●新風舎と碧天舎の倒産前後
 ■自費出版図書館はどうなっちゃったか。あの人が何故?
 ●特定商取引法改正と自費出版業界
 ■鬼蜘蛛おばさんこと「北の論客」松田まゆみさんの主張(其の壱・調査活動の丈ア末)
 ■鬼蜘蛛おばさんこと「北の論客」松田まゆみさんの主張
 (其の弐・まゆみさんが詐欺罪で文芸社を告発。小野寺専務らに代わって東京地検に何度も呼び出されたクンちゃんの泣き笑い)
 ■鬼蜘蛛おばさんこと「北の論客」松田まゆみさんの主張(其の参・まゆみさん告発で、東京地検捜査をどうすりぬけたか、その真相)

 ◆文芸社が東京経済・渡邊勝利氏を名誉棄損で訴えた裁判(いわゆる渡邊裁判の丈ア末) 
 ◆渡邊裁判敗訴後の渡邊勝利氏とその末路(あの威風堂々の男が…金には勝てんのか!?)
 ●日本文学館ってどういう会社?幻冬舎は?



非緊急速報・文芸社、クンちゃんブログ削除をgooに要求! クンちゃん屈服の気配!?(通算No62)

2011年08月11日 17時07分02秒 | 文芸社記事削除要求の横車

栗田工業ちかん裁判関連、野崎貞雄著『大恩・忘恩・報恩』』(文芸社発禁)の全文は、
当ブログ通算No43 http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/04149ed191fec7a752b99d69db0b4ade にて好評掲載中!
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     文芸社、クンちゃんブログの部分削除をGOOに要求!
     文芸社内の実態を書いた部分が名誉毀損だと主張!
    おそらく「出来レース」と推察!



 うだるような暑さに見舞われた11日、そーめんをゆでてベランダ栽培のネギ、みょうが、青じそを刻んで昼食をいただいたクンちゃん人は風の通る廊下でひと眠り。

 目覚めてパソコンを立ち上げると、14時35分送信でgoo事務局から見慣れぬ問合せが着信していた。
 震える手をクンちゃん犬に支えられながら送信文書を開いてみると、下掲の一連の書面が添付されていた。

 要するに、クンちゃんブログの通算No6ないし同20の計15本の記事が名誉毀損だと主張して、削除を求めてきた人だか法人がいる、というわけだ。

 うろたえたクンちゃん人はただちにそれらの記事の削除に取りかかろうとしたが、それを必死に妨害するクンちゃん犬!
 
 電源を引き抜き、大声で一喝!
 「ウゥッウゥ、ウー、ワ、ワンワンワン、ワ」(ばか、てめえ、なにをしやがるんだ!)

 我にかえったクンちゃん人は、とりあえず、いつものみなさんにブログ上でご報告し、名誉毀損に該当しないとの趣旨を文書にしてgoo事務局に期限までに回答することにした。

 なお、「通知人」はgoo事務局からの書面では明らかではないが、「通知人の従業員」という複数の記載から、法人としての文芸社が通知人であることが判明する。(専務取締役は、
 従業員じゃないんじゃないかね?)

 




以下は、通知書の記載事項です。


平成23年8月 11日

92feeedition44様

〒108-O023
東京都港区芝浦三丁目4番1号
NTTレゾナント株式会社
goo事務局
連絡先:infO@goo.ne」p

侵害情報の通知書兼送信防止措置に関する照会書

あなたが発信した下記の情報の流通により権利が侵害されたとの侵害情報ならびに送信防止措置を請じるよう申し出を受けましたので、特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律(平成13年法律第137号)第3条第2項第2号に基づき、送信防止措置を講じることに同意されるかを照会します。
本書が到達した7日を経過してもあなたから送信防止措置を講じることに同意しない旨の申し出がない場合、当社はただちに送信防止措置として、下記情報を削除する場合があることを申し添えます。また、別途弊社gooブログ利用規約に基づく措置をとらせていただく場合もございますのでご了承ください。
なお、あなたが自主的に下記の情報を削除するなど送信防止措置を講じていただくことについては差し支えありません。

記掲載されている場所

「文芸社ノルマ達成には、契約書も偽造してしまうほどのプレッシャー!」と題する「其の壱」から「其の拾伍」までの文章

①http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/c27768c51e4c7c5c6955266de0f120e7
②http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/42143c210258c312ffe11e8f41cdb4dc
③http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/20d4a1049b5f53edb0a8721c6980729e
④http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/e027b350199dad760944995739eb0778
⑤http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/01a4ed90fa549d303acf903dedd0bf3d
⑥http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/7e74d601987e958636c1462b8a3c7654
⑦http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/bca5b24a6e29f4774698e41425466121
⑧http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/af70c5768bada1d9086999b0bf7b0400
⑨http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/85b52bcc2cd0f3b0ecc3f6467d694af9
⑩http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/9687c4370a261868d4d978ed124a6f11
⑪http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/71de8aeaed59c7e6e4ff71fbcc8e5f42
⑫http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/83e253210d27902d164bcfb2ddc5fa67
⑬http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/7cd50d77d4271a7dafa1300efe12ff6f
⑭http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/f44b6b7dca2824e6e1fd2fc16b35297b
⑮http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/50ee17042bcafc8f03d4c104e1b520f3

掲載されている情報 別紙

侵害情報等 侵害されたとする権利 人格権たる名誉権

権利が侵害されたとする理由
    上記文章中、通知人の従業員が、通知人の義務に関連して契約書を偽造したことや、通知人の従業員が東京都に摘発された商品を販売していることなどが記載されております。
    上記の文章の内容は、通知人に対する誹謗中傷であって、不特定多数の者が自由に閲覧できる本件ブログにかような内容の書き込みが掲載されることは、通知人の社会的評価を
    著しく毀損するものにほかなりません。



以下は、回答書の記載事項です。




平成  年  月  日
至 NTTレゾナント株式会社 御中

[発信者]
   住所
   氏名
   連絡先

回 答 書

あなたから照会のあった次の侵害情報の取り扱いについては、下記のとおり回答します。

〔侵害情報の表示〕

掲載されている場所 「文芸社・ノルマ達成には、契約書も偽造してしまうほどのプレッシャー!」と題する「其の壱」から「其の拾伍」までの文章
①http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/c27768c51e4c7c5c6955266de0f120e7
②http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/42143c210258c312ffe11e8f41cdb4dc
③http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/20d4a1049b5f53edb0a8721c6980729e
④http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/e027b350199dad760944995739eb0778
⑤http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/01a4ed90fa549d303acf903dedd0bf3d
⑥http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/7e74d601987e958636c1462b8a3c7654
⑦http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/bca5b24a6e29f4774698e41425466121
⑧http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/af70c5768bada1d9086999b0bf7b0400
⑨http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/85b52bcc2cd0f3b0ecc3f6467d694af9
⑩http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/9687c4370a261868d4d978ed124a6f11
⑪http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/71de8aeaed59c7e6e4ff71fbcc8e5f42
⑫http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/83e253210d27902d164bcfb2ddc5fa67
⑬http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/7cd50d77d4271a7dafa1300efe12ff6f
⑭http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/f44b6b7dca2824e6e1fd2fc16b35297b
⑮http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/50ee17042bcafc8f03d4c104e1b520f3

掲載されている情報
別紙侵害情報等

侵害されたとする権利 人格権たる名誉権


権利が侵害されたとする理由
上記文章中、通知人の従業員が、通知人の義務に関連して契約書を偽造したことや、通知人の従業員が東京都に摘発された商品を販売していることなどが記載されております。
     上記の文章の内容は、通知人に対する誹謗中傷であって、不特定多数の者が自由に閲覧できる本件ブログにかような内容の書き込みが掲載されることは、通知人の社会的
評価を著しく毀損するものにほかなりません。




[回答内容](いずれかに○※)
(  )送信防止措置を講じることに同意しません。
(  )送信防止措置を講じることに同意します。
(  )送信防止措置を講じることに同意し、問題の情報については、削除しました。

[回答の理由]



※○印のない場合、同意がなかったものとして取扱います。
以上




通知文書には、削除要求箇所全文が添付されていますが、
gooブログでは、本文20000字の制限があり、掲載不能です。
上記通知書のアドレスにアクセスいただいて、画像もご覧ください。
ちょうど、もう一回「懐かしの記事」として同じものをサイトアップしよ
うとしていたところなので、それをお待ちくださるのも結構でしょう。




続続続続・ダニの正体に迫る鬼蜘蛛! 法的対抗措置に出た鬼蜘蛛!(通算No61)

2011年08月09日 18時31分10秒 | 背徳の行政書士カネマンダー・シゲシゲ


栗田工業ちかん裁判関連、野崎貞雄著『大恩・忘恩・報恩』(文芸社発禁)の全文は、
当ブログ通算No43にて好評掲載中! 最大画面でご覧ください。








  行政書士職務上請求書の悪用による個人情報不正取得問題

 鬼蜘蛛ねえさん、いよいよ違法行政書士「ダニー・カネマンダー・シゲシゲ」に迫る。
 警視庁城東警察署に告訴状提出。警察は得意の及び腰。東京地検にも直告済み!



  きょう9日にアップされた  鬼蜘蛛ブログ http://onigumo.kitaguni.tv/ によると、先に本人および家族の戸籍謄本など個人情報を、東京都行政書士会所属の行政書士に不正取得された鬼蜘蛛ねえさんは、先月末までに警視庁城東警察署、東京地方検察庁の両捜査機関に刑事手続きを請求していることがわかった。
 この問題では、行政書士の「職務上請求書」という特別の書面が悪用され、その違法行為をチェックする機能がどこにもないことが浮き彫りされているほか、誰がこの違法取得をシゲシゲに依頼したのかが根本的問題として横たわっており、今後の成り行きが注目される。

 なお、当クンちゃんブログでもこの問題を通算No23、55、56、57、58で扱っているので、参照されたい。
 また、シゲシゲの使用せる職務上請求書は下の再掲画像参照。



違法行政書士「ダニー・カネマンダー・シゲシゲ」が使った職務上請求書
(依頼者名に鬼蜘蛛、また使用目的、提出先についてもまったくの虚偽が
書かれているが、現行制度ではノーチェック。これは氷山のホンの一角。)

栗田工業ちかん裁判短信。仮処分第3回審尋・横浜地裁(通算No60)

2011年08月07日 15時17分42秒 | 栗田工業ちかん裁判、野崎Vs藤野一本勝負



   栗田工業と文芸社によって葬り去られた野崎貞雄著『大恩・忘恩・報恩』の“遺影”  カバー写真は故栗田春生氏

野崎貞雄著『大恩・忘恩・報恩』』(文芸社発禁)の全文は、
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“栗田工業ちかん裁判”短信

  横浜地方裁判所
  去る8月3日の仮処分第3回審尋は、何もなし
 


 栗田工業と同社藤野宏前会長(別掲引用写真参照)が、同社創業者野崎貞雄氏(同)を相手取り、野崎氏の著作『大恩・忘恩・報恩』(文芸社刊、文芸社は栗田工業の要求どおり、すでに書店に配本した同書を、野崎氏に一言の連絡もなく回収したまま、沈黙している)の出版禁止等を求めた“栗田工業ちかん裁判”仮処分の第3回審尋が3日午後、横浜地裁民事第3部でおこなわれた。
 この仮処分事件では、これまで栗田工業側の申立書に対して野崎氏側が答弁書を提出。同答弁書に対し栗田工業側の反論等の書面が提出され、野崎氏側も7月25日までに書面を提出している。書面の応酬はひとしきり終わった格好だが、この日の審尋で栗田工業側は、提出された野崎氏側書面に反論したい旨申し述べ、裁判所はこれを認めた。
 次回、第4回審尋期日は8月31日。なお、前日の30日にはこの裁判の本案(本訴)の口頭弁論が予定されている。



    【おことわり】8月3日当夜、野崎氏からこの経緯を電話で知らされたが、クンちゃんは他出中で短信アップが遅れました。ご了承ください。
 


                                  訴えられた野崎貞雄氏(海軍機関学校生徒時代、『大恩・忘恩・報恩』より )



      「ちかん」(破廉恥漢)と書かれて訴えた藤野宏・栗田工業前会長
          (右。2007年12月25日発行、日本銀行広報誌『にちぎん』(通算NO12)16頁所収・栗原克己撮影)