ほっとぬくもり岐阜

パーソナリティ 小倉理恵  毎週土曜日 9:00~9:30

須磨子という名の正子

2009年03月07日 15時00分03秒 | 小倉理恵の日記
松井須磨子という人を知っていますか?
大正時代に活躍した、日本で一番最初の新劇女優といわれている人です。「カチューシャの唄」を聞いたことがある人も多いと思いますが、大正時代の新しい女性象として、当時はだれ知らない人がいないというスパースターでした。



この頃は、美濃加茂出身の坪内逍遥や島村抱月が活躍した時代で、彼らが、ヨーロッパの演劇を日本に持ち込むまでは、日本には歌舞伎や地芝居しかなかったそうです。



須磨子は女優としても、ひとりの女性としてもとても情熱的な人でした。2度の結婚、離婚の後、女優となり、一緒に舞台を作り上げた妻子ある島村抱月と恋に落ちます。そして病で亡くなった抱月の後を追って、須磨子は32歳の若さで自らの命を絶つのです。



そんな松井須磨子を描いたひとり芝居『須磨子という名の正子~女優・松井須磨子の光と影』が行われます。

今日は、このひとり芝居に出演される岐阜市在住の女優・後藤好子さんにお話を伺いました。


”自分は須磨子の生まれ変わりだと思った”という後藤さん。お芝居にかける情熱を熱く語ってくださいました。



今回、舞台に須磨子本人は登場しません。後藤さんが演じるのは、須磨子を慕う女中・正子(これは須磨子の本名と同じ)。私たちは、正子の目を通して、須磨子の情熱的な人生を感じることになるそうです。

当時のあこがれの女性だった松井須磨子。どんな壮絶な人生を送った人なのか。ぜひ一緒に感じましょう!!


『須磨子という名の正子~女優・松井須磨子の光と影~』
日時:2009年3月25日(水)午後7時/26日(木)午後1時30分
場所:岐阜市文化センター小ホール
料金:一般3000円 高校生以下2000円(当日は500円増)

お問い合わせ:総合劇集団 俳優館 052-203-8721

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