海と緑とこどもたち HONDA ECOACT

地域にこどもたちと自然とのふれあいの場をつくろう!

CIFER・コア設立記念セミナー

2013-04-23 22:18:29 | 大阪湾

 旧聞に属するのですが、4月5日にCIFER・コア(大阪湾環境再生研究・国際人材育成コンソーシアム・コア)の設立記念セミナーが堺市で開催されました。
 講演が4本ありました。①「堺市における臨海部再生の取り組み」堺市都市再生部長柴氏②「環境の変遷と現況(大阪湾の環境診断)」CIFER・コア特別研究員 中西氏③「環境再生の取り組み(海と陸をつなぐ栄養塩の循環とバイオマス利用)CIFER・コア理事(大阪府大大学院教授) 大塚氏④「おおさかの海と川のエコロジー」CIFER・コア理事(大阪市大大学院教授)矢持氏
 このセミナーに参加したのは、①自然環境保全と生態系サービスの接点についての関心②堺2区の実験が大きなテーマになっていること③企業がたくさん参加することにより今後どのような展開があるのか?に興味をもってこのセミナーに参加しました。参加者のほとんどは企業のスーツ組、市民参加は保全協会のT君とわたしだけでした。
 しかし、講演は興味深い内容でした。印象に残った部分を紹介します。
①栄養塩を除去するだけでなく産業利用も行う目的で堆肥化、ガス化、発電などのバイオマスの利用が研究されているが、これだけで採算を取るのは難しいので、ほかの利用と組み合わせる必要がある。バイオマスの中心である海藻からはサプリメントや繊維を利用できる。
②大和川を遡上するあゆの70~90%は天然ものである。大和川で産卵が確認されている。河口域の浅場はあゆの生育に重要。
③生態系を豊かにし物質循環を円滑にするには底生微細藻類を増やすことが重要。
④南港野鳥園の湿地12.8haの窒素浄化能力はおよそ1000人分相当。

 生態系サービスは存在するが、人工の装置を上回ることはない。人工装置の装置では果たせないものはなにかを考えるべきですね。そういうときに高橋先生のおしゃっていた「森林の固有効果、対象効果」を思い出します。森林は防音・防風・生産などさまざまな機能をもっているが、個々の機能は人工物にはおよばない。しかし、人工物はひとつの効果しか持たない。これが対象効果である。それに対し、森林はひとつで多様な機能を果たす。これが森林の固有効果である。


東京に行ってきました。

2013-04-21 21:46:30 | なんでも

 きょう4月21日は浜寺公園フェスティバル。雨あがりで地面にはマツの花粉がたくさん落ちてました。フェスティバルのようすは浜寺公園自然の会HPの「こんなことしました」をご覧ください。https://sites.google.com/site/hamaderasizen/home/kon-nakotoshimashita
 さて、先日東京に行ってきました。3月まで忙しかったのでここらで旅行をしたく、所用と兼ねて行ってきました。1日目は日本科学未来館と上野の国立科学博物館。
 日本科学未来館は科学をわかりやすくおもしろく伝える工夫がされています。といっても今どこの博物館も最新の展示は見せる工夫をこらしています。未来科学館の特徴は科学コミュニケーションに力を入れていることで、科学をわかりやすく伝え、人々が科学的に正しい判断を下せる支援をするための事業をおこなっていることです。6月19日にはそのための研修があります。修士課程レベルの内容を伝える方法を研修するらしいです。詳しいことは日本科学未来館のHPで「科学コミュニケーション研修」をみてください。
科学未来館の中・よくドラマのロケで使われます。
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エンドクサ
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赤外線で自分をとってみた。
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上野の科学博物館では「グレートジャーニー人類の旅~この星に、生き残るための物語」という特別展を見ました。「700万年前の人類の誕生から説き起こす・・、360万年前の人類の足跡を象徴として位置づけ・・」などの宣伝文句を読んで、てっきり人類の歴史をいろいろな資料で紹介する展示と思っていたら、さにあらず、人類の伝搬の経路をある探検家が逆にたどってそこで出会ったさまざまな民族の生活を紹介する内容で、考えていたのと違った。
 ただ、もうひとつの目玉の360万年前の足跡を残した人類(家族)は、ナインティナインの岡村さんをモデルに再現されていて、これはそれなりにこってました。写真は撮影可能です。
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おまけ 科博のレストランにて あんは英語でこういうらしい。
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翌日は鎌倉から江の島に行きました。
江ノ電一日乗車券
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江の島
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江の島は有名な神社の門前町だけでなく、磯もあり岩屋(洞窟)もありで、盛りだくさんです。江の島神社のもともとは岩屋に祭られていたそうで、岩屋はけっこう深く、三宅島が噴火しないかびくびくしながら見学していました。
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このアナジャコは岩屋の中の灯明貸出所で展示してありました。江の島にアナジャコがいそうな場所がないように思ったので、聞くと先日の荒波で打ち上げられたそうです。美味と書いてありました。

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関東ローム層が島の一番上にのっています。
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江の島は貝土産が充実。
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ブームにのって「スカシカシパン」も。530円
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 「クラゲせんべい」というのを売っていたのでおみやげに買いました。
おみやげといえば鎌倉は鳩サブレが有名ですが、ほかにもサブレがいろいろ売られています。ざっと見ただけでも大仏サブレ、江ノ電サブレ、いちょうサブレ、有名なレストランの作ったサブレなど。買えば良かったかな。

 鎌倉~江の島の一帯は古典的な観光地でなんでもあり、いろいろな角度から楽しめます。


河内磐船~寺集落~かいがけの道~くろんど池

2013-04-21 00:02:10 | 京阪奈

 標記のコースを歩いてきました。このコースは大阪側の棚田から奈良側の棚田へとつながっています。棚田の環境で今後トンボセンサスをしようと予定していますが、本日はシオヤトンボを1個体確認しただけでした。
シオヤトンボ
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ただし、田んぼは田起こしが済み、苗代が作られてあと1か月もすれば田植えになりそうです。そうすれば、トンボも増えるでしょう。
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雑木林ではコバノミツバツツジが美しい花を咲かせていました。
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ムラサキケマンもあちこちで満開
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ナラ枯れ対策、あの会社も参戦!
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津田~国見山~交野山いきものふれあいの里~河内磐船

2013-04-14 19:06:47 | あちこち自然探訪

 学研都市線の大阪側を連続して訪ねていますが、きょうは津田からいきものふれあいの里周辺を歩きました。
 津田の調整池 ヨシ原がありますが。
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コチドリがいました。
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まずは国見山に登る。こんなところにムスカリが!
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こんなものも!
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ここにもナラ枯れが・・
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チョウたちは活発に動き出していました。
ツマキチョウ
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ムラサキシジミ
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ショウジョウバカマ
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雑木林のコバノミツバツツジ
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コバノミツバツツジの上では命のドラマも
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交野山からの眺め
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ふもとから見た新緑の交野の山々
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いきものふれあいの里というだけあって周辺も含め、いままで訪ねた中では生き物が多かったような印象がありました。きょうは春の自然を楽しませていただきました。


ウナギを見た!

2013-04-11 14:10:02 | 石津川

 本日は浜寺公園で地球の大きさ計測プロジェクトの試験をしましたが、残念ながら、正確な海抜を測るめどがたたず、一時中断になりました。どうして地球の大きさを測れるかは説明が長くなるのでこれぐらいにします。
 さて、帰り石津川水系百済川でウナギをのみこむカワウを見ました。以前にも百済川でウナギをのみこむコサギを見たことがあります。けっこういるんではないでしょうか?浜寺水路でもウナギを捕まえてみたいものです。