海と緑とこどもたち HONDA ECOACT

地域にこどもたちと自然とのふれあいの場をつくろう!

マダラバッタの産卵

2009-07-27 00:05:54 | 浜寺公園の自然

 マダラバッタはトノサマバッタ型の小型のバッタで、裸地と丈の低い草地がモザイクになったような環境によくいます。浜寺公園バッタの原っぱの代表種ですが、その生活についてはまだよくわかりません。バッタの原っぱの隣のグランドにもたくさんおり、成虫はグランドの草一つない砂の上で良く見かけますが、幼虫は草地の中で見ることが普通です。

 以前の調査では、幼虫はグランドよりもバッタの原っぱでの確認が多く、反対に成虫はグランドでの確認が多いという結果が出ました。幼虫期を丈の低い草むらで過ごした跡、成虫になると裸地に出て繁殖行動を行い、そして丈の低い草むらで産卵するまたは、グランドでは産卵してもなんらかの原因でその後の孵化が少ないと想像していました。

 先日、マダラバッタのくらしを調べるためにマーキングを行いました。86個体にしるしをつけましたが、そのとき、グランドの砂地の上にいるマダラバッタ(♀)を撮影しましたが、あとでクローズアップしてみると、産卵していました。マダラバッタはこうした砂利の中に産卵するようです。そして、グランドでの目撃が多いのに対して幼虫の数が少ない原因が想像がつきました。グランドの砂地は業者さんが毎月車で鉄枠をひいて砂を均しています。おそらく、これで卵がだめになるからではないかと思います。

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日食見れました。

2009-07-22 21:52:57 | 自然

 とうとう待ちに待った日食。曇り空でうまくいかんなあと思っていたら、11時45分ごろ、薄い雲を透かしてみることができました。昔見たときは木漏れ日がすべて欠けた太陽になっていたのが印象的でしたが、今回は見ることができませんでした。しかし、見れて良かった。写真を撮っていると、近くのマンションでこどもを遊ばせていたお母さん方が気づいて「あ、欠けてるやん」とみんなで眺めていました。722


アリの砂かけ その後

2009-07-18 09:15:45 | 自然

 前回紹介したアリの砂かけ、アリのために砂塚に埋められたクマゼミ遺体は、翌日何者かに持ち去られました。私の想像では、犯人はネコ。残念、でもこのていどの砂ではエサがあることがばれるのだから、やはり分解促進かな?またの機会に観察します。

 写真は18日に撮った写真、直後にはセミの形が残っていましたが、雨に打たれて崩れてしまいました。Photo


アリの砂かけ

2009-07-14 10:10:31 | 自然

 7月13日(月)の朝、自宅玄関前でクマゼミの遺体を発見、さっそくアリが群がっていましたが、夕方見るとアリの数は減り砂がかかっています。14日(火)朝、写真を撮りました。観察していると、時折小さな砂粒をもったアリがやってきて、セミの上に置いていくのが見られました。この現象は以前も見たことがありましたが、今回アリが砂をかけていることの確証を得ました。大きすぎてすぐに運べない獲物にであったときにアリはこんなことをするようですが、この砂かけはどんな意味があるのでしょう。「鳥などに横取りされない?」「砂の中の微生物が分解を早める?」

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エコポイント

2009-07-08 00:04:22 | 自然

 エコポイント制度がはじまりました。エコな商品を買えばポイントがもらえて、商品券やいろいろなものに交換できる。環境寄付というのもあるそうです。ニュースでしかエコポイントを聞いたことがない人であれば、たぶん知らないと思いますが、エコポイントを使って環境活動団体に寄付することができるらしいのです。・・ですが、実はしくみがよくわからない。エコポイントのホームページ見てもあまりくわしく書かれていない。

 ただし、金額は数億円規模になるらしいです。寄付を受ける団体を募集しているというので、応募できたらいいなと喜んでいたら、残念ながら年間100万円規模以上でないと応募できないとのこと。がっかりです。