3月のユニトピアささやまのようすを見にいってきました。
まずは気になる移動したヒキガエルの卵のその後。
卵はどれも孵化していました。
これは小池のようす。黒いかたまりはヒキガエルのおたまじゃくしです。
アカガエルのおたまじゃくしは見られませんでした。ただ、成体の声はあちこちで聞けました。
これは溝の水たまりに移したもの。おたまじゃくしになっています。
これはもうひとつの池のようす。ここもおたまじゃくしが孵って黒い塊になっています。
拡大するとこんなようす。
ヒキガエルの卵が産み付けられていた田んぼは排水が進みました。
棚田地区の隣の谷の湿地の卵も孵っています。黒い部分はすべておたまじゃくし。
植物もまだまだのようで、花はあまり見られませんでした。花をみたのはタネツケバナ、オオイヌノフグリ、タンポポ、フキノトウなどでした。
ショウジョウバカマはもう少しで花が咲きそうです。
タンポポ(カンサイ)
フキノトウ 川沿いにたくさん見られました。
去年みつかったイチリンソウも順調に育っているようです。切れ込みの深い葉がイチリンソウと思われます。なん株かあるようです。
この場所はイチリンソウの咲いた後ほかの草でおおわれていました。草刈りもしましたが、去年12月の大雨で洗い流され、何もない状態になりました。それがこんなふうに芽生えてきましたので、川のかく乱が生活にかかわりをもっているのかもしれません。この写真は去年12月の大雨のあとのよすです。
ニリンソウ これは別の場所ですが、これも順調です。
キツネノカミソリも順調に成長しています。本体が見られないときにおおよその見当で囲いを作りましたが、今年葉の位置を見ると少しずれているようでした。
カンゾウも成長しています。ヤブカンゾウのようですが、開花が楽しみです。
なんとニホンザルも3頭出ました。現地の人の話では数日前に50頭ぐらいの群れを追い払ったとのことですが、まだ近くにいるようです。
嵐山から三条通を歩いてみました。
渡月橋をわたり、おもしろいコーヒーショップを発見。テイクアウト専門です。
お店はこの小さな白い建物のみ。中は焙煎そのほか担当のひとりとコーヒーマシン担当のひとりだけで回していました。客席はありません。お店の前にベンチがあり、ここに座って保津川を眺めながらコーヒーをいただくとのんびりします。
さて、本題。桂川の左岸沿いに歩きます。
しばらくすると川が大きく蛇行します。そのあたりに三条通方向との分岐があるのですが、右に川沿いに行ってみました。しかし、町中に入る道はなかなかありません。
川沿いのマンションとの間に溝が。昔の川の跡でしょうか?昔の地図にはこのあたりを流れ、町中へはいってゆく川が描かれていましたが・・・。
町中へ入れないので先の分岐まで戻ることにしました。途中の公園でたたずむマガモ。
三条通方向へまっすぐ入るあたりはけっこう古そうな家が立ち並んでいます。
保津川下りの事務所がありました。昔、保津川の船が運送を主とした時代の港があったようですが、事務所があるということはこのあたりでしょうか?
木材屋さんもあります。やはり保津川が木材などを運んできていた歴史がここに見られるようです。
車折神社は嵐山の三船祭で有名ですが、その前あたりにも時代を感じさせる建物が見られます。
しかし、しばらくすると古い建物は見られなくなりました。やがて大映通商店街に出会いました。レトロな喫茶店がありました。
スーパーの前には大魔神像。大映のスタジオは今どうなっているのかわかりませんが、松竹のスタジオはありました。大きなスタジオができる土地があるということは、このあたりはかつては集落からははずれた農耕地だったのではないかと思いました。
やがて広隆寺に出会いました。前の線路は嵐電です。嵐電は三条通とほぼ平行しています。
広隆寺は町中ながら森の中のような風情があります。有名な弥勒菩薩像は建物内が暗くてよくわかりませんでした。このお寺は秦河勝が建立したお寺です。
広隆寺にいたシロハラ
蚕ノ社駅前。右の道は三条太秦商店街。このあたりの道は東西まっすぐではなく西北から東南方向です。三条通はまっすぐ嵐山に向かっているわけではないということです。
木嶋坐天照御魂神社の鳥居。蚕ノ社はここにあります。秦氏は養蚕に関わっていたとのことで、関係のある神社です。このあたり一帯は秦氏の本拠地ですね。
太秦天神川駅できょうの歩きは終了です。