海と緑とこどもたち HONDA ECOACT

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千葉県方式はどうなるのか?

2009-05-11 18:49:43 | なんでも

 このところ続報がないですが、3月に行われた千葉県知事選で森田氏が当選し、その後無所属かどうかや資金の問題がニュースになっていました。そうした問題とは別の問題にふれてみたいと思います。

 森田知事の前の堂本知事は生物多様性に大きな関心をもっていた知事でしたが、同時に「千葉県方式」といって独自の県民参加方式を進めていた知事でした。白紙の状態で県民に計画を考えてもらうというもので、福祉そして自然環境保全などの分野でこの方式が進められました。しかし、知事が代わったことで、この県民参加が今後どうなるか、私はここに関心を持っています。ここ十数年の間、市民参加ということが盛んに言われ、各地で参加のシステムが作られていきました。しかし、印象で言うとあまりうまく機能していないように思います。そのかわり最近は「強い政治家」への期待が高まっているようです。

 そもそも市民参加が必要とされたのは、既存の行政の規模と決定システムが、現実の住民や市民の望みをうまくすくい上げられないためだったはずです。その意味でいくら強い政治家、優秀な政治家が出ても市民参加の必要性はなくならないと思います。問題は参加のシステムです。これまでの経験から「誰でも参加・自由に言いたいこと言う」システムは難しいでしょう。あるていど各分野の知識や経験を持った人物の参加とコーディネーターの介在が必要になるでしょう。また、そうしたコーディネーターを職業として確立しようという動きもあるようです。


ついに咲きました!

2009-05-09 22:38:47 | 浜寺公園の自然

 きょう、5月9日は大阪湾生きもの一斉調査の日。浜寺公園自然の会は高師浜を担当しました。高師浜はかつての浜寺海岸の唯一の名残で埋立地の中にあるわずか70mほどの海岸です。きょうは、いろいろ発見がありましたが、トピックのひとつは、ハマヒルガオが咲いたことです。今から数年前に青年会議所の事業でゴミだらけの砂を新たな砂に入れ替える事業が行われたとき、ハマヒルガオは守ってほしいと話したところ、看板も作って大切にしてくれました。しかし、近くの別の場所のハマヒルガオは毎年咲くものの、こちらは堤防の下でやや日陰にあるせいかなかなか咲いている姿を見ることができませんでした。しかし、きょう行ってみると何輪か開花していたのです。ツルが延びて日向に出てきたためでしょうか。うれしいできごとでした。Photo

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たつまき君とスミスネズミ

2009-05-07 10:40:43 | あちこち自然探訪

 1904年、六甲山ではじめてスミスネズミが発見されました。スミスネズミは日本固有の稀なネズミということです。しかし、その後ふたたび捕獲されることもなく、100年が過ぎました。ところが、2006年のこと六甲山町というからたぶん山の上でしょう、ここに住む「たつまき君」というネコが3匹のネズミをつかまえてきました。尻尾が短く、変わったネズミと思った飼い主はこのネズミを届け出ました。これにより100年のときを経てスミスネズミが六甲山で再確認されたのでした。この連休に六甲山に行き、自然保護センターに展示されている「たつまき君」の勇姿とスミスネズミの標本を見ました(写真)。「たつまき君」という名前もユーモラスで気に入りましたが、えらいなと思うのは飼い主です。なぜなら、この方が「おかしいな」と思い「鑑定してもらおう」と思わなければ再発見はなかったわけですから。Photo

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街で見る風力発電

2009-05-04 11:44:06 | 自然

 自然エネルギー装置で目に付くのは、太陽光発電と風力発電。太陽光発電は実態がどうなっているのかは見てもわかりませんが、風力発電は回転していないと当然発電していないので、気になってしまいます。写真は街中でみかけた家庭用の風力発電装置ですが、とてもよく回っています。微風でもとにかくよく回ります。この写真は止まっているように見えますが、このときも低速ながら回転していました。回転半径の小さなコリオリ式システムがほとんど回っていないのを見たことがありますが、このシステムのように腕が長いのがいいのかも?Photo_2


大阪湾生きもの一斉調査の研修

2009-05-01 12:07:26 | 大阪湾

 5月9日に開催される大阪湾生きもの一斉調査の研修が、4月25日26日に成ケ島および熊田海岸でありました。今回は大阪湾岸生物研究会や成美会のみなさんががんばって、たくさんの動物類、海藻類を見ることができました。海藻は種類が豊富で、次から次へと鍋島先生が解説してくださったのですが、覚えきれませんでした。鍋島先生にはぜひ図鑑を書いてもらいたいものです。

 特にうれしかったのはナメクジウオを見ることができたことです。脊索動物といって脊椎動物の先祖タイプの生きものだそうですが、一度みたいと思っていました。シャープな刃物のような形ですが、残念ながら写真はピントがうまくあいませんでした。写真は緑色のワレカラの仲間やクモヒトデの仲間です。

 なお、5月9日は昨年と同じく高師浜で調査します。

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