海と緑とこどもたち HONDA ECOACT

地域にこどもたちと自然とのふれあいの場をつくろう!

比叡山

2009-09-23 19:41:00 | あちこち自然探訪

 連休は泊りがけでどこか行きたかったですが、結局9月21日に日帰りで比叡山に行きました。

 八瀬からケーブルで上がってあと歩きました。山頂は歴史を感じさせる寺院と樹林がマッチした景観、そして比良や琵琶湖、京都市街(写真)など眺望も楽しめましたが、坂本への下りはほとんど植林地で暗く、また眺望も利かず期待はずれでした。

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 比叡山の滋賀県側は天然記念物の鳥類繁殖地だったはずですが、それはどこなんでしょうか?法然堂から少し下った左の谷はややそれらしい感じがありましたが・・・。今度は西塔の方へ探索してみようか。

 さて、坂本への下りは期待はずれと書きましたが、それでもマイマイカブリ、ヒミズ(の動き)、ゴマダラチョウなど見ることができました。ゴマダラチョウは都市内でも見ることができますが、今回は少し弱っていたのかきわめて近くで見ることができました。

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驚異のカワザンショウガイ

2009-09-09 22:15:06 | 自然

 先日淀川干潟を見学する機会がありました。そのとき、はじめてカワザンショウガイとはどんなものか知りました。カワザンショウガイ・・一般にはあまりなじみのある貝ではないかもしれませんが、淀川河口干潟ではありふれた小さな貝であり、今までも他の干潟でその名前は聞いたことがありました。しかし、印象に残っていませんでした。というよりあまり熱心に見たことがなかったのでしょう。おまけに近くのものがあまりはっきり見えなくなってきているので、カワザンショウガイのような本当に小さな貝が見えてなかったのです。

 ところが今回これがカワザンショウガイですと紹介されて、はじめて積極的にその小さな姿を見たところ(写真上)、急に見えたのです。まさしく「サンショウ」!そして、今まで干潟の上のごみかヨシの破片の散乱かと思っていた小さな物体がすべてカワザンショウガイであることがわかったのです(写真下)。

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 1㎡あたり30いや50個体はいるでしょうか?十三干潟は14haということですから、400万個体から700万個体、淀川河口域全体では数千万個体というカワザンショウガイが、おそらくひとつひとつの動く範囲は小さなものでしょうが、それが何千万という単位で営々と干潟の表面をこそげて食べながら這い回っているのだと想像したら、その集合パワーのすごさを感じずにはおられませんでした。彼らが干潟表面の有機物の処理を担当している主役なんだと思いました。

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コゲラの巣作り

2009-09-06 19:20:24 | 自然

 きょうは、久々に山を歩こうと思い布引の滝から再度公園まで歩きました。高雄山という山に初めて登りましたが、ヤブカとメマトイがとても多い山でおまけに砂地の急傾斜、なかなかたいへんでしたが、再度公園は気持ちが良かったです。

 そのかえり再度公園の池から流れ出している渓流の道、蛇ケ谷でコゲラが巣穴を掘っているのを目撃しました。写真がなくてすみませんが、双眼鏡で掘っている姿はばっちり見えました。今のところ尾が出るくらいまで掘り進んでいるようです。こつこつと穴の内側をうがって、顔を出すと左右に首をふりつつ木屑を飛ばすというのを繰り返していました。一度に出てくる木屑はそれほど多くなく、考えると気の遠くなるような作業です。

 それから思ったのですが、今巣穴を掘るというのはどういうことなんでしょう。まだ今年中に繁殖するということなのか、来年に備えているのか?コゲラについてこうした記録は知らないので、どうなんでしょうか?

 それはそうと前回ブログを書いてから1ヶ月以上がたっていました。夏休みもあったのですが、7月以降急に忙しくなってきて、特に今月末から大学で講義をすることになり気もそぞろってぐあいです。マダラバッタの調査も終わりましたし、浜寺ではバッタまつりの季節に入ります。