4月13日、JR長尾駅から枚方の船橋川をさかのぼり、甘南備山を越えて京田辺まで歩きました。前回1月にこのコースを京田辺川から歩きましたが、今回は逆に歩きました。このコースは市街地、農地、山という流域環境を圧縮した形で見ることができるコースです。
JR長尾駅からすぐ長尾大池、きょうも大池前の農地ではケリが数羽飛んでいました。大池からはまだ水が送り出されていませんでした。つまりひたすら貯める段階。
消防団が来て放水の練習?をしていました。大池のカモもすでにシーズンオフ、ハシビロガモ♂♀、カルガモ2、カイツブリしかいませんでした。
途中水質検査をしながら歩きました。①さっそく長尾大池に入る水路で採水。CODは6~8mg/L、川の下流の値で、やはり高め。アンモニウム態窒素少し多い、亜硝酸態窒素かなり高い、硝酸態窒素通常範囲、リン酸態リン少し多いということで、亜硝酸態窒素が高いのは比較的近くで汚れが流れ込んでいるというらしいです。その理由はおそらくすぐ上の住宅地の生活排水です。
住宅地を過ぎて、農地の中の水路②ポイントで測るとCODは2、そのほかはすべて低めでした。
しかし、最上流部の甘南備山山麓の扇池③で測るとCODは4と②より高い数字が出ました。しかし、アンモニア、硝酸、亜硝酸、リン酸の数値は②とほぼ同じでした。この原因はわかりませんが、途中の農地では水田がまだはじまっておらず、田畑から流れ込む水はほとんどありませんでした。
農地の中の水路ではカワニナの姿も見られました。
水質ポイントの間では同行のKさんがみつけたいろいろな昆虫を観察したり、里や山の花を観察したりしながら歩きました。
甘南備山ではサクラは散りつつあり、コバノミツバツツジがきれいに咲いていました。
京田辺に出る途中で一休さんのお寺酬恩庵にもよりました。ここでもKさんがアオシャクやクマバチの巣かもしれない軒先の穴などをみつけて教えてもらいました。
おみやげに一休寺納豆のふんまつを買いました。パスタにおすすめらしいです。一休寺納豆は大徳寺納豆とおなじで、ねばねばはないですが、非常に塩辛い納豆です。酒飲みは好きらしいですが、この塩辛さはふつうには強いので、こうした新商品が開発されると多くの人が買いやすいのでは?