海と緑とこどもたち HONDA ECOACT

地域にこどもたちと自然とのふれあいの場をつくろう!

バッタの原っぱ春の生き物さがし4月27日

2014-04-29 10:44:47 | 浜寺公園の自然

 浜寺公園自然の会の自然観察会、春の生き物さがし。
 バッタの原っぱとその周辺をいろいろな方法で生き物、主に虫たちを探します。
 まずはお向かいの花壇で。ここはもちろん、チョウがいろいろやってきます。モンシロチョウ、キチョウ、ヤマトシジミ、ベニシジミ、ツマグロヒョウモンなど。アゲハ、ツバメシジミ、ヒメアカタテハ、キチョウなども見られます。すきまのようなところではもちろんダンゴムシ。ヒラタアブもいます。もうすこしあとではこうした花に来る虫をねらう肉食のシオカラトンボ、アブ、カマキリなども現れます。(写真は会員のKさん)
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そらを飛ぶクマバチをみてから、原っぱに入り、タンポポ調べ。(写真Kさん)
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そして歩きながら草はらをスイーピング。ハエの仲間が多いですが、キリギリス幼虫もたくさんみつかります。モンキチョウ、寄生ハチ、小さなカメムシ、ガも。(写真Kさん)
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最後はエノキでたたきおとし。コメツキムシ、ガの幼虫2種類、ナミテントウ、アブラムシ。また、ハラビロカマキリの卵も。
Tatakiotosi

たくさんの子ども達の参加があり、楽しく過ごせました。


ささやまの棚田・里山4月26日

2014-04-28 11:15:27 | 生態系サービスと生物多様性

 土曜日26日はずっとかかわっているユニトピアささやまの棚田里山再生活動の日でした。
 先日にじゅうまるプロジェクトの登録申請が受理され、新しい出発の日になりました。
 今回は田植えに向けて田んぼへの通水作業などがおこなわれました。
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 田んぼの小さくなった水たまりには黒いオタマジャクシが群れていましたが、水がはられたことで少し落ち着いたことでしょう。このオタマジャクシは時期的にアカガエルではないかと思います。2か月前には水路の中にヒキガエルの卵がありましたが、その後は追跡できていません。

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 水の入っていない田んぼにはコツバメが来ました。スプリングエフェメラルのこのチョウはギフチョウが出るサインともいわれますが、ここではギフチョウは確認されていません。

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 今回の大きな発見はシオヤトンボの羽化直後の個体を確認したことです。飛んでいるシオヤトンボは何回も見ていますが、羽化直後の個体がみつかったことで、ここの田んぼ湿地で産卵・ヤゴ生活が行われたことが確認されたと考えています。

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 ほかホソミオツネントンボも確認しました。初確認です。

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 川沿いではムラサキケマンが開花していました。また、花は終わっていましたがショウジョウバカマもありました。これらも初確認です。また、棚田の斜面ではキランソウが増えていました。こうした草花が増えたのは伐採や草刈りの影響のように思います。

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キランソウ
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コバノミツバツツジ
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ヤマツツジ
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サワギク
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レストランではシカ肉のポトフ風が出ていました。
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新緑
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JR長尾~長尾大池~船橋川遡行~甘南備山~京田辺

2014-04-16 23:45:53 | あちこち自然探訪

 4月13日、JR長尾駅から枚方の船橋川をさかのぼり、甘南備山を越えて京田辺まで歩きました。前回1月にこのコースを京田辺川から歩きましたが、今回は逆に歩きました。このコースは市街地、農地、山という流域環境を圧縮した形で見ることができるコースです。
 JR長尾駅からすぐ長尾大池、きょうも大池前の農地ではケリが数羽飛んでいました。大池からはまだ水が送り出されていませんでした。つまりひたすら貯める段階。
消防団が来て放水の練習?をしていました。大池のカモもすでにシーズンオフ、ハシビロガモ♂♀、カルガモ2、カイツブリしかいませんでした。

 途中水質検査をしながら歩きました。①さっそく長尾大池に入る水路で採水。CODは6~8mg/L川の下流の値で、やはり高め。アンモニウム態窒素少し多い、亜硝酸態窒素かなり高い、硝酸態窒素通常範囲、リン酸態リン少し多いということで、亜硝酸態窒素が高いのは比較的近くで汚れが流れ込んでいるというらしいです。その理由はおそらくすぐ上の住宅地の生活排水です。
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 住宅地を過ぎて、農地の中の水路②ポイントで測るとCODは2、そのほかはすべて低めでした。

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 しかし、最上流部の甘南備山山麓の扇池③で測るとCODは4と②より高い数字が出ました。しかし、アンモニア、硝酸、亜硝酸、リン酸の数値は②とほぼ同じでした。この原因はわかりませんが、途中の農地では水田がまだはじまっておらず、田畑から流れ込む水はほとんどありませんでした。

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 農地の中の水路ではカワニナの姿も見られました。

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 水質ポイントの間では同行のKさんがみつけたいろいろな昆虫を観察したり、里や山の花を観察したりしながら歩きました。

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 甘南備山ではサクラは散りつつあり、コバノミツバツツジがきれいに咲いていました。

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 京田辺に出る途中で一休さんのお寺酬恩庵にもよりました。ここでもKさんがアオシャクやクマバチの巣かもしれない軒先の穴などをみつけて教えてもらいました。

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 おみやげに一休寺納豆のふんまつを買いました。パスタにおすすめらしいです。一休寺納豆は大徳寺納豆とおなじで、ねばねばはないですが、非常に塩辛い納豆です。酒飲みは好きらしいですが、この塩辛さはふつうには強いので、こうした新商品が開発されると多くの人が買いやすいのでは?


寒の戻り

2014-04-06 23:47:19 | 自然

 4月6日の寒の戻り、厳しいものでした。ふと見ると岩湧山も再び雪景色。
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きょうは雨山に行く予定だったのですが、中止しました。

上空では上層と下層の雲がクロスしていて、こういう気象条件ってたつまきがおきやすいとか聞いたように思いましたが、そこまでにはいたりませんでした。