海と緑とこどもたち HONDA ECOACT

地域にこどもたちと自然とのふれあいの場をつくろう!

ヒヨドリの渡り

2008-04-27 11:35:30 | 自然

 4月20日岬町の長崎海岸で海岸上の松林沿いに北へ向かう100羽以上のヒヨドリの大群を見ました。また、22日には浜寺公園でもヒヨドリの大群が北へ向かうのを見ました。でもこういうときに限ってカメラの準備ができていないのですよね。

 この時期、渡り鳥があちこちに姿を現します。きれいな鳥ではないがヒヨドリの群も季節のスペクタクルとして見ごたえのあるものです。


自然のみかた研究会のご案内

2008-04-25 23:18:05 | 自然のみかた研究会

 今年から「自然かんさつの学校」を改名し、「自然のみかた研究会」としてスタートしました。これは従来の講座のみでなく地域市民の自然調査も内容とするためです。自然のみかた研究会は市民による自然調査の普及を出発点に、自然に学び、自然に育てられ、自然と共存する地域づくりをすすめていきたいと考えています。

◎今年の予定

①生駒市高山昆虫調査:生駒市高山地区の昆虫を調べるために月1回ていど調査コースを歩きます。第1回は4月12日に行いましたが、次回は5月24日です。生駒の自然を愛する会と共催です。

②森のみかた研究会:和泉葛城山、岸和田市のシイ林その他をフィールドに森林生態を自ら調べ学びます。

③虫のみかたクラブ:今年は「マーキング」と「虫マップづくり」を2大テーマに取り組みます。第1回は5月11日奈良北西部のハルゼミマップづくりを行います。第2回は服部緑地、以後アサギマダラのマーキングやカマキリの生態とマーキングによる個体数推定などを予定しています。

④こども昆虫塾:奈良市の学園前の大渕池公園などで主に小学校低学年の子ども達が参加して行っています。4月28日現在3名の空きがあります。

※日程や参加費などを詳しく知りたい方は本多までメールをください。thonda◎guitar.ocn.ne.jp(迷惑メール対策ですみませんが、◎をアットマークに変えてください。)


岬町の磯にいきました。

2008-04-24 11:25:25 | 浜寺公園の自然

 4月20日、浜寺公園自然の会の行事で岬町の磯に行きました。6月に大阪湾一斉調査に参加して高師浜の海浜生物の観察をするのですが、その前に自然豊かな海岸を見てもらおうとこの企画になったものです。子ども達はアメフラシが紫色の汁をふきだしたのにびっくりしたり(上の写真 血ではありません)、潮溜まりにひそむハゼをつかまえるのに夢中になっていました(中の写真)。生き物達は海に帰して、帰りにはビーチグラスをひろいました。

 今度高師浜ではウメボシイソギンチャクがいると思いますが、ここではウメボシイソギンチャクのほかヨロイイソギンチャクが見られました。6月にはいないと思いますが、高師浜ではフレリートゲアメフラシがいます。

 それからみさき公園の駅でツバメが一生懸命巣作りをしていました(下の写真)。磯までの途中の陸橋の下にはコシアカツバメの巣が見られました。Photo Photo_2 Photo_3


ブナの開花

2008-04-21 23:15:11 | 自然

 平日ですが、田中先生のリードで森のみかた研究会を和泉葛城山ブナ林で開催しました。本日のメインテーマはブナの開花状況。一番上の写真がブナの花で、長い柄で下にぶらさがるように出ているのが雄花、上向きの部分が雌花です。雄花の花粉は下に落ちるために自らの雌花にはかからないそうです。2枚目が花と葉が展開したブナの林冠のようすで、これを双眼鏡で観察し、開花状況を判定します。全面的に開花しているのもあれば一部だけのものもありました。田中先生はこうした判定を集計しブナ林全体の豊作パターンを読み取りたいと考えているとのことです。数年後予想される大豊作に備えていまからデータ収集を継続していきたいとのことですが、残念ながらこの4月は開花・結実予測をするにはやややりにくい時期で、11月ごろに行うのがベストだそうです。

 この日はツツドリ、ミソサザイ、オオルリ、イカルなど鳥も多く、ほかにもいろいろなものが見られました。写真の3番目はブナの殻斗にのみ生えるキノコ、4番目の写真は鳥が糞として落としたヤドリギの種です。粘液質の糸がついています。Photo Photo_2 Photo_3 Photo_4


やばかった山

2008-04-05 23:46:58 | 自然

 春休みに一度はこどもと山に登ろうとようやく金勝アルプスへ行きました。金勝アルプスは「こんぜあるぷす」と読みますが、登山をしている人には良く知られた風化地形の山です。その中心にあるのが天狗岩。写真下はその全景で、怪異な山容ですね。

 この天狗岩に登る道があり、その先に鎖場があったので下へ降りれるのかと降ってみたところ、途中から足場らしきものがまったくない。仕方なく鎖場を戻り普通の山道を降りました。その途中で撮ったのが下の写真ですが、山の右手にのっている下に空間の見える岩が上の写真の背後に見える岩です。これじゃとても降りられない。あとでWEBで調べてみるとこの鎖場を紹介しているページは見当たらず、鎖場自体も怪しい感じで、やばかった。みなさんはこの鎖場はやめといたほうがいいですよ。Photo Photo_2