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元気なわんぱく犬「あき」の話題をたくさん載せてます。
「あき」は福島の浪江町から、縁あってわが家に来ました。

ふくしまの中高生たちと一緒に研修キャンプ

2014-02-25 22:47:03 | ふくしま応援!!

この土日、ふくしまの中高生や看護学生たちと一緒に、「アカデミーキャンプonメディカル~震災後に命を守る~」という合宿研修会へ参加。とっても楽しく、みんなの素晴らしい発表に感動した2日間だった

 

「体のリスク予防」ワークショップでは、実際にみんなで聴診器をあてて心臓の音を聴いたり相手の脈を測ったりして、日頃からのバイタルサインを把握しておく重要性を学んだり、「心のリスク予防」では、自分の心の変化を〝紙に時系列でグラフ化〟して表し、セルフコントロールを心掛ける材料にするなど、今もメンタル面での取組みが重要な現地に、すご~く工夫された手法が展開され、これだけの内容を企画する看護学生たちにはビックリ

そして、〝命を守るのは、自分の命だけを守るのか、周りの人びとも一緒に守ろうと考えるのか〟という難しいテーマに、一人の中学生が発表した答え

「自分が守りたいと思う大切な相手は、相手だって自分のことを助けようと思うから、無理をしてその人の命を落とさせてしまうかもしれない。だから、大切な人を思うならまず自分の命を優先して守る」・・・この発表には感動最終セッションでは、命を守るための自分が考える約束をグループで発表し合った

 

プログラムの本題ではなかった内容で自分がもう一つ感銘受けたのが、いわき市内の中学校で取組まれている〝生徒会長サミット〟という活動報告。

「笑顔を世界の架け橋に」をスローガンに、中学生がグローバルな視点で夢と志を持って、ふるさとの末来を担えるように、様々な企画力・問題解決力・実践力を身につけながら、地域の復興活動をしているという。

これまでに市長室を何度も訪ねて自分たちが考える街の姿を提言したり、市内企業を視察して活動協力を要...請したりしながら、そうして得た情報を中学生の視点で、市民をはじめ広く発信しているそうだ

とりわけ自分が素敵な話だと感動したのが「ワンコイン・スクールプロジェクト」という取組み。

これは、大震災のとき自分たちが受けたたくさんの支援への恩返しをしたいとの想いから、まだまだ環境に恵まれないタイの山間部へ学校建設しようとの発案で、その資金を自分たちの力で何とか集めようというプロジェクトだそうで、市内に中学生が1万人いるので1人500円づつ寄付すれば建設出来るという。

たった500円なんて簡単じゃん~と思ったら大違いで、ただ500円寄付するんじゃなくて、〝自分たちで何か目標を作って、頑張ってそれを達成出来た時に寄付するように決めている〟と聞いてビックリ

ここまでの色んな取組みをしているのは県内でもいわきだけだそうで、福島・郡山から参加の中高生たちも大きな刺激を受けたようだった。

夜遅い報告会後も、男子部屋でみんなで車座になって、〝知られていない「いわき」の良さ・観光名所を自分たちで発信していきたい〟と観光プランを語ったりと彼らはとても熱心だった。

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この研修会は、震災体験した中高生と医学を学ぶ学生が互いの情報を共有しながら、今とこれからに何が必要か?を考え合う

 

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隣の人の脈を測る体験。

でも、これをやって一番の伝えたいことは、日ごろからこうして手を取り合い、良好なコミュニケーションを作っておくことが、災害時の協力関係に大事ということ。

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相手の心臓に手を当てて、命の大切さを再確認。

あまり報道されないが、今も現地の仮設住宅などでの孤独死は多い。

とりわけ、福島は宮城・岩手の3倍も多い。

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心の変化を時系列で、自分で記入して〝今の自分〟を理解するワークショップ

これをグループメンバーみんなで重ね合わせると、人によってひとつの出来事の受け止め方、感じ方に大きな差があると解り、相手を思いやれる。

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色んなカードを探していると、自分でも気が付かない〝今の心〟を見つけられたり・・・

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 いわき市内の中学校で取り組まれている、支援への恩返しプロジェクト。

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レトロで落ち着いた感じの研修会場。

この歳になって、大勢の中高生と一緒に、研修所の二段ベッドで寝るなんて、何だかタイムスリップした感じ。
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
yoshyyさん素晴らし体験をなさってきたのですね。 (AWSママ)
2014-02-26 10:30:55
yoshyyさん素晴らし体験をなさってきたのですね。
本当に行動派に感心します。
福島の若人が自分たちで何をしたいか、何をすればいいのかと色々な意見を
出し合いながら取り組む姿勢には明るい未来を感じます。
yoshyyさんがその機会を見逃さず参加して下さったことにも頭が下がります。
お疲れ様でした。
中学3年生の男の子が「何だか原発事故とかの話ば... (AWSママさんへ(yoshyy))
2014-02-26 21:58:06
中学3年生の男の子が「何だか原発事故とかの話ばかり色々言われ過ぎて、もっと大事なほかの事が忘れさられていると感じる」というのを聞いて、自分も含めみんな今のふくしまを特殊に見過ぎているのかな!?とも感じました。
 
今回会った子たちは、大半が昨秋の会でも会った子が多かったんですが、わずか数か月でも結構大人になった感じでしたよ。

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