きょうは、静岡の観光地紹介シリーズ。
今回は、「大井川鉄道 井川線」をご紹介。このトロッコ、別の愛称を「南アルプス あぷとライン」いい、その名の通り、南アルプスの裾野の山あいを縫って走る“チョー鈍足”のトロッコ列車。
SL列車の終点「千頭駅」から、さらに2時間かけて進み、その速さおよそ15キロ。何しろ、以前yoshyyは列車を追い越し、「接岨峡温泉」というにゆっくりと入って、出て来たら、ようやく列車が駅に着いたのを見てビックリしたのだ。
列車だと1時間以上かかる温泉が、クルマなら15分だから、実用じゃなく観光オンリーで走る。
でも、その景色は天下一品。途中の「奥大井湖上駅」は、ダムを渡る長い橋の途中に造られ、周囲は緑と湖のみ。そして、このダムを超えるのに、日本でここ1箇所しかみられない「アプト式」という線路が見られる。これは、線路の真ん中にギザギザのレールがあって、そこを列車は歯車を回しながら登らないとフツーには走れない仕組み。それほど急勾配という事。
他にもつり橋を眺めたり、線路ぎわをサルが横切ったり(笑)。夏は、窓がないオープン席が付いている時も。そして、秋は紅葉で、一年でもっとも賑わう季節。
笑えたのは、「土本」という駅での観光アナウンスで、“この駅の周囲には家が4軒しかありません。その家の苗字は、4軒とも「土本さん」です。4軒の新聞は、車掌が運んでいます。”・・・だと(笑)
※ちなみに、今は一部区間が工事で、バス代行してます。
←これが、トロッコ列車。奥に見えるのはつり橋
←ダムにかかる橋にある「奥大井湖上駅」。
降りたら、鉄橋の脇にある歩道を歩いて、対岸まで歩くしか、ほかに道は無い。ちなみに、ここで結婚式を挙げたというカップルもいた。
←歯車を噛み合わせて登るレール。ダムをよじ登るために、1駅間だけある。
←夏は、天然クーラーの窓なし席。もちろん、それ以外の席も天然クーラー。それで、かなり涼しい!!