全国版ニュースでも、“おバカ空港”として時々話題にされる「富士山静岡空港」。
①開港前は、滑走路の先に残る反対住民の“立ち木問題”で開港が遅れ、前知事が責任取って辞職。(→さらに、その後も無断で県が木を切った所があったとわかり、大もめ)
②なぜか、JAL福岡線だけに導入した「搭乗率補償」(年間70%の搭乗率に届かない場合、県がJALに、1席あたり15,800円補償払いする契約=前知事が結んだ)を、新知事が不満と訴え、社長相手に契約破棄を要望。(→でも、最初に提案したのは県の方)
③もともと台地で霧が多い場所に造ったから、開港まもない梅雨に運休や着陸地変更が頻発して、信頼を失った。(→地域住民は、最初からこうなると確信していた)
④そうこうしてるうち、今度はJAL自体の経営難が明るみに出て、ナント就航わずか5ヶ月後には、3月末での静岡空港からの撤退をJALが表明・・・。
⑤これに激怒した新知事は、「搭乗率補償のカネなど、何があっても払わない」と、JALに対決姿勢。 目下、“完全決裂状態”進行中
⑥JAL搭乗率を上げるため、卒業旅行の学生向けに、県が5,000円分の「ツアー補助金」を出すと発表。すると、今度は「ANA」が、公平な競争を阻害すると県に猛抗議
・・・と、何ともおバカ。地域エゴとハコモノ造りで強引に開港させたものの、そのツケが県民に大きくのしかかった状態。
まぁ、ともあれ批判的にだけ見てても仕方ないので、気をとり直し、いくつか写真をご紹介。
→飛行機から、富士山が間近かに見えるのは、この空港ならで(もちろん、これは望遠で撮ってるけど)・・・アシアナ航空
→展望台からは、飛行機の離陸シーンが目の前に。ANA機、いざ沖縄へ。
→地元商社の「鈴与」が立ち上げた「富士 ドリーム エアラインズ」 。3機保有していて、赤・水色・ピンクと1機づつカラーが異なる。これは1号機。小松・熊本・鹿児島を結ぶ。
→わずか開港9ヶ月で撤退する「JAL」。この光景も、あと少しで過去のものに・・・!?。たった76人定員の小型機で、福岡へ出発するところ。
→こんな光景も、アッという間に見納め。4月以降は「FDA」がJAL福岡・札幌線を引継ぐほか、長野県松本空港の福岡・札幌線も引受けて運行するそうだ。
→空港名物の「静岡まるごとラーメン」名産の桜エビなどが入る。
名前の由来は、地元TV番組「静岡まるごとワイド」が取材に来て、こんな名前にしませんか?・・・と提案したら、決まったのだとか!?