新・エンゲル係数

肥満と痛風に悩まされながらも新鮮な食ネタを捜し求めて・・・

煉瓦亭でランチ☆

2015年03月21日 | 東京

 いっしょに行ったG君が銀座で万年筆修理すると・・・

はい、行って見マシよ

で・・・帰りに、ランチは何処でということになりまして

ふっと、目の前にあった煉瓦亭にぃ~偶然だぁ

 老舗の洋食屋さんです。

昼の時間だったので混みあってましたが~

なんと、3階の座敷が運良く空いてました。

いゃあから座敷があるなんて・・・知らなかったね

 若手は当然ハンバーグでしょ

私は迷った挙句にい~牡蠣フライを注文しました。

 冬限定ってのに惹かれまして・・・

ごはんは少な目にしてもらいましたって~そんな注文は無かったよ

 

このタルタルソースが絶品でしたぁ

しかし、少ないねぇソースの量がぁぁ


グレープフルーツ

2015年03月21日 | おいしんぼうネタ

 居酒屋で「生グレープフルーツサワー」を頼むたびにいつも思う。「グレープフルーツよ、おまえはいつからそんな存在になったのか」と。さらに半分に切られた大振りのグレープフルーツをわしづかみにし、絞り器にグリグリと押し付けながらこうも思う。「ああ、なんか(ぜいたくな気分で)うれしい」と。

 グレープフルーツが本格的に日本の食卓に入ってきたのは、1970年代の初めの頃だったような気がする。まだまだ物珍しくて、まだまだ(品種改良前で)酸っぱくって、砂糖をいっぱいかけて、ギザギザのついた専用のナイフで円周をホジホジしながら食べていた。

 もうひとつの秘密兵器はギザギザスプーン。房の部分にグサッと刺して果肉を掘り起こす。全部食べたあとは、半玉輪切りをわしづかみにし、上を向いて残った果汁を口の中に絞り込む。「行儀悪いからやめろ」といちいち言うオカン。73年ごろの、これはこれで昭和の懐かしい光景である。

 で、グレープフルーツの当時の値段であるが、なかなか資料が出てこない。一説には1玉500円から700円ぐらいしていたとの話もある(73年)。今の価格に直すと1200円から1700円ぐらいである。年がら年中食えるようなものではなく、メロンと同じで、誕生日や来客があったときなどの「特別」な場面でしかお目にかかれないものだった。ちなみに今売っている値段は平均すると100円あたり。もちろん、輸入自由化のおかげだが、ずいぶんと安くなった。

 当時のグレープフルーツがいったい何を象徴していたかはわからない。だが、日本にはあまりなじみのなかった「柑橘(かんきつ)系」という響きがちょっとしたブームのようになっていた。

 「柑橘系の香り」。シャンプーやらコロンやらヘアトニックやら。思い出すとキュンとくる、70年代~80年代の文字通り「甘酸っぱい」思い出である。 (中丸謙一朗)

 ■なかまる・けんいちろう コラムニスト。1963年、横浜生まれ。『ポパイ』『ブルータス』などで編集者を務めた後、コラムニストとして独立。主な著書に『ロックンロールダイエット』(中央公論新社・扶桑社文庫)、『車輪の上』(エイ出版)、『大物講座』(講談社)などがある。好きな神は山口百恵と田中角栄。