木製の構造物本体表面に、薄いジュラルミン板を継ぎ接ぎ状に貼付けて、ビスで固定した”デザイン収納家具ジュラルミン張り二種”は、近所の古道具屋で見掛けました。このお店のオリジナルなのか、どこかの家具屋からの払い下げ品なのか、保存状態も良く新品です。周りを映し込む素材感が生かされた、お洒落でモダンなデザインです。キャビネットタイプと作業台タイプの、二種類サイズと用途違いで揃っており、可能であればセットで購入したいところです。こんな格好良い家具が置いてあれば、それだけで空間のアクセントになりそうです。お値段はそれぞれ500€近くでした。皆さんは、見た目も素材感も独特で個性的なこんな収納家具、どのように思われますか?個人的には、置いてあるだけでも存在感がある、男心をくすぐる魅力的な家具だと思いました。
以前「パリの古道具屋にて-64/デザインデスクライトグレースチール01」でご紹介させて頂いた”デザインデスクライトグレースチール”は、近所の古道具屋でなかなか売れずに残っている商品のようです。保存状態はあまり良くなく、傷や塗装剥げが目立っており、スイッチも破損しております。日本ではシャルロット・ペリアンが1950年頃フランスJUMO社の為にデザインしたモノとされる説と、好んで使っていたとされている説と、二種類あり、昔のことなので実際のところはどうなのか定かではありません。何度か様々な色目のタイプをご紹介させて頂いておりますが、今回のモノは一般的なライトグレーカラーです。シンプルですが機能的で存在感あるフォルムは、Jielde社ランプのデザインにも通じます。人気のインダストリアル系デザインの雰囲気も漂っており、カラーバリエーションが豊富なところも魅力です。お値段は48€値下がりしておりました。皆さんは、シャルロット・ペリアンと繋がりの深いこんなデスクライト、ご自宅用に如何がですか?個人的には、度々ご紹介させて頂いております、Jielde社ランプ、Pirouetteランプと共に、気になっている照明器具の一つです。
ユニークなフレーム形状で目立っていた”デザインローテーブル黒ガラスステンフレーム”は、近所の古道具屋で見掛けました。周りの景色が写り込む上下二枚の黒ガラスの素材感とステンレス製フレームの緊張感あるフォルムが格好良いです。ミッドセンチュリー期のデザインの流れを汲むモノでしょうか。シンプルでスッキリとしたカタチですが、美しい仕上がりが高級感を醸し出しております。天板と下板の間の空間には、ちょっとしたモノを収納するのに便利です。何度もご紹介させて頂いております「パリ蚤の市便り-1849/ジャンカルロ・ピレッティ1969年製プリア透明樹脂座面背当て二脚01」に合わせて使っても良さそうです。お値段は400€近くでした。皆さんは、デザインも素材感も素敵なこんなローテーブル、ご自宅用に如何がですか?個人的には、置いてあるだけでも立体的な存在感があるので、インテリアのアクセント作りに良さそうだと思いました。
こちらも、近所の古道具屋で見付けた”デザインシェル型セピアアクリルラウンジチェア黒クッション”は、保存状態も良く、このまますぐにでも使えるコンディションです。勉強不足で、デザイナー名・モデル名・製造メーカー名等詳しいことはわかりませんが、ミッドセンチュリー期のデザインモノでしょうか。お洒落で素敵なデザインです。セピア色アクリル製の、包み込むような大きなシェル型に、スナップ固定出来るクッションも施され、座り心地はとても良さそうです。輪っか状のステンレス製フレームとベースとのデザインバランスも悪くはないです。お値段は200€切っておりました。皆さんは、見映えも素材感も良いこんなラウンジチェア、ご自宅用に如何がですか?個人的には、カタチも格好良く、値段も大変魅力的だったのですが、狭い我が家には置けるスペース等無論なく、残念ながら諦めました。
勉強不足で本物かどうかはわかりませんが”ヤコブセンエッグチェアとイームズシェルチェア赤”は、近所の古道具屋で売られておりました。先日「ぱりの店どころ-04/LASALLEDESVENTESDUPARTICULIER(ラサルデヴァントデュパティキュリエール)01」の記事の中でもご紹介させて頂きましたが、名作椅子の一つ「アルネ・ヤコブセンエッグチェア」は、赤革で目立っておりました。このお店の商品は、サイト内にも反映されているモノもあり、今回のモノはhttp://www.lasalledesventes.fr/antiquites-brocante/fauteuil-rouge-pivotant,p,834でも掲載されております。1100€の値段から推測すると本物かもしれません。「チャールズ・イームズDSRエッフェルベース」は、おそらくレプリカ品だと思いますが、鮮やかな赤の色目が格好良いです。黒も一緒に並べられておりました。お値段は300€越えでした。皆さんは、どちらの名作椅子に興味がございますか?個人的には、同じ赤でもしっとりとした革素材の「赤」が素敵だと思いました。「エッグチェア」憧れ椅子の一つです。
「寝椅子」と言っても、おそらく医療施設向け専門的な道具としての機能が備わっている”デザイン診療用寝椅子”は、シートの形状にも独特な存在感があります。こちらも、前回ご紹介させて頂いたモノを扱っていた、近所の古道具屋で見付けたモノです。診察に訪れた患者さんに、少しでもリラックスした状態を保ってもらえるように考慮されたフォルムが素晴らしくもあり格好良いです。肘掛けも施され、シート部はクッションも利いており、座り心地は良さそうです。下部には配線コードがあるので、電動式のアジャスター機能か角度調節機能か何かが内蔵されているのだと思われます。お値段は500€近くでした。デザインも機能面も充実したこんな寝椅子、コレクション用の一つとして如何ですか?個人的には、見映えが個性的で迫力もあるので、お店のディスプレー用に使っても面白いのではないかと思いました。それにしても変わったモノが色々置いてあるお店です。

ル・コルビジェの名作「LC4シェーズロング」の影響を感じさせる”デザイン寝椅子黒革クロームフレーム”は、探し物の為に久しぶりに訪れた、近所の14区にある古道具屋で見掛けたモノです。見た目も構造も似ており、上部のスチールパイプ製フレームと黒革シートは、下部のアーチ状スチールパイプに溶接されており、別のクロームメッキ仕上げのアーチ状台座で支える構造です。シート部は、前後にズラして座る人の好みの角度に調整可能です。台座から降ろしロッキングチェアーとしても利用出来そうです。新品なのか保存状態も良く、このまますぐに使えそうです。お値段は500€切っておりました。皆さんは、ル・コルビジェの名作に似た寝椅子どのように思われますか?個人的には、憧れのコルビジェには手が届かなくても、似た雰囲気のこんな寝椅子も使い方次第では悪くはないと思いました。広い空間があることが大前提です。
P.S.サイト内にも掲載されており早々に売れてしまったようです。http://www.lasalledesventes.fr/antiquites-brocante/chaise-longue,p,825
P.S.サイト内にも掲載されており早々に売れてしまったようです。http://www.lasalledesventes.fr/antiquites-brocante/chaise-longue,p,825
写真があまり良くなくて大変申し訳ないのですが、こちらも同じ古道具屋で見掛けた”ヴェルナー・パントン1967年パントンチェア黒”は、保存状態が良いことから、おそらくヴィンテージモノではなく、リプロダクト品だと思われます。デンマーク出身のヴェルナー・パントンが1960年にデザインした代表作パントンチェアは、世界で初めて製造された完全一体型成型椅子で、その独特のフィルムはスタッキングも可能というところが特徴です。ファーストモデルのFRP素材後も、様々なプラスチック素材が試され、現在では環境に配慮した再利用可能なヴィトラ社ポリプロピレン製が一般的になりました。カラーバリエーションも豊富です。お値段は200€超えでした。皆さんは、パントンチェアのヴィンテージ品とリプロダクト品どちらがお好みですか?個人的には、金額が全く違うので一概には言えませんが、ヴィンテージモノに憧れがあります。
イタリアはフロス社、アッキーレとピエル・ジャコモのカスティリオーニ兄弟デザイン著名ランプそっくりの''アルコランプ風フロアスタンド白大理石ベース''は、久しぶりに訪れた近所の古道具屋で二台揃って売られておりました。本物と見紛うほど良く出来た、シンプルで悪くはないデザインです。以前にも何度となくご紹介させて頂きましたが、彼らの作品に似たデザインランプは世間に氾濫し、それらを見掛ける度に、改めて二人のデザインに対する強い影響力を再認識させられます。多くの人に真似されるということは、それだけそのデザインに魅力があるということなのでしょう。このランプの大理石ベースの大きさは、本物とほぼ同じ形状です。ジョイント部が洗練された丸フレームのデザインが、角フレームの武骨な印象ある本物とは異なっております。それでもお値段は400euro近くでした。皆さんは、有名なアルコランプにインスピレーションを得た照明器具、どのように思われますか?自分だったら、もう少し二人に敬意を払った、ひねりのあるデザインにアレンジしてみたいと思いました。