トランス型脂肪酸という言葉を初めて目にしたのは
「ミスター売薬の健康雑学 NO.87(アレルギー16 妖怪型の脂肪)」
という2002年5月24日のメルマガでした。
もう、10年以上前になりますが、今でも忘れていないところをみると、
かなりのインパクトがあったのだと思います。
アレルギーやクローン病との関連も指摘されていますが、日本では
今でも何の規制もないようです。
他に適当な代替品がないのが理由なのでしょう。
以下は当時のメルマガを抜粋したものです。
トランス型の脂肪は、ねじれてちょうど人間で言えば、首だけが後ろ向きに
ついたような格好をしています。
自然界にはほとんど存在しない、妖怪型の脂肪です。
マーガリンは、ご存知のようにコーン油100%と書かれたりたりしていますが、
コーン油は不飽和脂肪酸がほとんどで、常温では液体のはずです。
ではどうして、マーガリンは固体なのでしょうか。
なにか固めるものを使って固めているのであれば問題も無いかもしれません。
しかしマーガリンには、固めるものは入っていません。
なんと人工的に分子構造をいじくって固まる脂肪を作り出しているのです。
常温で液体だった脂肪を、高温で熱して水素を加えるという不自然な作り方で、
常温で固まる水素添加脂肪を人類は作ることを覚えたのです。
人工的な水素添加脂肪は、大変不自然な形をしています。電子顕微鏡で観ると、
プラスチックとそっくりに見えるそうです。
要するに分子構造がめちゃくちゃで、途中で切れたり、ねじれたりして
見えるとの事です。このねじれた脂肪酸がトランス型の脂肪です。
およそ食品の顔はしていません。
このような脂肪は摂らない方が身のためのようです。
と、書いてありました。 (転載おわり)
それ以来、食品の成分表を注意してみて、マーガリンやショートニングの入って
いるものはなるべく買い控えるようにしてきました。
パンやクッキー、ケーキなどには、ほとんど入っていて、入っていないものを
探すのが大変なほど・・・。
私は朝はパン食なので、ココナッツオイルを塗って食べていますが、
パンそのものも2年前からホームベーカリーで自分で作っています。
市販のパンにはマーガリンやショートニングの他にもイーストフードや
乳化剤など添加物も多いですからね。
今の80代のお年寄り達は食べ物の添加物の少ない時代を生きてこられましたが、
若い世代は豊かな食生活と引き換えに、添加物もかなり
取り込んでしまっていて、平均寿命、特に健康寿命はだんだん短く
なってしまうのでは・・・と思っています。