まいにち畑で遊ぶ

24坪の市民菜園で無農薬の野菜作り、たま~に手芸、時々スピリチュアル

暮らしの中の点字

2015年03月18日 | 点字

これは、ある建物のエレベータの所にあった点字版です。

点字は読めない人がほとんどだと思いますので、点字の下に
かな を振ってみました。

私も、エレベーターを待つ間に、読んでみようとするのですが、たどたどしい
読み方なので、途中まで読んだあたりで、エレベーターが来てしまい、
最後まで読んだことは、ありませんでした。

ちなみに点字はパソコンで、かな入力がほとんどなのと、手打ちする場合でも、
凸面ではなく、裏の凹面で打つので、鏡のように字が逆さまなのです。
私にとっては凸面の点字は、とても読みづらいものになります。

公共の場所だけでなく、自宅の洗濯機やビールの缶にも、点字はついています。
ビール缶の点字は未成年や、飲めない人の誤飲をさけるために必要ですね。
                  ① おさけ 

  

洗濯機にも点字が・・・、矢印のところに点字表記があります。



      ②よや          ③こーす        



    ④あら      ⑤す       ⑥だ

改めて読んでみると、スペースの問題なのでしょう。 

墨字と点字が一致していないものもありました。


自動点訳ソフト

2015年02月21日 | 点字

今日は広報の点訳依頼がきていましたので、点訳作業をしていました。
点訳のページ数にして15ページ程度なので、校正も含めて、
たぶん5時間程度で
できるのでは、ないかと思います。 

テキストデータはメールなので、すぐに届くのですが、原本の方は郵送なので、
先にテキストを見ながら点訳し、校正は原本が届いてから始める事が多いです。

点訳の時に私にとって不可欠なソフト、
自動点訳ソフト「 IbukiTen Pro」 が優れものなので、ちょっとご紹介します。

このソフトは富士通中部システムがフリーソフトとして提供していました。
しかし、現在は. 公開を中止していて、残念ながら、もうダウンロードできない状態です。

元々は、岐阜大学工学部応用情報学科、池田研究室が研究・開発した点訳エンジンに
基づいて、富士通が新しくプログラム開発して製品化されたもののようです。

今日、インターネット上にあるテキストデータを利用してイブキにかけてみました。
(2月21日のインターネットの毎日新聞からの転載です)
自動点訳でこのくらいまで、点訳できます。

上欄のテキストデータを点訳したものが、下欄のかな書きの
点字データになっています。

このデータを利用して、別の点訳ソフトで点訳ミスを直していきます。
画像が読みにくいかもしれませんが、自動点訳と少し変わっている所が
あると思います。

点字と墨字の違うところは、いろいろありますが、例えば、
助詞の「は」や「へ」は、発音どおりに、「わ」、や「え」とかきます。 

また、ウ列とオ列の長音は長音符を使います。
宇宙「ウチュー」、 空気「クーキ」、 お父さん「オトーサン」などです。

点字とは関係ありませんが、この記事のネコちゃんの
生命力に驚かされます。
無事、ケガから回復しますように・・・。 


広報の点訳

2015年01月23日 | 点字

以前、夫の転勤で県外に住んでいた事がありました。
その頃、点訳を学びボランティア活動をしていた時のつながりで、
グループが点訳している区の広報の点訳を今も手伝っています。
月に一回程度です。

点字もかなり前からパソコンでデータを作り、点字プリンターで打ち出す。
という風になっていて、視覚障碍者の方からは、今の時代に合わせた
早い情報提供を求められています。

テキストデータをメールの添付ファイルで送ってもらい、
まずは自動点訳ソフト Ibuki Ten Pro で点訳
このソフトはすごい優れもので、お蔭で一から点訳せずに済み、助かっています。

それから Win-BES 99 や、Tエディタ などの点訳ソフトを使って
それぞれの点訳者が100点に近い点訳データにしていきます。

広報の点字データを載せると問題があってはいけないので、
かなり昔の小泉総理のメルマガのデータを載せてみました。

点字はかな漢字混じりの普通の文(墨字といいます)と違って
全部ひらがな読みになるので、漢字の読み間違いをしないよう
気をつけねばなりません。
もっと大切なのは点字を読みやすくするための区切り、「マスアケ」です。
点字表記辞典というものが存在しているくらいで
これが結構大変です。 

広島に帰って10年以上になりますが、この月一度の広報の点訳で
なんとか、点訳の仕方を忘れずに済んでいます。