半径１０Mの日常

連休中、土曜日は仕事があり、日曜の朝、久々に
前庭に出た。

しばらくぶりにC夫人と顔を合わせ、朝早くA夫人が、
近所のO宅のご主人の告別式にB夫人の車で行くと、
わざわざ言いにきたとことを聞いた。

A夫人が、B夫人のほうから電話を掛けてきて乗せて
行くと言ったとのことだったそうで。

ふたりで、「ありえないネ」と話しているところに、
告別式から戻ったB夫人の車がA宅前に。

A夫人はC夫人とわたしが外にいたので、一瞬ぎょっとした
感じだったが、とりあえず家の中へ入って行った。

わたしは自分の家の前に戻り、車から降りてきたB夫人に
あいさつして少し話し込んでいたら、後方からC夫人の
話し声が聞こえたので、誰と？と思い振り返ったら・・・

なんと家に入っていったはずのA夫人が、着替えもせず
喪服のままでC夫人に何やらしゃべりながら、視線は
わたしとB夫人に釘付け！
その姿が滑稽で、笑いを堪えてB夫人と別れ家に戻った。

その後、まだ庭に出ていたC夫人と会って大笑い。

C夫人は「あんた、これからまたどこかの葬儀に行くのかい？」と
言ってやったそうで、C夫人G・Jグッドジョフ！

昨日お通夜だったことを知らなかったB夫人は、案の定、
A夫人から知らされて、O宅の隣家のS夫人と、O宅と懇意に
しているA夫人を乗せて行くことになったのだ。

前夜はバスが手配されていたので、A夫人はアシがあったが、
翌朝の告別式のアシを確保するためには、自分からB夫人に
知らせる必要があった。

その経緯を、B夫人がわたしに話しているだろうと思った
A夫人は気が気でなく、着替えもせずにまた外に飛び出して
きたようだ

わたしたちは、もう学習してるんだけどネ。

B夫人が入院したときは、自分ひとりで行けばいいのに、
わたしを巻き込みアシにした。

C夫人が入院したときも、自分ひとりで行けばいいのに、
B夫人を巻き込みアシにした。

C夫人は、挨拶程度の付き合いだったB夫人からもお見舞いを
受けて、恐縮しまくりだったと言う。

B家の葬儀のときには、C・D夫人がA夫人に香典を預けて
持って行ってもらったのだが、中身の金額は近所中に
知れ渡ってしまった。

なので、O夫人とはC夫人は班も違うので、今回はA夫人が
言いにきても、のらなかったそうだ。

B夫人はO夫人とまあまあ懇意だったから、知った以上、
葬儀に行くのはおかしくないのだが、やはり今回もA夫人に
便乗されてしまっていた。

B夫人は、今回ふたりを乗せていくことには拘ってなかったが、
A夫人が、B夫人のほうからわざわざ電話してきて乗せて行くと
言ったことになっていると知ったら驚くだろう。

まぁ、もう誰もA夫人の話をまともに信じてはいないけど。

それにしても休日に１日家にいると、ここでは、毎日こういう
ことしか起こっていないし、こういう話にしかならない
のだなぁと、改めて思い出した次第である。