ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

コキアの片付けも大変だ😵

2022-11-20 21:13:08 | 草木花
埼玉の家の庭には、今年なぜかコキアがたくさん生えた。



そのままにしておいたら、それなりに大きくなり、子どもならかくれんぼしそうなくらいになった。



そのモフモフ感がとてもよかった。



だが、あおあおとしたコキアも、秋には色付いた。



先月は紅葉し、日が当たると一段と美しく輝いて見えた。



さて、今月訪れてみると、赤みがとれて、すっかり‘‘輝きを失った茶髪’’になってしまっていた。



別名を「ほうき草」というように、まさに逆さまにしたほうきが何本も立っている。
これでは庭を荒れ放題にしているようでよくない。
抜いて片付けることにした。



ところが、その片付け方に困った。
少し昔なら、火を着けるとよく燃えて、あっという間に処分できたはず。
だが、現代ではそれはできない。
仕方なく指定された大きなゴミ袋に入れようとするのだが、枯れたものでもおおきすぎたり反発力があったりして、簡単ではなかった。
抜いたすべてを、1つ1つ束ねるようにしながらある程度の長さに切って袋に押し込み、詰めていった。
3時間ほどかけて、指定ゴミ大袋で7袋にもなった。



ハサミを使っていた右手は、握力がなくなり、震えていた。
昔のようにたき火しながら処分できたら、どんなにか楽だっただろうなあ…。

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陽光を浴び、高速を走る

2022-11-19 20:43:16 | お出かけ
降っていた雨は、朝には上がっていた。
よかった。
天気がよくないと、車の運転も難しくなるし、楽しくなくなる。

今日は土曜日、高速を走る車の量も少し多めだった。
運転も慎重さが増した。

さすがに11月も半ばを過ぎると、新潟県内の紅葉もすでにピークを過ぎている。
少し寒くなるだけで、紅葉から落葉に変わってしまう繊細さを感じる。

だが、立ち寄った越後川口SAでは、流れる川と秋の山、青空が一緒になった風景を見ることができた。




川面に映る逆さ景色もまた楽し。


色付いたイチョウは、残る葉も落ちた葉も、周りの景色を明るくする。




その後も、紅葉終盤の山や、雪がかかった県境の谷川連峰を眺めながら、埼玉へと車を走らせた。



(写真は、同乗者提供。私はもちろん運転に専念。)

11月の太陽は、先月に比べても位置が低い。
南に向かう車の運転は、太陽がまぶしくて困ってしまった。
だが、晩秋のこの時期、新潟も関東も両方が晴れというのは珍しい。
陽光を浴びられる、快いドライブであった。
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晩秋にまだ咲く野菜の花たち

2022-11-18 20:37:42 | 草木花
11月も半ばを過ぎたのに、今年はわが家の庭に、まだ野菜の花が咲いている。
いつもだと、今頃には枯れてしまっているのに。
今年は少し暖かい秋だったのだろうか。

とはいうものの、気温が低くなったせいで、それぞれの実が大きくならないで枯れてしまう。
今朝の気温は、3℃くらいまで冷え込んだ。
それでも、日中、きれいな花が咲いていた。
実が大きくならなくても、枯れてしまっても、まだまだ毎日花を咲かせているのを見る。
夏の野菜なのに、涼しくなってもがんばっている姿が、とてもけなげに見える。



ピーマンの白い花。



その形やおしべの色合いなど、ただの白い花というだけではない美しさにも気づく。


ミニトマトの黄色い花。



ナス科の野菜の花は、こんなふうに中央がとがっているように見えるものも多いが、共通の独特の形をしている。



まもなくもっと寒い日が続く。
あと何日、これらの野菜の花が咲くのだろう。
おそらく実ることがないのだろうけれど、それでも美しい花を咲かせている。
その姿を、もう少しの間、楽しませてもらおう。


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またしても腰痛…💧

2022-11-17 20:38:21 | 生き方
ごせん紅葉マラソンの際には、事前に悩まされていた左腰の痛み、大会当日はほとんど気にしないで走ることができた。
その後も1週間、腰に多少の違和感が生じることはあっても、痛くはならなかった。
よしよし、と思っていた。
それが、ここ数日その腰痛がぶり返し、困っている。
これは、週の初めに息子の引っ越し作業を行ったせいかもしれない。
布団や茶碗に鍋、こたつにワゴンなど、結構いろいろなものを車に詰め込み、そして運び出した。
大した量ではなかったし、大した重さはなかったから楽だった。
…と思っていたのだが、痛みが出てきてしまって、それが続いている。

先日、知り合いの人を訪ねたときに、その人は腰痛で1か月仕事を休んだと言っていた。
腰痛に悩む人は多いのだなあ。
その人は自営業だから休んでも自分しか困らないけど、痛いのと収入がなくなるのには困ったと言っていた。
自分の場合、今は働いていないから休んでもいられるのだが、生活に支障が生じているのは確か。
湿布したりコルセットしたりして痛みの軽減を図っているが、あまり効果がない。
過去の経験から知っているが、医者に行ってもすぐ治るわけでもなし。
うーん、困ったもんだ。

今日は、腰痛のグチだけ。
これにて、おしまい!!
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亡父の祥月命日、38年

2022-11-16 17:47:26 | 生き方
38年、か…。
その頃、まだ20代だった私も、今は高齢者になってしまった。
親父の祥月命日。
親父は、今日の私のように高齢者の仲間入りをすることなくその人生を終えた。
その日から、38年もたってしまった。
その遺影よりも、洗面台の鏡に映る私の顔の方が、はるかに年寄りくさい。
実際、年寄りなのだから、当たり前だ。
過ぎ去った時間のなんと長いことか。
しかも、それも過ぎてしまえばあっという間だった。

先日、妻と娘を乗せて新新バイパスを運転していたら、あの夜もこの3人で車に乗って、この道を移動したのだったなあ、と思った。
38年前の夜は、競馬場ICの辺りで、大丈夫と思っていたのに、ガス欠になって車が動かなくなってしまった。
現在のように携帯電話のない時代だったから、2人を車に置いて公衆電話を探して歩いた。
ある店の前でようやく公衆電話を見つけ、JAFに助けを求めたのだった。
星のきれいな夜だった。


今日は朝方まで雨だったし、墓参りに向かう途中でも車に雨に当たったが、幸い墓地に着くといい青空が広がっていた。
砂地にポツポツとあちらこちらにムラサキツユクサが花を咲かせて、私たちを迎えてくれていた。



墓に着くと、きれいな小菊が咲いていた。



去年までこんな小菊は生えていなかった。
灯籠の下のわずかな隙間から、茎を伸ばし、花を咲かせたらしい。



そのたくましさと美しさに、ちょっぴり感動。

墓には、地元に住む従姉夫婦が、日曜日のうちに墓参りをして花を飾ってくれていた。
家から持ってきた花も合わせて飾ると、とても華やかになった。



38年の間に、私にも家族にも本当にいろいろなことがあった。
これからあと何度、この命日の墓参りができるだろうか。
…と、今まで考えたことがなかったことも考えてしまった。
現在過去未来、時間は流れていく。
そういうことを今までになく感じた、今日の墓参りであった。




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至福のひととき、J2アウォーズ

2022-11-15 20:29:25 | アルビレックス新潟
昨夜は、DAZNで、Jリーグの年間表彰式「J2アウォーズ」を見ていた。
J2に関して、この表彰式を行うのは初めてということだった。
アルビレックス新潟が、J2で優勝したこともあり、関心が高まった。

アルビレックス新潟関連での表彰は、いくつもあった。
まず、フェアプレー賞の受賞だ。



最も反則ポイントが少なかったので、チームに楯と賞金250万円が授与されるとのこと。
すばらしい。
これについては、以前「リスペクト」の精神で戦うアルビが誇らしいと書いたことがある。
それが、数字的にも認められての受賞だ。
うれしい。

次に、優勝監督賞。



アルビレックス新潟の松橋力蔵監督に送られた。
リモートでつながったインタビューでびっくりしたのは、J1昇格を決めたとき、インタビューで「新潟、超最高!」と叫んだが、2003年の昇格時の主将山口素弘が「新潟最高!」と叫んでいたことを、松橋監督が知らなかったことだ。
今回主将の堀米は、以前に山口主将が叫んでいたことを知っていたから、「新潟最高!」と叫んだ。
なのに、それを知らずに「超最高!」と叫んだことに、監督リキさんの天然な面白さを感じた。

そして、ベストイレブン。



アルビレックス新潟からは、11名のうち6名も選ばれていた。
GKの小島亨介。
DFは、3人のうち2人がアルビ。
舞行龍ジェームズ、堀米悠斗、
MF5人のうち、3人がアルビ。
高宇洋、高木善朗、伊藤涼太郎。
あとは、FWが2人だが、アルビ選手はいなかった。
新潟推しとしては、DF藤原奏哉が入っていないのが残念。
だが、DFが3人だけでMFが5人の選出となっているから、苦渋の選択だったのかもしれない。
いずれにしても、11人のうち過半数の6人が選ばれているのは、誇らしい。



そして、6人いずれも浮かれていなくて、しっかりしたコメントを残していたのがすばらしかった。
(舞行龍は、平畠さんに乗せられて、最初わざと英語で話したけどね。)
涼太郎は、
「来年の上のステージでも、このような賞をいただけるように、いい準備をしていきたいと思います」
と意欲的だったのが、頼もしい。
堀米主将は、
「ローテーションをしながら、いろいろな選手が出て、結果を出してという形で1年間戦ってきました。そういう選手の頑張りがあっての、J1昇格、J2優勝があり、その上で選ばれていると思っています。チームメートに本当に感謝したいですし、改めて、みんなで勝ち取った賞だと思います」
と、チーム全員での受賞だと強調していた。
さすが、われらのキャプテンだ、大事なところを外さない。
他の3人も、とてもしっかりしたコメントを残していたけど、ここでは省略。


それにしても、J1参入プレーオフの最終戦を前日見て、プレーオフを勝ち抜くのはどれだけ大変なのかを知り、自動昇格を決めることがどれだけ尊いことなのか、よく分かった。
落胆ではなく、幸福感に包まれて安心して見ていられることの幸せをたくさん感じた。
そのうえで、このようにアルビレックス新潟のチームや監督、選手が受賞の栄誉に輝いているのを見られるのは、至福のひとときであった。

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「私の金子みすゞ」(ちばてつや著;ちくま文庫)~私好みの1冊だった~

2022-11-14 19:29:25 | 読む
昨日書いたことに関連するが、面白い本を探していたとき、そのT書店の文庫本のコーナーに立てかけられてあったのが、この本だった。



「わたしの金子みすゞ」

著者名が、あの「あしたのジョー」のちばてつやさんだった。

彼が、金子みすゞの詩21編をカラーイラストと文章で表現し、1編ごとに解説を加えている本だった。
そのイラストには、ちばてつやが少年時代から見てきたり感じてきたりした風景や生活が描かれている。

大漁

朝焼け小焼けだ
大漁だ
大羽鰮の大漁だ。

浜は祭りの
やうだけど
海の中では
何万の
鰮のとむらひ
するだらう。


この詩に、ちばさんは、こんな絵をつけている。



よく想像できるのも、子ども時代、満州から引き揚げてきたときに海のそばに住んだことがあったからだろう。

そして、金子みすゞが女性だったから、イラストに登場するのは女の子ばかりだが、期待を裏切らない。
たとえば、「かるた」という詩には、かるたをしている子どもたちとその家の中の風景が描かれている。



ちばさんに描かれた世界は、幼いころの私もよく見てきた風景ばかりである。
ちばてつやさんと私との年の差は18歳もあるが、私の子ども時代の昭和30年代の景色や家の中の様子は、間違いなくここに描かれているようなものだった。
どのイラストを見ても、非常にノスタルジックな気分にもなってしまった。

わずか21編の詩とイラストにすぎないから、100ページくらいにしかならないから、あっという間に読み終わってしまう。
だが、非常にいとおしい1冊だ。

この企画を仕組んだのは、あとがきによると、同じ漫画家の里中満智子さんらしい。
2002年に出版された本の文庫化ということだが、この本と出合えたことはうれしい。
昨日のブログに絡めていえば、面白そうな本を探したかいがあったよ。
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面白そうな本を買うこと>本を読んで面白いと感じること …!?

2022-11-13 21:12:24 | 生き方
先日、T書店に行って、何か面白いものがないかなあと少しうろついた。
本は好きだが、終活というか、今後のことを考えると、あまり増やしたくない。
だから、図書館から借りることも多いこの頃なのである。
でも、昔から本屋の中をうろつき、面白そうな本を探すのは大好きなのである。

もっとも、私の場合、本を読むよりも本を探す方が好きなのかもしれない、と気付いたのは、大人になってからで、それもそうとう後になってからだった。
だから、あれほど面白そうだと思って買ったくせに、いざ家で読み始めると、本屋で見たときのような楽しさがなくて、そのまま積まれたままになったり本棚に置かれたままになったりした本のなんと多いことか。
面白そうな本を購入できたことが、本を読んで面白いと感じることよりも心地よかったのかもしれない。

だけど、本は読むために買うのであって、読まずに置き去りにするなんて、著者に対しても本に対しても失礼じゃあるまいか!?
…なんて考えて、自分を情けなく思ったりはするのだが。

とはいいながらも、面白そうだと思って買った本が、読んでみたら想像以上に面白かった、という場合は最高だ。
買ってよかったなあと思うし、そういう本を選んだ自分にとても慧眼があったような気がして、誇らしい気分になる。
ひょっとすると、そんな気分になりたくて本を探すのかもしれない。
だが、そういう本に会えることは意外と少ないのが現実でもある。

まあ、それでも、最近は買う本も少なくなったので、せっかく買った本だからと、最後まで読むように努力はしているのだけれどね…。
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胎内川ダム・奥胎内へ紅葉ドライブ

2022-11-12 20:04:20 | お出かけ
しぐれてしまうことの多い、霜月、新潟の空。
今週は、ここ数日日中はよい天気だった。
今日は、県内すべてにわたって、一日中降水確率が0%という天気予報だった。
青空のいい天気。
布団も干したい。
紅葉も見に行きたい。
両方ともかなえたいな、と実行。
敷布団をベランダに干して、お出かけ。

出かけた先は、奥胎内へのドライブ。
2か月前に、たいない高原マラソンで走ったコースも通る。

そのとき通った橋の上から、紅葉写真を撮影。

上流を見て


下流を見る。
日当たりがよいと、紅葉は一段と映える。

マラソンコースも、車で行くと胎内第2ダムまではあっという間だったけど、それなりにアップダウンは感じたな。

奥へ進むと、大きな胎内川ダムに着いた。

ここが、紅葉を眺めるのに、とてもいい場所だった。

堤高が93m、堤頂長が215mもあるので、ダム自体も迫力があった。

下を見ると、何やら工事中。

ダム堤を渡っていき、ダム湖を見て、対岸の紅葉をめでる。


ついでに階段を上り、展望台まで上がった。

以前は、ここは登山コースに使っていたようだが、今は禁止されていた。

黒部ほどではないにしろ、やっぱりダムって、すごいね。


紅葉と、ダムの巨大さって、なんだか非常によく合うものだ。

階段を下りながら、もう一度、今度は黄葉の美しさを感じた。


その後、さらに奥へ奥へと車で進んだ


胎内川がずいぶん下に見え、山の木々の多くはすっかり落葉。

一部が残っているのは美しい。

あちらこちらで、車を止めながら、写真を撮った。


同様の紅葉狩りの輩が多くいた。
車のナンバーを見ても、「大宮」「湘南」「所沢」「八戸」など、県外から来た人も多かったよ。

奥胎内は、飯豊連峰への登山の入口でもあり、紅葉シーズンとあって多くの車が止まっていた。

ヒュッテのそばの林には、面白い木もあって、写真を撮るご夫婦もいた。



靴を脱いで、はだしで落葉の感触を確かめながら歩いているご夫婦もいた。

それぞれに楽しんでいるのを見ながら、こちらも秋の風景を楽しんだ。

紅葉を楽しむには、数日遅かったかな。
もう少し前に来れたなら、その美しさをもっと楽しめただろう。

だけど、青空の下で、日頃見ない風景を見られて、満足したドライブであった。
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「虚空の人 清原和博を巡る旅」(鈴木忠平著;文藝春秋社)を読んでみたが…

2022-11-11 17:59:54 | 読む


「甲子園は、清原のためにあるのか!?」
そんな37年も前のテレビアナウンサーの叫び声を、まだ覚えている。
PL学園で活躍していた清原和博選手のホームランに、みな驚かされたものだった。
あの当時、プロ野球での活躍も期待されていた。

だが、ドラフト会議で彼が自分で信じていた未来は暗転する。
熱望していた巨人は自分を指名せず、その巨人が指名したのは、よりによって早稲田大学進学を表明していたチームメートの桑田真澄選手だった。

入団した西武ライオンズでは中心選手として活躍したし、その後自分が望んだ巨人に移籍もした。
だが、オリックス移籍を経て引退した後、覚せい剤の使用が発覚して逮捕されてしまった。
その清原氏の現在(最近)を追ったドキュメント本がこの本だ。

清原氏自身や、高校時代や現在の彼を取り巻く人たちを取材したので、今まで知らなかった彼の若い頃からの性格のことや厳しかった高校の寮生活のことなどについて新しく知ったことも多くあった。
また、今も薬物の後遺症なのか鬱症状で苦しんでいることや、甲子園球場を再訪した日のことなどについてもかなり詳しく書いてある。

だけど、読後感としては、もやもやした気分が残ってしまう本だった。
以前に読んだこの著者の、落合監督を描いた「嫌われた監督」は面白かったが、本書はすっきりしなかった。
本書では、たしかに人物のありのままの姿を書いてはいる。
苦悩も伝わってくる。
だが、著者自身が追うのをやめたり何を書こうとしているのかはっきりしなかったりしていたこともあり、書中に出てくる人物が言ったように、本書で何を伝えたいのかが不明瞭な気がした。
出てくるエピソードが、暗いものばかりでうっとうしかった。
追ったのなら、何か光となるようなものを見つけ、そこに焦点を当てて書いてほしかった。
私には、消化不良感が強い。
結局、著者の清原氏を巡る旅は、行ってみた、見てきた、というだけで終わってしまったように感じ、残念な気がする。

ただ、清原氏については、あれだけの活躍をした人だし、このまま終わってほしくはない。
これらも何らかの形で野球に関わっていってほしいと願うばかりである。
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