ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

「人力ヒコーキのバラード」(杉田二郎)

2022-11-10 20:00:32 | うた
退職してから毎朝、NHKの朝ドラを見るようになって久しい。
今回放送しているのは、「舞いあがれ!」
ヒロインが、空を飛ぶ夢に向かっていく物語だ。
大学生になったヒロイン、舞が、先週の放送から人力飛行機に乗るという展開になった。
大学のサークルで作る人力飛行機に乗って、がんばったが飛行記録には遠く及ばなかった。
それでも、空を飛んだ経験は、舞に空への憧れをより強いものにした。

サークルの学生たちの夢であった人力飛行機作りと飛行。
若者たちの夢に向かう雰囲気がすごくいいなあ、と思って見ていた。
若いときに、自分の夢の実現に向かって努力するって、いいよなあ、それに近いことがあったなあ…なんて、思わせてくれた。
これからのドラマの展開も楽しみだ。

さて、「人力飛行機」という言葉の響き、あまりなじみがないけれど、何か自分のもっているCDで、歌を聴いたことがあったと思い出した。

そう、これこれ。

杉田二郎氏が歌っていた、「人力ヒコーキのバラード」。


1970年に「戦争を知らない子供たち」がヒットしたジローズの杉田二郎がソロになって、2枚目のシングルとして1972年に出された曲だった。


ある日 僕は夢見た ヒコーキを作る夢を
自分の足でこいで ブンブン プロペラまわし
空を飛ぶんだよ



曲を作ったのは杉田氏だが、作詞は、「ふれあい」や「聖母たちのララバイ」など名曲の作詞もある山川啓介氏だった。
2人ともまだ20代だったから、こんな夢のある曲を作ることができたのだろうなあと思う。

誰も僕を知らない そんな国へ行きたい
いいのさ笑われても 人には出来ない何か
やってみたいだけ


でも、この部分には、若いがゆえの悩みから逃れたい思いが感じとられる。
他者から笑われたり干渉されたりして、つらい思いもしているのじゃないかとの憶測も生じる。

飛べよ大空高く 僕の作ったヒコーキ
汚れた悲しみには もうさよならさ


「汚れた悲しみ」とはどんなことを指すのだろう。
今の自分は、本来の自分ではなくなってしまっているから、さよならしたいというのだろうか。
単純な詩だしメロディーだから、なおさら感じるものもある。

ある日 僕は飛び立つ 昨日の世界はなれ
車も人も家も あんなに小さくなって
僕を見上げてる

飛べよ大空高く 僕の作ったヒコーキ
汚れた悲しみには もうさよならさ


2番では、つらい現状から、勇気を持って脱出しようという決心をしたことを歌っているのだろう。
「僕の作ったヒコーキ」という部分から、自分の力を信じて前に進もうという挑戦的な意思も伝わる。

久々にこの曲を聴いて、少し忘れていた「挑戦」や「前進」の気持ちを思い出した。
以前に聴いていたときよりもいい歌だなと思った。

歌っていた、かつて「戦争を知らない子供たち」だった杉田二郎氏も、もう76歳であることに、青春時代がはるか以前に過ぎ去ってしまったと思い知ったりもするのである。
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4年ぶり開催のごせん紅葉マラソンを楽しく走る(4;最終)

2022-11-09 18:11:39 | RUN
ラスト4周目、最後の周回だ。

天気が回復し、青空が見えるようになった。
ランナー間の距離もだいぶ空いた。

面白いもので周回コースを4回もめぐっていると、この1周が最後と思うと、なんだか寂しくなる。
何回もすれ違ったランナーたちには、集団で仮装した人たちもいた。
仮装ランナーが多いこともこのごせん紅葉マラソンの特徴だ。
セーラー服と機関銃の男性、時代劇姿の人々など、映画の主役たちのような集団あり。
聴診器を持つ医師、看護師たちを模したグループあり。
ヒョウ柄のかぶり物を着て走るグループあり。
スパイダーマン、ドラえもん・のび太の集団あり。

すれ違うたびに手を振ったり声をかけたりして、楽しませてもらった。


最後の周回なので、第1折り返しでも第2折り返しでも、そこで応援してくれた方々やボランティアの方々に「お世話になりました。ありがとうございました。」と声をかけて走り去ってきた。

もちろん、前回書いたアルビユニのランナーたちにも、お礼のひと言を言いながら。

それは、2か所あった給水所でも同じ。

水にスポーツドリンク、チョコレート。
ありがとうございました。


幸いなことに、3回目できつかった急な上り坂も、なんとか胸が苦しくならずにクリアすることができた。
⑯6分26秒 ⑰6分09秒 ⑱6分16秒(上り坂) ⑲6分02秒(下り坂)

19km地点を過ぎると、カラーコーンが目に入った。
これは、最終折返し。

陸上競技場の外側の道を1周して、スタート地点をもう一度通り過ぎた後、ここを回らなくてはならない。


スタート地点を通り過ぎて、最終折返しに近づいたとき、胸が苦しくなった。
本日2回目。

少し歩いて息を整えてから、最終折返しを回って走り出した。

陸上競技場の外側の道には、走り終わったランナーが声援を送ってくれていた。
同じレースを走った人たちは、みな仲間。
声や拍手が温かい。

そして、ゴール。

⑳5分56秒 ㉑6分03秒
タイムは、2時間10分台。
腰痛で全く練習できなかったし、途中で2度歩いたりしたわりには、納得のいくものだった。
体の痛みも苦しさもなく、さほど疲れた気持ちもなく、自分でもまだ余裕があるように思えた。

ところが、駐車場の近くでストレッチをし始めたら、体が想像以上に疲れていた。
ここのところ腰痛だったためか、腰回りの筋肉が弱っていた。
伸脚しようと思うが、痛くてしゃがめなかった。
体の反応は正直だった。

家に帰ってから、RUNNETで自分の記録を見てみると、5kmごとのラップは、30分~31分台と、イーブンで走れていたのが分かった。

速いタイムではないが、ジョギングでなら20km台前半の距離であっても、新潟シティマラソン同様に走れるのだな、とうれしくなった。
そんな自信を得て、今後もハーフマラソンくらいの距離ならジョギングで大会参加してみようか、と思えた。

腰痛を乗り越えて(?)完走できたごせん紅葉マラソン。
マラソン大会実行委員会関係者の皆様、開催ありがとうございました!



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4年ぶり開催のごせん紅葉マラソンを楽しく走る(3)

2022-11-08 21:43:36 | RUN
今回も、私の着用したのは、「アイシテルニイガタ」のユニ。

このユニを着ていたのは、私だけだったが、他に4人ほどアルビユニを着て走っているランナーを見かけた。
だいぶ走っている人と人の間が空いたので、いろいろなランナーの姿が分かるようになってきた。

そこで、私は、アルビユニを着ている人を見かけたら、と声をかけることにした。
声をかけていったら、私より先行していたランニング用のサングラスをかけていた男性は、「J2優勝おめでとう!」と、逆に祝福の声をかけてくれた。
思わず、「ありがとうございます!」と声が出た。
私より後を走っている女性は、背番号10の至恩のユニ。
同じく、「アルビ、ガンバ!」というと、
「ありがとうございます。元気が出ます!」とうれしい返事。
あと2人の方は、私より先行している方々であったが、自分が走るのに精いっぱいという感じで、よくて弱弱しく手を挙げるだけだった。
でも、サングラスの男性の方は、それ以降も手を振って、互いにがんばろうという仕草を見せてくれた。
背番号10の女性も、その後すれ違うたびいつも笑顔で手を振ってくれた。
こうやって走っていると、アルビを仲介として、すばらしい仲間を得ているような気分になれた。まさに、
「新潟、最高!」
「新潟、超最高!」
ですなあ。

2回目の周回も終わりに近づいた。
スタート地点に戻り、3周目に突入。

⑧6分13秒 ⑨6分03秒 ⑩5分58秒

時折腰が気になるが、だいたい順調に3周目も進んでいく。
第1折り返しからの電柱には、小学生や応援する人たちが書いた励ましの言葉が掲げられてあった。
3周目は、それらの一つ一つに目が行くようになった。


「頑張る大人が未来を創る!」なんか、叱咤激励されている感じ。

「最後まで自分のペースで走りぬいて!!」

はい。今、そのペースで走っている最中ですよー。ありがとう!

「すべてのランナーに 感謝 ありがとう」

「感謝」はいいですけど、一画抜けていますねえ。
担任の先生、間違いに気づいてよー。

そして、第2折り返しに到達したけど…。

あれ?ここって、もう100mくらい向こうにあったのでは?
まさか、レース中に折り返し地点が動いたか???
ま、いいけどさ…。
⑪6分15秒 ⑫6分08秒 

…と、楽しく走っていた私だったが、14㎞地点に向かう上り坂で、胸に今回初めてのちょっとした苦しさを覚えた。
無理をしない方がいいな。
仕方ない、少し歩こう。
そう決めて、少しだけ歩くことにした。

近くにいたランナーとは、少しずつ離れていってしまう。
でも、ここで足の長さを発揮(!?)。
大股歩きで行ったので、この上り坂で前のランナーとはそんなに差は開かなかったぞ、エヘン!!
⑬6分23秒 


幸い早めに回復できてよかった。
陸上競技場の周辺やスタート地点に戻ってくると、多くの方から応援していただくせいか、がんばって走りタイムが上がるようだ。

⑭6分14秒 ⑮6分05秒



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4年ぶり開催のごせん紅葉マラソンを楽しく走る(2)

2022-11-07 19:28:57 | RUN


スタートして、33秒後、スタートゲートを通過した。
今朝方雨が降ったせいで、路上の一部には水たまりがあるところもあった。
そんな道を、まずは村松桜中学校脇の上り坂をゆっくり上って行く。
ウオッチで確認すると、7分/㎞の速さで、今の自分にちょうどよい。

ここを上がると、今度は上ったときより斜度のきつい下り坂。
降りている最中には、左前方に左折して第1折り返しに向かって走っている列が確認できた。

みんな、速いなあと思いながら、坂を下って自分も左に折れて第1折り返しに向かうが、そこを折り返して、第2折り返しに向かう人たちがスピード感のある走りですれ違ってきた。

第1折り返しまでは、折れてから約500m。
以前は、ここをもう何kmか進んでから折り返していたのだったよなあ。

この折り返し地点で声援を送ってくれる人たちは、自分たちも仮装して楽しみながら声を出し続けているように見えた。

来た道を引き返し、先ほどの坂につながる道との交差点に出ると、坂とは逆方向の山に向かって走って行くことになる。
第2折り返しまでは、今度は500mよりは距離があるように思えた。

山方向への道だから、ほとんどわからないほどの緩やかな上り道。
折り返しの手前はゆるやかにカーブしていたが、第1折り返し同様に田んぼに囲まれた道の途中で突然の折り返し。

ここも、以前は別方向の山に向かって何kmか走っていたのだった。

折り返して、間もなく3kmを走ったことになる。
自分の時計では、①6分07秒 ②5分53秒 ③6分ジャストと、思っていたよりも少し早めのペース。
だが、無理をしている感じはない。
だから、少しきついはずの上り坂も、1周目はペースを落とさずに上り切ることができた。


そこから長めの下り坂を、村松桜中学校を横目に下っていく。
やがて、五泉市陸上競技場の周りの道を、長方形の4辺をたどるように走って行く。


村松公園の一角、愛宕神社への入口も通るから、鳥居を逆にくぐっていくコースとなる。


そこからまた右に曲がると、そこには園児たちが可愛い応援を行ってくれていた。
さすがに、どのランナーも手を振ってこたえていた。
そこを過ぎると、30分余り前に並んでいたスタート地点に戻るというわけだ。


ここで距離を確かめると、もう5kmを200m以上上回っていることに気付いた。
GPSウオッチと大会の距離が合わないのはよくあることなので、気にせず通り過ぎた。

ここでは、五泉の特産であるチューリップのかぶり物をしている女の子2人が左右にいて、可愛い感じだった。
④5分58秒 ⑤5分49秒
声援を送る人が多くて平坦だと、やはりペースが多少上がってしまう。
でも、きつくなるような、がんばって走っているのとは違う、今日の走り。
これで、1回目の周回が終わり、ハーフマラソンの4分の1を走ったことになる。
今のところ、腰痛も出ていないのはラッキー、と思いつつ、無理のない速さを維持しながら行こう、と2周目に突入した。

すると、中学校脇の上り坂で、痛みに似た腰に軽い疲れを感じた。

でも、まだ大丈夫、と思っていると、今度はぽつぽつと弱い雨が降ってきた。
温まった体にちょうどいいや、と思いながら、ゆるりと走る。
2回目の坂を下ると、1周目と違ってずいぶん前を走る人の数が少なくなった。

それだけ、結構速く走っていった人が多いということだ。
⑥6分17秒

それを示すかのように、第1折り返しの方へ曲がると、まもなく後方から先導の自転車がやってきて、
「まもなく選手が走ってきます。左側に寄ってください。」
と促された。すると、
タッ、タッ、タッ、タッ、ビューン。
という感じで、2人のランナーが先頭争いをしながら、高速で私を追い抜いていった。

この2人は、終盤まで優勝争いを繰り広げていた。
それにしても、私が6kmを走ってるところで抜かれるとは、この2人は私のほぼ倍のスピードでレースを走っているということなんだ。
すごいなあ、これこそマラソン大会だよ。
あ、私の走りは、マラソン大会ではなく、ジョギング記録会かな?
⑦5分53秒
でも、結構いい感じで7km過ぎまで走ってきた。
3分の1が順調に終わったのは、何よりだった。
(つづく)
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4年ぶり開催のごせん紅葉マラソンを楽しく走る(1)

2022-11-06 20:28:56 | RUN


行ってきました、ごせん紅葉マラソン。
マラソンと紅葉を楽しんできましたよ。
今日になるまで参加してもよいかどうか、自分の体調が不安だったけれども、しっかりハーフマラソンを走ってきた。
以前のように1時間40,50分台では走れないが、それでも2時間10分台でゴールできたのだから、上出来だった。


さて、この大会が開催されるのも4年ぶり。
だけど、3年前はまだ感染症禍にはなっていなかったけれども、2019年にはもともとこの大会は開催予定がなくなっていた。
大会をめぐる補助金の不正経理が問題になっていたからだった。
その問題と、感染症禍を乗り越え、このたびごせん紅葉マラソン大会2022が行われることになった。
自分の体は、以前のように記録もねらえないし、参加はどうしたものかと思いながらも、せっかく4年ぶりに開催にこぎつけてくれたのだから、と申込期限日の直前にエントリーを決めた私だった。

ところが、その後新潟シティマラソンを走った影響があったのか、私は、10日ほど前から腰痛に悩まされてきた。
なにしろ、寝返りを打とうとしても痛いのだから、困ってしまった。
日中は腰に湿布を貼り、20余年前にしていたコルセットを着用して、安静に過ごしてきた。
ただ、コルセットをして、笑ってしまった。
そのコルセットをしても、十分に閉められない。
20年余り前には、体重が85kg近くあったので、ウエストも95㎝くらいはあったのだった。
その後長い距離を走るようになったせいもあってやせたから、現状ウエストは85㎝を切り、体重も69㎏くらいにまで減っている。
だから、今はそのコルセットがガバガバなのだった。
それでも、その効き目が怪しいコルセットや湿布の効果があったのか、幸いにも今日は大会参加はできそうなくらいな状態にまで腰痛は緩和された。
よし、これなら走れそうだぞ!

4年ぶりの開催で大きく変わったのは、コースだった。
以前のコースは、村松公園の陸上競技場からスタートして、まるでカエデの葉脈を描くように、三方への折返しで、それぞれ山に近づいて紅葉を楽しむ「紅葉マラソン」だった。
だが、今回の折り返しは2方向で、それも山には近づかずに500mほどですぐに折り返す。
5kmを4度周回+アルファのコースに変わった。
こうなると、ゴール1㎞ほど前の地点で、急な上り坂があるのだ。
私は、このごせん紅葉マラソンに初めて参加したとき、その上り坂がつらくてあるいてしまったことを覚えている。
その坂を4度も味わわなければならないのが、ちょっとねえ…。

そんな懸念はありながらも、陸上競技場の周囲を4周するコースは、村松公園の紅葉も4回眺められるのだ。



紅葉マラソンの名にふさわしいじゃないか。



レース前、こんなにきれいな紅葉写真も撮れたぞ。

以前、この村松公園には妻と紅葉を見に来たことがあったから、少し期待していたのだ。
ただ、美しさのピークは全体的にみて過ぎていたかな。



スタート前の整列は、路上にタイムの実力別。
私が並んだのは、こんな札とこんな札の間。


そこに、6年前に小学校に入学した娘さんを持つ男性Nさんが声をかけてくれた。
当時、その学校の長をしていた私のことを覚えていてくれたのがうれしい。
その娘さんも、6年たって、今は中学1年生とは、早いものだ。
さらに、去年の2か月間私が受け持った子たちは、今は中2なのだがそのうち一人の子について、現在の職場で関わり合いがあるのだという。
その縁の不思議さにびっくりしてしまった。
話を聞いていたら元気が出て、今日はがんばろうという気になった。
スタートが近づいたので、Nさんとはグータッチをして健闘を誓いあった。



10㎞走の人もハーフマラソンを走る人も、一緒のスタート。
私がスタート地点に到達するまで30余秒。
今回は、「無理せずに楽しく走り、ゴールにたどり着く」
これが私の目標。
なんてったって、腰痛人間が走り通せるかどうか、自信がない。
幸い、今朝は腰痛はさほど気にならなくなっていた。
すでにアドレナリンが出ていたか?
目の前には、人、人、人。
いよいよレースが始まった。(つづく)


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J1の今季最終戦を見ながら、やっぱりアルビのことを考えていた

2022-11-05 19:54:36 | アルビレックス新潟


J2リーグに続いて、J1リーグも長い戦いが終わった。
リーグ終盤戦で下位チームに2連敗するなどした横浜F・マリノスが、チームを立て直して連勝し、3年ぶりの優勝を決めた。
NHKは、地上波で神戸対横浜を、BSで東京対川崎を放送していた。
わが家では、地上波をテレビで見ながら、DAZNでJ1の下位で微妙な位置にいるガンバ大阪と鹿島の試合や、WEリーグのアルビレディース対仙台の試合を見ていた。

ガンバ大阪やレディースの試合は、マリノスに比べて物足りなさがあった。
いや、それよりも、いつも「アルビ基準」で見ているせいか、アルビレックス新潟の試合のようにときめかないのだ。

それに比べると、やはり首位のマリノスのスピード感あるパス回しやシュート、選手の動きなどは、見ごたえがあった。
また、時折伝えられる川崎フロンターレの試合についても、情報が入るたびにと、川崎すごいと思わされた。
先制するわ、レッドカード退場となって一人少なくなってから同点に追いつかれるが、それでも勝ち越すわ、また同点にされても再度勝ち越すわ、と強さを見せた。
結果、川崎も勝ったが、順当に横浜Fマリノスが神戸を下して優勝を決めた。

来年、新潟は、マリノスやフロンターレのような強いチームと対戦するようになるのだよな。
こんな強い相手と対戦して、負けずに試合できるのかな、今からドキドキする。
今の新潟の選手なら、松橋監督の言うように、より強い相手と戦うことによって自分たちの力も伸ばすことができるのじゃないか、と期待する。
ただ、来年の監督の続投は決まったが、選手たちの動向は、契約満了となったゲデス選手を知るだけだ。
大多数の選手たちは、今季の戦い方で個人の力も伸ばすことができたから、来季も新潟に在籍して自分の力を試してみたいのではないかと期待を込めて憶測してしまう。
実際に、来年の契約や移籍加入する選手たちがどうなるのかは、これからの発表を待つばかりだ。

それにしても、今回はJ2への降格がどこになるのか、高みの見物のようであった。
奇しくも、ジュビロ磐田と清水エスパルスという、サッカー王国と言われた静岡県の2チームの降格が決定してしまった。
磐田は、去年「戦術ルキアン」で外国人選手の爆発力でJ1昇格を果たしたが、彼が抜けた後は、得点力が激減した。
清水は、今日の試合では途中2度リードを奪ったのに、再逆転を許してしまった。
やはり、外国人選手頼みの試合では、チーム力が安定しないのがよくわかった。
その点、新潟は、今季のように、戦う型を持っている。
それがさらに強度を増すことができれば、結構やれるんじゃないか…と期待してしまう。

さて、J1参入プレーオフは、明日2回戦。
熊本対山形のどちらが勝ち上がるか、「J2代表決定戦」。
勝った方が、去年J2にいた、J1で16位の京都と最終戦を行うことになる。
新潟からは、山形の方が近いので、下位のつらさはあるががんばってほしいと思うのだが、どうなるかなあ。


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天気が崩れないうちにと、林道紅葉ドライブ

2022-11-04 20:18:52 | お出かけ
車で行ける手ごろなところに、林道がある。
そこが、実は、隠れた紅葉の名所だというのを見つけて10年くらいになる。
今年も、林道が閉鎖される前に、見に行きたいと思っていた。
今日から、天気が悪化するという予報を聞いて、昨日それほどよい天気ではなかったのだが、紅葉を見に出かけてきた。



雲に隠れて陽射しがないと、せっかく色づいた山の木々たちも、さほどきれいに見えない。


同じ場所から見える風景でも、日が当たると当たらないでは、紅葉の美しさが全然違った。

そうは言いながらも、日当たりがよくない場所でも、たくさんの色が交じり合うと、とてもきれいに見えた。

特に、青空があると、一段と紅葉が映えるように思えた。

陽射しがなくともこれだけきれいなのだから、もし日が当たればどれだけすばらしい風景が広がるのだろう?なんて思ったりした。

ある場所には、折り畳みの椅子に座った年配の男性がいた。
手には、望遠レンズのついたカメラがあった。
どうやら、日当たりがよくなったときの一瞬のシャッターチャンスを待っているようだった。

でも、なかなかいい陽射しはなく、時折少しだけ日が当たるだけだったのは、残念。

さらに進んでいくと、早くももう下り。

適当な場所で車を止めて、写真を撮る。

それなりに美しいのだが。

青空、COME ON!

陽射しよ、COME ON!

晴れ間よ、COME ON!

願いながら、風景を楽しみ、シャッターを切った。


くもり空だったから、例年のように美しい風景には会えなかったけれど、紅葉している風景を楽しむことができた。



今日は、冷たい雨が一日中降っていた。
好天を待っていたら、紅葉の見ごろは終わってしまうことだろう。
昨日のうちに行けてよかった、…ということにしておこう。
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「日本3百名山ひと筆書き 田中陽希日記」(田中陽希著;平凡社)

2022-11-03 19:58:47 | 読む


300という数は、相当に多い数だと思える。
その300という数の日本の山をすべて登ったというのだから、すごい。
しかも、その山から山への移動をすべて自分の足で「歩く・走る」でこなす。
歩けない海峡等は、手漕ぎのシーカヤックで渡る。
途方もなく時間がかかる冒険だ。
それに挑戦したのが、ご存じプロアドベンチャーレーサー、田中陽希氏。

NHKプレミアムに、「グレートトラバーズ3」という番組があった。
正式名は、「日本3百名山ひと筆書き~Great Traverse3」だったかな。
彼の奮闘ぶりは、その番組で報じられていた。

BSプレミアムでは、ひと枠15分の番組として放送されていた。
退職してから、朝などによく見ていた。
最初の「グレートトラバース」は、深田久弥の日本百名山に、すべて人力でスピード感をもって挑戦するというものだった。
それが成功すると今度は「グレートトラバース2」となって、日本2百名山に挑戦。
そして、いよいよ「日本3百名山ひと筆書き~Great Traverse3」となった。
さすがに300座ともなると、簡単には終わらない。
その分様々な困難に出会って大変だったのを、番組で見てきた。

その番組は、何回か再放送されたりしてきたので、彼が出会った困難を中心に、印象に残っているものがいくつもあった。
・滑り出しの頃、冬のしけで大隅海峡を渡れず、竹島に何日間も滞在したこと。
・阿蘇山は立入禁止となっていたのに、彼が登った日だけ偶然にも解除されていたこと。
・島根県で宿泊中、地震に遭遇して、泊まっている旅館が大きな被害を受けたこと。
・滋賀県で下山中に滑って転んだ際に、右手を骨折したこと。
・新潟・山形県境の飯豊連峰は、冬の訪れで1座を登っただけで縦走を断念し、翌年また改めて飯豊山に挑戦したこと。
・運転免許証の更新のために、岐阜県から神奈川県まで一度歩いて戻ったこと。
・新型コロナウイルス感染症で緊急事態宣言が発令され、県を越えた移動ができなくなり、2か月間も酒田市に滞在を余儀なくされたこと。
今回、本書を読んで、これらのことを思い出した。

彼の著書については、以前も書いたことがある。
が、300名山全山人力踏破を果たしてから出たのが本書になる。
本書では、1ページが1コラムのようになっておよそ800字にまとめられている。
2ページ終わると、その前の2ページにかかわる写真が何枚か載っている。
そんなことから、ずいぶんと読みやすい。
テレビ番組はわずか15分ずつだったから、読んでいくと、彼の味わった思いや苦労などはごく一部にしか過ぎなかったことが伝わってくる。
また、テレビでは感じられなかった田中陽希氏の生の思いが淡々と記録されている。

「付録」としてついている「日本三百名山登頂記録」には、何年何月何日に第何座としてなんという山の登頂を果たしたか、とその山についての思いが書いてある。
それを1つ1つ読んでいたら、疲れてしまった。
なにしろ、3年8か月をかけて成し遂げた3百名山(正確には301座)人力踏破である。
ひと口で300と言ってみても、ひと言ずつ読んでいくだけですごい量になるのだ。

最終的に、彼の自然に対する畏敬の念、山や自然や人に対する感謝の思いなどが、伝わってきた。
「おわりに」では、自然や人から学び得たことが、短い言葉で次々に並んでいる。
彼の人生哲学と言ってもよいだろう。

・人生の中で、経験にないことを積極的にできる方が、たとえ結果がどうであれ悔いが残りにくい。
・誰のそばにもチャンスは常にある。つかみとる行動を起こせるかの違いだけだ。
・自分にとって99の心地よい意見よりも1の手厳しい声の方が糧となることもある。


このような言葉が、30近く並んでいた。

経験した人だからこそ、言えるのだと説得力があった。
最後の、

これからも共に挑戦する人生を歩んでいきましょう。
ありがとうございました。

という締めくくりに、彼の強い意志が表れていた。
30歳から38歳までの、このひと筆書きチャレンジは、彼の人生で、とても有意義な挑戦だったことがよく分かった。
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紅葉や黄葉で、気分が高揚する効用を感じたよ

2022-11-02 17:48:14 | 自然・季節
腰痛で1週間走れずにいた。
昨日は、少しだけよくなったような気がしたのだが、午前中軽い体操をしたのだが、腰のひねりがちょっと入るだけの体操で、痛みがズキンときた。
やっぱりなかなかよくならないね、悔しいけど。

それでも今日は、娘のリハビリジョギングに付き合う日。
2.5kmくらいを、1km7分弱のジョギングなら、腰痛があっても走れるだろうと走ってみた。
幸い、走っている最中や走った後に痛みは出なかった。

2人で走っていると、周囲の風景がすっかり秋色に染まっているのに感心した。



サクラは、完全に紅葉していた。



プラタナスは、黄葉が進んでいた。



ケヤキも、木によって紅葉や黄葉の違いがあって、見ていて楽しかった。



いろいろな木が紅葉や黄葉していて、そこにまだ少し緑色も混じっている。
それもまた美しい。
腰痛があまり気にならなかったのは、こんな木々の美しさに時々見とれてしまったせいかもしれない。

いよいよ里にも完全に紅葉が降りてきた。
空はくもっていたが、明るい紅葉&黄葉に、元気をもらった。
走りに出てよかった。
痛いところがあるからと家に閉じこもってばかりいるよりも、やはり外に出て自然や季節の美しさにふれた方が、気持ちが高揚する。

そうか。
紅葉に黄葉だから、気分が高揚する効用があるんだね!!?

(…必殺のオヤジなんちゃらが出ました…💧)
→ブルッ。…北風も吹いたか???


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寒気に負けず生きようとする姿に

2022-11-01 21:03:39 | 自然・季節
朝晩冷え込むようになってきた。
夕方になると、着るものを1枚増やさないと、寒気を感じてしようがない。
人間でさえがそうなのだから、植物や動物もさもありなんと思う。
だが、負けずにがんばる姿を身近でも見かける。

オクラやピーマンは、今も花を咲かせてはいるが、小さい花になってきた。



朝の寒気に負けずに、アサガオが花を開かせた。
ところが、その大きさの可愛いこと。
夏なら手のひらくらいの大きさで咲いていたのに、私の指先の大きさと大して変わらない。



それでも花を咲かせようとするところがすごい。

そのアサガオを見ていると、そのとなりのつるには、蝶なのか蛾なのかわからないが幼虫がアサガオの葉だけでなくガクまで食らっている。

夏ならまだきれいな緑色だったのに、寒さや食べる葉などが枯れて少なくなってきていることもあるのだろう、なんともグロテスクな外見になっている。



だが、生きようと必死になっているその姿には、アサガオの花たち同様に、なんだか感動を覚えるのだ。

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