ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

山に登って海を感じる

2009-10-15 23:15:52 | 自然・季節
難しい選択③も書けるのだが、気が重いことばっかり。
書くのは、や~めた!
三連休の三日目、そのストレスを晴らすことも目的にして、角田山に登ってきた。
角田山は、481.7m。コースもいろいろあり、軽く登るのにいい山だ。
いつぞや登ったら、毎日登っているという年輩の女性や、トレーニング代わりに走って登っている男性に会ったりもした。
今回登ったのは、灯台・角田岬コース。まさに日本海の砂浜から上っていく。
角田浜の海岸、海抜0mから、すぐにある灯台を通り、約482mの頂上を目指す。
インターネットHPの登山ルート紹介によれば、上り120分・下り90分ということだったが、そこを上り70分・下り55分で行って来てしまった。歩けること、登れることが楽しかった。
こういうと一心不乱に登ったようだが、そうではない。
花を見つける、紅葉を見つけるという楽しさも味わってきた。
いや、むしろそれを楽しみに登ってきたのだ。
角田山は、特にこの灯台コースは、季節の花もいろいろ楽しめる。
この時季だと、ノコンギク、アキノキリンソウくらいで、花は終わりかなと思っていたら、途中でいくつか楽しい出合いがあった。
ヤマトリカブト、サラシナショウマ、ツリガネニンジンなどが、まだきれいに咲いているところがあった。うれしかった。

ところで、今回、海から登るコースを通ったことで、また自分のことを再確認した。
それは、自分はやっぱり海が好きだということ。
実は、泳ぐのはあまり得意ではない。むしろ不得手だ。
だが、海の近くで育ったから、海が好きなのだ。
海を感じるのが好きと言ってもよいのかもしれない。
角田山を登りながら、時折山頂近くでも海鳴りが聞こえた。
潮騒ではない。海鳴りである。
懐かしい、と思った。
かつて自分が育ったところは、夜になるといつも海鳴りが聞こえていた。
それを思い出した。
山に登って、海のことについても味わってきたのだから、大変おトクな山登りだった。
よく晴れていた。空も青、海も青。
広い海原の向こうに、大佐渡・小佐渡が見えた。
汗びっしょりになったが、心にはすっきりさわやかな青空が広がった。
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1 コメント

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悩んでいる世界は小さい (蜂 吾郎)
2009-10-16 05:13:25
かつて私も悩み事があると山に登ったものでした。当時私は車に登山用具を常に乗せておきました。悩みに苦しんだ時は、休日前夜に車を走らせ安達太良山のふもとの塩沢で車中泊し、翌朝早く安達太良山に登りました。途中三階滝や屏風岩などの大自然景観を眺めながら安達太良山頂を目指しました。頂上から眺める町や村は小さく、車などは勿論見えません。「俺の悩んでいた世界とはあんなにも小さな世界だったのか。とすると俺の悩みも、あの小さな世界での小さな出来事のひとつでしかないのだ。」と感じられ、心の霧が晴れたような気がしました。下山して現実の世界に戻っても、心に余裕が出来たせいか、多様な考え方が出来、悩み事が解決しました。遠い日の想い出です。
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