ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

日日草(ニチニチソウ)

2013-08-13 22:51:01 | 草木花
わが家のニチニチソウが元気だ。
今年は、梅雨が長かったのだが、根腐れを起こすこともなく、咲き続けている。

ニチニチソウ。漢字で書くと、こうなる。

日日草。

毎日のように花が咲くから、この名があると言われている。
1つの花は、毎日咲いて毎日枯れるというわけではなく、1度咲いた花は3日くらいはもっている。
確かに、毎日毎日よく咲いている。

ふと気になって、花言葉を調べてみると、
・若い友情
・友情、楽しい思い出、ゆるぎない献身
・積み重ね、しるし
・生涯の友情、やさしい追憶
…などが並ぶ。

日々の草。
毎日は当たり前のように訪れるが、着実に過ぎていく。
日々新たなり、ということかな。
こんなことを、毎日があっという間に過ぎていく今、その名から考えさせてくれる花だ。


ところで、娘のことで、今困っているのは、記憶が蓄積しないことだ。
今さっきまで弟が一緒にいたのに、帰ってすぐその話をすると、「いたっけ?」。
食事がすんだばかりなのに、何を食べたか、思い出せない。
かつて、彼女が勤務したところで相手していたお年寄りと同じだ。彼女自身がそんなふうになってしまっている。
時々は、つぶやく。「記憶がない。」
医師が、その症状を指して言う。
「これが、記憶に関連する部分を扱う脳の辺縁系の異常の特徴なのです。」
だから、彼女には毎日毎時間が、すぐに忘れてしまうものになる。

日日草。
花言葉にあるような、「積み重ね」や「楽しい思い出」「やさしい追憶」などが、娘にもたらされる日々になることを祈る日日でもある。
コメント
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