ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

塞翁が馬

2013-08-10 11:43:43 | 生き方
各地で頻発する集中豪雨。
その短時間での降水量のものすごさ。
そこから受ける莫大な被害。
各地で被害にあわれた方々には、なんと申し上げようもないくらいかける言葉が見つからない。

ただ、人間万事塞翁が馬、という。
また、禍福はあざなえる縄のごとし、ともいう。
人生、いろいろなことが起こるが、それもまた運命なのだろう、と思うしかない。

そして、悪いことばかりが起こる時には、そのうちによいことが起きるはず、と思って過ごす。
よいことばかりが重なる時には、浮かれ過ぎず慎重に過ごす。
そんなことが大切だと思っている。

東日本大震災しかり、今回の各地の集中豪雨しかり。
そして、自分や家族に起こる災厄しかり。
何が起こるかわからないが、一度の人生、懸命に生きるしかないのである。

その人生、すべて悪いことばかりが起こるのではない、と信じたい。
きっと、よいことも起こるのだ、と信じたい。

今回、秋田を襲った集中豪雨。
娘のことが何もなければ、私たち夫婦は、この時期夏の休暇をとって、秋田方面に旅をしていたはずだった。
それが、娘のことで、旅行を断念せざるを得なくなった。
だから、難を逃れることができたのかもしれない。

その前日には、かつての娘の職場の方が、娘の回復を願って折ったのだという、すばらしい折り鶴の飾りを持って来てくれた。
娘がよい人たちに囲まれていたことを、改めて知った。
人の思いの温かさを、改めて知った。

できるだけよいことがたくさんあった方がよいことは当然である。
でも、「塞翁が馬」の気持ちももって、生きていきたいものだ。
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