ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

新潟は、ますます強くなる途上にある

2009-10-17 22:39:39 | アルビレックス新潟
悔しいことは悔しいのだが。
開始0分のミスパスから入れられた1点だけ。
それが決勝ゴールとなってしまった。
ホームで、7月上旬以来8戦勝ち星なし。
でも、悔しさはあるけれど、いいサッカーをやっていたと感じた。
昨年は、降格争いに巻き込まれていて、何らかのラッキーがなければ得点は奪えない感じだったけれど、今日の浦和戦なんか見ていると、いい形でゴール前まで持っていくものなあ。
見ていて楽しかった。
そして、うれしかった。
得点王争いをしていたペドロ・ジュニオールがガンバに引き抜かれても、それを感じさせない試合ぶり。チャンスは自分たちで作る、といった主張が見える試合展開ぶり。

今日は、浦和戦だった。
実は、自分が初めてJリーグを観戦したのが、ジェフ市原の主催ゲーム。相手は、浦和だった。場所は、まだビッグスワンなどない、新潟市陸上競技場。
あの試合は、当時新人だった城彰二のゴールなどで、市原が勝ったのだった。
あの頃は、Jリーグという場でサッカーを見せられる市原や浦和というチームをうらやましく思ったものだった。
雪の降る新潟には、とうていサッカーだの野球だのが強くなることはありえない。プロチームができるなんて、ありえないと思っていた。
それが、今、新潟にもプロサッカーチームがあり、J1リーグで上位争いをしている。高校野球では、今夏甲子園で日本文理高校が準優勝を果たした。
そして、今や浦和と対等に戦えるサッカーチームが、新潟にはある。

今日のサッカーは、負けた。
でも、よい試合をしたと思う。
個人技で劣っていても、一人一人がよく動いて相手からボールを奪い、組織的に一気に攻撃に転じる。
チャンスはそれなりに作った。
あと一歩だった。
でもその一歩を、決められるか決められないかが本当の強さの違いになって現れる。
後半になると、個人技に優れた浦和のボールさばきについていけなくなった。
残念ながら、新潟は最初の1点が取り返せなかった。
でも、強くなった。
誰がいようと、いなくなろうと、現状維持ではなく向上している。それがすごい。
本当に強くなるのは、これからだ。
新潟は、今、強くなるための階段を、1つ1つ登っていっている。
そう感じさせる、今日の敗戦だった。
コメント
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