マッタリ風景

散歩写真と戯れ言のブログ

鳴った

2023年11月18日 | 散歩写真







今日の空模様は昨夜から大荒れ状態で推移しました。
日中も、時々雷がなって、強い風が吹いて、雨が強弱を繰り返して降りました。
その上、薄ら寒い気温で、当然のことながら散策はお休みとなりました。


一番上に写っているのはレコード盤です、大きい方はLP盤でイージー・リスニング、小さい方はEP盤(ドーナッツ盤)で、松田聖子のシングルで小麦色のマーメードです。
こちら、先日ハードオフのレコード盤ジャンクコーナーで救い上げて来ました。
目的は、ちょっとした実験と言うか確認です。

今を去る40年以上前、私は月賦(もう死語ですね)でステレオ一式を買っちゃいました。
レコードプレイヤー、アンプ、スピーカーです。
これらは全て実家にあります、ただしSONY製のアンプは電源が入らない、パイオニア製のスピーカーはまだ使えますが、大きいので今の家に置く場所なしの状態です。
レコードプレイヤーはSONY製のPS-3750という型番のやつですが、電源を入れるとターンテーブルは回りました。
で、一度音を出してみたいなと思って、COVID-19感染騒ぎ前ですから、4-5年前に実家から持ってきました。
ただ、それっきり放ったらかし状態が続いていましたが、一念発起して、とにかくレコードプレイヤーが動作するのかどうか確認して、NGならば燃えないゴミ処理することにしました。

それで、実験用の音源としてLP盤とEP盤を調達した訳ですが、実験用にもう一つ重要な機器が必要です。
ご存知の方も多いでしょうが、古いレコードプレイヤーは基本的に私の持っているようなCDコンポ(AUX端子)へ直接接続できません。
レコードの元になるラッカー盤というやつへ音声をカッティング(溝を掘る)する際、カットする溝の物理的な制約で、低音のレベルは下げる、高音のレベルは上げるの処理をして作られるそうです。(RIAA補正というやつです)
だから、レコードプレイヤーをCDコンポへ直結すると、とんでもない音が出てきます。
元の音に戻すために、レコードプレイヤーとCDコンポの間に、低音のレベルアップと高音のレベルダウンをするための仕掛けが必要です。
その仕掛け部分は、通常フォノイコライザーアンプと呼ばれている機器です。
レコードプレイヤーを持ってきた当時、フォノイコライザーアンプは安くても6千円弱だったと記憶しています、それで躊躇している間に時間が過ぎた訳です。
このところ世界的にレコードの人気が復活していて、私のように古いレコードプレイヤーを使う人が増えたために、中国製造のフォノイコライザーアンプが安く売られています。
私は、今回写真に写っているPROZORという製品を選択しました、価格は4千円弱でした。
これよりも安い機種もありますが、こちらはレベル調整ができるので選びました、レベル調整できた方が何かと便利なので、これから同じような実験をする方は、レベル調整付きをおすすめします。

肝心の実験結果ですが、何と40年以上前のレコードプレイヤーから音が出ました。
「やった」と喜んだのですが、何となく音が変でした、よくよく聞いてみると右チャネルの音が聞こえないんです。

そうすると、どこが悪いのか切り分けの必要があります、幸いフォノイコライザーアンプにはヘッドホン用の端子がついているので、ヘッドホンを装着して確認したら、やはり右チャネルの音が聞こえません、原因はレコードプレイヤー側です。
PS-3750は、出力ケーブル(RCAケーブル)が本体から直接出ています。
取り敢えずRCAケーブル先端のプラグ部分をアルコールで清掃しました、今だったら金メッキが多いんですが、こちらは通常のメッキでした。
それでも駄目なので、故障原因は本体部分のようです、となると基盤の修理なんて私にはできません。
諦めかけたところで、よく考えたらレコードの溝から音声へ変換を担当するヘッドシェル(フォノカートリッジ)とRCAケーブルは直接つながっているはずです。
PS-3750のヘッドシェルはユニバーサルトーンアームに乗っているので取り外しができます。
で、ヘッドシェルを取り外して、シェルとRCAケーブルへ接続する部分をアルコールで清掃してみました。
それで、レコード盤を回して確認したら、まともな音が出ました、動きました。(笑)
しかし、40年以上前のレコードプレイヤーが動くとはびっくりポンです。

音が出たのはありがたいのですが、また爺さんのおもちゃが増えてしまいました。
そのうちにハードオフへ行って、ジャックレコードを漁って来ようかなと思います、レコード沼が怖い。(笑)

















コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 木洩れ日の小径 | トップ | 見ることができた »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

散歩写真」カテゴリの最新記事