マッタリ風景

散歩写真と戯れ言のブログ

雨の日と読書

2020年09月13日 | 散歩写真






今日は、午前の前半は晴れ模様、その後は曇って、13:00過ぎからは雨が降り出しました。
新型コロナウィルス感染が始まってから、どうも撮影に行くのが億劫になってしまいました、特に天候が悪くなると駄目です。

それで今日は読書デーにして、昨日借りてきた本の内の一冊を昨夜から今日にかけて読み終えました。
その本は、下のキャプチャー画面のとおりです。

この本を借りるのには伏線がありました。
GYAO!で配信されていた無料ドラマを見たのがきっかけです、そのドラマは「ヘビー・ウォーター・ウォー(The Heavy Water War)」です。
このドラマは、第2次世界大戦中に南ノルウェーのリューカンにあった当時世界で唯一重水を商業製造できる重水プラントを破壊する特殊作戦を6話に分けて描いています。
端的に言えば、原爆製造につながる重水をめぐるドイツVS連合国の戦いです。
この特殊作戦を描いた映画を以前見たことがあります、多分「テレマークの要塞」だったと思うのですが、はるか昔の記憶でハッキリと思い出せませんが。
それで、リューカンの重水工場破壊工作についてはとなく記憶に残っていました。
6話を全て見た感想は、お金をかけて丁寧に作られていて、見ごたえがありました。
さすがに、NRK(ノルウェー放送協会)が相当力を入れて作ったと言われることに頷けました。
余談ですが、ノルウェーの人は凄いバイリンガルなんですね、イギリス人と話す時は英語、ドイツ人と話す時はドイツ語と自在に切り替えていました、まあドラマの上だけのことかも知れませんが。

このドラマについて色々とウェブ検索していたら、キャプチャーの本が検索結果の一部に表示されました。
著者の保阪正康さんは以前から名前と声は知っていました、というのは月曜日にNHKラジオで放送されている「声でつづる昭和人物史」を結構聞いていたからです。
で、昨日久しぶりに図書館へ行って、書棚を巡りながら借りる本を物色していたら、目の前にこの本が鎮座しているのを見つけました、で、躊躇なく抱えていたバッグの中に入れたというわけです。
ラジオ番組を聞いていると、緻密で豊富な取材に裏付けられた解説は分かりやすくて、問題提起も的確だと感じました。
読んだ本は、単純に日本の原爆開発史を紐解いただけでなくて、最後は福島原発事故に至るまでの学者、政治、国民の道諦を見事に
単純に日本の原爆開発史を読もうと思って借りた本ですが、最後は重たい提起を突きつけられるとは思っていませんでした。
読書で、充分に自分の脳細胞を活性化させる一日を過ごさせてもらったと思います。

新型コロナウィルス感染についても、保坂さんのような視点で見てゆくことが必要なのではと感じます、ただし自信はありませんが。










   

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