マッタリ風景

散歩写真と戯れ言のブログ

季語

2012年06月26日 | 






季語は、俳句にはなくてはならないものです。
今日、車を運転しながらラジオを聴いていたら、「季語はどうやって決まるのか」について放送していました。
有名な俳人が集まって決めているのかなと思ったら、俳句を読む人の自然な合意で決まるのだそうです。
ただ、俳人たちをあっと言わせる俳句に使われていた場合は、正式な季語に昇格する場合が多いとも言っていました。

その代表的な例として、「虹」を紹介していました。
虹は「夏」の季語だそうです、しかも季語となったのが大正時代と新しいのです。
何故に虹が夏の季語になったのかというと、高浜虚子が書いた小説の中に、虹を入れた俳句が書かれていて、その出来が素晴らしくてキッカケになったそうです。
しかし、高名な俳人となると、一句で季語を創造してしまうんですね。

季語の昇格で思い出しました。
気象予報士の森田正光さんが、ラジオ放送の中で、とある言葉を季語に昇格させようと、俳句を募集していました。
その季語は「裕次郎雨」です。
石原裕次郎の命日は、雨が降る特異日だそうで、それで夏の季語に昇格させようと頑張っていました。
具体的には、「日本全国八時です」というラジオ番組で俳句を募集していました。
何年か募集していたんですが、どうもこのところ聞かなくなりました。
果たして、季語となったのかどうかも分かりません。
一句で季語となったり、必死に運動しても採用されなかったり、難しいですね。

写真は、先週末ビュー福島潟で撮影したアジサイです。
とても似合いそうにない逆光状態で撮影しましたが、やはり雨が似合います。
アジサイも夏の季語だそうです。












コメント
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