マッタリ風景

散歩写真と戯れ言のブログ

感謝

2008年08月02日 | 福島潟

奥に見える船は、沼のアクセントとして、壊れた船を寄せ集めて再生したのだそうです。
手前は私の大好きなミズアオイの島ですが、ちらほら開花した状態でした。




晴れてはいるけど、何となくハッキリしない空模様でした。
でも、気温が上がって最高気温は30度を超えました、蒸し暑い一日です。

午前中に、久しぶりに福島潟湖畔の散歩を楽しみました。
福島潟に隣接して、人工的な沼が作られています。
割合と小振りな沼で、そこにも蓮、オニバス、ミズアオイ等が繁殖している場所です。
そこで撮影をしていたら、この暑いのに長袖に総ゴム長姿の方が近づいてきて、私に声をかけました。
この方、この沼の管理をしているボランティアの方で、これから作業をするのだそうです。
撮影をする立場から沼の作りに、何か希望はありますかと言う質問を受けましたが、私が好きなミズアオイの島が沼の真ん中から沼の岸に寄ってしまったのが残念だとお話をさせていただきました。
お話を聞いてみると、沼の管理というのは本当に大変なんだと改めて思い知らされました。
単純に沼の花を愛でる方はともかく、撮影をする人の言うことを聞くと、沼の生息する鳥に合わせて沼を作ると花の撮影をする人から小言がでるし、花の撮影をする人に合わせて沼を作ると、今度は鳥を撮影する人かが小言が出るのだそうです。
さらに、冬になるとオオヒシクイがやってきて、沼に繁殖している植物を食べてしまうので、せっかく育てているオニバス等が全滅状態に陥る場合もあるそうです。
全滅状態に陥った沼を指さされたら、昨年の記憶が蘇って、その沼は蓮に覆われていたことを思い出しました。
10分ほど立ち話をしましたが、私が楽々と散歩撮影を楽しんでいられるのは、この方達の努力の結果なんだと感謝せずにはいられませんでした。
その内に、草刈り機のエンジン音が沼に響き渡って、ボランティアの方が作業を開始したようです。
何だか、能天気に散歩撮影をしている自分が少し恥ずかしくなって、それを潮時に沼を後にしました。
いやー、本当に感謝です。




この沼は、小振りなので蓮の花を手に取るような位置から撮影ができます。
蓮は、繁殖力が旺盛なので、増え始めると凄い勢いで版図を広げるのだそうです。





コメント
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