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癒し系獣医師の動物病院開業日誌

アニマルセラピー団体で活動している癒し系獣医師。農業団体職員から脱サラし、動物病院を開業しています!

卒業試験

2014年09月16日 | 動物医療
写真は先日の日曜日の東京吉祥寺周辺でのお祭りの様子です。
お祭りは東京のほうが雰囲気ありますね。

その日、鍼灸の学院の「卒業試験」でした。
。この日の為に年甲斐もなく一応試験勉強してきましたが覚える端から忘れます!
何十年かぶりに「単語帳」まで作りました。
ツボの名称や種類それに生薬の種類と分類、更には過去にだされた課題問題の復讐とたいへんでした。

問題は2時間で150題に記述式が2題。
それと午後は実技の試験。
もうぐったりでした。

結果はわかりませんが、まあ「落第」はなさそうです。
問題はA級ライセンスが取れるかです!!
ほしい!「A級ライセンス」!

うさぎさんの皮膚炎

2014年07月20日 | 動物医療
うさぎさんの皮膚炎で苦労しました。
飼い主さんにも心配をかけました。

通常の治療でなかなか治らなくて、通常の皮膚炎でないこと判断して治療したところ・・・



こんな風に治りつつあります。
うさぎさんの皮膚炎はいろいろな可能性を考えて治療する必要がありますね。

結果がでてとても安心しました。

このところ、往診が増えています。
病院に来られない患者さんのケアのために病院終了後往診させてもらってます。
体は大変ですが、帰りの夜道の風が気持ちいいですね。

往診も頑張ろう!

虹を見た

2014年07月14日 | 動物医療
この週末は東京で鍼灸の研修でした。
行きに車で走っていたら急に雨になり「虹」を久しぶりに見ました。
写真ではわかりにくいですが。

動物病院をやっている限り、「死」とはいつも向かい合っています。
この虹を渡った動物たちがいたんだなぁと漠然と思い、なんとなく感傷的気持ちになりましたが、
あくまで前を向いていきたいのもです。

虹って不思議なパワーを持っているのかもしれません。
亡くなった動物たち「安らかに」。

股関節脱臼

2014年05月05日 | 動物医療
連休も後半ですが、地味に診療しております。
連休はひまだと思っていましたが、そこそこ忙しい日々です。

昨日は「股関節脱臼」の子が受診。
足がおかしいとのことで、診察しましたが股関節脱臼と思われたので、レントゲンでみると完全に脱臼です。
一番発生頻度の高い前背側への脱臼です。

全身麻酔をかけて、膝を外側に捻りながら下方に引き整復となります。
整復後は患肢を屈曲した状態でテーピングします。
この状態で2週間は保持します。

非観血的整復で完治してほしいものです。

治療中は「汗」でしたが。

牛乳を大切に!

2014年04月20日 | 動物医療
久々の更新です。

ゴールデンウィークの季節も近いんですね。
ゴールデンウィーク期間中の診療の問い合わせもありますが、
「いつも通りです」とお答えしています。
まだお休みする余裕もありません。

新潟の三条市ですか、給食から牛乳を廃止!
ご飯に合わないとか。
新潟にも酪農家はいますし、全国の酪農家に衝撃でしょう。
元農業団体の職員としても、?????です。
いろいろな考えは否定しませんが、牛乳のない給食は如何なものか?
お子さんの成長にも影響もあることだし慎重に検討してほしい!
是非、牛乳をやめないでほしいです。
牛乳ほど栄養価が豊富な食料はないと思います。

恒例のセラピー新規犬の「エキノコックス」検査を実施しました。
全頭、陰性です。

1周年

2014年04月01日 | 動物医療
開院して1年が経過しました。
あっという間です、べたな表現ですが。


最初の頃から比べても忙しくなり、昼休みに昼寝する時間がなくなりました。

この忙しいペースに慣れつつ、医療の質を保つのが2年目の目標です。

今日は猫の去勢2頭。
今週は手術が続きます。
昨年度は上半期はほとんどなかったことに比べると隔世の感があります。

猫の診療が増えてきました。
野良猫団体に協力させていただいている影響と思われます。
多頭飼育崩壊が各所であり保護団体の方も大変そうです。

今後は猫の診療もメインになってきそうです。

消費税の対応も完了し、新たなスタートをきりました!

今後もよろしくお願いします。

乳腺腫瘍

2014年02月27日 | 動物医療
暖かい日が続きますね。
それなりに忙しく更新が滞りました。

先日、乳腺腫瘍で避妊と同時に片側乳腺をすべて摘出しました。
複数の腫瘍がある場合、片側全部摘出という選択肢があります。

しかし、とにかく時間がかかりました。
避妊手術を終えてそのまま、電メスも使い剥いで行くのですが縫合が大変ですね。
ステープラーもあるのでしょうが、私は地道に・・・
皮下組織から寄せて皮膚を閉じますがテンションがかかるので一人では大変です。

手術が終わった後も液がでないようがっちり圧迫包帯が必要です。
この手術、体力が必要です。

鍼灸も以前よりは知名度があがったのか、ぼちぼち増えてきました。
泌尿器の疾患にもよく効くので治療が楽しいです。

鍼灸!
いいですよ!

成田・東京大雪サバイバルその3 

2014年02月18日 | 動物医療
写真は椎間板ヘルニアで手術したものの起立・歩行できなかった子です。
背中に手術の痕が見えますが、治療9回目で起立しました。
あとは少しでも長く起立して歩行可能になるようにすることです。
こうなればどんどん鍼灸で改善します。


こうひそうそう、成田の件ですが、結局電車が復旧しだしたのは午後2時近く。
もう、成田から羽田に向かわないと飛行機に間に合わないギリギリでした。
それも、私鉄駅員さんが他のJRが動くかもしれないとつぶやいたのをたよりにJR駅に向かったらちょゅういしうど電車が来た!
良かった!これで帰れる!

ところが、羽田に行ったら前日の悪天候の影響が残っていて定刻の3時間遅れで出発。
私が千歳に着いたのはもう12時近く。
それから駐車場に行き、自宅に着いたのは午前2時近く。
倒れそうでした。

しかし、同行して行動した2名の北海道の後輩獣医師とは絆が強まりましたし、謎の人とも行動を共にして助けてもらいました。
最後にこの方の名刺をもらって納得!
TV局の人でした。
どおりで取材がうまい!というかさすがプロ!
いつか再会したい人です。

成田・東京大雪サバイバルその2

2014年02月13日 | 動物医療
写真は成田空港で寝袋を配布してるところです。


朝、5時半頃浅い眠りから覚めました。
電車の始発は5時半過ぎですから、出遅れたかと思いました。
しかし、周辺は相変わらず人があふれて電車の駅にに向かう風でもありません。
いち早く乗るつもりか電車の改札すぐの場所に陣取って寝ていた人も多かったのですが。

ここでM氏はすでに情報収集に動いていて、電車の復旧は見通しがたたず、いつ復旧するかもわからないいらしいことを教えてくれました。
いったいどう情報収集したのか?
とりあえず、午前中は動けそうにもないので電車の運行状況を確認しながら待ちました。
しかし一向に復旧の見込みはなく、除雪が進んでいない状況でした。
雪に不慣れで備えもなく、除雪も人力らしいことがわかり絶望的でした。

レンタカーはそもそもスタットレスタイヤ装着車がないか少なく、貸してはくれますが近隣地域しか運航できません。
バスも高速道路が閉鎖され動けず。
タクシーは長蛇の列で1時間に数台しか来ず、どこに電話しても運行車がありません。
大きなホテルに行ったら拾えるかと思いましたが、確認するとホテルでもタクシーは来ませんとのこと。

すでに、本来の目的の都心に向かって授業を受けるということはあきらめ、如何に「羽田」に行って帰るかという方策を考えるようになりました。
都心のほうは遅れなどあっても電車は動いてました。
成田から飛ぶ飛行機は全便ストップですからとにかく「羽田」へいくしかありません。

そこで、状況を打すべく成田空港を脱出し、レンタカーで隣の「成田駅」へいくことにしました。
北海道3名M氏を加えた4名でレンタカーで成田へ向かいました。
しかし、これがすごい渋滞でわずか6km先の成田に行くのに1時間以上かかりました。
苦労して成田に行きましたが、状況は同じようなもの。
タクシー、バスも不可。

あきらめて、「成田駅」で情報収集することにしました。
この時点ですでに午後1時半です。

また、続き・・・

成田・東京大雪サバイバルその1

2014年02月11日 | 動物医療
先の首都圏ほかの大雪はご存知のとおり。
45年ぶりとか。
私は丁度東洋医学の授業が10日にあるので、9日のよるJALで羽田に行く予定でしたが、羽田は早々にクローズ状態になったため、
成田ならいけそうでしたので、飛行機を予約しなおして成田へと向かいました。

しかし、成田も天候は羽田以上に酷くこれで飛ぶのかという状況でしたが、午後7時の定刻からやや遅れて飛びました。
しかし、成田も強風と雪で飛行機がめちゃくちゃ揺れて、あちらこちらで嘔吐するひとが。
また、滑走路の順番待ちで長い間上空を旋回してやっと着陸。

ほっとしてこれから都心にGOとなりましたが、なんと電車、バス等の公共の交通機関がストップしてしまいました。
タクシーも長蛇の順番町でレンタカーも夏タイヤで貸出不可。高速も閉鎖。

万策尽きて、空港ホテルに野宿?というか止まることに・・・。
ウヘー、寝床もなにもなくとほほ、というときに成田空港では寝袋と水、クラカッカーが配布されました。
写真はその寝袋です。

幸い私一人でなく、同じ学校に行く予定の北海道の獣医師N先生とS先生が同じ便でした。これは幸いでした。
また、どこから行動を共にしたのは今でもわかりませんが、四国のM氏が加わり野営のチーム結成です。

まず困ったのは携帯の電池です。
ありとあらゆるコンセントに携帯やスマホが充電されています。
それでも、ちゃんとたこ足で皆で電気を分け合いなんとか充電できました。
ほんとはいけないことですが、警察も空港職員も何もいいませんでした。
致し方ないですね。もはや携帯、スマホも生命線。
電源探して、電源難民!
みなさん、充電器必要ですよ!

さて、この初めて知り合ったM氏は異常に情報収集能力に長けていて空港の状況や交通機関の状況を逐一報告してくれます。ただものではありません。
そうだ、この人バスを待っているときに一緒にタクシー相乗りしませんかと言ってきたんだ!それで共同戦線を引くことになりましたね。

食糧はコンビニからでしょうが、速攻売れて目ぼしいものはなくなりました。
雪により補給もなくほとんどお菓子を食べてつなぎました。
寝ようにも、深夜でも到着便だけはきて空港内の人があふれるばかり。
ざわついいて寝られたものではありません。
といいつつ、3時間は寝たか?
それでも朝には交通機関も復旧するだろうと信じて朝を待ちました。

続く・・・