ボートとは

子供にせがまれまして、久しぶりにボートなるものに乗ってみました。

ぼくはね、アヒルの足こぎボートに乗りかったのです。

それでね、ゆったりと水面に浮かんでいたかったのです。

でも子供たち（小学校六年生と保育園年長さん）の選んだボートは手漕ぎ。

本当に久しぶりにオールでボートを漕いでみました。

これは、いや本当に、これは実に燃えますね。

ぐいいん、と力強くひと漕ぎするとすうううっと気持ちよく前に進んでいくのです。

漕ぎ手の僕からは後ろにですが。

これはですね、何か男の男たる琴線にばしばしと触れまくるのですよ。

力技で何とかしてやろうじゃないの、という男魂が妙にくすぐられるのです。

ちんたらと漕いでなどいられないのです。

すうっと進んでいくさまがなんとも心地よくて、気がつくとこれでもか、これでもかと

オールを漕ぎまくりまして、今は軽く筋肉痛です。

それでもなんとも気持ちのいい感触で、なんか個人的に二日おきぐらいにボートを漕ぎに

きてしまおうかなと思っておるところなのです。

悩んでいる人は、ボートを漕ぐといいよ。

意外なほど没入できて、悩みを忘れることができるから。