自爆テロが起こる場所

自爆テロという言葉をご存知だろうか。
自爆テロはバスの中と相場が決まっている。なぜ？
答えはいたって簡単。イスラエルの移動手段はほとんどの場合バスだから。関東では幕張ぐらいでしか走っていない、二台連結されたバスが、イスラエルではごろごろ走っている。
そう、バスは人が集まる格好の場所なのだ。だからそこを狙ってハマスの過激派なんかがテロを起こす。
怖いよー。日本ではありえない光景だけど、腰に拳銃を下げた警備員が不規則にバスに乗り込んでは、鋭い視線で乗客を見据える。ちょっとでも変なしぐさをしようものなら拳銃を突きつけられるからね。
とは言え、移動手段は専らバスなのでバスに乗らないわけにはいかない。それにあらゆるところを網羅しているので、本当に便利なのだ。
さらにホフシホジというひと月六千円の定期券を買うと、テルアビブおよび、その近郊であれば、どこへでも行けちゃうという、お得な定期もあって、バスなしの生活はイスラエルでは考えられないのだ。
もちろん僕もホフシホジはよく活用したよ。意味もないのにラマトガンに行ってダイヤを見たり、イスラエルでの生活では欠かせないアイテムだったね。
ところで自爆テロ。
このごろは耳にしなくなったね。でもきっと警戒は続いているんだろうな。
最後に、ホフシホジが欲しいときはこう言いましょう。
アニロッツェホフシホジ
簡単でしょう。