男はつらいよ 寅次郎忘れな草(第11作)
・映画名 男はつらいよ 寅次郎忘れな草(第11作)
・製作年 1973年
・監督 山田洋次
・製作 島津清
・脚本 山田洋次、宮崎晃、朝間義隆
・音楽 山本直純
・撮影 高羽哲夫
・出演 渥美清、浅丘ルリ子、倍賞千恵子、笠智衆ほか
・公式WEBSITE https://www.tora-san.jp/movie/11/
・ストーリー
柴又。今日は、寅、さくらの父の二十七回忌である。“とらや”に、おいちゃん、おばちゃん、さくら、博が集って御前様にお経をあげてもらっている。
その時、寅が久し振りに戻って来た。
だが、寅のおかげで法事はメチャクチャになってなってしまう。
ある日、さくらが、満男にピアノを買ってやりたいと言うのを聞いた寅は、早速、玩具のピアノを買って来て、得意満面。一同、欲しいのは本物のピアノだ、とも言えず寅の機嫌をとるが、やがてその場の雰囲気で気がついた寅、皆に悪態をついて、プイッと家を出てしまった。
北海道。夜行列車の中で、派手で何処となく安手の服を着ている女が、走り去る外の暗闇を見ながら涙を流している。
じっと彼女を瞶める寅。網走。ヒョンなことから寅は列車の時の女と知り合った。
名はリリーといって、地方のキャバレーを廻って歌っている、三流歌手である。互いに共通する身の上話をしながら、いつしか二人の心は溶け合うのだった。
柴又のさくらに、北海道の玉木という農家から手紙が届いた。寅が心機一転して、玉木の家で働いたものの日射病と馴れない労働で倒れてしまった、というのである。
早速さくらは、北海道へ行き、寅を連れて柴又に帰って来た。
寅が柴又に戻って来て数日後、リリーが尋ねて来た。
抱き合って再会を喜ぶ寅とリリー。そして、皆に心のこもったもてなしを受けたリリーは、自分が知らない家庭の味に触れ、胸が熱くなるのだった……。
数日後の深夜。安飲み屋をしている母親と喧嘩したリリーは、深酔いしたままで寅に会いに来た。
だが、寅がリリーの非礼を諭すと、リリーは涙を流しながら突び出て行った。
翌日、寅がリリーのアパートを捜し出して尋ねるが、既に彼女は越した後だった。
その日、寅はさくらに、自分の留守中にリリーが来たら、二階に下宿させるように、と言い置いて旅に出た。
数日後、さくらは、リリーが寿司屋の板前と結婚して、小さな店を出したことを知った。
その店を尋ねたさくらは、以前とは想像もつかぬ程血色がよく、生き生きと働いているリリーを見るのだった。
その頃寅は、ふたたび北海道の玉木の家を尋ねていた。晴れわたった青空、北海道にも夏が来た……。
・映画名 男はつらいよ 寅次郎忘れな草(第11作)
・製作年 1973年
・監督 山田洋次
・製作 島津清
・脚本 山田洋次、宮崎晃、朝間義隆
・音楽 山本直純
・撮影 高羽哲夫
・出演 渥美清、浅丘ルリ子、倍賞千恵子、笠智衆ほか
・公式WEBSITE https://www.tora-san.jp/movie/11/
・ストーリー
柴又。今日は、寅、さくらの父の二十七回忌である。“とらや”に、おいちゃん、おばちゃん、さくら、博が集って御前様にお経をあげてもらっている。
その時、寅が久し振りに戻って来た。
だが、寅のおかげで法事はメチャクチャになってなってしまう。
ある日、さくらが、満男にピアノを買ってやりたいと言うのを聞いた寅は、早速、玩具のピアノを買って来て、得意満面。一同、欲しいのは本物のピアノだ、とも言えず寅の機嫌をとるが、やがてその場の雰囲気で気がついた寅、皆に悪態をついて、プイッと家を出てしまった。
北海道。夜行列車の中で、派手で何処となく安手の服を着ている女が、走り去る外の暗闇を見ながら涙を流している。
じっと彼女を瞶める寅。網走。ヒョンなことから寅は列車の時の女と知り合った。
名はリリーといって、地方のキャバレーを廻って歌っている、三流歌手である。互いに共通する身の上話をしながら、いつしか二人の心は溶け合うのだった。
柴又のさくらに、北海道の玉木という農家から手紙が届いた。寅が心機一転して、玉木の家で働いたものの日射病と馴れない労働で倒れてしまった、というのである。
早速さくらは、北海道へ行き、寅を連れて柴又に帰って来た。
寅が柴又に戻って来て数日後、リリーが尋ねて来た。
抱き合って再会を喜ぶ寅とリリー。そして、皆に心のこもったもてなしを受けたリリーは、自分が知らない家庭の味に触れ、胸が熱くなるのだった……。
数日後の深夜。安飲み屋をしている母親と喧嘩したリリーは、深酔いしたままで寅に会いに来た。
だが、寅がリリーの非礼を諭すと、リリーは涙を流しながら突び出て行った。
翌日、寅がリリーのアパートを捜し出して尋ねるが、既に彼女は越した後だった。
その日、寅はさくらに、自分の留守中にリリーが来たら、二階に下宿させるように、と言い置いて旅に出た。
数日後、さくらは、リリーが寿司屋の板前と結婚して、小さな店を出したことを知った。
その店を尋ねたさくらは、以前とは想像もつかぬ程血色がよく、生き生きと働いているリリーを見るのだった。
その頃寅は、ふたたび北海道の玉木の家を尋ねていた。晴れわたった青空、北海道にも夏が来た……。