「不祥事」を止めるISO思考 How to Use ISO Efficiently有賀 正彦光文社このアイテムの詳細を見る |
【一口紹介】
◆出版社/著者からの内容紹介◆
企業や行政の不祥事が相次いでいる。
ニュースでは、トップの謝罪する姿とともに、「問題の再発防止に努めたい」と
いった反省の弁が繰り返し流される。
しかし、なぜか似たようなトラブルはまた起こってしまう。
企業や組織の信用はひたすら落ちていく一方だ。
いったい、どうして問題やトラブル、そして不祥事は繰り返されるのか?
実はその答えは簡単だ。
問題の本質を追究せず、表面ばかりをなぞった上っ面の対策しか実行していないからだ。
根本原因が改善されなければ、問題は姿を変えて再び表に出てくる。
では、どうすれば再発防止が可能なのか?それは、国際規格であるISO的な枠組で、問題を論理的に詰めて考えていけばいいのである。
本書では、不二家、関西テレビ、アイフル、スカイマーク、社会保険庁、警視庁、経済産業省などの実例をもとに、問題はなぜ起き、どうしたら再発が防げるのかを考えていく。
第1章 不二家と関西テレビの「自爆」
第2章 「再発防止」の標準化思考
第3章 企業不祥事を分析する
第4章 お役所は理不尽
第5章 ISOをビジネスに活かす
第6章 「機能不全のISO」をISO的に分析する
第7章 標準化思考獲得への道
◆出版社からのコメント◆
本書は、このようなご時世で、なんとか日本企業が「自律した組織作り」ができるよう、その考え方を説明するものだ。
もちろん、企業の管理責任者の方が読んでも役に立つが、それよりむしろ、ISOな考えをもっと広い意味でビジネスに役立つよう、根本的な考え方を一般読者に説明していく。
よって、ISO取得企業だけでなく、世の中を騒がせた事件・事故の本質を、すべてISO的な思考で分析していく。
なぜ問題は起きたのか、そしてどうすれば再発防止できるのか。
こうした分析を、専門用語はなるべく使わず説明していく。
これは、おそらく今まで誰も試したことのない挑戦だと思う。
【読んだ理由】
会社でのお勧め本
【印象に残った一行】
『いったい、どうして問題やトラブル、そして不祥事は繰り返されるのか?実はその答えは簡単だ。問題の本質を追求せず、表面ばかりをなぞった上っ面の対策しか実行していないからだ。根本原因が改善されなければ、問題は姿を変えて再び表に出てくる』