俺はワルポンだっ!

ちょいワルおやじを卒業したワルポンの斜め下から見た現代社会

『雉のつがい』

2010-04-19 21:39:12 | Weblog
先週の土曜日の朝に雪が降ったのですが、明るくなるとその雪も止んで陽が昇るにつれて日が差して暖かくなったので、川村記念美術館のお庭の自然散策路を散歩しようと出かけました。

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ちょうど、その日からつつじ祭が開かれていて、普段は入れない研究所内のつつじの丘も解放されていました。
まだちょっと咲き始めと云うところでしたが、週末には満開になる予想との事で、今週の土日も開放されるそうです。

コブシは終ってしまいましたが、菊桃のピンクの花が見頃でした。
これだけの巨木はなかなか無いと、係りの方も自慢げでした。


枝垂れ桜も終わり加減ではありましたが、まだ、きれいに雰囲気よく咲いていました。

池にはコブハクチョウやマガモが遊んでいましたし、よく懐いたシナガチョウもすぐそばまでやって来てはガアガア鳴いていました。
池の向こう岸にオシドリもワンペアだけ見つけました。



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森の山道へ入ろうとして広いグランドのような広場を横切っていたら、突然あのかん高い、しかし、少しだみ声の“ケケ~ン”という鋭い鳴き声が植木の柵の向こう側から聞こえて来ました。

“雉だっ!

すぐさま垣根に駆け寄り、背丈より高い植木を両手でかき分けて覗き込むと、すぐ目の前に居るじゃないですかっ!
それもオスとメスがランデブー・・・

慌ててカメラを取り出して夢中でシャッターを押しました。
シャッター音で気付いたのか、背を向けてトットットッと、だんだん向こうへ行っちゃいました・・・ でも、20mぐらい先まで離れたら草叢で立ち止まって、これで安心とばかりに悠々と何かを一生懸命に啄ばんで遊んでいます。


柵が高いので、諦めて森の山道に向かいました。
山道にさしかかるところで垣根が切れているじゃないですか!
草叢へ分け入って抜き足差し足忍び足、そ~っと彼らに近づきました。
結構おっとりした奴らです。

でも、カメラを押すと、やはり背を向けてトットットッと遠ざかります。
しょうがないと思って更に近づくと、メスは森の方へ飛び去りました。
オスは相変わらずおっとりと、近づいただけトットットッと遠ざかります。
更に追いかけて近づくと、今度は駆け足で畑の向こう端まで駆けて行きました。

で、振り返って、じっとこっちを見ていましたが、やはり再び地面を突っ突いて何かを啄ばんでいました。


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川村記念美術館は、森と湖に囲まれて古城のようにメルヘンチックに佇んでいます。房総の純農村風景である田圃と畑と林ばかりの自然の中にあるのです。

道理で雉たちものんびりゆったりしているのです。
癒やされるおとぎの国の風景でした。