滝町界隈

私の住んでいる滝町の風景、花、動物等の紹介をしたいと思います

岡崎ものがたり  No2

2014年02月28日 | 日記

  先日は、昭和20年7月20日の岡崎空襲について話しました。
  今日はその続きから始めます。
  
  岡崎物語は、中根銀次と、板屋町の遊女こずえとの話が主流になっていますが、
  私は、その中から、ガラ紡の盛衰を拾っていきたいと思います。
 
  岡崎に投下された焼夷弾は12000発、米軍機90機によって雨のように
  降らせたようです。死者207名、行方不明者13名。岡崎の中心街は
  ほぼ破壊されたようです。
  能見の辺りは戦災をまぬがれたようで、そのおかげで今でも道が狭いようです。
  
  8月15日の、玉音放送は、ラジオの性能も悪く、とぎれとぎれではっきり
  聞こえなかったようですが、それでも明日からはアメリカの飛行機は飛んで
  来ないことだけはわかり、ホッとしたようです。
 
  米河内までのバスが、一日三往復、デコボコ道を走っていたようで、自転車
  リヤカー、馬車が交通の主流だった。松本や康生の闇市では、米等がかなり
  高い価格で販売されていました。
  
  まだこの頃は、綿の材料が手に入らなくて、機械は動いていなかった。
  昭和21年4月からは、やっとガラ紡の機械が動くようになりました。
   水車の活躍です。水源である青木川から引き込まれた幅1mの水路は
  畑の中を30m走り、さらに家を取り囲んでいる土壁に平行に流れて水車へ
  導かれていた。水車に流れ込んでいる水路は直前で狭くなって半分の幅になって
  いた。
  
  私は水車は青木川に直接あるものだと思ってましたが、どうも違っていたようで
  す。


  材料不足に加え、紡織機そのものが不足していたが、この頃から水車のあるガラ紡も 
  復活した。
 
  ガラ紡の機械と当時の食事風景、女工さんたちの写真です。

  ガラ紡の復活と共に、人手不足が深刻になり、秋田県の方から働き手を探して
  きていたようです。
  秋田、山形の方から働きに来て、滝町の方と結婚されている方もいらっしゃい
  ますね。
  
  常磐地区のガラ紡業者の理事会があり、滝山寺で会合を開いて、相談事を決めて
  いたようです。
  安戸、米河内等も含めて。理事が20名もいたそうですから、ガラ紡業者は
  かなりの人数だったのではないでしょうか。詳しい数は記載されていません。
  
  
    

小さい春見つけた!

2014年02月27日 | 日記


  昨日は暖かい一日だったのに、やっぱり今日は☂!でも12時現在の今は
  少し小降りになったきました。
  
  昨日畑で草取りをしている時にであった、小さい春を紹介します。
  
   ふきのとうです。私の畑は川のすぐ隣にありますので、川風が冷たく
   まだこんなに硬い蕾です。耕運機で耕してしまうせいか、だんだん
   少なくなってきています。今年は友人から苗をいただきましょう。
  
   はこべの花はまだ小さく、少しだけ咲いていました。でも木はしっかりしていて
   このまま育ってくれると、野菜が被害を受けますので抜いてしまいました。
   ゴメンネ!

 

  ビオラです。野菜は成績良くないのに、なぜかビオラ、リナリア、ナガミノヒナゲシ
  は毎年一杯芽を出します。家の周りに移し替えますが、残りはひと株ずつポットに
  移し替え、欲しい人にいただいてもらっています。
  
   今年は矢車草もあちこちで株が出来ていました。雪で花芽が枯れてしまっていました。

  

   ホトケノザ   名前はありがたいですが、畑に蔓延しています。
   野菜には迷惑な花です。
  
   オオイヌノフグリ  かわいそうな名前をいただいている花も一杯みかけられ
   ます。
  

    タンポポとタネツケバナ  タンポポはまだ少し早いみたいです。寒そうに首を縮めています。
   
   ナバナです。これは貴重な食用です。つぼみを摘んでお浸しとかにして食べます。
   とっても美味です。季節の切り替えの時期に収穫できますので、ありがたい野菜です。

   
   お隣に頂いた、福寿草がやっと咲いてくれました。嬉しいです。

   最後に 花ではありませんが、、、、
  

   暖かさに誘われててんとう虫が春を謳歌していました。草の葉に止まっていたり、大抵は土の上を歩いていましたが
   困ったときの、てんとう虫頼り、、、写真が上手に撮せない時に助けてもらっています。

   3日前に、川向こうの鶯が啼きだしました。こちら側はまだ聞かれませんが、春は確実に近づいています。
   

素敵な出会い!

2014年02月26日 | 日記

  今朝は資源ゴミの日。猫たちにご飯をあげ、プラゴミをひと袋下げて6時30分
  仁王門に向けて出発!
  
  途中散歩のおじさんと遭遇「今日は張り切ってるねー」ただゴミをだしに行く
  だけなんですが。。。
  
  天王橋上流200mくらいの所でアオサギ発見!なんとガァちゃんまで一緒では
  ないですか!
       
  カメラの音に反応してアオサギは飛んでいってしまいました。さみしそうな
  ガァちゃん。ゴメンネ! 
    
  仁王門にたどり着き、今の仁王門をパチリ!反対側からもパチリ!
   
  帰り道、川面に影が綺麗に写っているのを見て、「この辺にもきっと水車があった
  んだろうなー」と岡崎ものがたりの風景を空想してしまいました。
   
    
  感傷に浸りながら歩いてくると、なんとあれはカワセミではないか!

  
  今日は仁王門を撮すために、200のレンズを付けて行きました。
  残念!そういう時に限ってカワセミに遭遇するんだよなー。近眼の私が折角
  見つけたのにー少しショック!

  でも、今朝はいろいろな遭遇がありました。   
   
   昨日の岡崎ものがたりの続きを載せる予定でしたが、素敵な出会いに予定を
   変更しました。

   午後畑仕事をしている時にも、小さな命との遭遇がありました。明日は又
   それらを紹介します。

岡崎ものがたりについて

2014年02月25日 | 日記

  滝町界隈も、1年の最大のイベントである、鬼まつりが終わってしまうと
  行事もなくなり話題に事欠くようになります。

  まだ春は少し先のようです。
  
  そこで、先日読んだ星野元宏先生の書かれた「岡崎ものがたり」を紹介したいと
  思います。

  滝町は、青木川に沿って人家が建っています。昭和20年代、ガチャ万といわれた
  時代には、沢山の水車が回っていて、ガラ紡工場がたくさんあったと聞きました。
  
  今は水車は全く残っておらず、その痕跡さえもうかがい知ることができません。
  青木川の写真を撮影していて、昔はどのように川がりようされていたのか
  知りたくなりました。

  そんな折に、知人からこの「岡崎ものがたり」を紹介されました。もしかして
  私の知りたいことが載っているかも、、と友人が持っているというので、
  貸していただいて読んでみました。最初私が期待した内容とは、かなり異なって
  いましたが、それでもガラ紡が衰退していく様は窺い知ることができました。

  「岡崎ものがたり」は、岡崎医報に7年間40回にわたって連載された作品です。
  昭和20年から36年までの小説です。
  
  岡崎市滝町で、ガラ紡工場を経営する中根銀次と、「板屋の遊女こずえ」との
  愛?の物語が時代の流れの中に取り入れられています。
  
  なんだー期待してたのと違うなーと思いましたが、それでも読んでいくと
  結構面白い。
  
  昭和20年7月20日 午前1時50分、渥美半島から岡崎に向かった米軍機に
  よって岡崎の町へ焼夷弾の雨を降らせました。滝町は幸い戦火をまぬがれま
  したが康生辺りは全焼だったようです。
  この岡崎大空襲に始まって、戦後の闇市やマーケット街等の様子が描かれています。



  画像を本からスキャンしたのでわかりにくいですが、右側上が昭和15年の
  籠田通りです。下が昭和20年の康生通りの商店街です。
  これらは空襲で全て消失したようです。
  左上戦後間もない頃の東岡崎駅
  左下の写真は、昭和35年頃の東岡崎駅です。

  終戦後の混乱や、物資のなかった時代、兵隊に行っていた長男の帰還やらが
  描かれていき、ガラ紡の復活へと話は進みます。
  
  主人公の中根銀次の工場が、青木川のどのあたりにあったのか、私には
  見当もつきません。

  少しの間この物語の進行にお付き合いください。

少し遅れましたが、、、雪の写真

2014年02月21日 | 日記

  遅くなってしまいましたが、、14日の雪の日に撮影した写真を紹介します。
 
  県議会議員のSさん宅の狸も雪の中。
  
  少しわかりにくいですが、雪だるまが2体仲良く並んでいました。
   誰の作でしょうか
 
  

  天王橋上流と下流。
  

  仁王門です。雪の中でもやっぱり仁王門は堂々としています。

  
  滝山寺次回のイベントの紹介

  華然の会  上巳の宴(お三時の会)


  日時  3月2日(日)午後1時開場  午後1時30分開演  午後4時閉会
  場所  天台宗滝山寺(本坊)
  会費  3,000円 (要予約   定員30名)

  内容  お抹茶(点てだし)
      花舞台(篠笛 語り 花パフォーマンス)
      参拝  
      ひなの膳
      篠笛ミニライブ
      
      舞台協力   石田季美枝 (NPO法人さわやか絵手紙の会代表幹事)
             大野健一(表千家)
             村雲良子(音訳ボランティア)
             羽田きん子(篠笛演奏家)
             長江悦郎(ソバ打ち求道者)
             青山みどり(料理研究家)
             清水南文(花師 華道家 写真家 書家)


      四季二十四節を味わい自然にどうかして生きることが、私たち日本人の
      安心と健やかさのつながります。
      天台宗滝山寺は、その起源を1300年前にもちます。
      当時、山岳修行者である「役行者」が、薬師如来に守られた聖地として
      今日の場所に本尊を安置しました。
      以来、時の権力者に加護を受け、現存する御宮は、徳川三代東照宮に
      数えられています・
      そんな壮大な時空(とき)を持つ滝山寺で。上巳の宴を開催し
      立て花、陰花(口伝)をご覧頂きます。


   
  鬼祭りの時に、本坊に飾ってあった花です。清水南文さんが生けられたんでしょうね。

   私は残念ながら、仕事なので行けませんが、関心のある方は是非参加して

    ください。

   滝山寺FAX   0564-46-2296