10月27日 滝町社会教育委員会の主催する「滝山寺の歴史と風土」
俢正会(しゅしょうえ)鬼まつりの「鬼」を中心として
の講演会に参加させていただきました。
○滝山寺の歴史
鎌倉末期の成立 滝山寺の縁起には、686年役小角(えんのおずぬ)が滝壺から
拾い上げた薬師如来を安置したのに始まるという開創伝承が記載されている。
1120~1124に加賀の人で叡山で修行した仏泉上人永教が来住して廃絶して
いた古跡を復興して、天台宗の地方中核寺院として発展した。
中世には登り窯まで持ち、滝山寺で使用する食器等を焼いていた。今の弘願寺の
裏山に滝町古陶跡が発掘されています。
○滝山寺の鬼
各地に残る鬼の伝承と、滝山寺の鬼の比較をされて説明されました。
鬼とは、もともとは神様で、山の神が畑に降りて田の神となり、農繁期が終わると
また山に戻る。祭礼はそのお礼等をこめて行う。
滝山寺の鬼面は、最初5個あったものが、父と母面は鳳来寺から来た修験者が
身を清める等の修行を行わないまま、かぶったので取れなくなり、本堂の横の
松の下に植えて、炒った豆を蒔いて芽が出たら掘り返す と言う言い伝えが
あります。
鬼面は室町前期の作品だそうで、鬼まつりで鬼の話が伝わったのもその頃からで
はないかとのことです。
あと鬼まつりの松明等の解説もありました。滝町に住んでいても知らないことも
多く、伝承の祭りを次代に引き継いで行かなければならないと感じました。
講師の野本欣也先生は、やっぱり同窓の方でした。大平町の出身なのに、滝のこと
を研究してくださって嬉しいです。
次回は2月15日だそうです。
お隣のSさんから、なた豆の花や実をいただきました。
花と若い実を熟した種です。実の長さは25センチあります。
なた豆は歯磨き粉や石鹸になっていますが、実そのものを見るのは初めてで
暖かい地方でなければできないものと思っていましたからびっくりです。
でもこれをどうするのかはわからないとのことです。食用にはならないでしょうねー
私は実用性のあるこんにゃく芋を掘ってみました。
まだ少し小ぶりですが、こんにゃくはできそうです。