去る5月24日(日)に,旧金砂郷村の大方地区にある鹿島神社で「御田植祭」が行われました。すでに写真を1枚UPしておりましたが,このような地域に連綿と続く伝統行事は,きちんと記録して残しておきたいと思い,再度写真を選んで組んでみました。御覧頂ければ幸いです。
朝の8:15から神社で祭典が行われていたのですが,この日は日和ってしまってそちらはパス。神社から少し離れた所にある「神饌田」(←なんと読むのでしょう)での田植えを見学することにしました。開始予定時間は10時。30分前に着いてみると,もうたくさんの人が集まっていました。
おそらく神事を行うために東金砂神社から来た神職さん。それに巫子さん。そして実際に田植えを行う五月女さんたち。ほかに男手も若干名。見物人たちも多数来ています。
まずは茣蓙の上で二人の巫子さんが音楽に合わせてお祈り(お祓い?)をします。次にいよいよ五月女さんたちが田んぼに入って行き,神職さんを中心に横一列になります。
そこへ向かって男手たちが苗の束を投げ入れるのです。距離があるから,これがなかなか大変。適当な場所に届かなかったり,泥が跳ねて五月女さんたちの顔や衣装に掛かったり。そのたびに歓声が上がります。
田植えの方法としては,男手二人が田んぼの外から縄をはり,それに合わせて一列ずつ植えていきます。田植え音頭(?)のような音楽も流れます。
新聞記者をはじめ,カメラマンも多数来ているので,途中で神職さんが手を止めて,「ハイ,みなさん。ここで顔をあげて正面の人たちに笑顔を見せてあげましょう」とか,サービス精神もおありでした。
このような行事は今後もずっと続いていって欲しいですね。なお,ご本人たちの肖像権もあるので,今回はお顔が判別できないように小さいサイズでUPしました。