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自然の中をロードバイクで走るのが大好き。現在の愛車ははPINARELLO GAN-RS(2016)。

西金砂神社の小祭礼が始まりました。

2015-03-26 | 写真

西金砂神社の小祭礼が始まりました。この祭りは平安時代に始まって今回が第199回目。1200年の歴史を持つ,大変に古い祭祀なのです。6年に一度,未年と丑年に当たる年に,天下泰平や五穀豊穣を願って開催されています。
    
この小祭礼や72年に一度,東西の金砂神社で行われる大祭礼が始まった平安時代初期は,まだ近畿地方に古代国家ができてから日が浅く,確固たる権力はありませんでした。そこで古代国家は,支配地域を東北地域まで広げようとしたことから,人々に天下泰平を願わせたものとされています。また,五穀豊穣の願いは,たびたび凶作が起きていたことからつながったものと考えられています。(常陸太田市の㏋より引用)
    
3月26 日は祭りの初日。旧金砂郷村の西金砂神社を出発した行列が,山道を歩いて旧水府村の天下野に到着します。様々な装束を着た氏子たちが行列を作って歩く様は,近くで見るとなかなか壮観です。天下野の山道に出たところで,行列を待ち受けていた天下野の役員たちと挨拶を交わします。僕は傍に寄って口上を述べるのも聞きました。
    
それが終わると,下の広場で祭事が行われます。立派な神輿の周りに四本の竹の木が立ち,そこを中心に西金砂神社の宮司さんたちが祝詞を述べたり,五穀豊穣・天下泰平の祈願をします。3人の宮司さんの後ろには筝の吹き手が並び,古式ゆかしい音色を響かせます。
    
そこをぐるりと囲むように沢山の見学の人たち。僕はその最前線に座って,写真や動画を撮りながら 今この瞬間の様子をしっかりと目に焼き付けようとしました。今日は午後から仕事を打っ遣ってやってきたわけですが,本当に来て良かった。天下野での祭祀を見ることができて本当に良かった。