ディスカバリー伊豆

伊豆の美しい自然と貴重な歴史物語を徒然なるままに気の向くままに綴りたいと思います。

スコリアラフト

2008-06-05 | 補足説明など
大室山麓の北西側、さくらの里の中央付近には大きな岩石と小石の混ざった土(スコリア)とが混ざり合った様な岩の様なものがある。スコリアラフト(Scoria raft)と云う。
これは大室山(スコリア丘)が作られつつある過程(或いは出来上がった直後)にマグマが地中より火道を上昇してきて地表に出て、比重がスコリア(軽石)より大きいので大地とスコリアの間を流れ、このときスコリアの一部をまるで溶岩流の海に浮くスコリアの筏(raft)の様に押し流したものである。スコリアが完全に溶岩でつつまれたものを溶岩ボール(lava ball)と云うことだが,さくらの里のものは溶岩ボールへの漸移型スコリアラフトと云うことです。
2010年(平成22年)5月26日 伊東市の天然記念物に指定されました。


....(注)raft=筏(いかだ)。船舶の「救命筏」はライフラフト(Life-raft)と云う。
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