マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

公式ではなく非公式です。

第218話 フォークランド諸島戦の終焉

2018-07-19 23:58:59 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)
自由アルゼンチン軍がフォークランド諸島を攻撃してから数時間後。
最初は新統合軍の指揮系統を分断し圧倒的な優位に経っていたが、徐々に追い込まれた。

フォークランド諸島全体に工作員や潜水艦による歩兵部隊を上陸させていたが・・・・

陸軍部隊の反撃とデストロイド奪取に失敗による火力不足により、各地で壊滅。
退却拠点であるアクア級による潜水艦隊は、新統合海軍のVA-3インベーダーなどに撃沈された。

「退却路は分断・・・・・アクア級は・・・・・」

「ぬぅ・・・投降しかないな。」

退路を断たれた自由アルゼンチン軍とそれに与していた反統合諸勢力は・・・・
戦意を損失し投降する者が増えて来た。
中には投降を拒否し抵抗する者がいるが、いずれも撃ちとられた。

当初は勝てると踏んでいた自由アルゼンチン軍・・・・
フォークランド諸島を占領し南米各地の反統合勢力を決起させ、南米を占領。
新統合政府に独立しようとする三段であった。
このまま勝つ予定と・・・思いきや・・・・・・・敗北・・・・・

こんなのは認められない。

「ここまでなのか、くそっ司令部になんと言えば。」

自由アルゼンチン軍の指揮官は落胆していた。
このような無様な結果にしてしまったのだから。

もう既に、新統合軍に勝とうと言う気力はない。
考えなくてはいけないのは、敵から逃げることである。

ラウラ「エリア3制圧完了・・・・」

吉野大樹「どうしたラウラ?」

ロザ「珍しいじゃない戸惑う行動して。」

ラウラ「戸惑う・・・まさか。」

次々と各エリアの鎮圧に入る。
あたり一面、両軍の兵士の死体が転がっている。
目をつぶって死んでいる兵士、恨めしそうに目を開いたままの兵士。

顔が消え去った死体など様々な・・・・・・

ラウラ「これが・・・・・・いいや分かっていたんだ、分かっていたんだ・・・・」

分かっていたとは言え、これほどとは・・・・・
心が痛む・・・・・・・・地球人の価値観を知ってから・・・・・・

ラウラ達はそのような光景を見ながら進んだ。
しばらくして・・・・・・

ロザ「副隊長、デストロイド・オクトスⅡの一団がエリア5に立て篭もっている情報が入った無線を確認しました。」

吉野大樹「敵の残存部隊か、大したことのないように見えるが油断は出来んぞ。」

ロザ「心得ています。」

エリア5にてデストロイド・オクトスⅡの部隊が立てこもっている連絡が入った。
大したことのない敵であるが、油断は出来ない。

油断して倒されるのが間抜けであり、最悪な死に繋がる。

ラウラ「私に先鋒を任せてくれませんか?」

吉野大樹「お前が?」

ラウラ「どうか、お願い・・・・・・・大樹。」

ラウラは先鋒は自分がやると名乗り出る。
早く戦闘を終結させたいつもりらしい・・・・

しかし・・・・・・・・・・

吉野大樹「馬鹿野郎、先鋒はいい。」

ラウラ「何故?」

吉野大樹「今まで一人で戦っていたんだ、今後は俺達と一緒にいろ!」

ラウラ「何よその言い草は、馬鹿野郎とか・・・・分かったわよ、ちゃんと一緒にいるよ。」

大樹から先鋒として出撃する事をやめるように言われる。
理由は分からないが、大樹はラウラを止めた。

先鋒として出れない事にラウラは不満に思うが、大樹が決めたからしょうがない。
大人しく命令に従う事を選んだ。

それからしばらくして戦闘はデストロイド・オクトスⅡを殲滅し組織的抵抗は治まった。
組織的抵抗が終わると生き残っていた自由アルゼンチン軍兵士が続々と投降。
投降がある程度進むとフォークランドエリア司令部は戦闘停止を宣言した。

戦闘停止宣言から・・・・1時間後・・・・・・

ラウラ「皆生きていたのね。」

劉夢華「えぇ・・・なんとかね・・・・・ラウラこそ生きていてよかった。」

カゴメ「心配したんだよ。」

相沢美弥「脱出していたなら早めに言ってくれたらいいのに。」

ラウラ「あの乱戦の中だったからしょうがない。」

劉夢華「隊長も皆も無事でよかったのが、何よりの幸いよ。」

戦闘が終わり、ラウラと夢華達は無事に再会した。
夢華.美弥.カゴメは怪我をしているものの、全員無事であった。

それだけではなく。
アンサーズや早期警戒機部隊の面々も全員無事であり、誰一人欠けてない。
その事実は、ラウラや第29飛行小隊に搭乗していた面々を安心させる。

全隊員の悪運が強いと・・・・・

だが・・・・・・・・・

ラウラ「ところで・・・・・」

オルガ「何か・・・・話なら別の場所でしよう。」

ラウラ「・・・・・・・そうね、漏らしてはいけないんだったね。」

オルガ「そうそう分かっているね、准尉。」

まだオルガとの話が残っている。
ようやく思い出したが、ザースロン機関から何かの指示を出した。

だけど・・・・・結局、その指示は無意味であった。
一体ど言う事なのかオルガから説明してもらう必要がある。
とは言え、ザースロン機関は特務機関なので一般の軍機より厳しい。

厳しいので誰もいない・・・・別の所で話す必要がある。

ラウラ「隊長、話す人がいますので席を外します。」

桐原少佐「そうか、まだ敵武装部隊が潜んでいる可能性があるから気をつけろよ!」

ラウラ「分かりました。」

ラウラは茂人にオルガと話すから席を外しますと言った。
席を外す事に茂人は特に気にする事はなく、むしろ道中に敗残兵に襲撃されないか心配した。

確かに何処かに敗残兵が潜んでいる可能性がある。
更に言ってしまえばオルガと話している最中に襲撃される危険性もある可能性も捨てきれない。
いつ何処でどんな危険が待ち受けているのか分からない・・・・・・油断は大敵

上記の事を踏まえてか、茂人は拳銃の銃弾をラウラに渡した。
銃弾の不足があれば敵の襲撃には対処は出来ない。
そんな事が無いようにする為・・・・・

話はそれだけでは終わらない・・・・・・・・・

桐原少佐「ベルタリア准尉、君の話す予定は惑星エデンでの一件で関わったZ機関の連中だろう。」

ラウラ「気がついていたんですか?」

桐原少佐「あぁ・・・・俺が軍を予備役に編入する前はかなり経験したんでな。嫌な程にな、行動や言動だけで分かる。」

ラウラ「・・・・・・・・・」

ラウラが席を外して会話する相手がザースロン機関の人間ではないかと聞いてきた。
茂人の言葉にラウラは若干冷や汗をかくが、嘘をつく事ができないので正直に話し・・・気がついていたんのか聞いた。

返答は予備役に編入される前にかなり経験した・・・・・と・・・・・・・・・・

桐原少佐「もういい早くいけ、話してこい。」

ラウラ「はい。」

いろいろ聞きたいが、聞ける暇などなかった。
隊長(茂人)は何かを隠している・・・・予備役編入前の事を・・・・・・・・
何故、自分がザースロン機関と会う事を見抜いたのか・・・・・・・・・

それは今はいい、いつか追求すればいいのだから。
ラウラはそう思いオルガと共に話す隠れ場所を探しにいった。

オルガ「ようやく話せる環境になったようね、少佐は私たちの関係を知っていたようで?」

ラウラ「気がついていたそうよ。予備役編入前にかなり経験していたけど・・・・実はスパイとか・・・・・」

オルガ「それはないわ、むしろ追っていた側だから・・・・・ね。ラウラと同じくエージェント(協力者)だよ。」

ラウラ「隊長が・・・・・・・・以外。」

ようやくオルガと会話できる隠れ場所についた。
まず最初の話題は茂人がラウラとザースロン機関の関係を見抜いた事。
ラウラは茂人をスパイだと疑うが、オルガにより否定され・・・・・

逆にザースロン機関のエージェントでもあった事が言われた。
スパイだと思っていたラウラは衝撃のあまり、声が出なくなり上手く喋れなくなる。

いつも間抜けなVF-1オタクが自分と同じザースロン機関のエージェントであった。

驚くなと言われたら無理がありすぎる。
むしろ、他の面々が同じように聞いたら信じられないと言う反応をするだろう。

ラウラ「そろそろ本題話さない?」

オルガ「本題って?」

ラウラ「指示書を出したのに、それの通りにならなかった事よ。」

オルガ「あぁそれね・・・・・・・・・・存在忘れていたわ。」

本題・・・・・・・・

オルガがラウラに指示書を出したのに、それが無になってしまった事。
態々自分に教えなくてもザースロン機関の人間だけがやれば済む話であったが・・・・
結局それがなくなり、自分はただ戦火を掻い潜り抜け、ファントムⅢに乗ってしまった事。

意味がない・・・・・・・・意味がない物をどうして押し付けたのか・・・・・
それがラウラがオルガに聞きたい事であった。

それに対し・・・・・・

オルガ「それね・・・・・それはそれはごめんね。」

ラウラ「ふざけないでしょ・・・・・」

オルガ「しょうがなかったでしょ、人手が足りないと思ったけど・・・・それが十分足りていてうちらザースロン機関だけで済むとは思わなかったし。」

ラウラ「計算できなかったオルガが悪かったんでしょ。」

オルガ「それはあるけどさ・・・・・・・・・・」

オルガはこれに関して謝罪した。

当初は潜入しているザースロン機関の人間だけじゃ対処できないとオルガは思っており、ラウラに協力をさせた。
来るべき自由アルゼンチン軍のフォークランド侵攻で、ザースロン機関の工作員が優秀だったのと・・・

ラウラが第29飛行小隊と一緒にいた事もあり、ラウラのザースロン機関の指示書に従うことは綺麗さっぱり消え去った。

これは自分自身の誤算だと思っていたが、元々一般兵士であるラウラの業務とは釣り合わなかったのである。
結果的には・・・・・・・・・

オルガ「これでこれでしゃーない。」

ラウラ「おい!!」

とこれでいい結果になった。
オルガのこの対応にラウラはずっこけるかのように呆れてしまう。
適当すぎる・・・・・・・・・・と・・・・・・

この人は一体何をしているんだか・・・・・・・・

オルガ「まぁいいわ、さっきのVF-X-8ファントムⅢのデータはたっぷり頂くわ。」

ラウラ「ハッ?」

オルガ「やぁねアムちゃんから、データが欲しいから回収してと言われたのよ。今、軽い怪我して治療中だから・・・・まぁ1枚はうちら用にコピーしたけど。」

ラウラ「あんたいつの間に・・・・・・」

オルガ「これも仕事だから悪く思わないでね。」

と思いきや、ラウラが乗っていたファントムⅢのデータを取っていた。
いつの間にファントムⅢのデータを取っていたのか・・・・・

ラウラはオルガの行動にやる事は早いと思った。
ファントムⅢのデータを取ると言う事は自分たちで独自のバルキリー部隊でも編成するのか?
自力のバルキリー部隊を編成して・・・・・・・何を・・・・・・・・・・

いろいろと想像するが・・・・・・・・・・・

オルガ「次の話していいかな?」

ラウラ「また無意味な任務?」

オルガ「まさか・・・・・・そんなもんじゃないから安心してよ。」

ラウラ「何が安心してよっだ!!」

次の話題の話になる。

またしても意味のない指示を出すんだな・・・・・・・・
ラウラはやる気のない表情を浮かべる。

一体どんな無意味な事をやらせるのか・・・・・・・・・・・・

オルガ「そろそろ、南米軍管区司令部が海上艦隊を動員して秘密裏に奇襲しかけるわ。」

ラウラ「奇襲?指示じゃなくて?これは当然のように私達も参加する奴じゃないの?」

オルガ「そうだけど・・・・・・・・・・南米軍管区司令部が直接部隊を動員すると言う所までは、これからのブリーフィングで説明されないとおもうわ。」

秘密裏に動く海上艦隊。
南米軍管区司令部は秘密裏に海上艦隊に動きだす。

一体なんのために動き出されるのか・・・・・・・・・・・・・・・・

ラウラ「そうなの?」

オルガ「そう言う物なのよ、これからのブリーフィングを楽しみにすることね。」

ラウラ「それは・・・・・・・・」

オルガ「じゃあぁね。」

ラウラ「ちょっと・・・・・・・・・もう何なのよあの人。」

ラウラはどう言う事なのか聞こうとするが・・・・・・・・・
オルガは何も言わないまま何処かへ行ってしまう。

何も語ってくれないオルガにラウラは腹をたててしまう。

あの人は一体なんなのかと・・・・・・・・・・
不満げであるが、オルガの言った事は後で判明する。
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