桐原とデワントンはウィルソン大尉に呼び出された。
とある部屋に入るように言われ、指定された部屋まで行き入室する。
桐原中尉「桐原茂人中尉、ただいま入りました。」
デワントン「同じくデワントン・フィアロ軍曹も入りました。」
桐原大佐「うむよく来たな。」
桐原中尉「親父か・・・・・」
指定された部屋にいたのは父茂政だった。
親父とは言え基地司令が一体を言うのだろうか、ウィルソン大尉を使っている事だから何か重要な事があるのだろうか。
そう思っていた。
桐原大佐「今回呼んだのは他でもない、実は頼みがある。」
桐原中尉「頼み?俺やデワを呼んでか?」
桐原大佐「あぁ・・・・・」
茂政の言う頼み・・・・・
桐原やデワントンをわざわざ二人同時に呼んだから何か重要な事があるのだろう。
そう思っていると・・・茂政の口が動く。
桐原大佐「北米に帰ってもらいたい。」
桐原中尉「北米へ?何処です、復旧が確認されたエドワーズ空軍基地ですか?アトランタ基地ですか?」
桐原大佐「アラスカ旧地球統合軍総司令本部だ、無論部下ごと帰還せよ!」
デワントン「部下・・・・・・私もですか?」
桐原大佐「いや別部隊だ・・・・・・君は部下を引き連れ馬鹿息子と共にアラスカに向かってくれ。」
アラスカへの帰還命令。
桐原とデワントンはそれぞれの部隊を率いてアラスカまで帰還せよと言う事であった。
ようやくアラスカへ戻る事ができる・・・・・・そしてマクロスの仲間と合流する事ができると・・・・・
なんとなく安堵感がする。
桐原大佐「まぁとにかく終戦協定の護衛をやればいい、お前らは残留ゼントラーディ側代表の護衛を務めればいい。」
桐原中尉「分かりました・・・・・・・・残留ゼントラーディ側の護衛?」
桐原大佐「うんそれがどうかしたのか?」
桐原中尉「まさか敵陣まで行くと言う事なのか?」
桐原大佐「そうだが・・・・・・・」
桐原中尉「マジ!?」
が・・・・・・・・・アラスカに戻ってからの任務は敵陣に赴いて残留ゼントラーディ側の代表を護衛すると言う事である。
言いかえるならば、敵陣に赴くと言う事である。
むろん、敵側に対し憎悪や殺気をまき散らすかのような現場に・・・・・・・
危険が伴う任務であり、突然攻撃されてもおかしくないような場所に行くことになるのである。
デワントン「大佐・・・・・・・私も・・・・・・・・」
桐原大佐「当然だ・・・・・・・安心しろ、マックスとミリアも護衛につく。なお佐枝子君は恋人と共にトウキョウシティにいるためいないぞ。」
デワントン「やはり・・・・・・・」
桐原茂人「そこかよ・・・・・・・」
護衛にはマックスとミリアがつく、なお一緒にいた佐枝子はトウキョウシティにいるためいない。
桐原とデワントンは苦笑する。
桐原大佐「とにかくアラスカに向かえ、敵司令官は北米のカナダ山中にいると言う事だ。なんとしても成功させろ、これは人類にとって重要な生存過程に必要な事だからな。」
桐原中尉「了解。」
デワントン「了解しました。」
と言われたので桐原とデワントンは敬礼しながらその場を去る。
責任重大な職務、廊下に出た二人はそう思った。
デワントン「ミリア1級空士長がいるから安心できるが・・・・・・」
桐原中尉「代表を守り切れる保証はないな・・・・・」
護衛中何が起こるか分からない。
終戦直前に何かが起こる、桐原のいた日本もそうだった。
終戦に反対した一部の陸軍将校や厚木飛行隊の決起も・・・・・・・
桐原中尉「まぁゼントラーディの場合もあるが身内もだな。」
デワントン「身内?」
桐原中尉「統合軍内部にも終戦に反対する連中がいるからな・・・・・まぁここで〆時が理解できんとはな・・・・・・」
桐原達はこれから起きるであろう終戦反対派の妨害に苦言を言う。
もう地球と残留ゼントラーディに戦う程の余力がない。
それが理解できない馬鹿共に・・・・・・・
桐原中尉「だけどやるしかないんだよな、軍人であるし。」
デワントン「それもそうですね。」
桐原中尉「軍人って言うのはなんでもやり遂げないとな・・・・・・」
任務なので命令されたからには最後までやり遂げなければならない。
一度軍人となった以上、宿命から逃れる事はできないのである。
軍人だけにとどまらずどんな職業にも逃れられない・・・・宿命があると・・・・・
それを全うするのも職業人である自分らと・・・・・・・・・・
桐原中尉「しかし・・・・・・・」
デワントン「しかし?それがどうした?」
桐原中尉「なんでもない、多分大丈夫だと思うから・・・・・・・・・・・」
デワントン「??」
桐原は何か心配するが、すぐに気にする事をやめる。
とんでもない事が起きようと感じたのだが・・・・・余計な心配はさせなくたい・・・・
そう桐原は思った。
デワントンは一体何があったのかと思うが、桐原は何にも言わないためそのままにした。
その後桐原達は南米方面軍司令部から離陸しマクロスシティから離れる。
両親との別れに桐原はハグをし、別れを惜しんだ。
桐原中尉「まさかお前までいるとはな。」
ウィルソン大尉「何か文句でも?」
桐原中尉「別に~」
ウィルソン大尉もなぜが輸送機に乗りながらマクロスシティに帰還していた。
奴に一体何の任務か分からないが、特に関係なさそうなので気にしない。
噂では終戦に関する協議と言う事であるらしいが・・・・・・・・・・
デワントン「茂人・・・・」
桐原中尉「デワどうした?」
デワントン「ただ呼んだだけよ。」
桐原中尉「そうか・・・・・・」
デワントンは桐原の名前をモニター越しで呟くが桐原に聞こえてしまう。
桐原にどうしたと言われるが、ただ呼んだだけと誤魔化す・・・・・
なぜデワントンが桐原の事を呼んだのかは・・・・・
デワントン「これで終われば、もう茂人と戦う事がない・・・・1タームは待つ・・・・・どうかその間に生き残れますように・・・・・・・・・」
と桐原に対する切ない気持ちからであった。
とある部屋に入るように言われ、指定された部屋まで行き入室する。
桐原中尉「桐原茂人中尉、ただいま入りました。」
デワントン「同じくデワントン・フィアロ軍曹も入りました。」
桐原大佐「うむよく来たな。」
桐原中尉「親父か・・・・・」
指定された部屋にいたのは父茂政だった。
親父とは言え基地司令が一体を言うのだろうか、ウィルソン大尉を使っている事だから何か重要な事があるのだろうか。
そう思っていた。
桐原大佐「今回呼んだのは他でもない、実は頼みがある。」
桐原中尉「頼み?俺やデワを呼んでか?」
桐原大佐「あぁ・・・・・」
茂政の言う頼み・・・・・
桐原やデワントンをわざわざ二人同時に呼んだから何か重要な事があるのだろう。
そう思っていると・・・茂政の口が動く。
桐原大佐「北米に帰ってもらいたい。」
桐原中尉「北米へ?何処です、復旧が確認されたエドワーズ空軍基地ですか?アトランタ基地ですか?」
桐原大佐「アラスカ旧地球統合軍総司令本部だ、無論部下ごと帰還せよ!」
デワントン「部下・・・・・・私もですか?」
桐原大佐「いや別部隊だ・・・・・・君は部下を引き連れ馬鹿息子と共にアラスカに向かってくれ。」
アラスカへの帰還命令。
桐原とデワントンはそれぞれの部隊を率いてアラスカまで帰還せよと言う事であった。
ようやくアラスカへ戻る事ができる・・・・・・そしてマクロスの仲間と合流する事ができると・・・・・
なんとなく安堵感がする。
桐原大佐「まぁとにかく終戦協定の護衛をやればいい、お前らは残留ゼントラーディ側代表の護衛を務めればいい。」
桐原中尉「分かりました・・・・・・・・残留ゼントラーディ側の護衛?」
桐原大佐「うんそれがどうかしたのか?」
桐原中尉「まさか敵陣まで行くと言う事なのか?」
桐原大佐「そうだが・・・・・・・」
桐原中尉「マジ!?」
が・・・・・・・・・アラスカに戻ってからの任務は敵陣に赴いて残留ゼントラーディ側の代表を護衛すると言う事である。
言いかえるならば、敵陣に赴くと言う事である。
むろん、敵側に対し憎悪や殺気をまき散らすかのような現場に・・・・・・・
危険が伴う任務であり、突然攻撃されてもおかしくないような場所に行くことになるのである。
デワントン「大佐・・・・・・・私も・・・・・・・・」
桐原大佐「当然だ・・・・・・・安心しろ、マックスとミリアも護衛につく。なお佐枝子君は恋人と共にトウキョウシティにいるためいないぞ。」
デワントン「やはり・・・・・・・」
桐原茂人「そこかよ・・・・・・・」
護衛にはマックスとミリアがつく、なお一緒にいた佐枝子はトウキョウシティにいるためいない。
桐原とデワントンは苦笑する。
桐原大佐「とにかくアラスカに向かえ、敵司令官は北米のカナダ山中にいると言う事だ。なんとしても成功させろ、これは人類にとって重要な生存過程に必要な事だからな。」
桐原中尉「了解。」
デワントン「了解しました。」
と言われたので桐原とデワントンは敬礼しながらその場を去る。
責任重大な職務、廊下に出た二人はそう思った。
デワントン「ミリア1級空士長がいるから安心できるが・・・・・・」
桐原中尉「代表を守り切れる保証はないな・・・・・」
護衛中何が起こるか分からない。
終戦直前に何かが起こる、桐原のいた日本もそうだった。
終戦に反対した一部の陸軍将校や厚木飛行隊の決起も・・・・・・・
桐原中尉「まぁゼントラーディの場合もあるが身内もだな。」
デワントン「身内?」
桐原中尉「統合軍内部にも終戦に反対する連中がいるからな・・・・・まぁここで〆時が理解できんとはな・・・・・・」
桐原達はこれから起きるであろう終戦反対派の妨害に苦言を言う。
もう地球と残留ゼントラーディに戦う程の余力がない。
それが理解できない馬鹿共に・・・・・・・
桐原中尉「だけどやるしかないんだよな、軍人であるし。」
デワントン「それもそうですね。」
桐原中尉「軍人って言うのはなんでもやり遂げないとな・・・・・・」
任務なので命令されたからには最後までやり遂げなければならない。
一度軍人となった以上、宿命から逃れる事はできないのである。
軍人だけにとどまらずどんな職業にも逃れられない・・・・宿命があると・・・・・
それを全うするのも職業人である自分らと・・・・・・・・・・
桐原中尉「しかし・・・・・・・」
デワントン「しかし?それがどうした?」
桐原中尉「なんでもない、多分大丈夫だと思うから・・・・・・・・・・・」
デワントン「??」
桐原は何か心配するが、すぐに気にする事をやめる。
とんでもない事が起きようと感じたのだが・・・・・余計な心配はさせなくたい・・・・
そう桐原は思った。
デワントンは一体何があったのかと思うが、桐原は何にも言わないためそのままにした。
その後桐原達は南米方面軍司令部から離陸しマクロスシティから離れる。
両親との別れに桐原はハグをし、別れを惜しんだ。
桐原中尉「まさかお前までいるとはな。」
ウィルソン大尉「何か文句でも?」
桐原中尉「別に~」
ウィルソン大尉もなぜが輸送機に乗りながらマクロスシティに帰還していた。
奴に一体何の任務か分からないが、特に関係なさそうなので気にしない。
噂では終戦に関する協議と言う事であるらしいが・・・・・・・・・・
デワントン「茂人・・・・」
桐原中尉「デワどうした?」
デワントン「ただ呼んだだけよ。」
桐原中尉「そうか・・・・・・」
デワントンは桐原の名前をモニター越しで呟くが桐原に聞こえてしまう。
桐原にどうしたと言われるが、ただ呼んだだけと誤魔化す・・・・・
なぜデワントンが桐原の事を呼んだのかは・・・・・
デワントン「これで終われば、もう茂人と戦う事がない・・・・1タームは待つ・・・・・どうかその間に生き残れますように・・・・・・・・・」
と桐原に対する切ない気持ちからであった。
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