マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

公式ではなく非公式です。

望月千代.カザフスタン諜報任務

2017-10-25 23:27:55 | マクロス短編
            【西暦2012年9月29日.マクロスシティ.新統合軍参謀本部】


第1次超長距離移民船団メガロード01が銀河の海に旅立った9月・・・・
望月千代は新統合軍参謀本部に召集された。
一体何のために召集されたか分からない、千代は頭を抱えながら女性士官の誘導の元参謀本部の一室に向かう。
無論、参謀本部であるためかお偉いさんが多い。

下士官であるミルは胃が痛くなる・・・・・・・

「どうぞここです。」

望月千代「あっどうも・・・・」

とうとうついたが・・・・・・・連れてこられたのが情報局の一室である。
その中には・・・・・

一人の日系人の女性と情報局局長マイク・グランダード大佐がいる。
千代は呼ばれた理由はなんだろうかと・・・思った・・・・・

望月千代「新統合軍陸軍軍曹.望月千代.要請通り参上しました。」

マイク「うむ.さっそくだが、中央アジア軍管区.カザフスタンに飛び.ここにいる大井紅葉.軍曹と共に反統合同盟残党の基地を調査してもらいたい。」
新統合軍情報局.マイク・グランダード.大佐

望月千代「な.なんですって!?」

呼ばれた理由はマイクと共にいる大井紅葉と共にカザフスタンに飛び反統合同盟残党の基地を調査せよと言う事であった。
それを聞いた千代はふらっとした。

                 【新統合軍中央アジア軍管区司令部タシケント】
望月千代と大井紅葉は中央アジア軍管区司令部があるタシケントへ飛んだ。
中央アジアは統合戦争時の激戦区であり、反統合同盟の勢力下であった。
そのためか第1次星間大戦の復興が後回しにされ治安は悪化、中東のようなテロとの戦いを象徴するような地帯になっていた。

千代ら二人はベレー帽で新統合軍の制服を来て、タシケント司令部司令官シャヴカト・アリポフ少将の元へ向かう。

シャヴカト「やぁやぁよく来たね、私がシャヴカト・アリポフ少将だ。ハルヴァを食べながら、任務内容を話そうと思う。」
新統合陸軍中央アジア方面軍司令官.シャヴカト・アリポフ少将

望月千代「どうも・・・・」

基地司令官であるシャヴカトは千代と紅葉をフレンドリーに出迎えてくれた。
しかもお菓子付きである。

大井紅葉「閣下、今回の目的地はカザフスタンの何処でしょうか?」

シャヴカト「うむ、ここだ。」

望月千代「これは・・・・・・・・」

指さされた場所はカザフスタンの湖バルハシ湖付近であった。
そこに反統合同盟残党の拠点があると言う。
あの地帯は砲撃で壊滅したとは言え、秘密裏に造られた地下基地があってもおかしくない。

望月千代「で同中行く際は?」

シャヴカト「支援班を同行させるためチヌークⅡ輸送ヘリを使う、護衛にはVAH-1.コマンチ.タイプAを4機つける。」

望月千代「そうですか。」

今回の任務にはチヌークⅡ輸送ヘリと護衛機VAH-1.4機を使う。
千代と紅葉だけではなく支援班が乗るらしい。
任務の詳細を聞いた千代と紅葉は支援班と共にチヌークⅡに乗りカザフスタン.バルハシ湖付近へ旅立った。
その一方で・・・

大井紅葉「千代さんあれ・・・・」

望月千代「あれは・・・・・・」

黒いマスクにゴーグルにベレー帽、M5カービンを構えている20名程の兵士。
女性も含まれており一人が指揮官である事が分かる。
こいつらは一体何者なのであろうか、千代はそう考えながらヘリに乗っていた。

                          【中央アジア軍管区 バルハシ湖付近】
バルハシ湖付近の安全ポイントに着陸.支援班が付近に迷彩色で岩に偽装したテントを説明しVAH-1やチヌークⅡを隠す。
黒い服装をした兵士達は迷彩色のマントを被り伏兵のポジションをとる。

大井紅葉「行きますよ千代さん。」

望月千代「う.うん。」

千代は紅葉の誘導の元、反統合同盟残党の基地に向かう。
歩くのではなくサイドカーである。
運転は千代であり、紅葉が助手席に座る形である。
支援班に見送られ千代と紅葉は出発する。

出発してすぐ紅葉が・・・・

大井紅葉「ここでいいです、双眼鏡で確認してください。」

望月千代「こうかな?」

なにやら建物らしき物が見えたらしいので双眼鏡で何かを除いて欲しいと言ってくる。
紅葉の言葉に千代は持っていた双眼鏡で前方の建物を覗いた。
前方の建物を除くとAK-47を構えた兵士がいる、それに監視塔には重機関銃を備えた陣地がある。

望月千代「これは・・・・・・・・」

大井紅葉「どうだった?」

望月千代「周辺には歩兵と重機関銃を持っている兵士がいる・・・・」

大井紅葉「情報は確かだったね、明らかに基地は生き残っている・・・・間違いないよ。」

千代からの報告を聞いた紅葉は地下基地の実在を確信し笑顔を浮かべる。
だが、詳細な情報が欲しいので基地の近くまでできる限り近づく。
千代達が最終的に近づいたのは敵基地周辺の道路である。
敵兵士が周辺を巡回しており、夜になればサーチライトで集中的に照らす仕組みになっている。
なんとかして基地内部の情報を手に入れようと情報を収集しようとするが・・・・・・・

                              ズダァン ズダァン ズダァン

望月千代「発砲!?」

突然発砲する音が聞こえる、それと同時に複数の歩哨が頭をザクロに血を噴き出して死んだり。
銃弾に撃たれた痛さで苦しむ様子が見える。
千代は何があったのかと銃声の合った方向を見る。
が何もない・・・・

「CPCP、銃声発生北東の方向。」

『戦闘態勢を取れ、各隊は銃声のあった方向に向かうんだ!』

案の定反統合同盟の兵士は蜂の巣をつついたような騒ぎになり、千代と紅葉は震えるように敵兵の来襲に備える。

「こちらαからアダムスカ.作戦は成功こちらに近寄ろうとする動きあり。」

『よし盛大に自動小銃発砲システムを起動、相手をどんどん近寄らせろ!』

「了解」

発砲したのは黒い服装をしマスクを被っている兵士であった。
狙いは陽動であるらしいが・・・・・・・・・

望月千代「しょうがない、この隙に基地に潜り込む。」

大井紅葉「正気ですか?」

望月千代「敵が離れたチャンス、突入するわ!」

大井紅葉「ちょっと・・・・・・・・・・・もう・・・・情報局は私なのよ・・・・一般兵め・・・・・」

千代はこの隙をついて地下基地に潜入するため移動開始する。
紅葉は呆れながらも千代の後をついていくように続いた。

                          【地下基地】
地下基地に潜入した千代と紅葉は小さい路地を見つけ中に潜り込んだ。
大部分の警備兵は発砲した方向に行ったため警備兵の数は少ない、中には女性兵士もいるようである。
自分達と同じぐらいか、千代はぐっともしもの場合殺す時の覚悟が後ろへ下がってしまう・・・

大井紅葉「あの大丈夫ですか?」

望月千代「あっ・・・・・・・大丈夫よ。」

大井紅葉「早く敵基地内部を撮影し帰りましょう、いくら情報部の工作員でも長時間いるのは不安ですから。」

紅葉は千代が後ろめいていた表情を見て心配し、早く基地内部を撮影する事を進める。
もっとも敵が戻ってきて退路を断たれる不安がある。
だから早く帰りたいと思っている・・・・

と言うわけで早く帰るべく仕事を開始する。

「そこにいるのは誰?」

望月千代「!?」

ショートカットの黒髪のロシア系の女性兵士が千代達に気がつく。
千代は紅葉に指示し向こう側に行くように指示する。
紅葉は情報部でもない千代がなんで命令するのよと抗議するが、千代は拳銃を紅葉に向け黙らせる。
ロシア系の女性兵士はどんどん近付いてくる。

                      ガバッ

「むっ!?」

さっと千代はロシア系の女性兵士が通り過ぎた背後から口を手を抑え抱きかかえるように拘束する。
女性兵士は抵抗するが、千代は喋れるように口を離し両手の抵抗を強くしてナイフを取り出し・・・・・・

望月千代「死にたくなかったら協力者(エージェント)になりなさい・・・・・・・・」

「なんで・・・・・・・・ヤポンスキー(日本人)に・・・・・・・」

望月千代「だったら死ぬ?案外私同性でも躊躇する事なく・・・・・・・・殺す事ができるから・・・・・」

「うっがぁ・・・痛いこれ以上歯を刺さないで・・・痛い・・・・・・・・・・・分かった・・・・・・・分かったから・・・・・」

望月千代「よろしい・・・・・・」

殺すと脅し協力者になるように女性兵士に求めるが、女性兵士は抵抗する。
だが千代はこれは脅しではないとし女性兵士の手を若干突き刺し痛みを与える。
女性兵士は痛みのあたまり涙を流し協力者になる事を了承する。
それを見ていた紅葉は・・・・・・

大井紅葉「私より工作員臭い・・・・・・えげつない・・・・・」

とドン引きした。
で女性兵士を仲間(脅して)にした千代と紅葉。
彼女の名はエカテリーナ・モロゾフ、千代と同い年の少女である。
刺されたが、千代が持っていた包帯を巻き基地内を歩く・・・・・
その背後には千代がいるが・・・・・・その後ろにはナイフを突きつけている。

エカテリーナ「この先がデストロイド・ラクシャとSv-52の格納庫です。」
反統合同盟残党.エカテリーナ・モロゾフ

望月千代「そうありがとう。」

エカテリーナの誘導の元格納庫に辿りつく、千代は満足そうな笑顔を浮かべ撮影を開始する。
すると紅葉は発電所に何かを仕掛けた・・・・・・・

大井紅葉「千代さん、時限爆弾を仕掛けました。」

望月千代「時限爆弾?」

大井紅葉「陽動に十分です。」

仕掛けた物は時限爆弾である、それも発電所に・・・・・・・
それを爆破して発電を落とすつもりである・・・・・・

望月千代「仕掛けるのもいいけど・・・この娘どうする?」

大井紅葉「どうしようか・・・・・・・・」

二人は真剣にエカテリーナの事を考える・・・・・・・
まぁある程度欲しい情報は手に入ったし、人質にする理由がない・・・それを聞いて青ざめた・・・

望月千代「つれて帰ろうか・・・・・・・・・・・警務隊に引き渡して吐いてもらうし・・・」

大井紅葉「そうだね、勿論女性警務官をつけてね。」

結果は持ち帰る事にした、サイドカーには載せられないが・・・・・・・千代が運転する奪取する予定のジープに乗せる事にした。
基地入り口にはジープが駐車している、それを利用する。

エカテリーナは安堵しているが、千代に背中を掴まれ移動されるその時・・・・・

「そこにいるのは誰だ!」

男女の兵士が千代と紅葉を発見する。
エカテリーナは脱出しようとするが、千代に首を気絶するように握りしめられる。
紅葉はサプレッサー付きの拳銃を取り出すが千代がいない・・・・
何処に行ったんだと思った時・・・・・・・・・・・・

                   ブシュ

望月千代「ざっとこんなもんか・・・・・・・・」

大井紅葉「早い・・・・・・・」

背後にこっそり忍びこんで男女の兵士を殺害した。
2人いたのに一瞬にして殺害する、紅葉は望月千代はなんて恐ろしい女だと認識した。

血まみれの千代を中心にジープへ向かう・・・・

大井紅葉「よし・・・千代さんも乗って・・・」

望月千代「分かった。」

千代と紅葉はエカテリーナを乗せてジープを奪った。
敵の警備兵もいないしなんとかなるだろうと思っていたが・・・・・・・

                 カチャカチャカチャカチャ

「そこまでだな、統合政府の飼い犬共よ!!!」

望月千代「しまった・・・・・・」

そこにいたのはロシア反統合派軍.ポーランド左派軍.親ロシア派ドイツ軍.北朝鮮軍.中国軍.モンゴル軍.反統合日本同盟兵(左派日本軍)などの様々な軍服を着た兵士が前方を包囲する。
これらの兵士は反統合同盟に加わっていた兵士である。
ぐっとなり、紅葉は睨みつけるが・・・・・・・・

望月千代「少しどいて・・・」

大井紅葉「へっ!?」

望月千代「行くぞ!」

                 ブロロォォォォォォォン

大井紅葉「ええぇぇぇぇ!?」

「うわぁぁぁぁ避けろ!!」

千代が紅葉から運転席を奪い前方正面突破を開始する・・・・・・
突然猛スピードで突進してきたジープに反統合同盟の兵士は慌てて左右に回避する。

「おのれ!あの女を許すな!」

「しかし、人質が・・・」

「構うな!纏めて殺せ!RPGを用意しろ!撃て!!」

         ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

兵士達は千代達に向けてAK-47の銃弾を千代達に一斉に銃撃する・・・
後続のジープに乗り千代達の追撃を開始した。
後ろの兵士が固定機関銃で千代達のジープを狙う。

           ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

大井紅葉「うわ、危ないぎりぎり。」

銃撃は千代のジープぎりぎり当たりそうな程になる・・・・
だが紅葉は負けじとジープの中にあったAK-47を構え発砲するが当たらない・・

                ブロロォォォォォォォン

大井紅葉「あた・・・・・・・もう千代さん運転荒い・・・・」

望月千代「文句言わないで、支援班達がいる所に向かうから・・・・」

千代は荒い運転をしながら支援班がいる地点に向かう。
そこにいけばなんとか戦力が整い、ある程度戦闘ののちチヌークⅡに搭乗し離脱すればいいと・・・・・

そんな時であった

                   グォォン

「おわぁぁぁぁぁ」

バトロイド形態のVAH-1コマンチが穴からドバッと出てくる。
カラ―リングはダークとグレーが混ざった迷彩であり、エンブレムにネズミを咥えた山猫が描かれていた。
千代は味方なのかと思ったが・・・・・・・・・・・

                ガガガガガガガガガガガガガ

とガンバルカンを発砲し千代を追いかけてくるジープを蜂の巣にした。
どうやら味方である。
そんな事を気にせずに格納庫にある兵器がおいかけないうちにチヌークⅡの所に向かう。

チヌークⅡの所に向かったら支援班のパク軍曹.ジョブズ軍曹ら二人の指示を受けてチヌークⅡに搭乗する事に成功。
無論、黒い軍服の兵士がいる。

そのまま任務を終えてタシケントへ帰還しその後、マクロスシティまで帰る事に成功した。




望月千代「と言うわけ。」

チェヨン「案外いいように使われているわね。」

陸鈴玉「で情報部のカゴメ(紅葉のコードネームであり、本名は軍事機密となっている。大井紅葉は一般部隊に勤務する時の名前であり本名である。)はどうしたのかしらね?」
新統合陸軍ヘリ管制官.陸鈴玉.軍曹

望月初芽「姉さんそこは教えてよ。」

望月千代「駄目、親友でも妹でもこれは言えませ~ん。」

この物語は千代が食堂の時に話した、任務の感想である。
この場では語ってなかったが、情報局命令で紅葉と情報共有と協力者として使われる事になる。
が実際には千代が工作員であり紅葉が協力者的な存在だが・・・・・・

一方で・・・・・・・・

「アダムスカ、任務達成おめでとう。」

『任務は達成したうちに入りませんよ。山猫は獲物を誰にも奪わせませんから。』

「そうか流石はマウンテンキャット部隊の指揮官だが・・・流石はロシアのスぺツナズのメンバーだよ。」

「そんな事はありません。」

某所ではアダムスカは黒い軍服にベレー帽とマスクを被っている兵士複数に囲まれ誰かと会話している。

「まぁいい我が軍のテロ対策機関ザースロンはこれから発展したくてはならない、情報局には今回恩を売る事になったが・・・・・・・・・次は確実に手柄を確保しよう。VF-Xの表向きの特殊部隊と情報局に勝つために・・・」

『我らザースロンの繁栄に栄光あれ!』

ザースロン機関と呼ばれる機関の兵士であり、部隊名はマウンテンキャット・・・・・・・
この組織は統合軍の組織のようだが、実態はどうなっているかは不明である。
果たして・・・・・・・・・
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