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マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

公式ではなく非公式です。

第1話 南アタリア島へ 前編

2016-10-11 00:56:12 | 超時空要塞マクロスサイドストーリーズ
ソ連崩壊・・・・・・・・・・・・・・
第二次世界大戦後の世界の社会構造である冷戦が終わった1990年代・・・・・
地球人類は冷戦と言う核戦争の危機を乗り切り、一時の平穏は取り戻した・・・・
中東のイラクで米軍を中心とする湾岸戦争は勃発するが
大きな戦乱の予感を感じさせるリスクは冷戦前より低下した。

だが

冷戦後の新秩序を一気に突き壊す出来事を地球人類は体験する。

【西暦1999年7月】

ASS-1が突如宇宙から地球.南アタリア島に落下した。
この出来事は地球の命運を変える分岐点になる。

このASS-1の落下を受けて国際連合は
旧NATO国家を中心に地球統合政府を設立した。
地球国家を設立し、来るべき時に備えなければいけないと言うのが理由だ。

次々と地球統合政府に加盟編入される国家が俗質
地球統合政府成立はスムーズに進んだ

だが

これは新たな戦乱を呼ぶ火だねになった。

旧ワルシャワ条約機構国家などの冷戦東側諸国などがこれに反発。
反統合同盟を名乗り、地球統合政府と衝突した。

第3次世界大戦と言うべき戦争、統合戦争が勃発。
世界各地で戦闘が発生した。

地球人はお互い憎しみ合い殺し合った・・・・・
反戦運動は出てくるが、反戦の中心に立った人間は容赦なく
戦争の現実の波の前に死んでいった・・・・・・・・・・

そして7年後・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【西暦2008年.インド洋.ミニッツ級空母イラストリア】

ミニッツ級空母イラストリアからF-14トムキャットが出撃した。
レーダーに観測された反統合同盟の戦闘機部隊が艦隊に接近していたので
地球統合海軍第3インド洋艦隊ミニッツ級空母イラストニアから迎撃機部隊を出撃した。

その迎撃部隊のパイロットの一人には工藤シンと言われる青年がいた
周りからみればなんかとっつきにくい感じのパイロットである。

F-14が出撃した後、反統合同盟の基地を攻撃するために・・・・
空母甲板に駐機するF/Aー18+ホーネット。
その隣で若い軍人たちが談笑する。

町崎大尉「桐坊、機体の調子にはなれたか?」
地球統合海軍.ミニッツ級空母イラストリア飛行隊.町崎高義.大尉

桐原少尉「ハッなんとか、航空過程もクリアしてこうしてF/18+ホーネットを一人前に乗れる程のパイロットにまでなれました。」
地球統合海軍.ミニッツ級空母イラストリア飛行隊.桐原茂人.少尉

町崎大尉「はははははははは、一人前か・・・・・56年間戦争を体験していない俺達は米軍出身者からすれば。まだまだ半人前だよ。」

桐原少尉「そうですか?」

茂人は町崎大尉の返答に対し軽く受け流す。

茂人こと桐原茂人はASS-1が落下する前はごく普通の中学生だった・・・
代々軍人家系で帝国軍人.自衛官と続く家系である。

茂人は元々海軍軍人として地球統合軍に入隊し日本近海で反統合同盟と戦っていたが
元々あった空の憧れから艦載機のパイロットになるべくハワイへ留学し
そこで戦闘機パイロットとしての訓練を受けイラストニアに配属された

だが

茂人には悲しい過去があり

日本が統合政府へ加盟することになった悲しい事件新潟無差別空襲で半
島同盟の戦闘機に祖父母を目の前で殺されたのだ。

弟や妹そして母は無事だったが、彼の前には無残に広がる祖父母の遺体。
茂人は航空自衛隊のF-15と戦う、反統合同盟の戦闘機を見て仇を討つ事を決意。
地球統合軍へ入隊した経緯があった。
                          
「おっ迎撃部隊が落としたぞ。」

「おい俺にもそのリアルタイムガンカメラの映像を見せろ!」

リアルガンカメラのリアルタイムの映像で遠くの空で
MiG-29フルクラムが撃墜されて海へ落ちていくのが確認できる。
迎撃部隊が勝っているんだ

整備員やこれから出撃する予定の茂人や町崎を含めたパイロット達は歓喜した。

桐原少尉「大尉、これならば俺達の反統合同盟の基地を叩くのは楽になるでしょう。」

町崎大尉「後は五月蠅い対空砲火に気を付ければいいだけだな、まぁ落とされんなよ桐坊。」

桐原少尉「それはこっちのセリフです大尉。」

お互いに仲のいい部下と上司の上下関係。
まるで親友のようである

航空過程でも先輩後輩の中でありお互い空や戦闘機も好きもあって意気投合し仲良くなっま。
女をナンパしたりと楽しい、航空過程の訓練所時代だったという。

「桐原少尉、整備が完了しました。直掩機との交代の時間ですのでそろそろコックピットへ搭乗してください。」

桐原少尉「あぁそうだったな、今日は俺の当番でした。お先に失礼します、大尉。」

町崎大尉「桐坊も頑張れよ!」

出撃前に茂人は町崎とお互いに拳をぶつけあった
これが二人の友情の証である。

茂人はやり取りの後単座型のF/Aー18+ホーネットへ搭乗した。
見送る町崎へ敬礼し茂人は発艦、海へ出た

護衛のアーレイバーグ級ラメージが艦隊に接近するレーダー波を探知した。
地球統合軍の識別信号にない・・・・・・・・謎の編隊・・・・・・・・・・・・
直ぐ様ラメージの艦長は空母イラストリアに報告する通信を行う

しかし

その直後通信が途絶する。

「敵襲!敵襲!」

町崎少佐「何!?」

「見ろ!ラメージが炎上した!」

地球統合海軍インド洋艦隊に未確認機の編隊がやってきた。
アーレイバーグ級駆逐艦は未確認機に対し対空ミサイルで迎撃。

だが迎撃むなしく未確認機は華麗な動きで回避し、イラストリアへ接近する。

アーレイバーグ級は必死に防戦するも未確認機は悠々と回避する

町崎大尉「くそ、護衛艦隊や艦隊側面直掩部隊は何をしている!」

「敵は本艦直上!」

町崎大尉「くそ上か.......なんだ、あれは!くっ」

町崎が見たのは上空に展開する人型のロボット。
人型のロボットが銃を向けてこちらを狙っている

戦闘機が人に・・・・・・衝撃的な姿に異様な恐怖感を覚えた

それを見た町崎は自分の愛機F/Aー18ホーネットへ駆け搭乗しようとするが

町崎大尉「間に合え!あっ.....」

艦橋にミサイルの第1撃が命中。

続いて町崎のF/Aー18の後方にミサイルが連続して甲板を貫いた。
それに連続して爆発し空母の機能が失われていく・・・・

未確認機はどんどん発砲しイラストリアは傾斜、沈みかけていた。

町崎大尉「間に合わんか、すまん志乃.健一.俺は帰れ.......」

町崎が乗っていたF/Aー18ホーネットの甲板も爆発し炎上。
乗機F/Aー18ホーネットと共に爆発の炎の中へ消え、自分の人生に終わりを告げた。
空母イラストリアは数多くの犠牲者を出し、轟沈した。

前方の直掩へ出ていた茂人を含むF/Aー18+ホーネット部隊にも
イラストリアの悲痛な通信を傍受する。

『こちらイラスト・・・・・・・本艦は・・・・・・・・・』

桐原少尉「通信が途絶した、まさか.....」

「おい少尉、イラストリアが...........」

桐原少尉「なんだと? なっ.........................」

茂人が見た光景は信じたくないようなものだった。

見たものは爆沈する母艦イラストリアの姿だった。
護衛艦隊も幾つかが撃沈されており、その姿はまるで地獄絵図に相応しかった。

この状況下で気になったのは、町崎大尉の安否である。

茂人は隊長にその後飛び立って脱出した機はあるかどうか聞いた
その直後聞いた返答に絶望する。

我が部隊が飛びだったあとに出撃した機は存在しない、それだけであった。
嘘だと否定したが、隊長は茂人に本当だと言った。

茂人は町崎が艦から脱出したのだと思い、無事を祈る。

しかし

「艦隊を襲ったやつが来るぞ!退避退避、奴はただの戦闘機じゃない!」

桐原少尉「ただの戦闘機じゃないだと、見た目は敵の新鋭・・・・」

「がぁぁ」

桐原少尉「くそっ」

艦隊を襲った未確認機が来襲し、友軍機を撃墜していった。
圧倒的な速さで、ホーネットやトムキャットを海へ叩き落とし
数を減らしていく

茂人は次々に仲間が死んで逝く悲鳴を聞いた。

誰かに助けを求める声だ、恋人や両親などの家族。
帰りたいと言う声

その声は敵に容赦無く消されていく。

桐原少尉「次は俺か....だが一子報いてやる・・・」

茂人は次が自分の番だと実感した。
そう思っていると彼に気になる通信を味方機から傍受する。

「気をつけろ!人型に......」

桐原少尉「何!」

人型それはど言うことなんだ?
戦闘機が人型に変形するはずがない、彼はそう思っていた。

その時.....

桐原少尉「あれは!」

茂人には目を疑うような光景を目にする。
それは友軍機を追いかけている敵新型戦闘機が突然人型に変形。

そして友軍機を腕に持っている銃のようなもので撃墜した。

更にバーニアを利用して、空を飛びながら別の機体
別の機体を撃墜、部隊を壊滅に追い込んでいく

桐原少尉「あれは人が乗っている兵器なのか?」

ズドドドドドドドドドド バゴォォォォン

桐原少尉「しまった、くそっ!脱出する」

等々、茂人は未確認機により乗機F/Aー18を撃墜された。
一応、反撃し被弾させる事には成功したが撃墜に至ってない
深手すら負わせていない、完全に完敗だ。

被弾し高度維持が出来なくなったF/Aー18から脱出した茂人だが・・
彼はパラシュートで地上へ降下し、海へ落ちる。
その直後、彼の意識は消えた。

「お目覚めですか、桐原少尉殿」

桐原少尉「俺は何とか生き延びたのか・・・・」

「はい」

桐原少尉「俺以外の救助者は・・・・」

「戦闘機部隊は工藤少尉含め、数名です。」

桐原少尉「・・・・そうか・・・・・」

茂人は友軍艦に救助され、コーチン軍病院に入院していた。

結局町崎は戦死

彼から回収され残ったのは遺品である家族の写真であった。
この写真は彼の遺族へ渡された。
後に判明した事だが、襲った機体は工藤シンの部隊を襲撃し壊滅させたらしい
乗っていたパイロットは無事らしいが。

なんて恐ろしい奴なんだ・・・・茂人は悔しさのあまり、一時期荒れま。

それから茂人は新潟の部隊へ戻り、数週間勤務の後
極東・太平洋地域における最大の軍事拠点ハワイの地球統合海軍基地へ転属した。
再びF/Aー18が与えられ、ハワイ周辺の防衛任務に従事。

桐原少尉「くそ、例のあいつは今日もいないのか!!」

茂人は任務に従事する傍ら例の未確認機との再戦を望んだ。

だが

いつも出てくる機体はMIMー31カリョービンやMiG-29フルクラム
デストロイド・オクトスなどであり、再戦は果たせずにいた。

茂人が出会った未確認機は反統合同盟の可変戦闘機Svー51
地球人類が初投入した可変戦闘機である。
地球統合軍は先を越された事に危機感を覚え、試験試作機であった
VFー0フェニックスの先行量産かつ投入を急いだ。

ある日、茂人は飛行訓練を終えて宿舎に戻っていると
ハンガーに張り出されているあるチラシを見た。

それは.......

桐原少尉「可変戦闘機パイロット募集?」

ー可変戦闘機パイロット志願者求む
ー戦闘機パイロットからの転向者歓迎

彼の目に止まったのは可変戦闘機のパイロットを募集するチラシだった

茂人がこのチラシを見ている時期は
地球統合軍は可変戦闘機VFー0フェニックスを投入し
VFー1バルキリー開発へ向けた活動が活発

時代は戦闘機から可変戦闘機に移ろうとしていた

この前の未確認機に雪辱を張らす事と好奇心からか
茂人は可変戦闘機パイロットに志願しようと決意した

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