マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

公式ではなく非公式です。

第49話 スネーク・イン

2017-10-18 12:59:45 | マクロス外伝 ダブルフェイク
「ぐぁ」

マスター達は格納庫付近で銃撃戦を展開した。
各分隊が遊撃戦を開始、ブランドンの部隊を引きつけていた。

マスター「ヴァーミル中尉.出智少尉.は俺に続け!いいな。」

『了解。』

マスターはラーナを始めヴァーミルや出智と共に目的地に向かう。
その目的地とは自分のバルキリーである。
バルキリーの奪還が今回の最大の目的である。

杉田巡査「まさか警官やっていて銃撃戦とは、夢にでも思わなかったなモリソバくん。」

相沢巡査「杉田さんモリソバってこんな状況で...」

               ズドドドドドドドドドドドドド

相沢巡査「きゃあ!」

ラーナ「お喋りはここまでに黙りさい!」

相沢巡査「はひ~」

突撃するマスターの部隊の中に警官である杉田と相沢がいた。
まさか自分達が軍隊相手に銃撃するとは思ってもいなかった。
ブランドン側の銃撃に相沢はビビるがそれを気にしないでただ前へ前へと進んで行った。

「どうしますか?連隊長?」

「彼らの援護をする、バルキリー隊やデストロイド隊では被害が拡大する。各隊員援護にいくぞ!」

「ハッ」

見ていただけの他の一般歩兵達がマスターを援護するために、基地の滑走路まで進撃する。
これにより対ブランドン戦線が構築される事になるのである。

                         【地下司令部】
一方その頃、ロンメル大佐らは地下司令部へ潜入した。
各部隊に分かれ司令部奪還とある事を目指す・・・・

ロンメル大佐「こちらスネーク、地下司令部付近へ潜入した。井田、そちらはどうだ?」

『問題なし、行けます。』

ロンメル大佐「敵に見つかるなよ。」

ロンメルは井田との通信で事ごとが順調であることを確認する。
これは当然の結果であり、計画通りに進んでいる事である。

ヘルベルト「目標は司令部の解放ですね。」

ロンメル大佐「それは板垣の仕事だ、俺たちの任務はブランドンの逮捕だ。」

ヘルベルト「ブランドンの?」

ロンメル大佐「そうだ。」

ロンメルはゆっくり頷く、もう一つの目的とはブランドンの逮捕の事である。
すると何処からか血の匂いがする。

ロンメル大佐「この匂いは?」

ロンメルはゆっかり歩く、臭いを辿って・・・
そこには二人の十字路にはロシア系の女性兵士がいた。

ロンメル大佐「ロシア系の女性兵士?それにあの制服は反統合同盟の歩兵服、反統合系の兵士だな。ブランドンの部隊に紛れ込んでいたのか?まるでトロイの木馬だな。」

ブランドンは反統合同盟の歩兵服と認識し、ブランドン隊はトロイの木馬を連れていや紛れこませたと判断する。
極めて巧妙な手口、ロンメルはブランドンを認めたくないが称賛する。

ヘルベルト「ブランドンは反統合同盟と通じていたのか?」

ロンメル大佐「今はどうでもいい、ここは尋問するぞ。」

この二人の女性兵士のどちらかを眠らして、一人は拘束し尋問する。

ヘルベルト「どうやって....」

ロンメル大佐「こいつさ。」

ヘルベルトと部下である小島は不思議がるが・・・
ロンメルは懐から麻酔銃Mk-22を取り出す。

ヘルベルト「麻酔銃ですか?」

「あぁまずは金髪ショートの子を撃つ、そして倒れた後は・・・すぐさま赤毛のおかっぱちゃんをぐっと〆尋問する。」

ヘルベルト「変態ですね。」

ロンメル大佐「変態ではないぞ、とにかく赤毛の子を案内人にする。作戦を開始しよう。」

麻酔銃を使って金髪ショートの女性兵士を眠らして、赤い髪のボブカットの女性を拘束し審問する。
息子から変態と言われるが、ロンメルは失笑し銃を向けて撃つ。

「うっ.....」

「おいどうした?」

撃たれた金髪ショートの女性兵士は眠るように倒れる。
赤毛の女性兵士は動揺し何が起こったのか若干パニックを起こす。
その隙に・・・・・・・・・

「何?」

ロンメル大佐「君には聞きたい事がある、話してくれないか?」

「私がなぜ統合に....」

ロンメル大佐「ならばこのナイフが君の喉元を突き破るぞ。」

「えっ......」

ロンメルがばっと動きその赤毛の女性兵士を拘束する。
拘束された事もあり完全に赤毛の女性兵士は頭の混乱が増加してしまう・・・・

ロンメル大佐「さぁどうする?」

「くっ分かったわ、答えるわよ私だって砲撃から逃れてまだ死にたくないし。」

ロンメル大佐「ありがとう、君の名は?」

タチアナ「タチアナ、タチアナ・ベリャーエフ。生まれは、ラードゥシキンで年齢は18歳よ。そっちはエカテリーナ・スミルノフ同い年。」
反統合同盟兵士.タチアナ・べリャーエフ

観念したのか抵抗するのをやめ、大人しく従う事を決めた。
その事を伝えると自身の名前をタチアナだとロンメルに教え尋問に答える姿勢を作る。

ロンメル大佐「ではベリャーエフ。」

タチアナ「タチアナで呼んでくれない?」

ロンメル大佐「そうかでは聞く、ブランドンの目的はなんだ?」

タチアナ「分からないわ、私が知っているのはX兵器がなんとかと。」

ロンメル大佐「X兵器?」

タチアナを尋問すると何も分からないと言うが、唯一欲しい情報が出てきた。
X兵器の事である、つまりAA-1の事である。
何も分からないと言っているが、欲しい情報は更にでる。

タチアナ「よく分からないけど、アラスカに行くって。」

ロンメル大佐「(アラスカ、今日は地球軍とゼントラーディ軍と終戦協定調印式がある日だ、まさか...)」

その情報とはブランドンの目的である。
ロンメルは行き先がアラスカと聞くと若干顔を渋くし悩み心の中である事を呟く・・・・・
終戦を破壊するそれがブランドンの企みだと・・・・・

ロンメル大佐「小島予備役大尉、エカテリーナを手錠をかけて管理してくれ。」

小島秀男「了解しました。」
地球統合軍.小島秀男予備役大尉

とりあえず、気絶しているエカテリーナを小島に任せタチアナだけ道先案内人にする。
これだけで十分だし、小島は間違っても女の子を襲う趣味はない。
その安全性が確認できるので、このような処置をする。

タチアナ「カーシャだけ?私は私は?」

ロンメル大佐「道先案内人をしてもらう。」

タチアナは自分だけ手錠しないので戸惑っている。
戸惑っているタチアナに対しロンメルは道先案内人をしてもらうと言う。
それを聞いたタチアナは・・・・・・・・

タチアナ「甘いのね、私が突然襲って銃を奪うわよ。」

ロンメル大佐「ヘルベルトがタチアナの頭を撃ち抜く、それで終わりだ。」

ヘルベルト「ふふん。」

突然襲ってロンメルから銃を奪うかも知れない・・・・・・そして甘い・・・
そんな事はロンメルにとっては想定済みだし、いざって時はヘルベルトが撃ち殺せばいい。
それを聞いたヘルベルトはふふんと笑う。
もっとも・・・・・・・・

ロンメル大佐「それと、タチアナは人をだまし討ちをする女ではない。」

タチアナ「でっ私を信用すると?」

ロンメル大佐「と言ったら?仲間になるのかな?」

タチアナがだまし討ちをするような女ではないと確信する。
それを聞いたタチアナは不思議がるが、信用するかどうかをロンメルに聞く。
と言ったらと最初にいい仲間になるのかと聞く。
その答えは・・・・・・・・

タチアナ「答えはダーよ。」

ヘルベルト「OKなのか?」

タチアナ「そうよ、血の匂いがするから嫌で嫌で。」

ロンメル大佐「血の匂いやはり。」

ヘルベルト「親父、少し行くしかないね。」

タチアナが選んだ答えはダー、OKである。
反統合同盟に年齢的に若く入ったが、この状況で抵抗を続ける同胞に疑問に持っていた。
だから、もう終わらしたいその一心であった。
それを了承しタチアナを道先案内人にしたロンメル達は道を進む、するとブランドンに殺された警備兵の死体があった。

ロンメル大佐「匂いのものは、この人からか。」

ヘルベルト「これは、既に死亡してます。」

ロンメル大佐「ブランドンめ、.....遺体はあとで回収し埋葬してあげよう。」

ヘルベルト「はい。」

血の匂いの正体にロンメルの心がグサッと痛くなった。
ロンメルはこの戦いを終わらせる事をこの警備兵の亡骸に誓いブランドン逮捕へ向かう。
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