マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

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第102話 プリーズラク

2017-04-16 13:28:29 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)
                  【西暦2021年 某 衛星基地】
惑星エデンのあるグロームブリッジ星系となりにある某星系某惑星付近にある衛星基地。
そこには新統合政府に抗えし者達が根城にしていた。

「VF-X-8か・・・・・・・・中々操縦性のいい玩具だ・・・・・・・・奪取したかいがあるよ。」

VF-X-8・・・パペットネーム【ファントム】。
VFーX-10(後のVFー9カットラス)の競合機として新星インダストリーにより製作された可変戦闘機である.計8機。
この機体はテストをするためにこの衛星基地を襲撃しにきたわけじゃない。
その逆・・・・・・・・・このファントムは奪取された物であり。
補給を済ませるために衛星基地を訪れているだけに過ぎなかった。

結果VF-X-8ファントムは競合に敗れ敗退。
残りは予備機として保管される憂き目を見る事になった。

「ちんけな基地だないつ見ても。」

女性パイロットはファントムから降りると基地兵員から栄養ドリンクを受け取り飲む。
直ぐに補給が完了したら次の指令を待たなくてはいけない。

               ピピピピピピ

「私宛に通信か?」

彼女のファントムのコックピットの中から通信信号が反応しているのを確認した。
通信が入った事は命令が来たんだなと彼女は確認しコックピットの中に入る。
通信は1件、コードはゲラムの物だ。

通信信号の受信機にある応答ボタンをおしゲラムからの通信に答えようとする。

               ピピピピピピ ツゥーオン

「私だ、ゲラムどうかしたのか?」

ゲラム「プリーズラク ボルシチは射殺されたよ、もはや猶予はない。やはりダンシング・スカルと蒼い髪のメルトランは厄介だ。」

「ダンシング・スカルと蒼い髪のメルトラン・・・・・・・・」

ゲラム「まぁザースロン機関の猫達もいたが・・・・・・・まぁ君には関係のない話だろう。」

応答した彼女に届いたのはボルシチすなわちライトの事であり。
射殺されたと言う情報であった。
そしてもう一つ彼女に届いたのはダンシングスカルと蒼い髪のメルトラン=ラウラがやっかいである事である。

後者の事を聞いた女性兵士は・・・・・

「ではダンシング・スカルと蒼い髪のメルトランを殺させてください。」

ゲラム「ダンシング・スカルは返り討ち遭うそれは許可できん。できるのは蒼い髪のメルトランと惑星クラストラニアで捕まったお前の模造品と共に殺せばいい。まぁ今さら情報は統合軍に接収されて意味はないが、お前的には屈辱だろう。だから殺す事を許可する、ストレスの発散になるからな・・・思う存分殺せ嬲り殺せ!。」

「エスケスタ。」

興奮してダンシングスカルとラウラを殺す許可をもらうが、ダンシング・スカルの報は強力部隊であるため却下。
後者である惑星クラストラニアで捕まった模造品と呼ばれる者、そしてミリアと同行していたラウラの殺害を許可した。
ラウラ本人が聞いたらなんでと思うが・・・・狙いやすい相手であるので結果的にこうなったのだろう。

通信機で了解とゼントラーディ語で答えた彼女を見たゲラムはほほ笑みながら・・・・

ゲラム「決意は固まったか・・・・・さてそろそろ作戦開始としよう、コードネームプリーズラク(ロシア語 亡霊)。お前の攻撃目標は、巡洋艦アルゲニクスの中にいる模造品だ。約束通りしっかり、殺してこい。」

「エスケスタ。必ず殺す、ゼントラーディの誇り高き闘争本能の血の名の下に。」

巡洋艦アルゲニクスを撃沈し模造品を殺害・・そしてラウラの殺害を促し女性兵士の闘争を強める。
アルゲニクスはダンシング・スカルの艦だが、マックスとミリアを無視し殺せと言う事なのだろうか?

ゲラム「機体は惑星エデンの反統合軍施設で着陸してこい。いいな、私はこれで失礼する。」

「サッ」

                  プツン

「・・・・・」

ゲラムと女性兵士の間の会話は一方的に終わった。
何かふに落ちない感じの・・・・・・・・
女性兵士は一回、コックピットから降りて食堂に向かい食事をする。
それを済ませるとヘルメットを持ちファントムに向かう。

             カツン カツン カツン
             カコン パシュー

「血なのか?」

「正気なのかよ!?」

彼女の顔面には血がまみれていた。
これは彼女が自分の腕を若干軽く斬りそれを顔に塗ったのである。
それはただならぬ覚悟の表れだが、他の人間からすれば正気の沙汰ではない。
気が狂っているようにしか見えない。

「待ってろ今すぐ、私が殺してやる。私の模造品を・・・・・」

女性兵士はニヤケながら前方を見て呟く。

    キィィィィィィィィン ゴォォォォォォォォォォォォン

小惑星基地かあらVF-X-8ファントムが発進する。
それと後ろから随伴する形で輸送船に偽装した特務艦が出港した。
攻撃目標は惑星エデン付近である。
ファントムに乗る女性兵士はコックピットの中である事を口ずさむ。
........................................... ...........................................殺してやる模造品め....... ...........................................

模造品とはモアラミアの事である、惑星クラストニアで捕獲されたのは彼女。
なぜこのような事を言ったのか?
それに模造品の意味とは一体?
それは今でも分かっていない。
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