桐原がシェルター付近で救助待ちの約100名と共に残った。
部下であるウォルターはそのまま南米方面軍司令部に向かい、無事に辿り着く事になる。
だが戻ってくるまでに往復2時間ぐらいかかる。
それに燃料入れるまでに多少時間がかかるし、点検も若干あって2時間よりももっと時間がかかる事になる。
相当ハードな事であるがそれでもその間は耐えなくてはならない・・・・・・・・・
自身のVF-1バルキリーは瓦礫の壁に隠れ身を潜める。
桐原中尉「北異常なし・・・・・・・・東異常なし・・・・西異常なし・・・・・南異常なし・・・・・・・」
周囲に敵がいないかレーダーを用いて警戒する。
ゼントラーディ軍は幸い姿を見せていない・・・・・・・だが今後は分からない・・・・・・・・
一体いつ連中が姿を現しては襲撃してくるか・・・・・・・・その不安に包まれていた。
もっと不安なのは民間人と取り残された兵士の方・・・・・・・・
ここで弱気を見せるわけにはいかない・・・・・・・・・
桐原はそう思っていた。
残された人は怒りを表面的に見せるが、実際は恐怖に怯えている・・・・・
だからしっかりしないでどうする?
これが今の桐原の状態である。
【地球統合軍南米方面軍司令部】
避難民を乗せたチヌーク編隊は無事に南米方面軍司令部防空圏内に入り、そして基地臨時ヘリポートに着陸する。
直ぐ様避難民を降ろすと直ぐ様機体の燃料の注入と機体の点検に入る。
ウォルターはバルキリーから降りると栄養ドリンクを飲んで休憩する。
イェル「ウォルター隊長はどうしたのよ?」
ウォルター「イェルか?隊長は・・・・・・・・・殿を務めた・・・・・・・・・・・」
イェル「殿ってウォルター、あんた隊長を見捨てて逃げてきたわけ?」
ウォルター「見捨てたんじゃない・・・・・・・俺だって隊長と共に戦いたかった・・・・・・・・・だが隊長はそれを許さず・・・・・・残りの・・・・・・・」
イェル「そんな・・・・・・・・・」
イェルが入ってきて桐原の安否を確認するが、ウォルターが発した言葉に怒りを覚える。
だが続けて言われる言葉に・・・・・次第に怒りから悲しみに変わってきた・・・・・・・・・・・
残りの民間人や統合軍将兵の命を救うべく己の命を救う覚悟・・・・・・・・・
まるで・・・・・・日本の侍であった・・・・・・・・・
ウィルソン大尉「やはり奴は殿になったか・・・・・・・・」
イェル「ウィルソン大尉。」
ウィルソン大尉「代々軍人家系いや武士の家系だった桐原中尉の事だ、残るだろうと思ったよ。」
イェル「残るって・・・・・・・・」
ウォルター「よくも現場にいないでそのような事が言えるな大尉。」
突然現れたウィルソンは平然とした顔で出てくる。
イェルとウォルターは当然現場にいないで殿は当然だと言う言葉に怒りの声をあげる。
それを気にしないウィルソンは・・・・・・・・
ウィルソン大尉「それが嫌だったら直ぐ様準備しないか?」
ウォルター「何の準備だ?」
ウィルソン大尉「直ぐ様出撃する準備だよ。」
すぐに出撃しないか?とイェルとウォルターに問いかけた。
二人は最初数秒間ウィルソンの言っている意味が分からなったが30秒も立てばだいたい言っている意味は理解できる。
ただ・・・・・・・・・・・・
イェル「普通に出撃したって桐原隊長は助けられる可能性はありますけど、残留している民間人を助けられなくなります。」
イェルとウォルターが出撃しても要救助者の統合軍将兵や民間人の救出ができない。
桐原を助ける事が出来ても要救助者を助けられなければまったく意味が意味がないだろう。
こうしたイェルの反論は正しいが・・・・・・・・
それを聞いていたウィルソンはゆっくり優しく笑顔になって・・・・・目を閉じながら・・・・
ウィルソン大尉「短気は損気だぞ、チヌーク3機を護衛する事を前提にだ。当然俺も現場に赴く。」
ウォルター「まじかよ・・・・・・・・・・」
ウィルソン大尉「もっとも・・・・だが・・・・・・今後、戦後には多くの人々に生き残ってもらわねばならない・・・・未来のためにもな。俺はそれを見届けるためにヘリに乗る・・・・・・・・・まぁお荷物と感じるだろうが・・・・・・・容赦してくれ。」
要救助者を救うための輸送ヘリ.チヌークを護衛する事を前提に・・・・・・・
それにウィルソンが避難民救助を見届けるために登場すると言う事を・・・・・・・
ウィルソン大尉「さて・・・・中尉を助ける事は桐原大佐の命令でもある・・・・・・・当然メインは民間人救助だが・・・・・・」
デワントン「皆何を話しているの?」
イェル「デワントン・・・・・」
話の最中にデワントンが偶然入り込んで聞いてしまう・・・・・・・
それだけじゃないメフィアやエリアーノまでいる・・・・
流石にまずいと・・・・デワントンが桐原に想いを寄せている事を護衛をしていて知る事が出来たイェルは思ったが・・・・・・
ウィルソン大尉「桐原中尉と残留要救助者についての作戦会議だよ。」
イェル「た.大尉!?」
ウィルソン大尉「これから桐原中尉と言う日本侍(ジャパニーズ・サムライ)を助けに出撃さ。」
完全に隠すどころかどうどうに救出すると発言する。
イェルはふざけんなこの馬鹿と言う顔を一斉にする。
この発言を聞いたデワントンは・・・・・・・・・
デワントン「茂人が・・・・・・・」
イェル「ウィルソン大尉!!」
ウィルソン大尉「どうかしたのか?」
イェル「いえ・・・・・・・もう言ったので既に手遅れですが・・・・・・あ~なんでこうなる・・・・・・・・・デワントン気にしては・・・・・」
と言おうとイェルは振り返るが・・・・・・・・・・メフィアとエリアーノはいるが・・・・・・・・・・
肝心のデワントンがいない・・・・・・・・・
何処に行ったのかと周りを確認するが・・・・・・・・・・
ウォルター「ぬわっ!?」
と突然ウォルターが叫び声をあげる。
どうしたのかと思ったらウォルターのVF-1バルキリーが離陸しようとしていた。
もしやと・・・・・・・イェルはすぐさま自分の愛機のバルキリーに走り乗り込みウォルターのバルキリーに対しチャンネルをつなげる。
イェル「おい誰がノンバリケン3を動かしている?」
イェルは怒鳴り声をあげながらノンバリケン3に向けて映像が流れる前に確認する。
やがてモニターの映像が出ると・・・・・・・・
デワントン「イェル・・・・・・私です。」
と出てきたのはデワントンであった。
イェルはぎゅっと言う驚きの顔になる。
なんで乗り込んだのか?・・・・・・・・と・・・・
今はただ茫然とデワントンの顔を見るしかできなかった。
部下であるウォルターはそのまま南米方面軍司令部に向かい、無事に辿り着く事になる。
だが戻ってくるまでに往復2時間ぐらいかかる。
それに燃料入れるまでに多少時間がかかるし、点検も若干あって2時間よりももっと時間がかかる事になる。
相当ハードな事であるがそれでもその間は耐えなくてはならない・・・・・・・・・
自身のVF-1バルキリーは瓦礫の壁に隠れ身を潜める。
桐原中尉「北異常なし・・・・・・・・東異常なし・・・・西異常なし・・・・・南異常なし・・・・・・・」
周囲に敵がいないかレーダーを用いて警戒する。
ゼントラーディ軍は幸い姿を見せていない・・・・・・・だが今後は分からない・・・・・・・・
一体いつ連中が姿を現しては襲撃してくるか・・・・・・・・その不安に包まれていた。
もっと不安なのは民間人と取り残された兵士の方・・・・・・・・
ここで弱気を見せるわけにはいかない・・・・・・・・・
桐原はそう思っていた。
残された人は怒りを表面的に見せるが、実際は恐怖に怯えている・・・・・
だからしっかりしないでどうする?
これが今の桐原の状態である。
【地球統合軍南米方面軍司令部】
避難民を乗せたチヌーク編隊は無事に南米方面軍司令部防空圏内に入り、そして基地臨時ヘリポートに着陸する。
直ぐ様避難民を降ろすと直ぐ様機体の燃料の注入と機体の点検に入る。
ウォルターはバルキリーから降りると栄養ドリンクを飲んで休憩する。
イェル「ウォルター隊長はどうしたのよ?」
ウォルター「イェルか?隊長は・・・・・・・・・殿を務めた・・・・・・・・・・・」
イェル「殿ってウォルター、あんた隊長を見捨てて逃げてきたわけ?」
ウォルター「見捨てたんじゃない・・・・・・・俺だって隊長と共に戦いたかった・・・・・・・・・だが隊長はそれを許さず・・・・・・残りの・・・・・・・」
イェル「そんな・・・・・・・・・」
イェルが入ってきて桐原の安否を確認するが、ウォルターが発した言葉に怒りを覚える。
だが続けて言われる言葉に・・・・・次第に怒りから悲しみに変わってきた・・・・・・・・・・・
残りの民間人や統合軍将兵の命を救うべく己の命を救う覚悟・・・・・・・・・
まるで・・・・・・日本の侍であった・・・・・・・・・
ウィルソン大尉「やはり奴は殿になったか・・・・・・・・」
イェル「ウィルソン大尉。」
ウィルソン大尉「代々軍人家系いや武士の家系だった桐原中尉の事だ、残るだろうと思ったよ。」
イェル「残るって・・・・・・・・」
ウォルター「よくも現場にいないでそのような事が言えるな大尉。」
突然現れたウィルソンは平然とした顔で出てくる。
イェルとウォルターは当然現場にいないで殿は当然だと言う言葉に怒りの声をあげる。
それを気にしないウィルソンは・・・・・・・・
ウィルソン大尉「それが嫌だったら直ぐ様準備しないか?」
ウォルター「何の準備だ?」
ウィルソン大尉「直ぐ様出撃する準備だよ。」
すぐに出撃しないか?とイェルとウォルターに問いかけた。
二人は最初数秒間ウィルソンの言っている意味が分からなったが30秒も立てばだいたい言っている意味は理解できる。
ただ・・・・・・・・・・・・
イェル「普通に出撃したって桐原隊長は助けられる可能性はありますけど、残留している民間人を助けられなくなります。」
イェルとウォルターが出撃しても要救助者の統合軍将兵や民間人の救出ができない。
桐原を助ける事が出来ても要救助者を助けられなければまったく意味が意味がないだろう。
こうしたイェルの反論は正しいが・・・・・・・・
それを聞いていたウィルソンはゆっくり優しく笑顔になって・・・・・目を閉じながら・・・・
ウィルソン大尉「短気は損気だぞ、チヌーク3機を護衛する事を前提にだ。当然俺も現場に赴く。」
ウォルター「まじかよ・・・・・・・・・・」
ウィルソン大尉「もっとも・・・・だが・・・・・・今後、戦後には多くの人々に生き残ってもらわねばならない・・・・未来のためにもな。俺はそれを見届けるためにヘリに乗る・・・・・・・・・まぁお荷物と感じるだろうが・・・・・・・容赦してくれ。」
要救助者を救うための輸送ヘリ.チヌークを護衛する事を前提に・・・・・・・
それにウィルソンが避難民救助を見届けるために登場すると言う事を・・・・・・・
ウィルソン大尉「さて・・・・中尉を助ける事は桐原大佐の命令でもある・・・・・・・当然メインは民間人救助だが・・・・・・」
デワントン「皆何を話しているの?」
イェル「デワントン・・・・・」
話の最中にデワントンが偶然入り込んで聞いてしまう・・・・・・・
それだけじゃないメフィアやエリアーノまでいる・・・・
流石にまずいと・・・・デワントンが桐原に想いを寄せている事を護衛をしていて知る事が出来たイェルは思ったが・・・・・・
ウィルソン大尉「桐原中尉と残留要救助者についての作戦会議だよ。」
イェル「た.大尉!?」
ウィルソン大尉「これから桐原中尉と言う日本侍(ジャパニーズ・サムライ)を助けに出撃さ。」
完全に隠すどころかどうどうに救出すると発言する。
イェルはふざけんなこの馬鹿と言う顔を一斉にする。
この発言を聞いたデワントンは・・・・・・・・・
デワントン「茂人が・・・・・・・」
イェル「ウィルソン大尉!!」
ウィルソン大尉「どうかしたのか?」
イェル「いえ・・・・・・・もう言ったので既に手遅れですが・・・・・・あ~なんでこうなる・・・・・・・・・デワントン気にしては・・・・・」
と言おうとイェルは振り返るが・・・・・・・・・・メフィアとエリアーノはいるが・・・・・・・・・・
肝心のデワントンがいない・・・・・・・・・
何処に行ったのかと周りを確認するが・・・・・・・・・・
ウォルター「ぬわっ!?」
と突然ウォルターが叫び声をあげる。
どうしたのかと思ったらウォルターのVF-1バルキリーが離陸しようとしていた。
もしやと・・・・・・・イェルはすぐさま自分の愛機のバルキリーに走り乗り込みウォルターのバルキリーに対しチャンネルをつなげる。
イェル「おい誰がノンバリケン3を動かしている?」
イェルは怒鳴り声をあげながらノンバリケン3に向けて映像が流れる前に確認する。
やがてモニターの映像が出ると・・・・・・・・
デワントン「イェル・・・・・・私です。」
と出てきたのはデワントンであった。
イェルはぎゅっと言う驚きの顔になる。
なんで乗り込んだのか?・・・・・・・・と・・・・
今はただ茫然とデワントンの顔を見るしかできなかった。
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