マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

公式ではなく非公式です。

第36話 ハンター小隊VSハウンド小隊

2016-10-31 22:31:56 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン
【西暦2021年3月20日、アームド級空母アルタミラ】

月面クラビウス基地防宙圏を離脱し・・・・
オーベルト級改宇宙駆逐艦セレウコスとベルグラーノに護衛され・・・
惑星エデンに向かっている空母アルタミラは2個小隊の発艦準備に入っていた。

目的は茂人発案の模擬戦であり・・・・・
ラウラの歓迎パーティーとして実施しようとしていた。

ジェイル「卒業し配属して早々演習か・・・・・早くないか?」

桐原少佐「早くありませんよ、むしろご褒美で・・・・」

ジェイル「ご褒美ねぇ。」

アルタミラの艦長のジェイルは葉巻を咥えながら・・・・・
ラウラが卒業と配属して早々模擬戦について疑念を抱いていた。

茂人はラウラが配属したら歓迎パーティーすると聞いていたが・・・・
まさか模擬戦すると思ってもいなかった・・・・・
卒業し配属して早々、模擬戦とは早すぎる・・・・・・

ジェイルは茂人に模擬戦について問いかけると・・・
反って来た答えはご褒美だと・・・・

何がご褒美だ・・・・・・

相沢美弥「ハウンド小隊、逐次発艦。ハンター小隊はハウンド小隊全機発艦から10分後に発艦してください。」

吉野大樹『ハンターリーダー了解!』

本多義輝『ハウンドリーダー了解!』

大樹率いるハンター小隊は・・・・・・・・
義輝率いるハウンド小隊が発進して10分後に出撃を予定していた。

スーパーパックを装着したハウンド小隊全機発艦する中・・・・
ハンター小隊のVFー1Pフレイヤバルキリーにスーパーパックが装着され・・・
ハウンド小隊が出撃を終え10分後に1番機の大樹と2番機の神楽が・・・・
アルタミラのエレベーターでカタパルトまで上昇し発艦体制に入った。

吉野大樹『ハンターリーダー、出る!』

神楽少尉『ハンターツー出るぞ!』

大樹と神楽は同時に発艦した。

二人が発艦した後、ラウラもエレベーターでカタパルトで発艦準備に入っていたが
ラウラの隣にレドームがついたVFー1も発艦しようとしていた。

自分達以外にも模擬戦に参加する人がいるのか?ラウラはそう考えていると・・・

カゴメ『発艦どうぞ!』

ラウラ「ハンター3、行きます!」

考える暇もなく、大樹達に追いつくべく発艦した。

レドームのついたVFー1もラウラの後ろをついていく形で発艦・・・・
大樹達と合流目指している最中、後方のレドーム機について考えた。

あのレドーム機はEWACを搭載した可変早期警戒管制機で・・・
VFー1Gやファニーチャイニーズの発展型かつ・・・・
早期警戒機キャッツアイの後継機のVEー1エリントシーカー。

ラウラ「今回の任務は護衛の任務なのかな・・・・電子戦機でもあるしいや早期警戒任務か」

今回エリントシーカーが投入されたのは早期警戒任務であり・・・

ハウンド小隊が敵役として襲撃してくるので・・・・
早期警戒任務に従事するエリントシーカーを防衛しつつ・・・
襲撃してきたハウンド小隊の殲滅または撃退するのが今回の模擬戦の任務・・・・

ラウラは今回の任務内容を考察しながら大樹と合流した。

その直後・・・・・

吉野大樹『よし揃ったな!今回の任務は早期警戒パトロール機の護衛である。今回の任務を妨害する反統合軍の敵可変戦闘機から早期警戒機を防衛し、敵の撃退または殲滅し艦隊へ帰還するのが任務である!』

神楽少尉「了解!」

ラウラ「了解いたしました!(やはり私の想像した通りなのか・・・・)」

大樹から今回の模擬戦の内容が早期警戒機パトロール護衛任務と伝えられた。

予測していた通り今回の模擬戦の内容は護衛任務・・・・・・
ハウンド小隊は敵可変戦闘機部隊として戦う相手・・・・
単に小隊同士で戦うのではなく、護衛対象を抱えて・・・・

ーいや、今後実任務で似たような事例がある・・・・覚えなきゃ・・・・

ラウラは心して模擬戦をやり遂げようと思った。

一方、大樹と神楽はハウンド小隊との模擬戦は初めてであり・・
これを機会に実力を知ろうと意気込んでいた。

ゼノビア「エリア1から2機接近!」
観測員.ゼノビア・ケーン伍長

カゴメ『ハンター小隊、ドック1を防衛せよ!オールウェポンズフリー』

吉野大樹「ハンターリーダー了解!全機、敵機を迎撃しろ!」

『了解!!』

エリントシーカーのレーダーに敵2機の反応が映った。

報告を受けたカゴメはハンター小隊に武器使用を許可。
ハンター小隊は大樹を先頭にエリントシーカーを周囲を囲んだ。

ただハウンド小隊の半数の行方が不明なので・・・・・
何か策を講じた

エラ「さて、新人はどう動くかな?」

クリス「新人?例のゼントランですか?」
新統合軍.クリス・マクドナルド准尉

エラ「そうよ、話じゃラプラミズ艦隊の元エースであり直近では海兵隊員やってたそうで・・・・」

接敵を目指すエラはラウラの動きに注目していた。

ラウラはゼントラーディ軍時代はラプラミズ艦隊に・・・・・
つい最近は海兵隊員のエースとして活躍しており・・・・
そのエースが配属されてきた。

ハウンド小隊の副小隊長であるエラは・・・・・・
ラウラの実力を確認しなければと責任感に燃えていた・・・・

エラ「我々の小隊としての役割をベルタリア准尉に教えなきゃね!クリス、分かってるわね?」

クリス「うっす、分かってまさ!」

エラ「では突撃!(実力は全力で戦えば確認できるか)」

今回の模擬戦における自身の役割を全うする事が優先事項しつつ
ラウラの実力は戦いながら確認しようと考えた。

もっともどれだけ実力の差があるのか気になるし・・・・・

エラはクリスを引き連れ、ラウラらハンター小隊に攻撃をしかけた。

ラウラ「2機であんな素人みたいな突撃をしてくるの!?舐めてやがって・・・」

突撃を仕掛けてくるエラの姿を見たラウラは驚き・・・・・
舐めているのかと怒った。

まるで素人みたいな突撃だったので、ラウラからしたら舐めているとしか・・・

ラウラは得意のバトロイド形態に変形し、エラの真上に展開。
上からガンポッドによる掃射を加えようとした。

エラ「甘い!」

ラウラ「消えた!いや背後!」

エラ「腕がよくても頭は使わないと!」

掃射を加えようとした直後、エラが一瞬で消えた。

突然の出来事にラウラは慌ててしまうが・・・・
レーダーを見ると背後機影が背後にいる事を確認し・・・
エラのいる背後に向けて機種を動かした。

背後にいるエラはラウラとの距離が一定数離れており・・・
ガンポッドで掃射しながら突撃し、反撃しようとすると・・・・
今度は急降下し、再びラウラの背後に展開しガンポッドを掃射・・
反撃しようとしても・・・・・
またパターンを変えて繰り返さ、ラウラを翻弄した。

ラウラ「くそ、素早い腕はいいけど遊ばれてる!」

エラ「ふふふ、私を捉える事ができるのかしらね?」

ラウラ「ハウンドリーダー、応援を・・・・」

吉野大樹『こっちも翻弄されてる!応援しようにも行けない!』

ラウラ「くぅ・・・・・・」

エラを撃墜すべく大樹に応援を頼もうとしたラウラだったが・・・・
大樹の方もクリスに翻弄され動けないでいた。

神楽はエリントシーカーを護衛しているので動けず・・・
ラウラは中々命中しないエラの撃墜が困難になった。
そればかりか、ラウラの災難は続く・・・・

ゼノビア『エリア3よりエレメント編隊確認!』

ラウラ「エリア3から反応?、2機・・・・あっ」

本多義輝「よし仕留めるぞ!ハウンド4」

アリサ「了解」
新統合軍アリサ・バレンタイン准尉

ラウラ「しまった!4機いるのを忘れていた!」

義輝率いるもう一つの隊が、ラウラより離れた位置から出現した。

エラとクリスと戦ってる宙域よりかなり離れた位置からであり・・・
ハウンド小隊の本隊は真っ直ぐ神楽が守るエリントシーカーに向かっていた。

ラウラ「くそ!させる・・・・ちぃ!」

エラ「そう簡単に行かせるわけに行かないんだよね!私達の役割思い知れ!」

ラウラ「くっ」

迎撃に向かおうとしてもエラがガンポッドによる掃射し・・・・
怯んだラウラにミサイル攻撃を仕掛けた。

ミサイルを迎撃するラウラであったが、エラの姿を見失い・・・
レーダーを見ると背後至近距離まで接近しており・・・・・
振り向くと、バトロイド形態のエラのバルキリーが銃口を向けていた。

ラウラ「わ...私を舐めるな!」

エラ「何!」

危機感を感じたラウラはエラにタックルするかのように急接近し・・・
エラが驚き怯むのを確認すると、急バックしてガンポッドの銃口を向けた。

ラウラが向けた銃口は急接近し怯み隙が生まれたエラを捉え・・・・
怯んだ状態から回復する前にガンポッドを発砲・・・・・
銃弾の雨はエラに降り注いだ・・・・・・・

降り注いだ銃弾の雨はエラに命中し・・・・
機体はペイント弾の色が付着した。

エラ「油断した、私はここまでか・・・・・流石、ゼントラーディのエースか・・・」

機体に付着したペイント弾により撃墜判定が出たエラは残念そうに呟いた。

ラウラのバルキリーはエラの撃墜を確認してすぐファイター形態に変形し・・・・・
急いでエリントシーカー援護に向かっていった。

一瞬の隙を突いて自身を撃墜したラウラ・・・・・
ゼントラーディ軍のエースの実力なのか・・・・・・・
エラはヘルメットを取り、笑顔を浮かべラウラの実力に触れ満足した。

神楽少尉「余裕がねぇ!」

本多義輝「流石だねぇ神楽くん、俺とハウンド4相手に奮戦するとは」

神楽少尉「これでも幾度も修羅場潜り抜けていますんでね!」

本多義輝「なるほどねぇ、その口いつまで続くか試してみようか?神楽くん」

その頃、神楽はエリントシーカーの防衛の為奮戦していた。

エリントシーカー撃墜を目指す義輝とアリサの攻撃相手に奮戦する神楽だが・・・
エース二人を相手に戦うのはかなり部が悪い・・・・

レーダーにラウラがエラを降し援軍として向かって来ているが・・・
それまでに自身を抜かしエリントシーカーに直接攻撃されたら・・・
防衛対象が撃墜されてしまう可能性が高まってしまう・・・・

神楽はそうならないようにラウラが到着するまでの間・・・
義輝とアリサ相手に戦い耐えようとするが・・・・

アリサ「よし抜けたぞ!」

神楽少尉「くそ!やられたか!」

一瞬の隙を突いてアリサが防衛ラインを突破した。

神楽は防衛ラインを突破したアリサを追撃しようとしたが・・・・
義輝からの猛攻に妨害され思うようにいかない・・・・

頼みのラウラが到着するまで後1分45秒かかってしまう・・・

それまでに持ち堪えなければ・・・・
そう考えていたが・・・・

アリサ「動きが鈍いエリントシーカーは止まっている的に等しいんだよ!」

神楽少尉「しまった!抜かれてしまったか!このままでは間に合わない!」

必死に耐えてた防衛網が突破された。

防衛網を突破したアリサはエリントシーカーへと向かって行き・・・
撃墜するため、ロックオンしミサイル発射態勢に入った。

神楽は義輝を振り切ってアリサを迎撃しようとするも・・・・
実力は義輝の方が上だったが為に・・・・・
逆に撃墜されてしまうリスクがあるため出来ない・・・・

ラウラ「ヤバい・・・・間に合えぇぇぇ!」

現場に到着したラウラであったが・・・・・

既にアリサがエリントシーカーに攻撃を仕掛けようとする所であり・・・
距離的にも迎撃に間に合うかどうかの瀬戸際であった。

操縦桿を強く握ったラウラはアリサを迎撃する為・・・・
猛スピードでエリントシーカー救援に向かうが・・・・・・
今いる距離から間に合うかどうか分からない・・・・
むしろ間に合わない可能性が高い・・・・・

ラウラは必死の形相で自身の愛機を動かし・・・・・
アリサを撃墜しようとした・・・・

ゼノビア「敵機接近!!」

「来たか・・・・」

エリントシーカーは接近してくるアリサ機に備え退避行動を開始した。

早期警戒機は特に武装らしい武装は搭載しておらず・・・・
敵への対処は待避行動しか出来る事がない。

アリサは待避するエリントシーカーに迫り・・・・
ペイント弾を装填したガンポッドで襲撃し・・・・・
一気に勝負をつけようとしたが・・・・

アリサ「外した!?」

「さて俺の逃げ足についてこれるか?」

誰しも避けられそうにない攻撃を回避した。

アリサからの攻撃を避けたエリントシーカーのパイロットは・・・
不敵な笑みを浮かべ、呆気に取られるアリサを挑発した。

今のエリントシーカーの回避を目撃をしたラウラは・・・・
驚いた反面エリントシーカーのパイロットを見て・・・・
長年の戦場の勘からある事を察した。

奴はエースだ

と・・・・・

とんでもないエースパイロットだと・・・・
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ジャコランタンの悲劇 | トップ | 復活の戦闘のプロ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿