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マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

公式ではなく非公式です。

第6話 見た目は旧型の最新鋭機の実力。

2016-12-13 16:30:36 | マクロス外伝ミラージュ戦記
第29試験隊のYVF-2バルキリーⅡの6機はコラール・シーから離れグラーブルタウンへ向かっていた。
それを後を追いかけるように接近する機体があった。

その機体の名は無人偵察観測機RQF-9インスペクター

ウィンダミア独立戦争時にロールアウトした無人観測機である。
ブリージンガル球状星団奪還のための第2陣の艦隊として搭載されていたが、美雲ギンヌメールの星の歌で次元兵器で自滅した事を受け後方で待機させられていた。

そしてウィンダミアとの和平後にようやく実戦に参加し、各地の反統合系ゲリラ組織との戦いに投入された。

コラール・シーにも複数機が搭載されており、RVF-31から遠隔操作されて飛行していた。
当然、RVF-31には2機のVF-31が護衛として随伴している。

ミラージュ「これが地球本国が開発された最新鋭機・・・・・・・・」

ミラージュは部下や他の航空隊のメンバーと共に無人偵察観測機RQF-9インスペクターの映像を見ていた。
映像にはYVF-2バルキリーⅡが映っていた。
6機のYVF-2は綺麗な編隊を組んでいた。

メリル「古臭い機体ですね。」

ミラージュ「だけど、最新鋭機らしく動きはいい。」

メリル「そうですか?」

メリルやカークは古臭い機体だと見下していたが、ミラージュだけはYVF-2を評価する。
見た目は古臭いが、動きはVF-31以上・・・・・・
油断していたら、痛い目に遭うような可変戦闘機・・・・・・・ミラージュはYVF-2の細かい動きを見てそう思う。

ミラージュ「あの分だとコストは安く済む、次期主力機と言われると納得する。」

ミラージュの言うとおりYVFー2バルキリーⅡの生産コストはかなり低めに抑えられている。
ロールアウトに成功し量産化されれば、銀河各地での大量生産が可能になる。
性能が良くておまけにコストパフォーマンスに優れている、ミラージュはYVFー2に対し好印象の感情を持った。

                【惑星スウェート.グラーブルタウン】
反統合系ゲリラ組織グレムリンと戦うグラーブルタウン守備隊。
戦力不足になりゲリラ戦へと移行した、確実に支えきれる状況ではなく降伏か死かに迫られていた。

ジェシカ「ユウキ、敵の様子はどう?」

ユウキ「ハッ・・・・・・スカウト(偵察兵)の報告では敵に動きはないようです。」

ジェシカ「敵に動き無しか、案外私たちは運がいいわね。」

敵は滅多に動かない、私達を嬲り殺しにするチャンスを待っているのだろうか?
スカウトの報告にあった数は我々の三倍程の大部隊、確実に負けてしまう数である。
敵には陸戦部隊を有しており陸戦部隊が投入されたら、歩兵の数が少ない我々からしたら埒が明かない。
そもそも人数が少ないばかりか歩兵の数は少ない、歩兵は実質120程度である。
それに対して連中は役1000名、明らかに戦力不足である。

だが戦力差はあるとは言え、逆転するチャンスはある。
戦力差はあるとしても指揮官を殺害するか捕縛すれば勝ちだ。
偵察とゲリラ戦を繰り広げながら、反撃のチャンスを待つ。

「報告!ジェシカ大尉殿に報告!」

一人のスカウトがジェシカのいるテントに駆け込んできた。
その顔はまるで何か嬉しい事があったかのようだった。

ジェシカ「一体どうした?」

「友軍2個小隊が援軍として来ました。」

ジェシカ「援軍?予定にないはずだが・・・・・・・・・」

ジェシカは軍上層部の報告にあった部隊以外に援軍が来る予定はない。
一体何かの冗談なのか?
ジェシカはテントに出て空を見上げる。

ジェシカ「けっ援軍かと思ったら旧型機か・・・・・・・・・」

ジェシカはYVF-2バルキリーⅡを旧型機と勘違いし失望する。
VF-1バルキリーにそっくりな可変戦闘機、半世紀前の旧型機・・・・・・・・
完全に敵側のVF-11より弱そうな可変戦闘機である。

ジェシカ「これじゃあVF-171ナイトメアプラスの方がマシだな。」

ミラージュと正反対の反応をするジェシカ。
あんな戦闘機が来ても戦況が変わったもんじゃない、なんかより一層絶望感に包まれる。

                       【コラール・シー.食堂】
カーク「あの旧型もどきの最新鋭機、本当に実力を発揮できるんですかね~」

ミラージュの部下カークが言う。
正直VF-1バルキリーに先祖帰りした時期主力戦闘機YVF-2バルキリーⅡは不安である。
むしろあんなのに乗るくらいならば、VF-171かVF-25に乗ったほうがマシという始末である。

ミラージュ「そう心配はするな、好成績を残したVF-XXゼントラーディアンバルキリーをベースにしてある。信頼性も高く旋回速度や機動性には申し分はない。私はいいと思う。」

カーク「ミラージュ隊長まで・・・・・・・あんな旧型もどきの何処がいいんですか?俺には信頼性も高くて旋回速度や機動性がいいとは思いませんよ。俺は嫌です死んでもあれには乗りません。」

ミラージュのYVF-2の肯定論に対しカークは否定する。
メリルは間に入ることが出来ず、あわあわと慌てている。

ミラージュ「フッ・・・・・・・でも使えるか使えないかはこれから決めることね、アサイ少尉。」

ミラージュはカークを若干馬鹿にするかのように言う。
中身を見ないで外側だけで評価する、ミラージュはそんなアサイ少尉などの面々に腹が立っていた。
実際の性能はまだ発揮できていない、YVF-2バルキリーⅡが実際戦力としてどう発揮するのかは現時点では未知数だ。

カーク「望むところだな、ミラージュ隊長。」

カークは睨み笑いをしミラージュに挑戦を挑むような態度を取る。
いつも女の尻に敷かれているカークはこれを機会に一泡吹かせようと日ごろ考えていた。
階級差は逆転はしないが、自分の意見が正しいって事をミラージュ隊長に一泡吹かせてやるチャンスだとカークはこの時思っていた。
それを見ていたメリルはこいつ・・・・・・・ろくなことを考えてないなと思っていたが、モニターに目を通す。
第29試験隊が戦闘空域に到達寸前である。

メリル「そろそろ第29試験隊が戦闘空域へ到達しますよ、隊長.カーク。」

ミラージュ「そうか・・・・・・・・・・・カーク、大口叩いたんだから覚えておきなさいよ。」

カーク「分かっているよ。」

第29試験隊が目的地である戦闘空域に達する。
見た目は旧型のYVF-2バルキリーⅡがどう性能発揮するのかはこの直後に起こる戦闘次第である。

第5話 上空のハート・ブレイク

2016-12-11 22:08:25 | マクロス外伝ミラージュ戦記
               【惑星スウェート.グラーブルタウン】
         ズダダダダダダダ ヒュ~ン ズドーン
惑星スウェート.グラーブルタウンは新統合軍と反統合系組織グレムリンのと間で激しい戦闘を繰り広げていた。
街の住民は既に存在せず、新統合軍の軍人と反統合系組織グレムリンの構成員しか存在していなかった。

              シュババババババーン

新統合軍可変戦闘機であるVF-25Aメサイアと反統合系組織グレムリンが所有するVF-11Bサンダーボルトとの空戦が続く。
性能差はVF-25とVF-11に大きく離れているが、熟練度がグレムリンの方が高いため戦況は互角である。

ジェシカ「スウェート駐留軍司令部からの援軍は?」
新統合陸軍第9警備隊分隊長ジェシカ・ランド-ル大尉

「残念ながら援軍はVF-171ナイトメアプラス2個小隊程度で・・・・・」

ジェシカ「くっ上は何を考えているんだ、2個小隊程度で・・・・・・・・・・」

激戦を重ねる上で佐官クラスの上級士官の戦死により最高階級である若き女性士官ジェシカ・ランドール大尉が指揮系統の引き継ついだ。
しかし、戦況もいいほうではなく激しい反統合系組織グレムリンの攻撃にいつこのグラーブルタウンが陥落するか分からない状況であった。
ジェシカは上層部の態度に腹が立っていた。

ジェシカ「残っている戦力はどのくらい?」

ジェシカは副官のユウキ・マドリアン中尉を捕まえ現在残っている戦力の確認をする。
この仕事は今後戦っていく上での重要事項である。

ユウキ「VF-171ナイトメアプラス12機VF-25ナイトメア4機、シャイアンⅡが5機と隊員は560名ぐらいです。」
新統合陸軍第9警備分隊副官ユウキ・マドリアン中尉

ジェシカ「くっ数が少ない・・・・・・・」

平均50機以上の空戦を行っているグラーブルタウンでは、僅か16機程度になってしまえば戦力不足。
このまま戦況を維持できるわけがない。
連中は反統合系組織の中でも戦力が多い方だ、はぐれゼントラーディ部隊をまるごと合流し戦力を拡充していると聞く。

ジェシカ「しょうがない、戦況は悪い後退するよ歩兵部隊はゲリラ戦へ移行。ここの陣地は放棄する、それと空戦は戦力が減る。空戦は控えてバトロイドでの戦闘へ移行と伝えて。」

ユウキ「了解しました。」

ジェシカはユウキに部隊指揮官宛の伝言をする。

                 【ウラガ級コラール・シー】
新統合軍第29試験隊はケイオススウェート支部などの残存部隊を纏め、惑星スウェートの首都スウェートシティへ向かっていた。
地球本国の新統合軍総司令部からグラーブルタウンに侵攻中の反統合系ゲリラ組織グレムリンを相手にYVF-2バルキリーⅡの実戦テストせよと言う命令が下った。

コラール・シーの甲板にはYVF-2バルキリーⅡ試作1号機から試作6号機までの6機のYVF-2バルキリーⅡが発艦の準備を進めていた。

ミラージュ「今回は私たちセンチネル小隊は留守番だな。」

メリル「はい隊長。」

ミラージュ率いるケイオス.スウェート支部センチネル小隊は今回はコラール・シーの直掩として留守番だ。
第29試験隊だけでも今回の任務はやり遂げられる、相手の情報は40年前も昔の旧型可変戦闘機VF-11Bサンダーボルト。
最新鋭機を有するミラージュのセンチネル小隊の出る必要性はない。

ミュレース「綾、そっちはどう?」
第29試験隊.ミュレース・スカーレット少尉

霧生綾「はい、機体には問題はありません。」
第29試験隊.霧生綾少尉

ミュレースと霧生はミラージュとメリルと同じゼントラーディ人の血をひいている。
親がゼントラーディ人であったミュレースを除く3人はクウォーター世代である。
特に霧生綾はヌェルド基幹艦隊が地球を襲撃した際に活躍した地球人.霧生隼人とゼントラーディ軍ヌェルド基幹艦隊直衛艦隊のエース.ミスティー・クラウスの5番目の娘である。

ミュレースと綾は代々の戦士の血を汚すことのないようなエースパイロットである。

ミラージュ「ぐっ・・・・・・・」

5年前のウィンダミア独立戦争でジーナス家の血からふっきれたミラージュではあったが、エースの末裔で実際エースパイロットである彼女ら2人を見て胃が痛くなる。
理由はミラージュの方がパイロットとして先輩であるし、恥ずかしい所を見せられないと言う思いからである。

ミラージュ「まぁ気にしないで飛ぶか・・・・・・・」

ミラージュはとにかくいちいち気にしないようにしようと思った。
返って自分を抑え込んでしまう・・・・・・・・
YVF-2バルキリーⅡが発艦し吹き飛ばされないように艦内に入る。

その時・・・・・・・・・・・・・

                ひら~

突然、桜の花弁のような花が上空に舞いあがる。
半世紀前の地球で日本と呼ばれた国の花だ。

ミラージュ「ハートブレイク現象。」

ミラージュは着任時の事を思い出した。
惑星スウェート原産のスウェートビュレルと言う花が年に1度空高く舞い上がるハートブレイク現象があると。

ミラージュ「ふっ・・・・・この現象を見ていると、銀河各地で戦闘を行っている事が嘘みたいですね。」

メリル「隊長どうしましたか?」

ミラージュ「ううん、なんでもないわ。中へ入りましょうメリル。」

ミラージュはハートブレイク現象を見て銀河各地で戦闘が起こっている事を嘘みたいだなと思う。
かつての想い人、ハヤテ・インメルマンも今頃はラグナの空を飛んでいるのか・・・・・・
ミラージュは自分の故郷と同じラグナの風景を思い浮かべる。
ハートブレイク現象を見届けたミラージュは部下のメリルと共にゆっくり艦内の中に入っていく。

彼女らが艦の中に入った後、クラウゼン率いる第29試験隊のYVF-2バルキリーⅡは逐次発艦し見えない程遠くへ消えて行った。

第4話 出会い

2016-10-30 19:57:55 | マクロス外伝ミラージュ戦記
           ブロォォォォォォン
惑星スウェート.ケイオス基地と新統合軍基地の隣の湖に着水するコラール・シー。
艦長のバルゼー大佐以下の士官はボートで生存者のテントがある陸地まで向かう。
当然、上空には襲撃されないように艦載機のVF-31Aカイロスが上空を警戒する。
ボートは陸地につき、ケイオスの生き残りの職員が出迎える。
バルゼー艦長は敬礼し、状況を確認する。

ミラージュ「うっ・・・・・ん・・・・」

メリル「隊長、お目覚めですか?2回も気絶したんですよ。」

ミラージュ「2回気絶か・・・・・私は何をしているんだ・・・まったく・・・」

メリル「無理がたたったんでしょう、もう少しすれば自力で歩けるほど回復しますよ。」

ミラージュは2度目の気絶から回復する。
メリルとカークの献身的な看病によりミラージュは順調に体を動かせるほどにまで回復する。
ゼントラーディ人の血を引いているため常人より怪我の回復は早い。

ミラージュ「なぁメリル。」

メリル「なんでしょうか?隊長?」

ミラージュ「あのVF-31は何処の所属?」

ミラージュは部下のメリルに質問をする。
気絶しながらもあのVF-31カイロスの新統合軍の標記と地球本国を示す標記。

地球の何処の部隊なのか気になっていた。
本来辺境に無関心な地球本国軍がなぜこの紛争地にいるのかミラージュには理解ができない。
理解できるとなれば、ここに何か特別な任務を与えられているのか?
彼がここで活動するに当たっては特別な任務があるそうじゃないと説明がつかない。
ミラージュの問いに対しメリルは・・・・

メリル「第29試験隊だそうです。」

第29試験隊
噂には聞いているが最新鋭機の試験を行う通称モルモット隊の一つである。
ミラージュは新統合軍時代にVF-ⅩⅩゼントラーディアン・バルキリーらしき物が開発されていると当時の上官から聞いていた。

ミラージュ「第29試験隊ならば分かるが・・・・・・本国はここを最新鋭機のテスト上に選んだのか・・・・・・」

ミラージュは第29試験隊の目的を察する。
惑星スウェートでの紛争を利用し最新鋭機のデータを得る。
いやらしいやり方だとミラージュは思った。

その頃・・・・・

           【ウラガ級空母コラール・シー】
バルゼー艦長はフォールド通信を行い、地球のマクロスシティ.新統合軍参謀本部に通信を入れていた。
現地到着の連絡兼現地で投下された戦略反応弾の報告である。

エクセグラン「戦略反応弾を惑星スウェートに投下したか・・・・・・」
新統合軍参謀本部参謀.エクセグラン・ジリ大佐

バルゼー「現地部隊はそう証言しています。」

エクセグラン「ぬぅ戦略反応弾の出所を調べないといけんな、反統合系のゲリラが作成できるのは99%無いに等しいのだがな・・・・・・」

エクセグランは戦略反応弾の投下の件による出所問題に関して難しい顔をする。
反応弾は銀河条約でも使える兵器ではあるが、中央政府の命令なしでは使用は不可能である。
それに横流しするのは極刑、惑星ゾラで反応弾の横流しがあり関与した高級高官は軍法会議で銃殺刑にされている。

エクセグラン「とにかく、反応弾の流出の件は調査しておく。下手すれば12年前のウィンダミア独立戦争のような事になる君もくれぐれここの反統合系組織には警戒してくれ。インメルマン大尉、例の資料を・・・・」

アヤメ「ハッ」
新統合軍参謀本部アヤメ・インメルマン大尉

一人の蒼い髪をした女性士官がエクセグランに資料を渡す。
バルゼーはインメルマンと言う名字に注目する。
インメルマンというとウィンダミア独立戦争時、ウィンダミアに次元兵器を投入した人物であるライト・インメルマン少佐が思い浮かぶ。

バルゼー「ジリ参謀、そのインメルマン大尉はライト・インメルマンの?」

バルゼーはエクセグラン参謀に質問した。
エクセグランは黙って縦に首を振る。

ケイオスと新統合軍の残存部隊はウラガ級へ収容した。
サイズ的にも人数的にも余裕があるため残存したVF-171やVF-25そしてケイオスのVF-31はコラール・シーに収容された。
当然ミラージュ達のセンチネル小隊も同様である。

■ウラガ級コラール・シー搭載数
YVF-2バルキリーⅡ:10機
VF-XXゼントラーディアン・バルキリー:20機
VF-31カイロス(新統合軍):20機
VF-25メサイア:8機
VF-171ナイトメアプラス16機
VF-31カイロス(ケイオス):10機
VF-31Cジークフリード:1機

ミラージュ「これが地球本国のVF-31Aカイロス・・・」

自力で歩けるよるにまで回復したミラージュはウラガ級の甲板に出てVF-31Aカイロスを見ていた。
シャークマウスのノーズアートがなされ、まるで第2次世界大戦中に米海軍が使用していた戦闘機のカラーリングなされている。
ミラージュは心の中で美しいと呟く。

「見学かい?」

VF-31カイロスを見ていたミラージュの後ろから若い男性の声が聞こえる。
グレーの髪をした若い男。
よく見ると新統合軍のエースで地球の蒼き鷹と言われたクラウゼン・プラート大尉であった。

ミラージュ「はい・・・・」

クラウゼン「君はケイオスの制服を着ているけど?官姓名は?」

ミラージュ「私はケイオス.スウェート支部第4戦闘航空団センチネル小隊隊長ミラージュ・ファリーナ・ジーナス大尉です。」

ミラージュはクラウゼンに自己紹介をする。
地球のエースであるクラウゼン・プラート大尉の前では流石に気の強いミラージュでも恐縮する。
するとクラウゼンは恐縮しているミラージュにある質問をする?

クラウゼン「もしかしてアテナ・マリア・ハリアス少佐の従姉妹か?」

ミラージュ「はいそうですが。」

ミラージュは従姉妹であるアテナと従姉妹関係である事を肯定する。
アテナ・マリア・シーン
コミリア・マリア・ファリーナ・ジーナスとロット・シーンの長女であり、新統合軍の軍人である。
VF-19エクスカリバーを駆って、反統合系組織やはぐれゼントラーディ相手に多大な戦果をあげた軍人である。
バジュラ本星の戦闘に母や叔母従姉妹そして祖父母と共に参戦している。
結婚したくさんの子宝に恵まれている、そして現在はアグレッサーの指揮官として活躍している。

クラウゼンと一体どんな関係があるのか?
ミラージュはそう思っていた。

クラウゼン「ハリアス少佐は自分の教官でしたのでつい・・・・」

ミラージュ「アテナが教官なんですか?」

クラウゼン「はいそうです。マリア教官にはお世話になりました。」

クラウゼンは照れ臭そうに言う。
案外反統合系組織にも恐れられているクラウゼン・プラート大尉もハヤテみたいに抜けているところがあるな。
ミラージュは遠い地にいるハヤテを思い出す。

クラウゼン「申し遅れました第29試験隊隊長、クラウゼン・プラート大尉です。以後よろしくお願いします。」

ミラージュ「こちらこそ。」

クラウゼンとミラージュは握手する。
まるでハヤテと握手しているみたいだ。
ミラージュは遠い地にいるハヤテやフレイアそしてラグナの皆を思い出す。

クラウゼン「ジーナス大尉、少し内部のハンガーへ行きませんか?」

ミラージュ「へっ!?」

ミラージュは突然ハンガーへ行きませんかという言葉に驚く。
会って直ぐデートとか早すぎる、純粋なミラージュはそう考えてしまう。
顔も悪くないしそれに他の女性に睨まれるし・・・・
ミラージュは5年前に目覚めた乙女心でいろいろ考えてしまう・・・・・・

ミラージュ「よろしければ・・・・・」

ミラージュは恥ずかしながら言う。
クラウゼンはでは行きましょうと言いミラージュをハンガーまで連れてい。

                   【格納庫】
ミラージュ「これは・・・・・・」

クラウゼン「この機体はYVF-2バルキリーⅡ、新たな可変機時代を造る機体だよ。」

ミラージュが目の前で目にした物は最新型のYVF-2バルキリーⅡ・・・・・・
地球本国が開発した最新鋭機である。
その懐かしさもあるが、最新の技術が導入されたYVF-2バルキリーⅡにミラージュは虜になる。

ミラージュ「綺麗・・・・・」

ミラージュは綺麗といい、周りの物が何も見えなくなった。

第3話 YVF-2バルキリーⅡ

2016-10-29 23:15:17 | マクロス外伝ミラージュ戦記
戦略反応弾の攻撃により惑星スウェートのケイオス支部は壊滅していた。
出港準備中であったマクロスゼウスは反応弾の影響で撃沈。
新統合軍とケイオスは90%の戦力を損失してしまった。
センチネル小隊の安否は今だに不明だ・・・・・・・

      【惑星スウェート・・・新統合軍ウラガ級コラール・シー】

バルゼー「なんだあのキノコ雲は?」
新統合軍ウラガ級コラール・シー艦長バルゼー・ローレン大佐

惑星スウェートへ大気圏降下を果たしたウラガ級コラール・シー艦長.バルゼー・ローレン大佐は目の前の光景に驚愕する。
そうこのキノコ雲の正体はケイオス.スウェート支部に落ちた戦略反応弾の投下の後である。

バルゼー「前方のキノコ雲の観測のためアスタロス小隊.サンダーホーク小隊を発進させる。格納庫に伝達。」

バルゼー艦長はVF-31Aカイロスで編成されたアスタロス小隊.サンダーホーク小隊を観測のために出撃命令を出す。
バルゼー艦長の命令でキノコ雲の正体を確認するために離艦したアスタロス小隊とサンダーホーク小隊はダイヤモンドフォーメーションで飛行する。
そして部隊はキノコ雲を観測地点に到達する。

「こちらアスタロスリーダーからコラール・シーへ、観測報告。戦略反応弾を投下した模様!繰り返し報告します、戦略反応弾を観測した模様。」

              【ケイオス.スウェート支部跡地】
ミラージュ「うぅぅぅ・・・・」

メリル「隊長、動いては駄目です。頭から出血しています。」

ミラージュは目を覚ます、動こうとしたが部下のメリルが静止する。
頭を触るが出血していたようだ、自分の愛機VF-31Cは見るからに一部損傷している。
正直あの爆発の後何も覚えていない。
戦略反応兵器を搭載したアンノン(ネオ・フェイオスバルキリー)を止めようと追っていたその事だけは覚えている。

ミラージュ「メリル、ここは何処なんだ?」

メリル「新統合軍の救援キャンプです、と言っても小規模ですが・・・・・」

ミラージュは今いる場所は新統合軍の救難キャンプだと言う事が分かった。
自分の周りを見るに重軽傷を負った患者が多い、体の一部が切断されている者もいる。

ミラージュ「ほかの皆は・・・・・」

メリル「ハリーとラージャは戦略反応弾の爆発に巻き込まれて戦死、カークは配給をもらいに行っています。」

ミラージュ「そうか・・・・・・」

センチネル小隊のハリーとラージャは戦略反応弾の爆発に巻き込まれ戦死。
自分の小隊で生き残ったのは私とメリルとカークのみである。
わずかな時間で自分の部下を2名死なせるとは・・・・アラド隊長、私は指揮官失格でしょうか?
ミラージュは心の中で思う。

「おい!友軍機だ!」

アサルトライフルを携帯していた新統合軍の兵士が空を指差す。
ミラージュは起き上がる。
静止するメリルを振り払って空を見上げる。

ミラージュ「VF-31Aカイロス・・・・・」

ミラージュは形状を一瞬で判断する。
他の支部が我がスウェート支部の異常をかけつけてきたのか?
いや、ケイオスのマークじゃないあれは新統合軍のマーク。
このマークは・・・・・・・

(新統合軍VF-31Aの右翼に描かれがれた地球本国軍マーク)

地球本国艦隊のマークだ。
地球の本国艦隊がなぜここに・・・・・・
なにか特別な任務があるのか?

ミラージュはそう考えようしている矢先・・・・・・

                 バタッ

メリル「ミラージュ隊長!!誰か!!」

ミラージュは倒れる。
原因は、無茶しすぎである。
気絶したミラージュは担架で病室まで運ばれる。

           【新統合軍ウラガ級コラール・シー格納庫】
クラウゼン「・・・・・・・こいつもいよいよ飛ぶのか・・・・」
新統合軍第29試験隊隊長.クラウゼン・プラート大尉

第29試験隊の隊長.クラウゼン・プラート大尉は最新鋭機YVF-2バルキリーⅡの機首を触りながら思う。

地球では型式番号を逆行した可変戦闘機が投入された。
幻のVF-Ⅹ-2を現代技術とゼントラーディの技術で甦らせる計画プランⅩが発動。
10年に及ぶ研究の末、プロトタイプであるVF-XXゼントラーディアン・バルキリーが完成。
そのデータを基に2072年YVF-2バルキリーⅡが完成した。
ロールアウトの前に1個部隊.先行量産型10機を辺境地域で運用する29個の部隊が結成された。
その一つがクラウゼン率いる第29試験隊である。
先行量産型YVF-2を実戦で運用しどれほどの成果を出すのかをデータに残す。
いわば・・・・・・・・・・

            モルモット部隊

である。
その試験先に決められたのが紛争が続くこの惑星スウェートである。
そして彼らの母艦がウラガ級コラール・シーである。
艦長を務めるのがバルゼー・ローレン大佐である。

クラウゼン「YVF-2・・・・・いよいよ長年の成果を披露できる、いままでよく我慢したな・・・・・」

クラウゼンはYVF-2の機首を再び触る。
この機体こそが新たな時代を作る。
3年間、開発を見続けていたクラウゼンはそう自覚していた。

クラウゼン「こいつこそ新しい可変戦闘機の礎となる。」

クラウゼンのYVF-2バルキリーⅡへの期待と愛情を表した言葉である。

マクロス外伝ミラージュ戦記登場人物と登場兵器

2016-10-29 20:05:45 | マクロス外伝ミラージュ戦記
ミラージュ・ファリーナ・ジーナス
【年齢】23歳
【髪型】ショート
【階級】大尉
【所属】ケイオス惑星スウェート支部.センチネル小隊
【性別】女性
【解説】
マクロス⊿のヒロインだった女性、かつてはケイオス.ラグナ支部⊿小隊の隊員。
第2次ウィンダミア独立戦争を生き抜き階級も大尉に昇進していた。
現在は惑星スウェート支部のセンチネル小隊の隊長として指揮している。
5年前と随分成長している。
本人としてはラグナに戻りたいという。

クラウゼン・プラート
【年齢】24歳
【階級】大尉
【所属】新統合軍第29試験隊
【性別】男性
【解説】
新統合軍第29試験隊隊長。
かつては反統合系勢力から地球本国の蒼き鷹を恐れられたパイロット。
純粋な地球人のエースパイロットである。
愛機はYVF-2バルキリーⅡ試作1号機

■第29試験隊

アルバート・ジーナ
【年齢】22歳
【階級】少尉
【所属】新統合軍第29試験隊
【性別】男性
【解説】
新統合軍第29試験隊の隊員。
辺境地域に派遣された中でも若いが真面目な隊員。
縁戚にはマクシミリアン・ジーナスがおり、ミラージュと遠い親戚関係である。
愛機はYVF-2バルキリーⅡ試作2号機

ミュレース・スカーレット
【年齢】20歳
【階級】少尉
【所属】新統合軍第29試験隊
【性別】女性
【解説】
新統合軍第29試験隊の女性隊員で、地球人とゼントラーディ人のハーフ。
勝気な性格であり、メルトランでバルキリー乗りだった母譲りだという。
穏やかで知的な性格ではあるが、バルキリーに乗ると人が変わるかのように戦闘的になる。
愛機はYVF-2バルキリーⅡ試作3号機。

ランスロー・クーロバット
【年齢】22歳
【階級】少尉
【所属】新統合軍第29試験隊
【性別】男性
【解説】
新統合軍第29試験隊の隊員。
軍楽隊から採用されたという奇妙な経歴がある。
趣味はロックグループ.サンダーチェカーの音楽を聴く事。
愛機はYVF-2バルキリーⅡ試作4号機

バレット・ビーダーシュタット
【年齢】24歳
【階級】少尉
【所属】新統合軍第29試験隊
【性別】男性
【解説】
第29試験隊の副官を務める男性。
隊長のクラウゼン・プラートとは士官学校の同期であり友人。
護るべき物を戦う武人。
愛機はYVF-2バルキリーⅡ試作5号機

霧生綾
【年齢】20歳
【階級】少尉
【所属】新統合軍第29試験隊
【性別】女性
【解説】
霧生隼人とミスティー・クラウスの5女。
両親の天才的な腕を引き継いでいるエースパイロットである。
新統合軍の正義を信じている。
愛機はYVF-2バルキリーⅡ試作6号機

バルゼー・ローレン
【年齢】37歳
【階級】大佐
【所属】新統合軍予備艦隊所属ウラガ級コラール・シー艦長
【性別】男性
【解説】
ウラガ級コラール・シー艦長。
傷だらけな顔をしており、激戦区を生き抜いてきた面をする。
超時空要塞マクロスⅡのバルゼー艦長と同一人物。

■新統合軍

エクセグラン・ジリ
【年齢】34歳
【階級】大佐
【所属】新統合軍参謀本部
【性別】男性
【解説】
新統合軍参謀本部の将校。
地球から第29試験隊に指示を出す連絡役である。
真面目で出世街道では順調である有能な士官。
しかし、統合軍の腐敗に心を痛めている。

アヤメ・インメルマン
【年齢】23歳
【階級】大尉
【所属】新統合軍参謀本部
【性別】女性
【解説】
新統合軍参謀本部エクセグラン・ジリの秘書。
ハヤテ・インメルマンの姉である。
新統合軍内部では父のウィンダミア独立戦争の件で冷遇されているが。
エクセグランに拾われ恩義を感じている。

■惑星スウェート駐留軍
ジェシカ・ランド-ル
【年齢】23歳
【階級】大尉
【所属】新統合陸軍
【性別】女性
【解説】
新統合陸軍第9警備隊分隊長。
現場主義者の女性であり責任感が強い。
日本文化に通じる事があり、嫌な相手が来ると塩を撒く。
部隊の上級士官が戦死した際、指揮官の代理として全体を纏める。

ユウキ・マドリアン
【年齢】22歳
【階級】中尉
【所属】新統合陸軍
【性別】女性
【解説】
新統合陸軍第9警備分隊副官。
日系の血を引く女性。
クールな性格でありジェシカを補佐する。

■センチネル小隊

カーク・アサイ
【年齢】19歳
【階級】少尉
【所属】ケイオス.センチネル小隊
【性別】男性
【解説】
ケイオス.スウェート支部センチネル小隊男性パイロット。
性格は生意気であり、ミラージュは出会ったばかりのハヤテを思い出す程。
パイロットの腕前はかなり優れている。
愛機はVF-31Bカイロス

メリル・ジフォン
【年齢】19歳
【階級】少尉
【所属】ケイオス.スウェート支部センチネル小隊
【性別】女性
【解説】
ケイオス.スウェート支部センチネル小隊女性パイロット。
スウェート支部が壊滅した際.部隊の半数失われた際.墜落するミラージュを回収する。
祖母はゼントラーディ軍ボドル基幹艦隊ケンセラー直衛艦隊の兵士で、ミラージュの祖父母と対峙した事がある。
愛機はVF-31Aカイロス

■反統合系勢力

ジャル・クラヴシェラ
【年齢】27歳
【階級】不明
【所属】反統合系組織グレムリン
【性別】男性
【解説】
カムジン・クラヴシェラと同じ遺伝子を持つゼントラーディ人。
ネオ・フェイオスバルキリーのパイロット。
スウェート支部を壊滅させた張本人である。

ゼーガン・シュタイン
【年齢】22歳
【階級】不明
【所属】反統合系組織グレムリン
【性別】男性
【解説】
反統合系組織に所属する若き青年兵士。
新統合政府から独立を目指す志を持って戦っている。
愛機はSv-129ドラケンⅡ

オーヴェル・ブレイズ
【年齢】27歳
【階級】不明
【所属】反統合系組織グレムリン
【性別】反統合系組織グレムリン。
反統合系グレムリンのメンバー。
破壊工作のエキスパート。

ジュリア・ラーダン
【年齢】20歳
【階級】不明
【所属】反統合系組織グレムリン
【性別】女性
【解説】
反統合系組織に所属する若き女性兵士。
破壊工作活動を行うエージェントである。

                登場兵器
■新統合軍一般部隊
VF-171ナイトメアプラス
新統合軍の辺境地域における主力戦闘機。
VF-25に代わり2線へ追いやられているがいまだに現役。
VF-25メサイア
新統合軍の辺境地域における主力戦闘機。
VF-171ナイトメアプラスに代わる主力機として配備が進んでいる。
AIF-7S
新統合軍の主力無人戦闘機。
新統合宇宙軍中心に運用されている。
シャイアンⅡ
新統合陸軍が運用しているデストロイド、基地防衛に使用されており。
治安部隊か警備部隊にしか運用されていない。
ウラガ級空母
大気圏や洋上と宇宙で運用が可能な空母。
ノーザンプトン級フリゲート
新統合軍の主力となすフリゲート艦。
グァンダモ級空母
ARMD級の発展型空母。
ステルスクルーザー巡洋艦
小規模艦隊の旗艦となす巡洋艦
■第29試験隊
YVF-2バルキリーⅡ
地球中枢で優先的に配備しようと開発された最新鋭機。
第29試験隊には10機が配備されている。
後のVF-2バルキリーⅡとして採用される。
ゼントラーディの技術が導入されている。
VF-XXゼントラーディアン・バルキリー
2068年に実戦配備されたゼントラーディ系の関節部分を導入したバルキリー。
変形はしないため、実際にはバトルロイドに近い。
ウラガ級空母コラール・シー
ウラガ級空母の一つ。
一般的なウラガ級とは違い、対空防御が強化されており。
宇宙航空巡洋艦と呼べるような能力が備わっている。
VF-31Aカイロス地球本国艦隊仕様
地球本国に配備されているVF-31Aカイロス。
シャークマウスのノーズアートがされている。
■ケイオス
VF-31Cジークフリード
ミラージュ・ファリーナ・ジーナス大尉の愛機。
第2次ウィンダミア戦争時からのミラージュの相棒である。
VF-31カイロス
ケイオスに配備されているVF。
A.Bの2機ずつがセンチネル小隊に配備されている。
センチネル小隊以外の部隊に配備されており、ケイオス全体の主力機。
■反統合勢力
ネオ・フェイオスバルキリー
VF-25を奪取してそれを元に開発された可変戦闘機。
フェイオスバルキリーとほぼ同じ姿をしているが、機動性は格段に向上している。
ゼントラーディのパイロットじゃないと運用できない。
残忍な攻撃性があるためかなり新統合軍兵士に恐れられている。
Sv-129ドラケンⅡ
かつて反統合系組織のためにゼネラル・ギャラクシーの一部の勢力が開発した可変戦闘機。
ドラケンⅢの開発ベースになっている。
ウィンダミア王国が採用した可変戦闘機でもある。
今回でるのは地球人仕様である。
ヌージャデル・ゲルフ
ヌージャデル・ガーをベースにして開発された兵器。
地球人が乗れるようにコックピットが設けられている。
ゲルバール級宇宙駆逐航空艦
反統合系勢力が運用する主力艦。
シェルバン共和国が退役した艦であるが、反統合系感情を持つシェルバン共和国が反統合系勢力へ受け流しした。

その他歴代のメカもいろいろ登場。

第2話 ケイオス.スェート支部壊滅前編 戦略反応弾の悪夢

2016-10-24 20:50:55 | マクロス外伝ミラージュ戦記
ミラージュ「もう貴様らの好きにはさせんぞ!!」

爆発の中から出てきたのはロケット・ブースターでゼロゼロ発進してきたミラージュのVF-31C、ミラージュの怒りがアンノンに挑みかかる。

「ケイオスのVF-31ジークフリードか!そのカラーリングは、ミリア・ファリーナの孫娘ミラージュ・ファリーナ・ジーナスか!!」

ミラージュの名声はこの惑星スウェートでの活躍により広まっていた。
ネオ・フェイオス・バルキリーのパイロットもすぐにVF-31に乗っているのはミラージュ・ファリーナ・ジーナスだと判断した。
だがパイロット本人はミラージュの事を出来損ないだと見下す、いくらエースでも実質的には俺より下だろうと判断する。
そして・・・・

「このジーナス家の出来損ないが!このネオ・フェイオスバルキリーの敵ではない!!」

ネオ・フェイオスバルキリーはミラージュのVF-31Cに向けてパルスレーザーを発射させる。
ミラージュの反射神経もかなり強化させており、簡単に回避する。
ネオ・フェイオスバルキリーのパイロットはチッと舌打ちする。

ミラージュ「こいつは出来る空中騎士団並のエースだ、油断していたらこっちがやられる・・・・・・」

ミラージュはネオ・フェイオスバルキリーのパイロットがかなりのエースである事を見抜いた。
その上で油断しないように飛行しようと心がける。
ミラージュはネオ・フェイオスバルキリーの動きに注意しながら、ミサイルを発射させる。
結果は・・・・・・・全弾撃墜、こいつはやるか・・・・・・・

「ミラージュ隊長、援護します。」

センチネル小隊の隊員たちだ。
隊長であるミラージュを援護するために戦域に参加する。

ミラージュ「センチネル2.3.右翼を、4.5は左翼に展開。追い詰めるぞ、エースだから油断するな!」

                 了解

隊員達は返事をしミラージュの指示に従って作戦を展開する。




センチネル小隊のVF-31Aカイロスがネオ・フェイオスバルキリーにミサイルを左右から一斉発射する。
結果は全弾回避される、ネオ・フェイオスバルキリーのパイロットはなんだこのおもちゃは?と彼らを馬鹿にする。
爆風の中からバトロイド形態のネオ・フェイオスバルキリーが出てくる。

その時・・・・・・・・・・

                 ガシャン

ミラージュのVF-31Cは回避した先にミラージュがいた、バトロイドに変形しておりネオ・フェイオスの右腕を破壊する。

ミラージュ「惜しい・・・・・・もう少しだったのに・・・・」

ミラージュ的には惜しいと感じた。
だがネオ・フェイオスバルキリーの戦闘能力は低下したのは事実だ。

「面白い腐ってもマクシミリアン・ジーナスとミリア・ファリーナ・ジーナスの孫娘か!アテナ・マリア・ハリアスよりは弱いけどよ!」

アテナ・マリア・ハリアス・・・・・ミラージュの従姉妹(コミリア・マリア・ファリーナ・ジーナスの長女)である。
新統合軍の精鋭であり、現在に残る最強のパイロットと言われている。

              ズドドドドドド
              バゴォォォォン

ネオ・フェイオスバルキリーの反撃によりVF-31Cの脚部を失う。
しかし変形には支障がないようなのでファイターへ変形する。
反転して態勢を整え、ミラージュは一気に決着をつけるべくネオ・フェイオスバルキリーの目の前に立ちはだかる。

「もらったぞ!ジーナス家の出来損ないめが!!」

ミラージュ「フッかかったな、この馬鹿め!」

ミラージュのVF-31Cとネオ・フェイオスバルキリーは正面でのぶつかり合いになる。
そのまま銃撃を続けてすれ違いになろうとする瞬間。

「何!?」

ミラージュ「ハヤテから教えてもらった技だ!これでお終いだ!!落ちろ!!

ミラージュのVF-31Cはネオ・フェイオスバルキリーとすれ違うところでバトロイドに変形し腕のレールマシンガンを発砲する。
直撃を受けたネオ・フェイオスバルキリーは見事に爆発。
機体のコントロールがおかしくなったようで、そのまま地上で急降下し大爆発を起こす。

ミラージュ「よし見たか、これが私ミラージュ・ファリーナ・ジーナスの力だ!!」

ミラージュはVF-31Cでガッツポーズをする。
これで脅威はなくなった、これでなんとかスウェート支部は安全になった。
とミラージュの顔は笑顔になっていたその時・・・・・・・・

『センチネル小隊、聞こえるかこちら早期警戒機イエローウィンドウ.未確認機が接近中!警戒せよ・・・うぐあぁぁぁ』

新統合軍の早期警戒機からの連絡は途絶えた、何かが接近している。
ミラージュは該当空域に移動した。
そこでミラージュが目にしたのは、もう1機のネオ・フェイオスバルキリーであった。
しかし何かが違う、何かを積んでいる。
ミラージュ及びセンチネル小隊は搭載している何かを確認しようとネオ・フェイオスバルキリーの下に潜り込んで接近する。

ミラージュ「戦略反応弾!?」

ネオ・フェイオスバルキリーに積んでいたのは戦略反応弾であった。
ミラージュは今戦っていたネオ・フェイオスバルキリーは囮でこいつが本命であると判断した。
ネオ・フェイオスバルキリーはミラージュの存在に気がついたのかすぐさま退避行動に入る。

「こちらセリオ、目標を確認.オペレーション・ウィグワムを開始する。反応弾発射準備に入る。うるさいネズミ一匹を確認したが、作戦を成功させる。」

もう1機のネオ・フェイオス・バルキリーは戦略反応弾の発射の準備を開始する。
以前、ミラージュがいた惑星ラグナで使用された戦略反応弾の同型タイプである。
そしてオペレーション・ウィグワムのウィグワムとはネイティブ・アメリカンのドーム型住居を意味するが、それは違うこのウィグワムとは今から112年前の1955年5月14日実施された米軍の核実験ウィグワム作戦の事を意味している。

ミラージュ「させるか!!」

ミラージュとセンチネル小隊の面々はネオ・フェイオスバルキリーを追いかける。
しかし、距離的には間に合わない。

ミラージュ「落ちろ!!落ちろ!!落ちろっ!!落ちろ!!!」

   ズダダダダダダ ズダダダダダダ ズダダダダダダ

ミラージュは必死にネオ・フェイオスバルキリーへ攻撃する。
なんとか反応弾を撃てないように機体のミスを誘おうとする。
自分の命を引き換えにしてでも仲間の命を救おうと奮闘するミラージュ。

しかし・・・・・・・その願いはかなわなかった。

「ちっかすったが、これより攻撃を開始する、発射!」

        シュボォォォォォォォォォォォォン

ミラージュ「や・・・・やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

ネオ・フェイオスバルキリーから戦略反応弾が発射される。
戦略反応弾は攻撃目標であるケイオス.スウェート支部の本部めがけて進んでいく。
反応弾はそのままケイオス.スウェート支部本部に向けて衝突しようとする・・・・

ズドォォォォォォォォォォン

「セリオ、発射成功離脱する。」

ネオ・フェイオスバルキリーの一発の戦略反応弾によりケイオス.スウェート支部と新統合軍基地は全滅した。
この時の記録によると、生き残った人はわずかの将兵のみであるという。

ミラージュ「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

爆発によりセンチネル2.5が巻き込まれ隊員は戦死。
3.4は何とか離脱に成功する。
爆風により、ミラージュのVF-31Cは吹き飛ばされてしまう。

「ミラージュ隊長ぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

吹き飛ばされるミラージュのVF-31を見て隊員たちは悲痛に叫ぶ。

         【ラーン星系・・・新統合軍ウラガ級コラール・シー】
「艦長、もうそろそろ惑星スウェートに入ります。」

「そうか・・・ラーン星系で最新鋭機のテストか、上も物好きだな。これよりスウェートへ大気圏へ降下する。」

ウラガ級コラール・シーが惑星スウェートへ到着する。
このウラガ級の任務とは?

                【その頃】
ミラージュのVF-31Cは森林地帯に激突する。
ミラージュは墜落したショックで気絶している、はたしてミラージュの運命はいかに。

第1話 ケイオス.スェート支部壊滅前編 ネオ・フェイオスバルキリー襲来!!

2016-10-17 22:39:46 | マクロス外伝ミラージュ戦記
         【西暦2072年惑星スェート.グレンシティ.スェート支部】

                 キィィィィィィィン
                   シュゥゥゥン

ミラージュ率いるセンチネル小隊の定期的任務を終え、新統合軍と共用で使っているケイオス.スェート支部の滑走路へ着陸する。
離陸後はセンチネル小隊のVF-31AカイロスとミラージュのVF-31Cジークフリードはハンガーへ収納される。

「お疲れ様ですジーナス大尉。」

整備兵たちは基地のビルに戻るミラージュ達を敬礼する。
ミラージュ率いるセンチネル小隊の面々は返しの敬礼をする。
今日のパトロールの成果は以上なし、何にも問題がなかった。

つい最近、反統合勢力にVF-25メサイアが奪取され統合軍に捜索協力をしているが一向に見つかる気配はない。
敵を見つけるといってもゲリラ組織が設置したミサイルランチャーと支援戦車部隊程度。
ミラージュは思わず捜索を打ち切ったほうがいいんじゃないか?と考えるようになる。

だがケイオス上層部は打ち切りを検討していない。
ミラージュは反発し抗議するが、上は認めてくれない。

ミラージュ「ラグナより酷い職場だ・・・・・・」

ミラージュはラグナのいた頃に比べると環境が悪化したと感じていた。

            【惑星スェート.グレンシティ北西34km地点】
VF-25で編成された新統合軍SVF-899セリアス所属のイースター小隊。
定期パトロールのため3機が出撃し周囲を警戒していた。

「隊長、最近大した敵は見ませんね。」

「連中もかなり弱体化傾向にあるからな。」

「連中がおとなしくしてくれれば俺達の仕事も楽になりますね。」

「ミラージュ・ファリーナ・ジーナス、やはりマクシミリアン・ジーナスとミリア・ファリーナ・ジーナスのお孫さんですね。」

「言うなジーナス大尉に殴られるぞ。」

「す.すいません・・・・・」

イースター小隊の面々は呑気に談笑する。
惑星スェートはミラージュ率いるセンチネル小隊の活躍で反統合ゲリラ組織の脅威は低下していた。
新統合軍の兵士たちもこうして安心して飛べる空があるのだ。

             ビィービィー
「こちらイースター3、後方よりミサイルにロックオンされました!」

「馬鹿なレーダーには反応がないぞ、ここには敵がいないはずではないのか?」

突然、イースター3が後方から何者かにロックオンされる。
レーダーの反応もなくミサイルのロックオンの反応はイースター小隊長は驚く。

「とにかくチャフで回避しろ!」

「無理です・・・・・・間に合い・・・・・・・・」

             シュゥゥゥン バゴォォォン

「イースター3!?」

イースター3は隊長のチャフで回避しろという命令を実行する暇もなくミサイルで撃墜される。
一瞬で撃墜できてレーダーに反応しない機体・・・・・・・小隊長は恐怖を覚える。

             ビュゥゥゥゥゥゥン

一瞬で編隊を通りすぎる何か・・・・・・・・
その何かは両腕を前に突き出し、レーザーを放つ・・・・・

「まさか・・・・・・フェイ・・・・・・・・・・」

言葉を最後まで言いきる前に僚機と共に撃墜される。
だがこれは災いの一つにしか過ぎない。

         【西暦2072年惑星スェート.グレンシティ.スェート支部】
ミラージュは機体のチェックを整備士と共に行っていた。
5年前のウィンダミア独立戦争時に自分の本来の力を発揮してからは念入りに自分の機体をチェックしている。

「ジーナス大尉!!」

新統合軍の郵便課の兵士だ!
ここの基地では郵便関係は統合軍が管理している。
この星系はレディMの影響力が低く、統合軍の権利が強い。
まぁこの際はどうでもいいことではある・・・・・・

ミラージュ「ここにいますが?」

「お届け物です、えぇとここにサインをお願いします。」

ミラージュは領収書にサインをする。
2箱のようだ、まとめられてきたようである。
ミラージュは整備班長に暇を取って休憩室へ行き、送られた1つ目の箱を開ける。
最初に開けた箱はラグナの皆からだ、中にはラグナ産のリンゴが入っている。
手紙が入っているようだ・・・・・・・・・

ミラージュ「読みたいんだけど、今は時間はない。後で読もう、次は・・・・」

もう一つは惑星エデン4へ移住したアテナからだ。
中に入っていたのはネックレスだ、それも高そうな。

ミラージュ「アテナ・・・・・・・これ高かったんだろうな。(汗)」

ミラージュはあんまりブランド物には手をつけにくい性格なため一瞬焦る。
だけど、従姉妹からこんないい物をもらうのはうれしいかな。

ミラージュ「いけない、そろそろ作業へ戻らないと・・・・・」

ミラージュはネックレスをつけて外へ出る。
その時・・・・・・・・



ミラージュ「警報!?」

突然、警報がなりだす。
ミラージュは急いで自分の愛機へ向かう。
どうせくるアナウンスはスクランブル迎撃出動命令だ!

            キィィィィィィィィィン

前方の滑走路にはVF-171Aナイトメアプラス数機が離陸の態勢をとる。
当然共用状態をとっているためこの光景は珍しくない。
ミラージュは新統合軍と共同で迎撃しよう、そう思った時。

         ドドドドドド ドガァァァン

ミラージュ「何!?」

            ドドドドドド
突然滑走路が爆発する。
離陸しようとしていたVF-171ナイトメアプラスが撃破される。
さらに基地周辺に駐機していたVF-171ナイトメアプラスやVF-25メサイアが破壊されていく。

ミラージュ「くっ」

ミラージュは自分のVF-31Cジークフリードへ向かう。
とにかくほかの隊員たちの安否が心配だ・・・・
ミラージュはほかの隊員たちの通信機器にメールを送る。

「ジーナス大尉!!」

整備兵だ、ミラージュを呼んでいる。
整備兵は頭に血を流しており先ほどの爆発で負傷したんだろう。

ミラージュ「どうした?」

「新統合陸軍のデストロイド部隊が援護します、その隙に離陸してください。」

ミラージュ「どうやって?滑走路は使えないのよ?」

「ゼロゼロ発進ならば可能です、センチネル小隊の各機と共にロケットブースターを装着しています。ジーナス大尉の機体にも装着させます。」

ミラージュ「ありがたい、頼むわよ。」

整備兵たちはミラージュのVF-31Cに緊急ロケットブースターを装着作業を開始する。

     ウィィィィィン ダダダダダダダダダダダダダダ

新統合陸軍のデストロイド・シャイアンⅡが謎の未確認機と交戦する。
センチネル小隊の発進を援護するために迎撃攻撃をする。

ミラージュ「早くしてくれ・・・・・・・・・」

ミラージュはいつ自分自身に攻撃の魔の手が来るかわからない恐怖に怯える。
こんな姿をハヤテに見られたらハヤテはなんていうか・・・・・・・
いやもう私はあの頃の私ではない、もう教科書通りの自分はもう死んだ今いるのは迷いを捨てたミラージュ・ファリーナ・ジーナスだ!!
ミラージュはそう言い思いきると、目つきを変える。

「ゼロゼロ発進可能!ジーナス大尉、ご武運を!!」

ミラージュのVF-31Cのロケットブースターの装着が完了する。
いつでも出撃が可能である。

ミラージュ「見ていなさい!!ミラージュ・ファリーナ・ジーナス、行くわよ!GO!!」

    ドォォォォォォォォォォォォ ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ミラージュのVF-31Cのロケットブースターが発進する。
その時・・・・・・・・

            ドドドドドドド
              ガコン

前方にいたデストロイド・シャイアンⅡがアンノンの銃弾に突きつかれる。
動力部が破壊され、爆発する。

           ズドォォォォォォォン

「よし敵の防衛網はかなり半減させた、オペレーション・ウィグワムの条件は整った。
残りの残敵を排除したら撤退する。」

             ズドドドド

              ガキーン

「ラック!?」

爆発の中からレーザー攻撃。
レーザー攻撃によりアンノン機の腕が破壊される。

                ゴォォォォン
ミラージュ「もう貴様らの好きにはさせんぞ!!」

爆発の中から出てきたのはロケット・ブースターでゼロゼロ発進してきたミラージュのVF-31C、ミラージュの怒りがアンノンに挑む。

               【その頃・・・・・・・・】
「こちらセリオ、オペレーション・ウィグワムのためのプレゼントを配達中。統合軍の連中に驚く顔を見せる。オーバー。」

プロローグ あれから・・・・・・・・5年

2016-10-16 22:44:40 | マクロス外伝ミラージュ戦記
通信記録:西暦2072年2月3日

西暦2067年、ウィンダミアとの戦争が再開された。
私はケイオスの⊿小隊のパイロットとしてこの戦争に参加した。
ワルキューレ・・・・風の歌・・・・メッサー中尉の非情な死・・・・多くの試練を体験し数年後ウィンダミア独立戦争は終結した。

私は命令によりブリージンガル球状星団いやラグナから離れ遠く離れたラーン星系惑星スェートへ赴任した。
ハヤテ・・・・フレイア・・・・・あの時泣いていたな、私も正直ラグナから離れたくなかった・・・・・・・・
フレイアの体だって心配だ・・・・あのままでは・・・・・・・・

             ごめんハヤテ・・・フレイア・・・・・・・・・・・
             もう私にはどうする事もできない・・・・・・・
                 私の未熟さを許して・・・・・・・

                カチ

「ミラージュ・ファリーナ・ジーナス大尉、もうすぐお時間です。」

ミラージュ「あぁそうだったわね。」
ケイオス.スェート支部センチネル小隊.小隊長.ミラージュ・ファリーナ・ジーナス.大尉

ミラージュ・ファリーナ・ジーナスはウィンダミアと統合政府との戦争を体験してから5年の月日が経っていた。
年齢も23歳になりすっかり大人びた性格になっていた。

西暦2072年・・・・・・・・・

            キィィィィィン
          ズダダダダダダダ ガゴォォンン

ラーン星系は治安の悪化が進んでいた、各地の惑星では反統合ゲリラや分離独立派が争い泥沼の内戦が続いていた。
新統合軍とそれらの組織との血で争う戦いは毎日続き、多くの人間が潰れ空は血のように赤で染められた。
ヴァールシンドロームでもない、人間の元々の性格からだ・・・・・・・

ラーン星系でも戦術音楽ユニットがあったが効果がなく、犠牲者が出た事で解散。
ケイオスは統合軍と共同で戦闘を行う日々であった。

ミラージュ・ファリーナ・ジーナスはセンチネル小隊を率いて日々戦闘を行っていた。
だがミラージュの心中はラグナに戻りたいという事であった。
日々、つらい戦場の後を見る・・・・・・・・・・

ミラージュ「ハヤテやフレイア・・・・・皆は元気だろうか・・・・・・・」

ミラージュは日々そう思う毎日であった。
愛機のVF-31・・・・いつもあの頃のままだね。
ミラージュはあの頃の事を思い出すと涙を流す・・・・・・・・・

いつかあの空に戻る事を祈りながら・・・・・・・・・

              【ラーン星系・・・ウラガ級コラール・シー】
地球からあるウラガ級が派遣された、その名はコラール・シー。
そのウラガ級にはある兵器が搭載されていた・・・・そのなはVF-2バルキリーⅡ。
このウラガ級の到着はミラージュの運命を変える。