Sbagliando si impara. (間違うことで人は学ぶ。)

イタリア語の勉強に、nonna ひとりでフィレンツェへ。自分のための記録。

春日山原始林散策

2018年03月25日 | 日記
3月24日の土曜日は快晴、花粉日和。
再エネ共同基金主催企画の「eco市民カレッジ春日山原始林を歩こう」に参加してきました。

近鉄奈良駅から春日大社表参道までバスに乗り、集合場所へ。



参道には馬酔木の花が満開。




ちゃっかりやの鹿は、鹿煎餅売りの周りに集合して待機中。


春日大社国宝殿から若草山まで、二班に(31名参加)分かれて
専門スタッフの説明を受けながらあるきました。

地図の左上の春日山遊歩道ルート


世界遺産 春日山原始林は、
<水谷川>を境に、春日神社管理の「御蓋山(みかさやま)」と国の管理の「春日山」になっています。

「御蓋山」は春日神社の<神の山>とされ、一般人の入山が禁止されているとのこと。
神社の人たちは御祓をしてから、山に入るそうです。

専門ガイドスタッフが示している右手の道へ入っていきます。


トゲのあるカラスザンショウ


このカラスザンショウはだいぶトゲがまるい。
人間と同じで年月が経つとトゲもまるくなる?


シイ、カシの照葉樹林、スギ、モミの針葉樹林の森林が市街地に残るのは大変珍しいとか。

森の次世代の幼樹が鹿に食べられたり、土壌流失により衰退しているそうです。
鹿はナギの木を食べないそうで、そういった木が増え、
原始林の生態系が変わって来ているというお話も聞きました。

昨年の台風で崩れ倒れた樹齢400年の春日杉。
豊臣秀吉が植えた杉かもという憶測も出ました~。


崩れたあとを植物が生えるように腐葉土で養生してありました。
触るとふわふわ




僧の修行の場でもあったろうことが推測される小さな石の仏さま(右奥)


ふたつの円が刻まれた石(説明は聞き逃しました。


しきびの花。


シキビは仏様にお供えする植物で毒があるそうです。鹿も食べません。
しきびで水を清めるということも以前、聞いたことがあります。

人間の足に似ているので、ガイドさんが「膝」と呼んでいる樹の根っこ。
本当に踏ん張った人間の足のように力強い形に見えました。
ガイドさんには色っぽい足に見えるようです。


ムササビが食べたあとの葉っぱ。
器用に半分に折って食べるので真ん中が丸くなるそう。


光が十分当り易いように葉がお互い譲り合っている木。


初めて出会った「ツチクリキノコ」(中央の花のような形)




若草山から奈良市街を望む。


都会のように高層ビルはひとつもありません。
せいぜい、県庁ぐらいです。





若草山はなにも遮るものがないので、風が強く寒い中でのランチタイムでした。
花粉アレルギーの私はマスクにメガネ、帽子でしっかり防御して参加。


ここでの鹿はお弁当を強引に狙うのでくれぐれももご注意を
その時は鹿の額を叩いて追い払うと逃げますが、結構しつこい!

若草山の「三角点」


この辺りはワラビがいっぱい取れるそうで、最近は持って帰っても良いようですが・・・。
時期が悪かったのか、1本も見当たりませんでした。

三角点のすぐ側には「鶯陵」と刻まれた石がありました。鶯塚古墳だそうです。
裏には<清少納言 ・・・枕草子>の文字。


下山は南ゲートと北ゲートに分かれており、私たちは南へ降りて行きました。




若草山からの御蓋山


急で長い階段を降りて行きました。


上りはしんどく、下りは足に堪えます。
普段歩くことのない私は帰宅後ふくらはぎに影響が・・・



南ゲートを降りた所で感想を述べ合って解散でした。





春日山原始林の散策途中、目を閉じ五感を使って<風・光・音・臭い>を感じる体験もしました。
静かな自然の空間の中での貴重な時間でした。

<あまのはら ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に いでし月かも> 阿部仲麻呂

二月堂を通って東大寺へ出て帰宅しました。(往復:20150歩)



二月堂


お水取りで使った後の焦げた松明が2本、なぜか置いてありました。


大木の木蓮


若草山が見える茶店(依水園のすぐ近く)でわらび餅を食べました。




奈良漬けと夕食用のお弁当を買って、心地よい疲れとふくらはぎの痛みと共に家路につきました。

スマホ不具合とハンドエステ

2018年03月23日 | 日記
昨日までの雨に打って変わって、今日は洗濯日和になりました。

買ったばかり(2ヶ月足らず)のスマホの写真のピント合わせが出来ない。
ネットで調べて、同じ動作をしてもダメ。
QRコードは全く読み撮れない

auショップで聞くしかないので、運動がてら徒歩でGo! (往復約7300歩)

道中の春色もますます鮮やかに





結構長い時間、スマホチェックして頂いた結果、カメラ自体の問題ではないかと言うことに。
<故障紛失サポートセンター>に連絡することになりました。

この日はauショップにメナードのハンドエステの特別サービスコーナーがあったので、
スマホのチェックに時間が掛かると言うことでしたので、待っている間にお願いしました。

美人おふたりのエステティシャン


エステ中の私の美しい?手を入れて、auショップの方に写真を撮って頂きました。
大変気持ち良いマッサージで血行も良くなり、いろいろと楽しくお話して頂き, Grazie
<ご自宅でメナードプライベートエステ>のキャンペーンでした。
いつかゆったりとした時間ができたら、お顔のエステもして見たい❣



そう言えば、以前〈メナード青山リゾート〉で楽しんだ事を思い出しました。
広い敷地に、ハーブ園やレストラン、ホテルまたメナード化粧品の紹介ブース等々が
あり、1日楽しめました。

帰宅後、早速auサポートセンターに電話。
遠隔操作とこちらの操作で延々と・・・。
結果、やはりカメラの不具合だと判明
機種交換することになりました。

大変疲れた1日でした(>_<)が、ハンドエステで癒されました‼️
エステティシャンの方、本当に有難うございました💕

百科事典の行末

2018年03月20日 | 日記
健康管理を兼ね、歩いてお買い物に行きました。(往復約6800歩)
配達して貰う予定だったので、お水、強力粉などの重い物もドッサリと買い込みました。

この日はポカポカ陽気で、お買い物への道は春の色でいっぱい。

ミモザも美しい鮮やかな黄色の花をいっぱい咲かせて、歌っているようでした。



3月8日は国際女性デー。
イタリアでは日頃の感謝や愛を伝えるために、男性から女性へミモザをプレゼントするそうです。

この時期に数年前イタリア旅行した人の話では、街路に咲くミモザの花を
いっぱい切り取ってちょうど通りかかった女性にプレゼントしていたとか。
お花屋さんもミモザの花でいっぱいのようです。

可愛いピンクの濃淡の花を付けたボケ


お花の名前を思い出せません(^_^;)


雨の日も歩いて歯医者さんへ(往復約7600歩)

歯医者さんの桜


歯医者さんの待合室で桜の花が満開でした。

大先生のsua moglieが一針、一針刺した刺繍のさくらです。
あまりの繊細さに写真を撮らせて頂きました。
先生が待合室の照明を消したり、壁から取り外して下に置いて下さっても
光が写り、せっかくの美しい桜を撮ることが出来ませんでした。
若先生、有難うございました。

ブックオフオンライン

本の整理をどうしようかと何年も考えていましたが、なかなか決心が付きませんでした。
誰しも自分が読んだ本には愛着がありますし、大切なもののひとつだと思います。

でも、今年に入って決めました。

まず、対象になったのがmio maritoの独身時代からの古い百科事典、そして美術全集。

今はネットで調べられない事はない
ここ何年も開かれていない 美術全集も同じく。

ということで決まり 

次は整理の手段。
まずは再利用出来ないかと思い、ブックオフのネットをチェックしました。
オンライン会員になるだけで、条件にそえば取りに来て貰えることが分かり、
早速利用しました。

1箱に15kgまで詰め込み、5箱になりました。
宛名書きもな~んにもしなくていいのです。
ただ、持ち運べる大きさの箱に1箱15kgまで詰めるだけ
希望指定日時に取りに来てくれます。

関西圏内のブックオフで本のチェックをするのかと思いましたが、
受取書には<横浜>の印字が・・・。



15kgの箱が5箱、宅急便代金(ブックオフ持ち)の方が高くつくのでは???

どんな形であれ、再利用して頂くだけで、しかも重たい本を取りに来て下さるだけで
十分

結果は190円(コミック数冊の引き取り額)でしたが、<綺麗に包装して利用させて頂きます。>
とメール連絡までありました。
値段のつかなかった百科事典と美術全集は再生業者に引き渡されるそうです。
何かに再生されて、いつか、何処かで手にしているかも^_−☆

シネマ 「The Shape of Water」

2018年03月14日 | 日記

歩くと暑いくらいの良いお天気の日に、初めてひとりシネマしました。

2回続けて、血糖値が標準値を僅かに超えてしまったので運動療法のため
目的をわざわざ作って歩くことにしたのです。

今まで必ず誰かと一緒でしたが、ひとりでのんびりと行動する気楽さもいいものですね。

映画は「The Shape of Water.」



政府の極秘研究所で清掃員として働く女性イライザとアマゾン奥地で神として
崇められていた異質な生きものとの心を通わせていく物語。

アメリカとソ連(ロシア)との化学兵器等の研究競争が激しい頃のことで
ロシアのスパイ研究員も絡んできます。

白人至上主義で人種、人権差別が著しい時代。
同僚で仲の良い黒人清掃員女性、イライザの隣人で仲良しのホモの白人男性、
そして話せない障害者の主人公イライザ。

弱い立場である彼らが実験用として殺されかける、これまた弱い立場である
アマゾンの生きものを助ける物語でもあります。

「THE SHAPE OF WATER」。
まず、私はこの<ward>に興味を持ちました。
直訳すると「水の形」。この水の中で生きる<不思議な生きもの>のこと?
水に「形」はない!
「人間」も60%は水で出来ている。
生きているもの全てを言っているのか?

ストーリーの中で、イライザは<生きものを生きものとして>愛し、
生きもの(彼)は<ありのままのイライザ>を見ている。

やはり、人種も格差もマイノリティも関係ない、形なす「すべて」の
ものを意味しているのではないでしょうか。
(メキシコでいたるところで出会ったカラベラ(骸骨)も然りです。)

びっくりするような姿の生きものに最初からいきなりイライザが好意を
持ったのにはちょっと私は納得がいかなかった。

綺麗な音楽がたくさん流れ、「ことば」の出ない彼女に代わって、
「音楽」で話しているようでした。
その中で、私にとってはじめての<クラーラ・マンドリーノ>のコンサートで
演奏した「夏の日の恋」が懐かしく聞こえて来ました。
思わず口ずさみそうになりました。

ラストシーンは動かなくなってしまったイライザを抱えて彼は水の中へ。
美しいコバルトブルーの中で動かない彼女にキスをすると、
イライザの首の傷跡がエラに換わったのです・・・



エンドクレジットに流れる曲「You'll never know」は彼と向き合った時の
イライザの「ことば」そのもののようでした。

「音楽」があれば「ことば」は必要ないと感じさせられ、
ミュージカルのように音楽が溢れた物語でもありました。

これから、運動がてらシネマスタジオで見たい興味ある映画。

「TRAIN MISSION」




「The Pentagon Papers」


カワグチアーナ コンサート

2018年03月13日 | 日記
土曜日、マンドリニスト川口雅行先生の古希記念コンサートがいずみホールで行われました。



開演前に、川口先生の指導を一緒に受けている仲間たちと待ち合わせ、
久しぶりにおしゃべりを楽しみました。


このコンサートは「Kawaguchiana」のラストコンサートでもありました。


演奏者、観客共々川口先生の古希を優しくお祝いする雰囲気が
いっぱいの素敵なコンサートでした。

先生は花粉等のアレルギーで体調がスッキリではなさそうに見えましたが、
ジョークを交えたコメントなどで皆さんにうけていました。(^_^)v

十数年前には「関西人ではないので、なかなかジョークの受け応えが難しい」など
と言われてましたが・・・。

今回のコンサートでは〈KaVa san Trio〉と〈Gran Partita Mandolin Quartet〉の
演奏も聴け、最高のコンサート❣

しかも、クラーラでも指導して下さったショスタコーヴィチの「ダンス〜ワルツ」を
グラン パルティータの演奏で聴けてGREAT❣❣

川口先生のマンドリンの《音》は《言葉》など要りません。

アンコール曲は「3月の春」(作曲者は誰? )とエルガーの「セレナーデ」で、
2曲も聴けて幸せでした。

12月のマンドリン リサイタル〈マンドリンとアコーディオンの調べ〉も楽しみにしてます。