コロナ禍で日々、坦々と家事、読書、中国歴史ドラマ、イタリア語少々と
この2年間同じことを繰り返し過ごし、これから先どうしたもんかと
考え倦ねていたところで、この本を読んだらにんまり笑えて、ウヤムヤ発散!!
最初の「緊急事態宣言」が発令されたとき、数年経ってもこの時のことを忘れずに
前に進める企画はないかと考え、「作家に1日ずつ掌編を書いていただく」という
企画を立てました。
小説家の力で、読むことで、少しでもみなさんの心を明るくできますように。
読書を愛するすべての方に、日々の物語を楽しんでいただけますように。ーー講談社
講談社の企画策戦は私には大成功!
100人もの作家による、各3、4ページの物語は、ウィットに富んだもの、エスプリの効いた
話し、またユーモアで味付けされたとんでもないストーリーもあり、寝る前のお布団の中
で飲むホットワインのような心地よい温かいお話ばかりでした。
例えば
「緊急事態宣言」が発出されて、飲食店の自粛で閉店して”みかじめ料”が取れず、
また観光地やお祭りに屋台が出せずテキヤ商売もあがったりで組の収益は壊滅状態に。
幹部に常時5人以上の警護がついていたのも密接を避ける目的で外されたり(大笑い!)
警察による一斎検挙や対立組織との全面戦争でなく、まさかのウイルスに壊滅させられそう
になるなんて(連続大笑い) この作品は中山七里さん「その日、山崎岳海」
蛭田亜沙子の「仕切りのある世界で」では、
「献血のご協力は不要不急の外出にはあたりません」という赤十字社のサイトに
書かれている言葉に許されて、二週間おきに献血スタッフと濃厚接触してる話しなど、、、只々おかしくて、心も油断。
「夢州万博2020」島田荘司著(私の故郷福山出身作家♪)
家族内でもソーシャルディスタンス生活になり、完全に生活は別々で顔を見るのは
スカイプだけ。バーチャル結婚となり、そのうち邪悪なウイルスが哺乳生物の身体
接触を消滅させ、、、、。
コロナ禍で生活環境、社会環境も変わり、with Coronaと言いながら、将来ひょっとして
と思わせる話しが満載で大変面白かった~~♡