Sbagliando si impara. (間違うことで人は学ぶ。)

イタリア語の勉強に、nonna ひとりでフィレンツェへ。自分のための記録。

浄瑠璃寺への山道

2021年06月24日 | 日記
岩船寺のたくさんの紫陽花を堪能し、浄瑠璃寺へ向け歩き始め,
先ず急な石段を気を付けながら降りたところで、最初に出逢った
「不動明王立像」
遠い昔にお目に掛かりましたが、益々お姿が不鮮明に。
  

昔何度か歩いた山道の急な石段も年数が経つと共にくたびれ崩れかかり、
一方、こちらも歳を取りヨタヨタと一段ずつ用心しながら先へ。

次ぎに待ち構えておられたのが、土の中から出て来た「ねむりぼとけ」
土のお布団掛けてまだ眠ってるご様子。
外では新型コロナウイルスでパンデミックになっているのをご存知ですか?


「ねむりぼとけ」のすぐ近くで笑っている、こちらは「わらいぼとけ」
                        

下り坂の山道でたくさんの若い竹(筍)に出会い、ほっと一息。
美味しそう?
    

 ここまでに出逢ったのは二人連れ一組だけ。
あ~*緑に囲まれ、ウグイスの声に包まれ最高!!
 山道の紫陽花   
   

からすの壺2尊  *「からすの」???
 「阿弥陀如来坐像」
  
 
左側に回り込んだ面に居られました。「地蔵菩薩立像」 
        

猫に導かれ浄瑠璃寺入り口へ。
   

浄瑠璃寺と言えば有名なあの国宝「三重塔」が池にも現れ、お出迎え。

      

池の手前にある石灯籠の中の三重塔も立派です。
 

 三重塔側からの本堂(阿弥陀堂) 国宝
  
九体の阿弥陀仏が安置されていることから「九体寺」とも呼ばれています。
私には「九体寺(クタイジ)」の方が馴染み深い。
ご本尊の「九体阿弥陀如来」は修理中でした。
 また、庭園は極楽世界をこの世に表したものだそうです。
 静寂の中で極楽浄土に浸り、心神を取り戻しました。

浄瑠璃寺の入り口の茶店(開いてて良かった~!)で山菜蕎麦を
食べ、活力つけて、再び岩船寺への復路に。
帰りは猫たちが寝そべって見送ってくれました。猫が増えてる~~~。
    

帰りは来た道の急な石段道を避けて、「ねむりぼとけ」と「わらいぼとけ」前を
通過しての遠回り道を選択しました。誰も通らないのか左右から草が覆い被さって
て、この道で間違いなかったか不安に思いながら、これまた苦手な坂道を延々とーー。

途中で「藪の中三尊」(十一面観音菩薩立像・地蔵菩薩立像・阿弥陀如来坐像)
に出くわしました。
     

蚊に襲われ、坂道に体力を失いながらも岩船寺への道に間違いないと安堵した
ところで、目に入った「弥勒如来立像」さま。ミロクの辻磨崖仏さま。
 
「わらいぼとけ」を彫った伊末行文永の作だそうです。
            (なんて読むの?)
岩船寺から、浄瑠璃寺見学や山菜蕎麦昼食時間を含めて、往復3時間近く
掛かっていました。

「岩船寺からはタクシーかバスで行って、復路を歩こう」なんて言ってたmio marito
は、昼食後の復路は元気いっぱいでした! 坂道と階段が大の苦手の私はギリギリ
状態でたどり着きました(^^;)が、久し振りにリフレッシュ出来ました(^_^)/***  

*「からすの壺2尊」の「からす」は、穴が掘られた礎石が「唐臼(からうす)」に
似ていることから「からすの壺」と呼ばれているそうです。



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